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え、逃がしちゃうの!?「メゴチ」は旨い魚!釣り方と料理法を解説

20160806メゴチ
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メゴチの生態と特徴

メゴチ

釣り人が口にする「メゴチ」はスズキ目ネズッポ科のネズミゴチを指します。釣りをするかぎりあまり関係ありませんが、学術的なカサゴ目コチ科のメゴチとは異なると覚えておきましょう。

ほぼ日本全国の内湾に生息していて、全長は20cmほどに成長します。関西では「がっちょ」と呼ばれることも。

砂底、砂泥底にはりつくように生息していて、ゴカイ類を主に餌としています。

岸からの釣期はシロギス同様、水温が高い5月~10月がメイン。

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メゴチの釣り方

メゴチを釣って喜ぶ木下敦

近年、大型のメゴチが少なくなってきた気がする

メゴチを専門に釣る人もあまりいませんが、シロギス釣りに混じって釣れて来るのが一番多いパターンです。

仕掛けは片手天秤に袖針の投げ仕掛けでよいのですが、針があまり大きいと吸い込みにいくいため小型のものを選びましょう。

ちょい投げでは、仕掛けを早めにさびくとシロギスが釣れ、比較的放置気味にするとメゴチが釣れます。アタリがあったら巻けば釣れるため特別なテクニックは必要ありません。

釣りあげたメゴチは大量の粘液を体表から出すため、「メゴチバサミ」と呼ばれるようなアイテムで体を押さえ、針を外しましょう。

エラ蓋部分に鈎状の棘あるので触れないようにします。

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メゴチの持ち帰り方

保冷をしっかり。ヌメリ対策で袋にいれて持ち帰る

ボート釣り メゴチ

氷をしっかりきかせて持ち帰りたい。

メゴチは鮮度落ちが速い魚です。とくに夏場に釣れることもあるのですが、釣りあげたらバケツに放置せず、ジップロックなどで他の魚とわけて保冷して持ち帰りましょう。

悪臭を放つ「ヤリヌメリ」に注意

ヤリヌメリ(ノドクサリ) 釣った

ヤリヌメリ。ほほの棘が槍のようにとがっている。激臭。

実は「メゴチ」とほぼ同じ姿形の魚に「ヤリヌメリ」という魚がいます。

この魚は釣りあげると玉ねぎが腐ったような強烈な硫黄臭を放つのですが、間違ってクーラーボックス等にいれると中にいる魚がすべて臭くなってしまいます。

釣れたメゴチは臭くないか、エラ蓋の棘がまっすぐに尖っていないか確認しましょう。メゴチの棘は鈎状に曲がっています。

▼ヤリヌメリについての詳しい解説はこちら

ちょ待てよ。それはメゴチではない!ヤリヌメリの恐怖を知っているか?

2018.07.31

メゴチ料理と食べ方の注意点

メゴチ 調理

身が少ないの天ぷらにする場合、シロギスともども10尾ぐらいは釣りたいところ

基本的に釣ったその日に食べる

メゴチは身に水分が多く、胃内容物が常に入ってることから腐敗しやすい魚です。

保冷をしっかりして持ち帰った後は、できれば当日、遅くても翌日には調理して食べるようにしましょう。

内臓が臭いので身にできるだけつかないように注意

メゴチやシロギスのように、砂の中にいるゴカイなどのエサを常に食べている魚は胃内容物が特に臭いのが特徴です。

さばいた後はまな板や包丁を変えたり、都度洗ってから他の調理に進みましょう。

メゴチのさばき方

メゴチはヌルヌルして調理がしにくい魚ですが、コツを覚えれば簡単に素早く下処理を終えることできます。ぜひ覚えておきましょう。

メゴチ料理

ヌメリは落とさず、背びれ部分にうすく包丁をいれていきます。

メゴチ料理

そのまま頭部まで包丁を進め、胸鰭のつけねの手前で頭を落とします。(腹側の皮が着いた状態)

メゴチ料理

包丁の刃先でメゴチの中骨を固定し、頭部を腹側にひっぱります。

メゴチ料理

するとこのように皮が、ずるりとむけます。

内臓部分が残るので、流水でかるく流し、水気をキッチンペーパーでとっておきましょう。

内臓が身につくと独特の臭みがつくので注意しましょう。

以降の作業はまな板を洗剤であらった後、もしくは別のまな板で行うとよいです。

メゴチ料理

大名おろしで片側の身を切りはなすのですが、尾の付け根までは刃をすすめないようにしておきます。

メゴチ 松葉おろし

その後、反対側も同じように大名おろしで中骨を尾の付け根で切り取りましょう。

メゴチ刺身 調理

煮つけにする場合は写真のように棒身のままで大丈夫です。

メゴチの料理レシピ

メゴチ天

てんや メゴチ天ぷら

メゴチは江戸前天ぷらの高級食材(写真は「てんや」の天丼)

メゴチ天はメゴチをもっとも美味しく食べる方法です。

シロギスと似ている味わいで、ほくほくしてとても美味しいと言えます。

人によってはシロギスをしのぐと評価する人も。

メゴチの煮つけ

トラギスとホシササノハベラ 煮つけ

メゴチの皮をひいた棒身を甘辛くにつけたものは、素朴な味わいでゴハンによく合う味です。

家庭で揚げ物が大変なときは、ベラなどの魚と一緒に炊いてしまうと楽におかずにできます。

貴殿煮付け(メゴチ・ホシササノハベラ・トラギス)をつくってみた

2017.08.03

メゴチの刺身

メゴチ刺身

実はあまり知られていませんが、メゴチは刺身にしても美味しい魚です。

釣ったその日に食べる場合ためしてみましょう。

メゴチの刺身

メゴチの刺身はわさび醤油で食べるほかに、ポン酢と生姜で食べるのもオススメです。

メゴチの卵の塩辛

釣り キス メゴチ卵巣

夏場に釣りあげたメゴチやシロギスは抱卵していることもしばしば。

内臓を処理する際に卵をとりだし塩辛にしてみると珍味です。

メゴチの卵を日本酒に1番漬け、その後、日本酒を捨てたあとに大量の塩で密封します。1週間から1か月程度で塩をすて、食べることができます。

メゴチの値段・意外な高級魚?

 

メゴチはそれほど多く水揚げされるものではなく、一般的なスーパー等には流通しません。

一方、江戸前天ぷらでは高級食材とされているため、天ぷらにできるような20cm程度のサイズはよい値段で取引されています。

また海沿いの町では、天ぷら用に皮と内臓をはいだものが10尾/数百円程度で販売されています。

メゴチは釣り場で手に入る泳がせ釣りの特餌

泳がせ釣り用のメゴチ

メゴチは底物と呼ばれるフィッシュイーターを狙うときに最適な餌の一つです。

とくにマゴチ釣りではシロギスをしのぐ釣果をあげるので、持ち帰らないのであれば餌にしてみるのも一つです。

金沢漁港・相川ボートで釣ったマゴチ

メゴチ餌で釣れたマゴチ

メゴチ餌で釣れたヒラメ

恐れることなかれ。メゴチは美味しい魚なので積極的に持ちかえろう

ボート釣りの釣果(キス・メゴチ)

メゴチことネズミゴチは見た目に反して、とても美味しい魚です。

ヌメリをおそれてリリースしがちですが、今回紹介したとおりに下処理すれば簡単に調理できます。シロギス釣りであればメゴチも一緒に持ち帰って、食味の差を楽しんでみるのも一つの楽しみかもしれません。

釣れたメゴチ

このサイズのメゴチは食べるところがほとんどないのでリリース

料理には15㎝~20cmのメゴチが適しています。あまり小さいものはほとんど肉がないので、リリースするとよいでしょう。

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