誰でも簡単においしい魚がまとまって釣れるという点では、船のLTアジ釣りに勝るものはないんじゃないかなと。
料理も刺身、塩焼き、干物、アジフライ、天ぷら、酢締め、などなど様々に展開できます。
煮魚だけあんまりアジには合わないとは思いますが、それ以外は大体うまい。
こちらは東京湾横浜本牧界隈で釣ったアジ。
冬場も温排水の影響もあり、横浜界隈にはアジが居着いているんですが、今年も3月ぐらいから岸近くまで回遊して主要な釣り場でアジングやサビキで釣れているようで。
今回はそんな小あじ~中アジをまとまって釣ったときにオススメの料理です。
その名も、「アジスコ」
アジとタバスコ。なぜそうなった
さあ、さっそく料理を進めていきましょう。
そのまえに「アジスコ」とは何か。
ちょっとググってみましょう。
アジスコ株式会社というのがでてきますね。
というように、「アジスコ」はまだあのGoogleさえも知らない料理です。
なぜか。
いいでしょう。ORETSURI読者だけに教えて進ぜよう。
それは、わたしのなかで今作られた言葉だからです。まいったか。
この「○○スコ」には、タバスコに影響をうけて、カボス×唐辛子などで作られた「カボスコ」などがあるんですが、今回はシンプルにタバスコをつかったアジ料理です。
アジ×タバスコ。
なぜそこに至ったか。
いいでしょう。こちらも包み隠さずお話ししましょう。
先日沖あがりしたあとに、船宿のおじいさんがわたしの釣ったアジをしげしげ眺めてたんですね。
それで、「ちょっと今回はちっさいのが中心なんですよね」と、言ってみたんですね。
するとそのおじいさんが、一瞬黙り込んでこちらをみて、秘密をささやくかのように、
「ひそひそ。こんぐらいのアジはうまいよ。ひそひそ。あのね、すし酢ってあるでしょ。ひそ。3枚におろしてそれに漬け込むと骨も気にならなくなるしね旨いよ。ひそひそ。」
と、こっそり教えてくれたんです。
・・・
一瞬、
それ知ってる。俺氏知ってた。
むしろいっぱい作っとるで、ワイは魚料理では人の数倍つくっているメガネやでおっさん。
と、思ったんですが、わたしも最近では子持ちですし性格良くふるまうようにしているわけです。
できるだけ、相手の気分を害さないように最大限配慮しているんです。なので、
「まじっすか。ちょっとそれやってみます!」
と、こたえつつ、速攻で今回は違う料理を作ろうと思ったのです。
が、じいさんがいっていたように酢漬けは確かに旨いよなー。保存もきくし。
酢漬け。
酢漬けなー。
タバスコ。
💡!!!!!!
あ、タバスコがあったから、あれとあれでアレンジしたろ。ということになったわけです。まわりくどいなー。
おーし、アジスコをつくるぞ
用意するのは、マアジ。
釣り物のいわゆる黄アジですね。船宿で下処理をして、棒身にしたものをその日にさばきます。
血合い骨はぬかないで、皮だけ指で剥いで下処理完了。
調味料は、
- タバスコ(いれすぎると辛くなるのでお好みで)
- ノーマル穀物酢
- スイートチリソース(タイ料理用)
- コリアンダーパウダー
- 万能ねぎ
- セロリ
という布陣。
ここにナンプラーをいれても旨いのですが、今回はアジ本来の旨みを活かしたいなと思い、あえて入れず。
1晩漬け込む。
・・・
・・・
・・・
一晩経過。
よい感じにテロンととけていますね。酢漬けは3日以上漬け込むと、歯のないじいさんばあさんでも安心して食べられる健康食品になるのですが、若手は一晩程度がベストです。
盛り付ける。
食べる。
まー、旨いのはわかっているんですがね。旨いのは。
・・・
・・・
・・・
すっぱ、甘辛い。
バクバク。
バクバク。
大和田獏。
こいつはうめーぜ。
ちょっと辛さを足したい。
そんなときはタバスコをさらにかけるわけです。
おーし。
追いタバスコオッケー!
バクバク。
バクバク。
夢枕獏。
実に美味でした。
夏場の食欲が落ちているときにもよいと思いますし、トーストしたバケットと一緒にたべてもよいでしょうね。
新玉ねぎと一緒に漬け込んでもいいと思います!
ぜひやってみてほしい。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)
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▼タバスコをソーメンのつゆやシーフードヌードルに入れると激うまなのは内緒ですからね。