どうも平田です。
釣りやアウトドア用のシューズに悩んでませんかね?
なるほど。悩んでいないと。
いいんですよ。恥ずかしがらなくて。
あなたが釣り好き、はたまたアウトドア好きであれば、これからの人生いつか悩むはず。
そのとき、この記事があなたの役に立つと思います。
今回、KEENのサンダル『クリアウォーター CNX』を買いました。
なぜ買ったか。履き心地はどうなの?
そのあたりを話していきます。
我こそは筋金入りのアクティブ派だという方は、多分この記事を読み終わる頃に買いたくなるはず。
釣りでサンダルを履くメリットとは
誰が考えても、サンダルより安全性が高い靴はたくさんあります。
スニーカー、磯靴などなど。
一方、安全になればなるほど窮屈になっていきます。
川や浅瀬のある池などで、もう1歩だけ前に出たいときがありませんか?
そんなとき、サンダルであれば気軽に歩みを進めることができることもあったりするわけです。
もちろん、ニーブーツでもよいんですが、夏場とか暑いですよね。
蒸れるし。
釣り場での安全性・機動力UP
ベンサン、それは漢のロマン
もともと春から秋までの釣り場では「ベンサン」こと便所サンダル(紳士サンダル)を装備していました。
とはいえ、ベンサンの場合は、つま先の保護が気になっていたんです。
蟹獲りの時に小磯みたいな地形をあるいたり、川でガサガサをすることがあるんです。
そんなとき、ベンサンだとたまにつまずきそうになったりして、つま先をぶつけてしまうんですね。
すると爪がはがれないまでも打撲して、まー痛い。
ニーブーツを履けよと。
でも、ニーブーツを超える水位だと浸水する。
ウェーダーを履けよと。
でも、ウェーダーだとかさ張るし、暑いしなーというわけなんですよ。
旅や街でも溶け込むデザインの「釣りサンダル」がほしかった
ベンサンは安くて丈夫でシンプルでいいと思っています。
なので、これからも利用するとは思うんですが、よりアグレッシブに活動できちゃうサンダルがほしかったわけです。
ちょっくら旅の話をします。
インドとか東南アジアって水はけが悪いことがしばしばなんですよね。
雨がふると余裕綽々で道が川になる。
これほんとデフォです。って、ほんとなんだって。
なんだよ疑うのかい。
そうきたか。
そっちがその気なら、いいでしょう。
じゃ、ここでインドの光景をお見せしますね。
雨後のジョードプル
基本雨がふると道全体が水没ゾーンに。
さて、そろそろ本題に入ろうか
モビルアーマー、インド牛も余裕で一時停止中。
インド人は基本的に水陸両用モビルスーツなんでしょう。
写真のように、もうバシャバシャで濁流を前進します。
これ集中豪雨とか、洪水ではなく日常ですからね。
なんじゃこりゃ
あんだこれ、もう、川かよと。
欧米界隈の人とか、「ゲストハウスから一歩も出られない件について」って感じの顔つきです。
たちが悪いのが、この濁流には牛とか人間の大小便とか生ごみとか排水溝の呪われた物質などが紛れているんです。
そりゃお腹が痛くなりますね。
こちらも、伝統的な水陸両用型モビルアーマーです。
泥の川だけでなく、ところどころ瓦礫とか謎穴とかもあって危険。
犬も「やばポ」って躊躇しちゃうくらいに水がでる。
坂は、どうなるか。
即席のウォーター
スライダーに、
なる。
ということで、ごり押しするために、はるか西、天竺の話をもってきました。
こういったワイルドさが求められるところで、安全にバリバリ安全に動きたい。
でも、ニーブーツは気軽に持ち運べないし、長靴のなかに濁流が入ったら一発で臭くなるわけです。
下水混じりなので。
ということで、今回、わたしはKEENの「クリアウォーター CNX」を買ったんです。
これがめっちゃいいサンダルなので広めようと思って解説していきます!
釣りやアウトドアサンダルは色々
釣りやアウトドア全般でつかえるサンダルで主要なものは以下の通りです。。
クロックス
お手軽&ゆるさが魅力。
つま先は保護できるが、どうもフィット感がゆるい。川とか砂浜だと流されることもしばしば。
海で岸釣りしているとよく漂着物でみますからね
世界でもっとも海洋を漂流しているサンダルといってもいいんじゃないかな。
ギョサン
ギョサンは軽装釣兵の装備としては至上。
でも、やはりつま先が弱いんです。
グリップが効くし、船の上でも滑らないのでいいアイテムです。
吸水しないのでアフターメンテ不要。
釣り船の船長や中乗り氏の装備品でもよく見ます。
ベンサン
ベンサンこと便所サンダル。
存在自体がパンク。釣り船の船長などの愛用率も高めです。
靴擦れもしにくいしグリップ力も最強と、正直無敵だと思う半面、川や海に入ると余裕で流されるんですよね。
あと、知る人ぞ知る話なんですが、ベンサンの靴底に貝がはまって死に腐ると超弩級に臭いです。馬路で。
あと、指先からマゴチが突撃して暴れたことがあるんですが、めちゃくちゃいたかったです。
釣りにはKEENのサンダルが良さそう
ということで、以下のポイントで選んだ結果がKEENのサンダルでした。
- グリップ力(滑らない)
- フィット力(脱げない)
- 防御力(つま先が防御できる)
- 見た目(かっこいい)
なんだこれ、ちょっといい値段だけど、無敵だろ。
KEENでまず選んだのは2つ
- クリアウォーターよりソールが厚くて幅広
- 重量が 402.6g(29cm)と重め
- ニューポートH2よりソールが薄くてスマート
- 重量が255.1g(29cm)
この二つをモビルスーツに例えると以下の通り。
- ニューポートH2=ドム
- クリアウォーター CNX=シャア専用ザク
みたいなイメージです。
ニューポートH2のほうが、よりしっかり足を守ってくれるけども、重い。
クリアウォーター CNXは軽くてスマート。
「当たらなければどうということはない!」というイメージです。
とはいっても、ビームライフル1撃で全壊するというわけではなく、つま先を中心に必要十分の堅牢さを持っているというようなイメージ。
では、実際どうなんでしょう。
そろそろ気になってきませんか?
いいんですよ。その調子です。読み進めてみましょう。
クリアウォーター CNXを履いてみた感想
ということで、クリアウォーター CNXを購入しました。
ちょうどセール期間内で、Amazonで10%offでした。
普段28.5㎝の靴を購入しているんですが、KEENのサンダルは、サイズが小さめにできているらしいんですね。
なので、気持ち大きめに29㎝のカーキ色を購入。
行儀が悪いですが、これを早速室内で履いてみる。
おいなんだこのフィット感は!
すげー。
めちゃすげー。
じつにすげー。
すげーの最上級があれば、まさにそれ!
足の上側、つまり甲を覆う素材の内側が伸縮素材で、足をすっぽりフォールドしてくれるんです。
そんでもって、つま先は固めのゴム素材がしっかりガード。つま先表面の素材は皮が使われていて頑丈。
ふはははは、実にいい。
側面。圧倒的なフィット感。
ジャストサイズとはこのことか!
土踏まず側のソールにあるKEENのロゴの差し色がおしゃれやんけ。
反対側はこの通り。
かっこいい。
文句なしにかっこいい!
なんかスパルタ兵っぽいし。
あまりにもしっくりくるんでクリアウォーター CNXをはいたまま、3時間ほど部屋の中をを掃除してしまいました。
どうですか。そろそろ買いたくなってきましたかね?
クリアウォーター CNXを装備して釣りをしてきた
で、一応ですね、ORETSURIは釣りとアウトドアのメディアなので釣りにいってきました。
場所は家の近くです。近いんで取材経費の削減ってことで。て
取材時、矢鱈に強い風が吹いて、空がくっきり。
突然の通り雨のあとで堤防内でちょい投げ。
漁村とサンダルと釣り竿で絵になることが判明した瞬間です。
風がすーすーぬけて気持ちいい。
まーったくアタリがないので、とりあえず置き竿で昼寝です。
念のため、ドラグはゆるめておいたほうがいいですよ。
え?
あーなにも釣れませんでした。
スタバのテラスでもサマになりますね。
外は雨がすごいですが、その気になれば一歩踏み出すことも可能ですよ。
スタバの店内でもしっくりくる。
「あらあの人、便所サンダルはいてるわよ」
「ちょwベンサン履いてるメガネがスタバにいるんだけどクソワロタ」
みたいに思われたり、ツイートされることもありません。
個人的に便所サンダルでも、どうということはない。
というスタンスではあるんです。
とはいえ、スマートさでいえば、やはりクリアウォーター CNXが25,000倍ぐらい上なのは否めませんね。
電車釣行でもスマート。
釣り船やボートでもスマート&それほど滑らない。
濡れても平気!
粘りなど汚れがついたら水でジャーっと洗えばいいんですよ
釣り遠征時は濡れたら洗って水分をしっかり切ってドライヤーで乾かせば翌日には乾いている状態。
飛行機でもスマート!
軽い山登りでもOK
あなたはもうこの時点で、クリアウォーター CNXを買いたくなっているはずです。
クリアウォーター CNXで気になるところ
というわけで、この記事を読んだ20代~60代のイケメン男性のうち、実に95%が欲しくなってしまうクリアウォーター CNX。
圧倒的なスペックですね。
紳士の隠れたワイルドハートをくすぐる最高の装備。
そうおもったあなた、すこし落ちついてください。
このクリアーウォーターCNXのネガティブポイントはないのでしょうか。
いいでしょう。教えます。
いまのところ気づいたのは以下の3点です。
- 金属、滑らかな石の上、苔上はグリップが効かないよ(岩のゴツゴツ系・船の上は余裕です)
- 海水で濡れたままにしておくと臭う(プランクトンとかいるしね。洗いましょう。乾かしましょう)
- 密着度が高いので足が臭くなる(こともある)
・・・
イケメン男性各位にとってはなんと些細なネガティブポイントであることか。
足が臭くなるのは、まー靴をはいても同じでしょうよということで。
KEEN焼けするので、気になる人は日焼け止めをつけよう
クリアウォーター CNXを3年履いてみた感想
2018-10-07追記:海水で濡れた後に洗浄が不十分な場合、繊維部分に栄養分や雑菌がのこり、けっこう足が臭くなるなーという印象。
2019-10-02追記:クリアウォーター CNXを購入してから一年たちましたので、一年はいてみた感想を追加します。
まず、買ってよかった。
海に川に、旅に、釣りに、普段づかいにと晩秋11月~春3月以外はほぼ履いていました。
1年のうち、約7か月履いていたわけですね。
実際にはきつぶした状態は以下の通りです。参考にどうぞ。
丸洗いを何度も繰り返すと当然外装部分の染色は色あせます。
これはこれでなじんでいてよいと思ってます。
ソールのかかと部分の貼り合わせ部分は接着がとれます。
両かかとが剥離しました。これは接着して修理すればよいですね。
人によってはソールが全剥離する人もいるようですが、これは水場でつかったあとにぬれたまま長く放置したり、夏や梅雨シーズンに多いようです。
濡れたらきちんと乾かす。これ基本です。
あとは夏場の車内に放置などもやめましょう。どんな靴でも靴底が剥離します。
KEENのロゴがある比較の縫製がとれそうになりました。これも縫い直せばよいですね。
細かい波型の溝がなくなると滑りやすくなる
ソールはこのとおり。
比較的、足をすって歩く癖はあるんですが、1年のオフシーズン(晩秋から早春)をのぞいてかなりの稼働率で靴底はこれだけ残っています。
小磯・岩場・牡蠣殻エリアを歩いたりもしたので、やや割れもでてきてはいます。
靴の修理屋で全貼り替えを依頼すると、ビブラムなど、異なるソールで工賃込み10,000円弱はかかるようです。
なので、あまりにも摩耗したら全体を買い換えるのがよさそう。
夏場にクリアウォーターCNXをはくときは、足指の消臭クリームが欠かせない
クリアウォーターCNXの最大のデメリットは「足が臭くなる」という点です。
わたしはおっさんなのに足が臭くないことに自信があったんですが、このサンダルをはくときだけは、だめで臭くなります。
丸洗いして消臭剤などをつかっても、内側素材に菌やら汚れが残って、次に濡れたときに増殖し臭さを醸し出すんだと思います。
今のところは、ニオイ対策として「デオナチュレの足指防臭クリーム」を塗ってます。
これを塗ると、1日クリアウォーターCNXを履いていても臭くならないですし、サラサラしているので足指も快適。
ということで、春から秋までのアウトドアや普段履きサンダルで悩んだらチェックしてみてください。
クリアウォーターCNXであれば、スニーカーソックスの上から履いても特に違和感がなくスマートです。
むしろ、春や秋はソックス履きのほうが汚れがすくないのでおすすめです。
2022-05-02追記:2020年7月にクリアウォーターCNXの新カラー(Midnight Navy/Vapor)をリピートして買い替えました。1年の半分以上ほぼ毎日履いていると、だいたい2年近くで履き替えることになりそうです。(用途・頻度・歩き方によって変動)
また、よりヘビーなシーンを想定して 2021年7月25日に、ニューポート エイチツー メンズ GREY/MAGNETを追加購入してます。
手前、クリアウォーターCNX。奥、ニューポートH2
これだけ自分でもリピート購入しているので、アイテムの良さはつたわるんじゃないかなと!
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