こんにちは!島根のニッシーです!
今回はシロギスを堤防から簡単にちょい投げで釣る方法を紹介します。
簡単に釣れるので、釣りをはじめてやる人にもおすすめです。
釣り初心者にオススメなちょい投げ「シロギス釣り」
「釣りをしてみたい!」という友人がいたら、僕が最初にオススメして連れていくのが、ちょい投げの「シロギス釣り」です。
とにかく楽しい「シロギス釣り」!
「シンプルなタックルと仕掛け」で誰でも気軽に挑戦でき、かつ「明確なアタリ」を体感出来るので「魚釣りの楽しさの醍醐味」を味わうことが出来ます。
「アタリ」が明確で、病みつきになること間違いなし!
シロギスが喰いつくと「コツッ、コツン」と前アタリがあり、キスがヒットすると竿先から「ブルブルッ」とキスのヒキが伝わってきます。
しかも、ちょっとしたコツさえ掴めば「入れ食い状態」で簡単にたくさんのキスを釣ることが出来ます。
「釣り開始30分」でこれだけシロギスが釣れました!
地元で、「釣りをしてみたい!」という友達がいたら、僕は迷わず「シロギス釣り」に連れて行きます。
初めて釣りをする方でも、次々にキスを釣り上げて楽しんでくれますよ♪
「シロギス」ってどんな魚⁇
「シロギス」
シロギスは、北海道南部から九州にまで日本各地に生息する魚。
「砂地の海底」を群れで回遊していて、最大で30センチ程に成長します。
エサは、海底の「ゴカイや小さなエビ類」。
初夏に産卵のために接岸し、海水温が下がると深場に移動して活性が下がります。
「シロギス」の釣り方
シロギスの「ちょい投げ釣り」
釣りのターゲットとして人気の高いシロギスは、「投げ釣り、舟釣り」といった釣り方が代表的です。
僕が今回オススメするのは、「ちょい投げ釣り」という釣り方。
ちょい投げ釣りとは、「軽いオモリがついた仕掛けを近場に投げて、海底をゆっくり引きながら探る」釣り方。
「長い竿を使って200メートル近く遠投する本格的な投げ釣り」と違い、「短い竿で近場を探る釣り」なので、気軽にシロギスを狙うことが出来ます。
ちょい投げ釣りでは、底を釣るため根がかりしにくい「海底が砂地の防波堤」での釣りをオススメします。
防波堤は近場に好ポイントが多く、砂浜での遠投釣法よりも釣果が良いもあります。
足場がいい「防波堤」がオススメ!
島根エリアの場合、日中を通して数釣りが楽しめるのは「5月〜7月中旬頃」まで。海水温が上がる真夏は、「朝・夕の涼しい時間帯」以外は釣果がガクンと落ちます。
夜釣りで釣れた「尺オーバー」のキス
ちなみに季節によっては夜釣りでもアタリがでるのですが、数こそ出ないものの「大型のシロギス」が釣れやすくなります。
「ちょい投げ釣り」のタックル
それでは、「ちょい投げ釣り」の解説をします。
具体的な仕掛けの図が、こちら。
中通しオモリのシロギス仕掛け
釣り具店で販売されている「シロギス用の仕掛け」は、そのまま使用できて便利です。
市販されている「シロギス用仕掛け」
針のサイズは「7号or8号」、シロギスの視認性が高まる「夜行玉」がついている仕掛けが個人的にオススメです。
タックルは、「2メートル〜3メートル程度の柔らかめなルアーロッド」が使いやすいです。
スピニングリールも、ロッドに合わせて「3000番クラス」。道糸は、「PE1号」を巻いておきます。
僕の「ちょい投げ釣り」タックル(実際はちゃんとグリップしてます)
このタックルがあれば、「ちょい投げ釣り」以外にも様々な釣りで活躍します。
餌には、「ゴカイ(ジャリメ)」を使用します。
「砂ムシ」「石ゴカイ」こと「ジャリメ」がオススメ!
ゴカイにも種類がありますが、匂いが強い「砂ムシ」をオススメします。
ジャリメは、小さくカットして使用する
キスは口が小さいので、ジャリメは一口大に千切って針につけます。
「人工エサ」という手段もある
ゴカイ類を触ることに抵抗がある方には、そっくりな「人工エサ」を利用する手もあります。パワーイソメやガルプのサンドワームが有名です。
ちょい投げ釣りで「シロギス」を狙う
それでは実際に、シロギスを釣りへ。
釣り場は、「海底が砂地になっている漁港」を選択しました。
透明度が高い海を覗くと、足下でシロギスが餌を探して泳いでいます。
活性が高そうで、釣果に期待が出来そうな状況です。
【写真中央付近】の影がシロギス
シロギス釣りのコツは、ずばり「シロギスが群れている場所」を探すこと!
シロギスは餌を探して「群れ」で行動しているので、まずは仕掛けを多方面に投げて探ります。
「潮の流れによって餌が集まりそうな場所、海底のかけ上がり、海底に点在する岩の際」などを探っていきましょう。
仕掛けを投げて、ゆっくりリールを巻いてくると「コツッ、コツン」とキスのアタリがあります。
このとき手首を軽くひねるぐらいのイメージで軽くアワセを入れると、「ブルブルッ」「プルプルッ」としたキス独特のヒキを楽しめます。
「シロギス」が釣れた!
キスは群れている魚です。
キスが釣れた場所に再度仕掛けを投入し、常に「キスの居場所」を狙っていくようにします。
「シロギス」×3
仕掛けに次々にキスが喰いつき、鈴なりで釣れてくることもよくあります。
強烈なヒキだった「25センチ」のキス
キスは20センチを超えると、引きが特段に強くなります。
この引きを体験してしまって、釣りにハマってしまった僕の友人は数知れません(笑)。
その後も入れ食い状態が続き、キープした30匹以外はずっとリリースしていました。
「シロギス」は美味しい魚
シロギスは、「江戸前の天ぷら」にも欠かせない美味しい魚として知られています。
釣った後は食べて楽しむ!
身は白く透き通っており、クセがなく淡白かつ旨味が強い味です。
食べ方は、定番の「天ぷら」をまずオススメします。
「シロギスの天ぷら」小型サイズを中骨ごと揚げたもの
身はふんわりした「柔らかい食感」で、「上品な味と甘み」を楽しめます。
釣れたキスは、「みりん干し」でも美味しく食べられます。
【写真左】シロギスみりん干し、【写真右】アジみりん干し
天日干しにして、オツマミ用に保存
「醤油、みりん、酒、砂糖」に浸して、天日干しにすれば最高のオツマミになります。
個人的に1番好きなシロギスの食べ方は、「炙りダシ茶漬け丼」です。
①:キスの身を冷蔵庫で3日間ほど熟成させます。
「クッキングシート、ラップ」に包んで熟成させる
②熟成したキスの身を、皮付きのままバーナーで炙ります。
皮は剥がさずにバーナーで炙る
③:切り身にして丼に盛り付け、身に昆布出汁を垂らします。
キスのアラからダシをとり、上からダシをかけたら完成です。
トッピングの「大葉」との相性も抜群!
食べた方にしか分からない、説明不可能な「異次元の旨さ」です‼︎
釣り初体験の方、初心者でも気軽に挑戦出来る「シロギスのちょい投げ釣り」。
皆さんも、身近な防波堤からぜひ挑戦してみてください。
それでは、また!
寄稿者
ニッシー
- ブログ【沖縄冒険日誌】しままやー
- 「沖縄県うるま市の島々」で海のツアーをやっています。(シーカヤック、SUP体験等)
※本記事はニッシーさんの「【沖縄冒険日誌】しままやー」を再構成したものです。
今回のタックル
・ロッド:TULALA(ツララ)「Glissando 77」
・リール:シマノ「SUSTAIN C-3000」
・メインライン:PE1号
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