ダイワ「フネXT150」の実機インプレ!キャストの釣りや深場でもおすすめ!

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フネXT150Hとメタリアスミイカ
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今回はダイワから販売されている汎用船両軸リール「フネXT150」について実機で解説します。

  • 特徴
  • ハイギアとパワーギアどちらがよいの?
  • 釣り物との相性
  • シマノゲンプウXTとの比較

以上について紹介します。

目次

ダイワの「フネXT」シリーズとは

フネXT150H

フネXTはダイワが販売している船釣り用のリール。

ダイワの船手巻きリールには入門モデルとして「フネX」があるのですが、その強化版です。

基本のフネX100HとフネXT150P&Hの違いは以下の通り。

  • 自重+15g
  • パワーハンドルモデル
  • パワーギアモデルがある
  • PE2号が200m巻ける

フネXとフネXTの構図は、シマノに「ゲンプウ」と「ゲンプウXT」があるのと一緒です。

主な違いは、フネXTが「マグフォースブレーキ」と「スーパーメタルフレーム(フネXTのみ)※」である点。

その分、実売価格もフネXTのほうが2,500円ほど高めです。

※スーパーメタルフレームはリール全体がアルミ合金等と錯覚しがちですが、サイドプレート等は樹脂です。ダイワの場合、リール全体が金属のものを「スーパーメタルハウジング」と呼んでいます。

フネXTの特徴

出典:ダイワ

フネXTはもともと150Pと150Hのみでしたが、エギタコを想定したモデルとして150P-OPが追加されました。

注目したいのは以下の2点。

  • マグフォースブレーキ
  • パワーハンドルモデルかつハイギアモデルがある

サブブレーキ付きでハイギア&パワーハンドルの低価格モデルはダイワとシマノでは他にないのです。

この2つの特徴により、キャスト主体の釣りや深場からの高速巻き上げが可能。

フネXTのパワーギアはハンドル1回転59㎝。ハイギアは1回転72㎝。

フネ XT150Hと150Pのつかいどころ

フネXTを買うと決めている場合、ノーマルギアがないので、パワーギアかハイギアの選択になるわけですね。

迷う人もいると思いますが、釣り物やシチュエーション別のおすすめは以下の通り。

  • カワハギ:より軽量、ダブルハンドルで細かい誘いができるフネX100Hのほうがよい
  • エギタコ:150P
  • スミイカ:150H(冬の深場)
  • ライトアジ・コマセ五目:150P
  • アマダイ:150H
  • タチウオ:150H
  • ライトジギング:150H

使う人の腕力という点では、女性や子供など腕力が高くない人は150Pをつかったほうが快適です。

パワーハンドルモデルということもあり、男性は大体の釣りで150Hで事足りるはず。

ただし、タコだけは2キロ以上の個体にはりつかれるとハイギアではしんどいこともしばしば。

150Pを選んだほうが快適です。

さらに大型のタコを狙うのであれば、150P-OPモデルを選びましょう

フネXT+フネタツ深場タチウオ

フネXT150P-OP

ゲンプウXT200PGと比較した場合

ゲンプウXT

シマノのゲンプウXTとフネXTを比較する人も多いと思います。

実はキャスト主体の釣りや深場の釣りにゲンプウXTは適していません。

<ゲンプウXT>

  • ノーマルギアモデルはダブルハンドル
  • パワーギアモデルはパワーハンドル
  • ハイギアモデルがない
  • メカニカルブレーキのみ
  • ベアリング数が3(フネXTは4)
  • 強化樹脂主体のボディ(フネXTは金属=スーパーメタルフレーム)

実売価格差は2,500円ほど。

浅場でキャスト主体でなければゲンプウXTのほうがお買い得。

キャスト主体の釣りで、深場からの巻上げ効率を考えるとフネXT150Hが最適と覚えておきましょう。

▼ゲンプウXTとフネXTの比較詳細

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フネ XT150Hと150Pのウィークポイント

お手頃価格で必要十分な性能のフネXTなのですが、あえて弱点をいうならばハンドルがです。

なぜか。

フネXTシリーズはマグフォースブレーキがついているためキャストを想定しているのですが、ハンドル長とバランサーなしという点に注意が必要なのです。

とキャストをすると、ハンドルが回転するためクラッチ戻りがおき、ルアーやオモリが想定外のところに飛んできて本当に危険です。

キャストメインの釣りでは、バランサー付きもくはダブルハンドルに変更したほうが安心と覚えておきましょう。

▼キャスト主体のエギタコでは、バランサー付きハンドルか、ダブルハンドルに変更したほうがトラブルレス。

ゴメクサスのダブルハンドル(FH105)につけかえたフネXT

▼ゴメクサスのハンドル(取付部8×5mm用)がフィットします。

まとめ

フネXT150Hとメタリアスミイカ

メタリアスミイカと合わせたフネXT150H。色がマッチする

今回はダイワから販売されている汎用船両軸リール「フネXT150」について解説しました。

安価&ハイギアモデルがある&パワーハンドルモデル&サブブレーキつきというのがメリットであるわけですね。

ゲンプウXTと比較したときに、キャスト主体で深場もやる人は「フネXT150」がおすすめです。

ギャラリー

フネXT150Hとメタリアスミイカ

シルバー主体に差し色の黒と青

フネXT150H

パーミングするときの指の置き場所は黒。凹部があるフネXよりスマート

フネXT150H

レベルワインドは一般的な形状

フネXT150H

コンパクトな筐体

フネXT150Hをパーミングした様子

パーミングしやすいです

フネXT150H

底部。メイドインチャイナ。ゲンプウXTはメイドインマレーシア産

フネXTのスプール

スプールは簡単に取り外せます

フネXT150H

こちらがマグフォースブレーキ部

マグフォースブレーキ

マグフォースブレーキの内部

マグフォースブレーキ

内部に磁石が5つ

マグフォースブレーキ

サイドプレートのダイアルを回すと磁石がスプール部分に近づき磁力によって回転を制御する仕様

フネXT150HとフネXT150P-OP

150P-OPとの違いの一つはパワーハンドルの長さと厚さ

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フネXT150Hとメタリアスミイカ

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