はじめての東京湾「テンヤスミイカ」撃沈。釣り方が変われば全く別の難しさに

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一之瀬丸
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~この記事は約 4 分で読めます~

こんにちは、jomoです。

先日、ORETSURI平田さんや同じくフィールドレポーターの方などと、はじめて「テンヤスミイカ」に挑戦する機会を得ました。結果はタイトル通り、撃沈…

1日しゃくり続けて1杯のみという結果でした。これまでスッテとエギで挑んできたスミイカとは、全く別の難しさを感じました。

釣れたスミイカはこれ1杯のみ…

私は木田さんのように「ボウズを統計的に考察する」などという、良い意味で変態的な記事は書けないので、釣れない言い訳とその対策をつづろうと思います。

ORETSURI読者の皆さんにおかれましては、「下手な人はこんなことを考えているんだなー」と優しく見守っていただけるとありがたいです。

編集長の平田さんのスミイカテンヤにフォーカスした最新記事も含めて、異常にイカ臭の濃いORETSURI。唯一無二の釣りサイトですね。

目次

苦戦の言い訳①:スミイカ専用竿、長すぎ!投げられない…

この日の竿は、タックルベリーで買った古の武器「夢幻海スミイカ」。

最新のテンヤスミイカ竿よりやや柔らかいものの、先調子できちんとしゃくれる竿でした。

おっさん感涙のRYOBI製。「夢幻海」というネーミングのエモさ

問題はその長さにあります。

テンヤスミイカ竿はしゃくり易さを追求した仕様でどれも標準が2.4m。我が「夢幻海」ももれなく2.4mだったのです。

船に乗り、竿を継いでガイドに道糸を通していて気付きました。私はこの長さの竿を使ったことがありません!

ライトゲームロッドをはじめ、船竿は1.8m程度が多いと思うのですが、この長さでしかキャストしたことがないのです。

各兵の装備。信長軍の「長柄槍」みたいなもんですよ

ポイントに着いた船が速度を落とし、いよいよ記念すべき第一投。

テンヤをのせた竿を下から振り…

きれません!

キツイ。

慣れない竿の長さゆえ、ふわーっと10mくらいしか飛びませんでした。力任せに投げると、斜め方向に飛んでしまいそうな感じがします。

スミイカ釣りは(コマセを使わないその他の釣り物もそうですが)、同船の釣り人が未だ攻めていない筋に沿って仕掛けを寄せてくるのが大事。

ORETURI勢の席は右舷胴の間。私の拙いキャストでは、トモ・ミヨシの常連の釣り人が丁寧に探ったエリアにしかテンヤが入っていっていないように思えました。

今から考えると、たらしが長くなり、空気抵抗も出てくるスッテを外して、潔くテンヤオンリーにして少しでも飛距離を稼ぐべきでした。キャストを練習するとともに、胴の間の時はテンヤのみで攻める潔さも必要なのかもしれません。

苦戦の言い訳②:スミイカテンヤをうまく制御できない

テンヤスミイカのキモとなる、しゃくり。

テンヤにはシャコを装着し、これを竿の動きで操作します。

どうやら、海底のシャコがぴょんと勢いよく飛び跳ね、潮に漂いながらゆっくりと落ちていくようすを演出するのが良いよう。

テンヤをしゃくりあげる高さは、海底から30〜50cmほどが望ましいそうです。生きているシャコが飛び跳ねるのが、このくらいの高さなんでしょうね。

こんな感じでスミイカにアピールしたいのですが…

ところが、「鋭くしゃくる」のを意識するあまり、ひどい時には1m以上もテンヤが浮いてしまうのです。海も悪かったので、上下の揺れもあり、それぐらいはテンヤが浮いていたはずです。

これではスミイカも気づかなかったり、違和感をもって散ってしまうというもの。

振り返ると、しゃくりの支点であるべき、リールをパーミングしている左手でも竿を跳ね上げようとしていたのが問題に思えます。

では、なぜ左手で跳ね上げていたということが分かるのか?

長橈側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん)か?

釣行から2日経ったきょう現在でも、左の前腕、赤囲いの部分が筋肉痛なのです。この部位は手首を親指側に動かす時に使う筋肉のようです。

ここが筋肉痛になるのは、変に力んだしゃくりをしている証拠。そしてそんなしゃくりではテンヤの動きを制御できません。

次回は「左手は添えるだけ」、これを意識していきます。

苦戦の言い訳③:策士策に溺れる。透明輪ゴムを信用できなくなり迷走

テンヤスミイカデビューのために、東急ハンズで秘密兵器を仕込んでいきました。

それは透明な輪ゴム。

エサとなるシャコの頭部をテンヤに固定するのに細目の「輪ゴム」を使うのですが、よくある茶色の輪ゴムではシャコの色に対して、いかにも違和感があるように思えました。

頭部に怪しげな飴色の線が巻きつくシャコを嫌ったスミイカが、すべて私のナチュラルなシャコに抱きつく。

ハハハ、これはもらったな。

平田さん、申し訳ないけど初挑戦で圧倒させてもらいますよ!

…乗らない。

あれ、むしろこの透明感がスミイカを遠ざけているのか?

飴色ゴムに変えてみよう。

いや、やっぱりダメだ、透明に戻そう。

などと迷走し、時間をロスしました。

結果、平田さんにこんなドヤ顔をキメられる事態に。。。

700g超のスミイカを釣り上げ、喜びを隠しきれない編集長の笑み

そんなことをやっている暇があったら、1回でも多くしゃくるべきでした。元も子もないのですが、透明でも飴色でも、しゃくりが上手ければ釣れるのだと思います。

テンヤスミイカはなにより「折れない心」が大切

反省点多きテンヤスミイカデビューとなりましたが、伝統釣法にチャレンジするのはとても意義深いものでした。

年明け以降はスッテメインで釣行予定ですが、引き続き、今シーズン内にテンヤにも挑戦しようと思います。

その時は釣れますように。

そして、この「言い訳」がシリーズ化しないことを、心より願います。

寄稿者

マゴチをもったjomoさん
jomo

Instagram(@jomonivsky)

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