はるばる来たぜ品川。
というのも、わたしは東京で働いていたものの、今はだいたい神奈川なんですよね。
月2回ぐらい東京に登場するんですが、今日は地方自治体の方とランチMTGのあとに取材です。
「仕事をうまくサボれるやつほど仕事ができるんだよ」
みたいなことをいう仕事ができないおっさんリーマンがみなさんの周りにもいるかと思うのですが、まーなんというか、わたしもサボりは大好物なので、次のアポまでの間サボってみることにしました。なんていうか、急がば回れってやつですよ。
これも東京界隈のおっさん諸氏の参考になるかもしれませんしね。
品川駅から品川フィッシングガーデンまでの道のり
さて、サボるっていってもどうサボろうか。
新橋の駅前ビルにあるゲーセンか、上州屋かタックルベリーか。このあたりに釣堀があったよなーと、Googleマップをみてみる。
ありました。
おほほほ、我が頭脳の明晰さといったら、あなどれんな。
よし、まずは品川駅から品川フィッシングを案内します。
ここが品川駅。
JRと京急が乗り入れているターミナル駅です。
こちらがJRの外観。
駅に背をむけて、釣堀があるというSHINAGAWA GOOSのほうに向かいます。
シナガワグースっていうのは、まーホテルとかレストランとかそういったものがいろいろ入っている複合施設で、その裏ての庭園あたりに釣堀があるらしいのです。
これが遠くからみたグース。
途中には、シンガポール・シーフード・リパブリックというエスニック料理があります。いつも、入ろう入ろうとおもっていて、間が悪くて結局入らない店なんですよね。
グース内にはホテルがあり、大袈裟なシャンデリアが。
よし、この奥だろうな。方向的に。
なんかこじゃれてんぞ。
扉の向こうに緑が見える。
グリーンの世界にでた。
ほほう。
ここが釣堀か。
なんていうか浅青竜。
めちゃ浅。
錦鯉がぽつんと泳いでいました。
これは釣堀じゃないんじゃ、と、品川フィッシングガーデンのウェブページをみたら、
シナガワグースに入って、3階に上がりホテルのフロントを正面にして自動ドアを出てください。
という説明が。
あらま。フロントを正面にして自動ドアを出るということは駅側に一旦出るのか。
フロントの外。
シータクがとまっているよくあるパターンのホテルのロビー前ですね。
こんなところ。
ほー、あれはマイクロソフトのビルか。
とりあえず、ウィンドウズとかのアップデートの邦訳とかちゃんとやったほうがいいんじゃないか。
と、思いながら、グースの右手をすこしあるくと、品川ビアガーデン入口へ。
ほほう。
やっと『釣り』というキーワードがでてきた。
でも、お高いんでしょう。
・・・
そんなことは、ございま、
す。
高い。
1時間790円+道具セットで400円。
1,190円。
ほほう。いいお値段じゃん。じゃんじゃん。
まーいい大人なんだし、1,000円ぐらいはちょちょいのちょいですよ。どんとこい。
品川フィッシングガーデンの様子
ここからは都会のオアシスこと品川フィッシングガーデンの様子を紹介していきましょう。
BBQ&ビアガーデン会場に面しているこのようなロケーション。
平日 11:00 open~21:00 close(冬季 19:00最終受付、20:00閉店)
土日祝 09:00 open~21:00 close(冬季 19:00最終受付、20:00閉店)
夏は、魚釣りをしたあと、ビアガーデンでビールをやっつけてみてもよいかもですね。
いよいよ釣る
受付で、連日あちーよという表情をした男性から釣り竿(仕掛け付き・ハリは鯉スレの針先が劣化したもの)とたも網を受け取ります。あとお決まりの練り餌を。
かかかか。
どこだ連邦のモビルスーツは。
この通り、左右にバスクリン色のプールが2個。
左は、バスクリンながら、水の循環がされていて。
右は、バスクリン濃い味といった印象の淀み。
これ魚いても死んでるだろうな。
まーなんというか、わたしも釣り師なわけで、釣堀で釣果を上げる方法ぐらい心得ているわけですよ。
ふむ。
ここだな。
奥のバブルエリア×日陰を選びました。
練り餌をつける。
サナギ粉系のなつかしいニオイがします。
まずウキ下を合わせつつ、釣る。
アタリなし。
・・・
となりのカップルは釣れた模様。
お、俺だって。
きっと、このバスクリンのなかでも魚が集まっているところは決まっているはず。
みてのとおり、バスクリンゆえに魚がどこにいるか見えない仕様になっているのが、釣堀の常。
だがしかし、釣り師には心の眼がある。
みさらせ!
む。
そこの流れがぶつかり合っているところ、
怪しい!
そこだ!
いけ!練り餌ボンバー!
投下された練り餌。
やがて立つウキ。
そして、ウキがぽつぽつ動き、
すー。
南無釣堀大菩薩!
・・・
・・・
ふははははは。
ノッタぞ。
針先のくさったスレ針でようかけたな俺氏。
釣りは道具ではないんだよ。
釣具の性能の違いが、戦力の決定的差ではないということを・・・教えてやる!
参りましたー。
やがてあがってきたのは、小型の鯉。
おおす、隣の人もそうだけど、ここは小型の鯉しかいないのかも。
ギョロリンコ。
という具合に1尾。
スレ針なので、ネットを使わずかるく外せます。
あとは、もうこの小鯉の盛り場を集中爆撃するだけです。
む!
わ。
神速で合わせたらサクにフッキングした件。
釣堀といえども釣果の最大化をはかるのが釣り師の性
どうも、さきほどからすっぽ抜けが多いなと思ってその要素を考えてみたところ以下の通りのことが思い当たったわけです。
- そもそも鯉が小さいから針と餌のサイズがあってない
- 針先が腐っているから刺さらない
- ウキしたがやや長いのとオモリなしのため落下までに餌が削られる
- 合わせ速すぎ
たかが、釣堀。
されど、釣堀。
釣り師たるもの、1時間という短時間で釣果を最大化するためには、高速で改善を繰り返していきます。
練り餌を小さくして針先だけにつける技。
・・・
・・・
・・・
やったぞ。
という具合にたしか4尾ゲット。
途中、鳥がやってきたので、練り餌をおすそ分け。
都会の鳥はすれてやがる。よってきやしないぜ。
角を攻める。
冬場の釣り堀の好ポイントでもあるものの、とりあえず状況確認で攻めてみることに。
むしーん。
お留守のようです。
ならば、
へチ。
ここも、
むしーん。
結局池のバブルエリア、水流があるところ以外は、季節的にもなかなかつらい環境なので魚が集まらないのでしょう。
このように、複雑に流れがあるバブルエリアを攻略することが真夏の品川フィッシングガーデンのコツのようですな。
と、動画をとりながら釣りをしていたら、その後アタリが無数にあっても全く合わせられなくなりまして、終了。
最後の12分のときに、悪あがきをして、練り餌のおかわり(200円)を申し出たところ、受付のお兄さんが怪訝な顔をして、「あと、12,3分しかないですけど大丈夫ですか?」と、確認して「大丈夫です」といったものの、その後はゼロでした。
何気に合わせがむずかしい。
みなさんが、もしチャレンジするようであれば、最初の釣り鈎チェックはしっかりやったほうがいいでしょう。
キジバト氏も練り餌好きのご様子。
ふりかえれば、わたしのほかにはカップル2組という状況でしたが、これは真夏の平日の昼下がりだったので、おそらく平日夕方以降の帰宅時には活性のあがったサラリーマン諸氏が集っているんだろうなーという印象です。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)
<品川フィッシングガーデンの概要>
平日 11:00 open~21:00 close(冬季 19:00最終受付、20:00閉店)
土日祝 09:00 open~21:00 close(冬季 19:00最終受付、20:00閉店)
釣具の持ち込みは禁止。
http://fishinggarden.com/index.html