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強い濁りで赤潮気味の東京湾でアジは釣れるの?

アジ釣り

毎年5月・6月あたりになると東京湾の水温もあがる。

さらに雨量も増え、河川から大量に流れ込む真水にふくまれるリン・窒素などから東京湾が富栄養化。

そうなると植物プランクトンがわんさか増殖し結果的に濁りが強くなる。

この濁り。赤潮ともいう。

赤潮の定義は東京都では以下の様子。

【東京都での赤潮の判定基準】
① 海水が、茶褐色、黄褐色、緑色などの色を呈している。
② 透明度が、おおむね1.5m以下に低下している。
③ 顕微鏡下で赤潮プランクトンが、大量に存在していることを確認できる。
④ クロロフィル濃度(LORENZEN 法で測定したクロロフィルaとフェオ色素の合計)
が、50mg/m3 以上ある。ただし、動物プランクトン等クロロフィルを有さないもの
はこの限りではない。

出典:東京都

赤潮というと、海が文字通り赤であることを指すように思えるが、植物プランクトンなどの由来で極端に濁っているところは赤潮と呼んでよさそうだ。

例えるならカフェオレに抹茶を混ぜたようなハイブリッドな色合い。場所によっては泡立っていて、まるでカプチーノ潮やキャラメルマキアート潮みたいなところもある。スタバかよ。

釣りをしない人からすると、こういった濁りをみていろいろと気が引けてしまうものの、実際のところ魚は釣れるのか。

そんな気になる東京湾の釣況を調査すべく金沢八景・一之瀬丸からLアジ釣りにいってきた。とかいってみたものの、実際のところ、ORETSURI船釣り体験会を開催していた日だっただけだ。

参加者は船釣りはじめての3人と船釣り初心者の1人とわたしを合わせて合計5人。

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濁りを進んで八景沖。出だしは・・・

見ての通り茶褐色の東京湾

この日も金沢八景沖へ。

半日船の場合、実釣時間が4時間未満のため、移動距離は少なければ少ないほどいい。

最近の八景界隈の船宿をみていると、大潮まわりは福浦岸壁あたり(岸から50~数百メートル)や金沢八景・平潟湾入り口あたりの潮がゆるいところをやることが多いと感じている。

ライトタックルに30号や40号のビシでは沖目では流されてしまうし、LTアジ船はどの船宿でも船釣り初心者も多く乗っている船なので、妥当な判断だと思う。

岸際で釣れるアジは型が小さいものの、福浦岸壁から遠投かご釣りでも狙える距離で釣れているので、おかっぱりでも底付近を狙えれば昼間でもアジが釣れるんだろうなーと思ったり。

そんなこんなで、この日最初のポイントに到着。一之瀬丸僚船の他に複数の釣り船が集結していた。

一通り参加者のみなさんにレクチャーをしながら自分でもコマセを撒く。これはけっこう重要で、船釣り初めての人が集まると、コマセをうまくきかせられないので魚を船下にとどめることができない。なので、ベテランもまずはコマセを撒く。これ重要。

角度を変えるとこの通りの色合い。

さてこの濁りは、アジ釣りにとって吉と出るのか・・・

・・・

・・・

・・・

と、思ったら、数投目でアタリ。

20cm強の黄アジ。

このあとも、ひったくるようなアタリが続く。

こういったアタリがでるときはアジもやる気のだと思う。

連日アカクラゲも多く、一投ごとに仕掛けのチェックは必須。

あまり長く待ちすぎると、クラゲをたなびかせてアジに敬遠されているだけになってしまうので、待ち時間は長くても20秒程度にしておく。

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その後は、一人ずつレクチャーをしていきながら、自分は置き竿メイン。

が、落とせばアタリが出る。

しかもどれも25㎝前後の良型黄アジがメイン。

ウキウキ。いい日だなー。

はると船長も「午前駄目だったけど午後はいいっす。よかったー」とのこと。船長も「客に釣らせないと」というプレッシャーがかかるわけで、大変だろうなと。はると船長は若手ながらもアナウンスなどが丁寧で、サービス業って年齢じゃないよなーとおもったり。

その後もアジが釣れ続き、足元のバケツをみてほくほく。

最近のアジ釣りでは、それほど釣果がふるわなかったので釣果はお土産としてレクチャーに参加したみなさんに分配していたのだ。

今日は持ち帰りできそう。たまにはアジフライをたんまり食べたいなー。

たまにイシモチも。

イシモチも水温が上がったからか、群れが散って浅場に展開しはじめた模様。この時期のアジ釣りの場合は散発的に混じる程度。一之瀬丸の午後五目船もイシモチメインで釣っていたのがカサゴ五目に変わったようで。

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おなじく八景沖で場所移動。型が小さくなるがアジは入れ食い

2時間強、中アジ~大アジ(MAX30cm以上)の入れ食い状態を経験して場所移動。

この場所でも6隻ほどのアジ船が集結していた。

ここでも釣れる。

が、型が20cm弱に落ちる。イソメでもアカタンでも釣れるので、針持がいいアカタンメインにして、ここは2匹掛けで釣っていくことに。

着底して1mでビシをしゃくり、2mで待つとあたりが出る。

そこからゆっくり竿先を1mほど聞き上げていくとさらに1尾乗るという流れ。誘い下げをしてもいいが、コマセで狙う魚全般にいえることながら、活性が高いときのアジは上ずる傾向にあるので誘い上げをしたのうが一荷で釣れることが多いきがする。また、誘い下げをすると一尾目がばれることが増える気がするが、誘い上げであればハリスのテンションが緩みづらいので、ばれにくい。

ここでも次々とアタリが出てバケツの中はこの通り。

数えていないが40尾ほど確保できたかなと。3本針に切り替えればさらに数は増せたかも。

このレクチャー会では、全体の20~30%ぐらい自分も竿を出す。

一方、この日はみなさん覚えも早くて50%(正味2時間ぐらい)ぐらい釣りができたというのもある。

みなさんの覚えが速かったのも、「ちゃんと釣れる」経験をすぐにできたからだなーと。やっぱり釣りも釣れる経験をしないとなと。

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全体の釣果は大漁。5月末のアジは濁っていても釣れる

終始アタリが続いて沖上がり。

数えていないが、5人で100尾ぐらいはアジが釣れた。

船釣りはじめての人がほとんどのなかではいい釣果だったと思う。しかもサイズがいいのがうれしい。

濁っているから釣れるのかは不明ながらも、濁っていても釣れるということはわかった。濁りによってハリスや針が見えにくくなるのか、単に船長がいいポイントを発見できたのかは不明。

とはいえ、最初のポイントはアジが体当たりをしてくるようなアタリの出方だったのは、アジが仕掛けに躊躇してないのかなーと感じたり。

「ゴールデンウィークシーズンはアジが低迷して、そのあと食いが復活するんですよー」と、先日はると船長が言っていたのを思い出す。

今年はゴールデンウィークも釣れていたものの、その後の大潮まわりでかなり低調な日が続いていたが、低調なタイミングがずれたのかなーと。これもまた通ってみないとわからないけども。

こちらは、参加者の男性が釣ったイシモチ。腹がパンパンなので卵持ちかとおもったら、白子持ち男子。

こちらはORETSURI船釣り体験に2回目の参加の女性Iさんの釣ったマアジ。

堂々の尺アジ。

胴体の盛り上がり方をみても一目で旨いとわかる黄アジ。開腹してみたら卵巣も白子も未発達でラードのような脂がぎっちり。

ほかにムシガレイ。このぐらいのサイズはムニエルよりは唐揚げのほうがぱりぱりしておいしい。

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アジの抱卵個体・白子持ち個体が増えてきた

去年のアジはゴールデンウイークぐらいからかなりの確率で抱卵個体や白子が発達した個体が増えてきていたものの、今年は5月末にきて全体の2、3割ぐらいが抱卵・白子持ちになってきた印象。

こちらはアジの白子(精巣)。

こちらはアジの卵。

こちらのタラコみたいなのはイシモチの卵。

こちらはイシモチの白子。

アジもイシモチも産卵シーズンは同じぐらい。

釣って持ち帰った魚の下処理で卵も白子も捨ててしまうのは釣り人の自由ながらも、あれは本当にうまいので、一度は食べてみてほしいところ。黄アジの場合は内臓脂肪ごと甘辛く煮るのがオススメ。

ではでは。

平田(@tsuyoshi_hirata

お世話になった船宿

金沢八景・一之瀬丸

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ABOUTこの記事をかいた人

平田 剛士

ORETSURI編集長。釣り歴30年ぐらい。いつの間にか釣りメディアをはじめていたもので人生不思議だなーと思っている今日この頃。 口癖は「釣りはいいよねー」