【超臭】ちょ待てよ。それメゴチじゃないぜ!「ヤリヌメリ」の恐怖について解説する

ヤリヌメリ(ノドクサリ) 釣った
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メゴチことネズミゴチによく似ている「ヤリヌメリ」。

個体差もあるが、釣りあげた途端に強烈な臭気を放つ魚だ。

今回は釣ったらその臭さにびっくりするヤリヌメリとメゴチとの違い・見分け方について解説する。

目次

釣魚の臭さについて

ヤリヌメリに触れるまえに、魚のニオイについて話をしたい。

「釣った魚が臭くて食べられなかった」という話がある。

その多くは魚に原因があるというよりも、生息環境や下処理・保存・調理方法に問題があったりする。

なので責めるべきは魚というよりも、人間なのかもしれない。

特に都市河川や港湾部や河口域に生息し、複数年生きている魚は臭いことが多い。

ボラや鯉は、都市河川の底にたまったヘドロごと藻類やプランクトンを食べているので、結果的に臭くなる。

魚食性の高い魚や雑食の魚は、日々獲物に蓄積されたニオイが上位にあるほど濃縮されていくので特に臭くなる。

とはいっても、魚の臭さにもいろいろある。

  • ヘドロやドブ臭さ
  • 謎のケミカル臭(工業地帯の影響か)
  • 油臭さ(ガソリン臭。船の軽油由来か)
  • カビ臭さ(銭湯の脱衣所のあの臭いが濃くなったような)
  • 藻類が腐ったような臭い

などなど。

これらは釣ったそばからもともと臭かった事例。

加えて釣ったあとに保存が悪いと、魚自体が酵素によって自己消化を進ませて腐り臭くなることがある。

  • とことん生臭い
  • 部室の臭いがする

などなど。

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では聞こう。「ヤリヌメリ」を知っているか?

ここで本題に入る。あなたはヤリヌメリを知っているだろうか。

ヤリヌメリ(ノドクサリ) 釣った

こちらがヤリヌメリだ。

「なんだメゴチ(ネズミゴチ)やんけ。それ天ぷらにすると旨いよ」

「メゴチのうまさを知らないなんて、まだ素人だなw」

みたいな声が聞こえてくる。

が、すこし落ち着いてほしい。

このお方は、メゴチではなく、ヤリヌメリという偽装工作員である。

これがね、もう、めちゃんこ臭い。

その臭さはバイオハザードレベルといっても過言ではない。

釣り人により虐げられた全メゴチ類の怨念が集まり、地球温暖化による潮流の変化によって化学変化し、人類に反旗を翻したかのようなニオイ。

たとえが長いな。

さて、以前、このヤリヌメリをシロギス釣りで釣り上げたところ、速攻で、「あれ、平田さん屁こきましたか?」とか、隣の釣り座の青年(初対面!)から濡れ衣を着せられるぐらい臭い。

ここでちょっと想像してほしい。

初対面の青年から、もうすぐ40になる男性が「平田さん屁こきましたか?」と言われるシーンを。

この屈辱。カノッサの屈辱といっても過言ではありますまい。

たしかにわたしはよく屁をこくんだけど、このときはこいてなかったんだよね。ぐすん。

そう、このヤリヌメリの放つ臭いは、たとえるなら、揮発性の腐敗臭に近い。

考えてみてほしい。夏場に玉ねぎがたくさんはいったハンバーグのタネを用意して、よっしゃ!あとは焼くだけちゃん!と思ったら、焼こうとしていた本人が突然死、南無阿弥、結果的にハンバーグも放置されて、部屋の中で順調に腐敗。

常温で1週間ぐらい腐ってから発するような刺激臭とでもいえばよいだろうか。目に染みる系のあれだ。ツーンとくるやつ。

そんでもって、このヤリヌメリの射程は異様に長い。

ジオングのオールレンジ攻撃とまではいかないまでも、ジョジョのスタンドで例えるならば、圧倒的な武力で敵をねじ伏せる近距離パワー型とみせかせて、遠距離操作型でもある。

どれぐらいの射程かというと、この日の釣行では、船首側で誰かが釣り上げたヤリヌメリの臭いを操舵室の米元若船長が嗅ぎ取り、「なんだか臭いです。だれかノドクサリ(ヤリヌメリ)釣ってると思うので、クーラー入れる前に確認してください。いれちゃうともうその魚全部食べられないので」という発言をしていたぐらいである。

すごいぞ、ヤリヌメリ。

ヤリヌメリとメゴチ(ネズミゴチ)の違い・見分け方

「ヤリヌメリ」ことノドクサリと、天ぷらなどで食べておいしいノーマルメゴチの違いと見分け方を伝授したい。

手漕ぎボート メゴチ 釣り

これがメゴチ。

エラ蓋にある棘がカギ状「¬」になっている。

かつ、釣りあげても体表がペペローションみたいにぬるぬるして生臭いだけで臭いがしない。

これは、クーラーボックスに入れてOK。ただしローション系のぬめりが矢鱈にでるので、ジップロックなどでシロギス類と分けたほうがいい。

で、問題はこちらの御仁だ。

ヤリヌメリ(ノドクサリ) 釣った

これが、ヤリヌメリ氏。

一見同じに見えるよね。

でもちがうんだなー。

拡大すると・・・。

ヤリヌメリ(ノドクサリ) 釣った

みてくれ、ほらな、エラ蓋の棘が槍状「/」だ。鈎状じゃなくて、槍。だから「ヤリヌメリ(槍滑り)」なんだろうね。

体表はノーマルメゴチと似ているものの、釣りあげた傍から臭う。

自分は嗅覚が弱いとわかっている方や、鼻づまり気味の方は、このエラ蓋の棘の形状を1尾ごとにチェックしておきたい。

個体差にもよるようだが、ヤリヌメリの内臓には刺激物質があって、食べるとニオイだけでなく辛みなどの刺激もある。なにそれこわい。

クーラーボックスに1尾入れるだけで、高級魚もふくめてすべての獲物の商品価値をゼロ以下にする強力な魚なので、ぜひ覚えておいて注意してほしい。

ヤリヌメリが臭いのはすべてではなく、個体差があるものの、臭くなる理由は不明。臭くないものは食用として食べられるが、ノーマルメゴチがいるなか、あえて食べなくてもよさそう

▼最後に、比較部位がわからない人もいると思うので、ポイントを上げておく。

ヤリヌメリの棘は槍状

その他メゴチ類(ネズミゴチ等)はカギ状で直線的ではない

わたしからは以上です。

平田(@tsuyoshi_hirata

ヤリヌメリについてのデータ

  • 別名:喉腐り(のどくさり)、煙草滑(たばこぬめり)
  • 名前の由来:頬の棘が槍のようにとがってぬめるため
  • サイズ:メゴチと同様、体長15cm前後まで成長
  • 生息域:堤防などから狙える水深10mぐらいのエリアよりは、~水深30m程度のやや深場のほうが登場率が高い(筆者経験談)
  • ニオイについて:個体差はあるものの玉ねぎが腐ったようなニオイや刺激のあるニオイ
  • 食用利用の有無:匂いがない個体もあり、気づかず釣り人が食用にしている例もある

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