東京湾の真夏の釣りといえば、マゴチやタチウオやタコあたりが有名です。
今年はタコが大好調で連日どの船宿でも大人気のようですね。
一体全体海底はどうなっているんだろうか。と、誰しも思うぐらいの釣れっぷりですが、来年は例年通りにもどって2019年のレアさを痛感するんじゃないかなと思ったりします。8月24日のリストランテORETSURI8ではタコ釣りなのですが、そこまで釣れる状態が続くんだろうか。主宰者的には気になるところです。
マゴチやタチウオもよく釣れていて、資源量も安定しているのかもしれません。
が、タチウオについては地域によってはみんなが100尾単位のように釣っていたら釣れなくなってしまったという話もきいていまして、ちょっと気になるところです。
東京湾でもプロ級の人や船宿のレクチャーによって釣り人の平均技量も上がってきているため、釣る人は100匹近く釣ったりするんですよね。そろそろ船宿自主規制をするのも一つかなーとおもったりします。
釣り人は欲のかたまりでもあるので、そこをみんなのルールとしておさえる。
「持続的な釣り」ってやつですね。
「大漁」が「大量」ではなく、十分に満足できる程度とれたということを指すような言葉になるような日もやってくると思います。
タチウオってそんなに食べられないですしね。タチウオ料理を作り続けてきた立場としては、タチウオはあっさりしているけれども、食べ続けるとふしぎと結構飽きますし。
さて、今回は東京湾のデカアジ釣りの話です。
真夏の釣りは午前船あたりが気軽ではありますね。特に初心者には
ネットでもよくさわがれてますが、日本は年々平均気温があがっているそうですね。
日中外を出歩くと、わちゃ、ちょっとこれヤバイんじゃないのと思ったりします。気温の責任者を呼び出して問い詰めたいぐらいの熱気です。日本の場合湿度も高いし、馬路つらい。
今は「熱中症」の恐怖が叫ばれていてよい時代だと思いますが、先日も大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」ではぬいぐるみをきて動いていた若い人がお亡くなりになってしまったりして、本当に怖いなと思います。
昔、わたしが中学生のときにサッカー部だったんですが、「熱射病」という言葉はありながらも「熱中症」はそんなに有名ではなかった気がします。
顧問の教師が、時代背景もあっていわゆる脳味噌筋肉系の御仁だったのですが、水分補給をさせず走らせる人だったんですよ。すると、まーふつーに筋肉が痙攣して足がつる子供が続出したり、意識がもうろうとしたり。
が、当該教師としては、そういった艱難辛苦を乗り越えて精神力を向上させることによって県大会でも勝利できるんだ。水を飲みたいとか、休みたいとか、甘ちゃんなことを言うな。謙虚になれよ!とりあえずグランド4周。負けたチームは校舎6周。シャトルラン〇往復とかになってくる。よく死亡する生徒がでてこなかったなと。
或るとき、理由はわすれたんですが、シャトラン〇往復にまったく納得できなかったので、一人だけ走らなかったんです。と、5,60人ぐらいの部員全員が並ぶ前に呼び出されて、左ももあたりを思いっきり蹴られるにいたりまして。とはいえ、ものの微動だにせず、平成の魏延ここにあり。みたいなことがありました。よく頑張ったな。むかしは教師が暴力をふるうのがデフォルトだった時代があったのです。あんな時代もあったねと。
結局チームは最後の県大会にいけたものの、初戦あたりで余裕で敗退していた気がします。
このとき、平田少年が思ったのは、サッカーは精神力ありきではなくて、基本体力+スキル+チーム力+監督の采配の上に精神力が必要なんだろうなという点です。
頑張りどころが違ったらなんの意味もない。
中学生のころに人生の真実を体感できたという点で、先生には感謝しています。有難い。
サッカーの練習もあんまり有効でないものをどれだけ頑張っても、まー身にならないので、成果にはつながらないんです。これって、仕事も一緒なんですよね。
例えば。
ちょっとアレな営業先に25,000回訪問して、お茶飲み営業をしても、売り上げはあがらないという。どんな世界でも実績を上げる人は、見込みがあるかないか、見込みがなくてもその周辺に影響をもたらすような対象かという点をよく見極めて、注力しているわけですよ。
水を飲まないとかは注力するところじゃないんだよ。むしろ、トレーニング量を調整して、疲弊しないようにし、身体を大きく素早くするための栄養やインターバルうんぬんが大事なんだ。練習後はプロテインのんで、エロ本を読みすぎないで早く寝ろやというのが正しい。
おい、釣りの話はまだなのか。
はい、今します。
「午前はアジぜんぜん釣れなかったよ」という話
ということで、金沢八景の一之瀬丸さんにいってきたんですね。
この日は週末釣りガイドの予定で、はじめて船釣りをする2家族5名と一緒にアジ釣りにいってきました。はじめての釣りで1日船はキツイ。相当キツイと思います。
暑いし。
船って、ただ立っているだけで体幹をつかうんで、ものすごく疲れるんですよね。謎な筋肉痛になる。だからまー最初に船釣りの世界に入ってもらう場合は半日船がいいんです。
それも朝出船だと、いろいろあって朝起きれず。という事案が起きがちなので、午後から出船するような弁天屋さんとか一之瀬丸さんとかは有難いなーと思ってます。
ということで午後アジ船にでかけたんですが、船宿到着後、常連のおじさんに釣況を聞いたところ・・・
「(午前は)アジぜんぜん釣れなかったよ」とのことだったんです。
ううむ。
やはり、はじめての船釣りでは岸釣りとちがって魚がたくさん釣れる状態を味わってほしい。そのあたりはレクチャーする側の責任だったりするので、毎回気になっているんです。
第二海堡まわりはデカアジが入れ食い状態!?
出船した船は富岡沖(福浦岸壁あたりの沖)や本牧界隈で釣るのかなと思ったら結構移動している模様。
およよ、猿島が見えてきたな。
む、あれは第二海堡。
みるとアジ船が集まってます。
中潮でまだ上げ潮がゆるい時間はこのポイントで釣るようです。
「はいどうぞー。30メートル(たしか)」
というようにスタートです。なんだかんだで船釣りもしばらくぶりだなと。
まずは5人にレクチャーをしていくことに。
えーっとまず、底に落としまーす。
で、1メートル巻いて、シャク…
ぶるぶる。
む。
あ、キタ。
みたいな一投目で釣れるという。
・・・
デカギスでした。23cmぐらいかなと。
シロギスって20cm超えると意外に引きが強いんですよね。
その後、全員の様子を見ながら自分も置き竿にしてみる。
と、
当たったな。
・・・
あれ、引き強くない?
まさかの将門。
赤いヤツじゃないのか?
真鯛大佐だったりするんじゃ。
ドキドキ。
と、かけよって巻いてみると、30cmぐらいの獲物の引き。
真鯛の小さいやつかもな。
かもよ。
かもな。
かもよ。
巻き巻き。
巻き巻き。
マイク真木。
とか、自分ではおもしろいと思っていっていると、若い女の子にもてなくなるので注意ですよ。おっさんになるとそういったのがわからなくなるので注意です。
・・・
おお。
33cmぐらいのマアジでした。
写真だと体高がそれほどにみえますが、たぶん、黄アジの大型です。
やったなと思ったら周囲でも尺アジがぼんぼんではじめる。
今日も安泰だなー。やーナイスポイント選択。
とおもったら、上げ潮が強くききはじめて、道糸が斜め状態に。40号ビシだとこういった状態だとどんどん流されてタナとりができなくなりオマツリ連発だったりするんですよね。
もっとデカアジを釣りつづけたかったがやむなし
ということで船長の賢明な判断で富岡沖へ戻ることに。
富岡沖はやや渋めながらも、20cm弱のアジが続く
ということで福浦・幸浦岸壁がみえる富岡沖へ。
このあたりまでくるとだいぶ潮もゆるんできて、たまに水面にみえるイワシや小鯖のむれがよく見えます。
アカクラゲが少なくなってきて何より
ここでは、底上の根あたりで小さなカサゴが入れ食いという状態。
ビシが着底して1m巻き上げるときにもう、アタリがあってカサゴが釣れているという。
そうなるとアジがくう層までに針がカサゴで埋まってしまうんです。しかも全部リリースサイズなのですよ。
アジを釣るためには、イソメではなくアカタンにきりかえて、着底した瞬間に高速で1m巻き上げて即シャクリでコマセをまいて2m、もしくは3mの位置で待つというテクニックが必要だったようです。
このポイントでは20cm程度のアジがぽつぽつ釣れてました。
ふと、反対舷で歓声があがったかとおもったらマゴチが釣れた様子。
釣れたアジを飲み込んだかと思ったら、船長曰く、アジを食べるサイズじゃないから餌を直接食べたんだと思うよとのこと。イソメを長めにつけていたら小型のマゴチだったら食べるのかもなー。
今回のアジの最大サイズは、33cm。
黒アジ(背黒)系だと40UPなども登場してくるんですが、やはり黄アジ系がうれしい。
30cmぐらいのは刺身にするとめちゃんこ旨いんですよね。
やや塩をうって水分をぬいて食べると餅感がでたり。
身高もある。胃袋の中から、アジかサバのでかめの胸鰭がでてきたんです。貴殿たち共喰いか
ということで、この大型の黄アジを下処理して1本持ち帰ってみました。炙ってたたきにしてもいいかな。ほくほく。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)
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