「天秤タチウオ」竿の選び方とオススメ専用竿9選!

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釣りあげたタチウオ
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東京湾・駿河湾などで人気の天秤タチウオ。

今回はタチウオの釣果を上げるための竿の選び方とオススメの竿を解説します!

目次

天秤餌タチウオとは?

天秤タチウオ仕掛け

天秤餌タチウオに必要な仕掛けと餌

 

天秤タチウオは、「餌タチ」「天秤餌タチウオ」とも呼ばれる餌釣りのやり方です。

東京湾の場合、天秤にオモリ40~100号程度(60号・80号の使用が多い)をつけ、5~8号程度のハリスを2m前後つけて、タチウオを針を装着。

針にはサバもしくはコノシロの短冊を縫い刺しにし、天秤とオモリをしゃくりあげることで身餌をイワシのように動かしタチウオを狙う釣り物です。

天秤タチウオ用船竿の選び方

釣りあげたタチウオ

竿の調子によって餌の動きが変わり、アタリを出しやすくなる

天秤タチウオに適した船竿の選び方を4つ紹介します。

竿の調子

まず竿の調子ですが、8:2調子が人気です。

餌をしっかり動かしつつ、タチウオが身餌をかじる繊細なアタリも感じ取りやすいのがメリットです。

アワセもしっかりききやすいのですが、タチウオの活性が低いときはアタリを弾いてしまうことがあります。

7:3調子は8:2調子ほどではないですが、餌を動かしやすく、アタリを弾きづらいというメリットがあります。

6:4調子では餌を動かしづらくなり、9:1調子では餌をよりダイレクトに動かせるものの、アタリを弾いてしまう場面が多くなります。

竿の長さ

竿の長さは1.75m~1.95m程度がおすすめです。

天秤タチウオでは竿先を下げて、水平位置までしゃくるのが基本です。

この動作をするとき、長すぎる竿は竿先が海面についてしまいやりづらくなってしまうのです。

特に胴の間や、釣り座が低めの船ではストレスになってしまうことも。

一方、竿が短すぎても、餌を動かすのに、より大きな動作が必要になってしまいます。

以上から、1.75m~1.95m程度の竿を選ぶとよいでしょう。

対応オモリ負荷

天秤タチウオでは季節によって狙う水深が変わり、使用するオモリも変わってきます。

東京湾では、おおまかにいうと以下の通りです。

  • 夏:オモリ40号 or 60号
  • 冬:80号~100号
  • 春・秋:60~80号

年によっても狙う水深はことなり、近年は夏場でも水深60m程度まで狙うようになっていたり、冬でも浅場を釣ることもあります。

これらのオモリ負荷に対応するため、天秤タチウオで使用する竿は、30~100号程度のオモリ負荷が最適です。

やわらかすぎる竿は餌を動かしづらくなり、硬すぎる竿はアタリを弾きやすくなります。

穂先の材質

現在多くの船竿はグラスソリッド、カーボンソリッド、チタンティップの3つに分かれます。

それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

<グラスソリッド>

安価で強度が高い。手感度は他の材質ほど高くない。軟調素材はアタリを弾きにくい。

<カーボンソリッド>

やや高価で手感度はグラスに勝る。道糸を通じた振動が大きく伝わるが長くは伝わらない。

グラスと比較して破断強度が高くないため穂先折れしやすい。

<チタンティップ>

一番高価で道糸を通じた振動が持続しやすく、人によっては一番感度が高いと感じる。

破断強度は高く穂先折れしづらい。

低温では変形した形状が戻らなくなることも。

異常な曲がりをしても折れづらいが、変形が重なると金属疲労で破断するので注意。

※主要メーカーでは、ダイワ・アルファタックルがチタンティップの竿を販売しているが、シマノはあえてカーボンソリッドを最上位としている

釣りあげたタチウオ

タチウオがいきなり餌を丸呑みすることはあまりない

タチウオは餌を丸呑みせず、獲物をかじって弱らせてから飲み込みます。

天秤タチウオでは、タチウオが身餌をわずかにかじるときにも気づける手感度が大切です。

おすすめはカーボンソリッドもしくはチタンティップですが、もちろん、グラスソリッドでも十分釣れます。

おすすめの天秤タチウオ専用竿9選

続いておすすめの天秤タチウオ用船竿を紹介していきます。

便宜上、エントリークラス・ミドルクラス・ハイクラスにわけています。

<エントリークラス>

エントリークラスはグラスソリッド穂先が中心です。

手感度は上位機種に劣りますが、十分釣果を上げられます。

ダイワ・タチウオX MH180

タチウオXは全長1.8mで硬さにより4つのラインナップがあります。

天秤・テンヤの両方をふまえた設計。

同社の汎用竿ライトゲームXと比較すると以下の点で違いがあります。

  • 価格は同等
  • 自重は重め
  • 全長がやや短くシャクリの操作をしやすい
  • ロンググリップで脇に挟んで操作をしやすく、大型のタチウオがヒットした際もより安心
  • 調子が固めでオモリが跳ねづらい
  • バット側が強めでタチウオの強い引きをコントロールしやすい
  • ライトゲームX82調子以外と比較すると先径が細く目感度もよい

まとめるとライトゲームXと手感度はさほど変わらないが、より丈夫で、天秤タチウオでの操作性があがっているのがタチウオXです。

シマノ・サーベルマスター BB 82MH195

サーベルマスターBBは天秤・テンヤの両方で使えるタチウオ専用竿です。

全長1.7~1.95mで硬さと調子により7種のラインナップがあります。

同社の汎用竿ライトゲームBBと比較すると以下の点で違いがあります。

  • 価格はほぼ同等
  • 自重はやや重め
  • 全長がやや短いモデルが多く、シャクリの操作をしやすい
  • 調子が固めでオモリが跳ねづらい
  • バット側が強めでタチウオの強い引きをコントロールしやすい
  • ライトゲームBBと比較すると先径が0.1mm太くなる

競合のタチウオXと比較すると以下の点で違いがあります。

  • カーボン含有量が多い(MHクラスで比較すると、+15%)
  • 自重が軽い(MHクラスで比較すると-11g)
  • 価格が高い(+1,000円程度)

まとめるとライトゲームBBよりはしっかりした作りで天秤タチウオでは操作性が上です。

また、カーボン含有量の差によりダイワのタチウオXより軽めでしゃっきりとした作りなのが特徴です。

軽さ・操作性・費用差を考慮すると、サーベルマスターBBがよりおすすめです。

アルファタックル・タチウオFT

アルファタックルのFTシリーズは旧フネタツシリーズを改善したものでデザイン性も向上しています。

タチウオFTは175MHの1種類のみのリリース。

全長は1.75mと短めなのもあり、自重115gと軽量。

最大オモリ負荷100号までに対応し、しっかりとした作りです。

価格は11,500円程度と安価。

アブ・ガルシア 黒船タチウオ 180M(KTUC-180M)

アブの黒船タチウオにはMクラスとMHクラスの2種類のラインナップがあります。

しっかりした作りで、カーボン使用率は低め。先径は1.1mmで統一されています。

価格は12,000円しない程度と押さえ気味。

<ミドルクラス>

ミドルクラスもグラスソリッド穂先が中心なのですが、メーカーによってはカーボンソリッド穂先のモデルがあります。

感度以外では、グリップの形状や重量などで手首にかかる負荷を軽減しているモデルが増えてきます。

ダイワ・アナリスタータチウオ M-180

ダイワのアナリスタータチウオはお手頃価格ながら、カーボンソリッドティップで感度が高く、多くの釣り人に人気です。

3モデルすべてが全長1.8mでカーボン含有率が高め(81%~92%)で自重も105g~118gと軽量。

ミドルクラスまでで、感度・操作性・価格を加味すると一番合理的な選択肢です。

<ハイクラス>

ハイクラスでは、カーボンソリッド穂先に加えてチタンティップのモデルが登場します。

感度、負荷軽減など、最上級のアイテムが揃います。

シマノ・サーベルマスター XR テンビン

最高峰の天秤タチウオ用としてシマノから販売されているのが、サーベルマスター XR テンビンです。

3パターンの調子(×グリップの持ち手)があります。

特に注目すべき技術特性は以下の3つです。

  1. カーボンソリッド穂先( タフテック∞+ハイパワーXソリッド)
  2. カーボンモノコックグリップ
  3. Xシート

1の穂先と2のグリップによりタチウオの微妙なアタリも感じ取ることができ、3のXシートにより巻き上げ時の負荷も大幅に軽減されます。

特に、Xシートは手巻きでタチウオをやる際にはかなり快適です。

ダイワ・メタリア タチウオゲーム MH-175

メタリアタチウオゲームは天秤タチウオに特化したアイテムで全長は175㎝に統一。

自重も103~106gと軽量。

メタルトップを感度と食い込みの良さを味わいたい場合はこちら。

ダイワ・極鋭 タチウオゲーム MH-175

極鋭 タチウオゲームは、天秤タチウオではメーカー横断でも最高峰の船竿です。

全長は175㎝に統一された3タイプがリリース。

自重も88~92gと圧倒的に軽量。

SMT(スーパーメタルトップ)とAGS(エアガイドシステム)で感度も抜群。

アルファタックル・アルファソニック タチウオ 175H

アルファソニック タチウオ 175Hは天秤タチウオ専用竿でラインアップは175H・170HHの2つ。

チタンティップが特長で、メタリアよりお手軽価格。

まとめ

釣りあげたタチウオ

今回は東京湾をはじめ各地で人気の天秤タチウオの釣果を上げる竿の選び方とオススメを解説しました。

ちなみに天秤タチウオでタチウオ専用竿を利用している人はどれぐらいなのでしょうか。

調べてみたところ、全体の40%未満のようです。

▼Twitterでのアンケート

天秤タチウオはライトゲームロッドでも十分対応可能ですが、操作性をあげるためには専用竿が有利です。

全長もライトゲームロッドより短めで、しゃくりもしっかり決まるように設計されています。

また大型のタチウオがヒットしてもコントロールしやすいバット部も特徴です。

タチウオにハマってさらに釣果を上げたい場合は、専用竿を選んでみるのも一つです。

より操作しやすくなり、微妙なタチウオのあたりも掛けやすくなりますよ!

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