「6:4軟調子竿でやれんの?」走水ビシアジにいってきた!

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~この記事は約 8 分で読めます~

こんにちは!タクミ@TSURiTAKU62です。

いつも多摩川を中心にウェーディングでシーバスを狙っています。

先日、寒い夜に水につかり「あれこれ」考えながらルアーを投げていたら、急に思ったんです。

「おいしい新鮮な魚が食べたいなぁ。」

シーバスを狙っているときって、リリース前提なわけです。

釣りやすく、おいしい魚を考えたときに真っ先に思いついたのが・・・アジです。

刺身、たたき、なめろう、フライ、干物・・・。数釣りもでき、大きいアジであればギュンギュン引きもある。

よし!次の休みは走水のビシアジにいってみよう!

普段しない釣りをすることで新たな発見があるかも。

今回は手持ちタックルで挑戦するビシアジ釣行についての話です。

目次

ビシアジの準備!6:4軟調子竿でなんとかなる?

テンションがあがってきたので、翌日には準備開始!

ビシアジは上司に誘われて1回だけ経験したことがあって、この1回で釣りの楽しさを思い出しはまってしまったんですね。

ちなみにその時のタックルはすべてレンタル。

今回は2回目なわけですが、道具を全部揃えるのも「どうだろう」と思い、手持ち道具で何とかならないか考えました。

記憶ではビシアジの道具は以下の通りです。

  • 1.8m前後の固い竿
  • 電動リール
  • 130号ビシ(コマセカゴ)
  • 天秤
  • 仕掛け

この釣りは水深が60m前後で130号ビシ(四捨五入で500g!!)なので電動リールを使う人がほとんど。

手巻きでもできないわけではないですが、かなり体力と使いそうです。

そこで、実家から発掘してきた船釣り道具が入った段ボール箱を確認してみました。

すると、

  • 電動リール(年代の割にすごくきれい)※ネットで確認したら(スーパータナコンZ500WP)
  • 天秤(錆びてなくてまだ使えそう)

この2つは使えそうです。

竿は以前のビシアジ釣行の後、「また上司に誘われて船釣りするだろうな~」と、購入していたアナリスター64 50-215(錘負荷50~100号)があります。

ビシアジは130号のビシを使用するのですが、頻繁に釣行するわけでもないので、レンタルすることにしました。

レンタルした130号のビシ

それにしても、錘負荷100号までのアナリスター64でシャクれるのか?

ネットで検索をしてみると、

  • 使用はできると思いますが、しゃくるときかったるい感じがします
  • 折れはしないですが、あたりがとりにくいです
  • 素直にレンタルしましょう

というような話が。

むむむ、、、判断できないなぁ、、、やはり大事なのは実体験!

LTイサキの時、ソウダガツオをトリプル掛けしても折れなかったから大丈夫だろう!

大切なのはイメトレだ!

130号ビシ+イワシミンチ=約480g+約30g=510g分の水を入れたボトルを用意し、リールをつけて、エイッと持ち上げてみると・・・

半分ぐらいから弧を描くように曲がっていますが、割と余裕がある。

軽くしゃくると「ビヨーンビヨーン」となってしまいますが、ビシが水中にあれば大丈夫でしょう。

ということで、車のバッテリーにつないで約20年間眠っていたスーパータナコンの起動を確認!

(12Vなので大丈夫だと思いますが自己責任で)

ボンネット内のステーに糸巻きマシンを付けてPE4号を巻く謎シチュエーション。

仕掛け、青イソメは前日購入予定で、船宿も予約して準備OK!

あとは釣行日を待つばかり。

2度目のビシアジは幸先良いスタート!

思い立ってから数日後。あっという間に釣行日です。

6時に船宿到着後、乗船方法のレクチャーをしてもらいました。

竿・バッカン・クーラーボックスを持ちアネロンを飲み込み、いざ出船!!

船は15分ほど走り、ポイントへ到着。観音崎・走水沖で千葉県側に東京湾観音が見える風景です。

この日はお客さんが少なく全員で4人。

私の釣り座は左舷のトモ!

しかも左舷は私1人!

快適!

コマセ釣りをする時は、スパンカーをはったときに、風上になる船首側から竿・コマセバケツ・仕掛けという釣り座を作ります。

なるべく「手前まつり」しないような釣り座にすることが大切ですね。

釣り座は手返しスピードに影響します

天秤にクッションゴム装着!

2号2本バリに青イソメ装着!

ビシにコマセをふんわり充填!

いいぞいいぞ。

懸念のあったアナリスター64なのですが、130号ビシもなんとか背負えました。

6:4調子のため先端がほぼ下向きになってしまいますが、竿を下げてショートに竿を振れば問題なさそう。

船長のアナウンスは「水深65m、タナは下から3m」。

投入!

PEラインの色で確認すると68mほど出て着底。潮により、ライン3m分流されているようです。

糸ふけを取りラインを立ててから3mほど巻き上げコマセを撒く。

最初はとにかくコマセでアジを船下によせます。

1投目は反応なし。

すぐさま仕掛けを入れなおします。

2投目も同じ要領で約3mの糸ふけを巻き取り、ラインを垂直に立ててから小刻みにシャクリます。

1回しゃくってステイ。

もう1回しゃくってステイ。

・・・

・・・

・・・

ギュン、ギュン!

おお!くった!

気も焦るわけですが、冷静にラインのマーカーを確認。

「底から5mか……」

当たったタナを確認してから巻き上げ開始です。

電動リール、オン!!

アジは口が柔らかいので口切れしないように上げてきます。

竿が柔らかいのでアジの優しいファイトが楽しい。

ビシをバケツに入れハリスをつかんで抜き上げ・・・

おいしそうなアジ!

25cmぐらいのアジが釣れました。

すぐに仕掛けを投入。同じ所作を繰り返します。

ピッタリ底から5mでコマセを振ってステイさせるとすぐに、ギュンギュン

おおー、楽しい!

たまらない。

普段やっているルアーでの「ゴン!」「ガツン!」とは違うこの「ギュンギュン」。

実にいい。

丁寧に巻き上げて、抜き上げ!

またまた、おいしそうなサイズのアジ!

サイズアップ!刺身用!

手返しを楽しむ!ビシアジは中毒性の高い釣り!

その後も、コンスタントに釣れつづく船内。

  • コマセを入れる
  • 仕掛けを落とす
  • タナに合わせる
  • しゃくる
  • アジがかかる
  • 巻き上げる
  • 速やかに針を外す

この一連の動作が楽しく、時間を忘れ没頭してしまい、ただの竿を振る機械となっていました。

この日は水深が65m前後で底から3mからというアナウンスだったのですが、サイズが大きいものは底から10m付近で反応が良かった傾向がありました。

型を狙うためにタナを下から上まで探ったわけですが、こうした探索の要素もあり、同じ動作の繰り返しになりがちな釣りでも集中力が切れず最後まで楽しんで釣りができたと思います。

小型はリリース、最終的に25~35㎝ほどのアジが40匹ほど釣れました。

刺身、たたき、なめろう、フライ、干物・・・!

指先は凍るように冷たいですが、心はホクホクで帰港。

4人家族で食べるには充分すぎるぐらい釣れました!

夕飯までが釣行だ!やはり新鮮な魚はおいしい!

自宅に帰り玄関を開けると、勢いよく子供たちが登場!

「魚は釣れた?写真見せて!!」

いつも夜な夜なシーバスを釣っては写真だけ撮りリリースしているので、釣った魚を目前にするのが少ない子供たち。

クーラーボックスを開けるとたくさん入っているアジに感激したようです。

そのまま庭の水場で子供達と一緒に下処理開始。

サイズが良くさばきやすいのも走水アジのいいところ

我が家はみんな刺身が好きなので、刺身とアジフライ!

残った分は、ひらきを作ります。

ダイソーのひものネットはやすくて便利

▼大型アジをまとめて干物にしたい場合に便利

6:4軟調子竿での走水ビシアジ釣行まとめ

さて、今回不安であった「錘負荷50~100号の軟調子竿で130号のビシは使用できる?」という話ですが、私のアナリスター64では使用できました。

ならば同じような考えの人がいるかもしれないのですが、メリットとデメリットを考えるとやはりビシアジ専用竿や固めで先調子(7:3 or 8:2)の汎用竿を強くオススメします。

デメリットの9割が、「とにかくしゃくりづらい」という点です。

6:4調子なので、しゃくると竿が真ん中付近から曲がります。

しゃくった後にビシが落ちるパワーに竿が耐えられずしなってしまい連続でしゃくることが出来ないんですね。

細かく動かしたい場合は竿先をほぼ真下に向け、目線ぐらいまでの高さを目標に連続でしゃくれば、なんとか連続したコマセワークが出来ると思います。

この時にラインテンションが抜けないようにしなければ竿を振ってもビシが動きません。

大きくしゃくるパターンの際は問題ないと思いますがコンパクトな誘いが必要な時はタイミングをつかむ必要がでてきます。

メリットとしては、アジの引きを竿がいなしてくれて口切れのリスクが減ります。

アジの引きを竿の曲がりで十分に感じることが出来るのもよいですのですが、デメリットと比較すると、正直メリットは微々たるもんです。

100号負荷まで対応の竿ならギリギリ使えると思いますが、80号までの竿はさらに竿がオモリ負けするはずでオススメしません。

今回は、あらかじめ船長に「竿がやわらかいのですが平気ですか?」と質問したところ「すごく竿が長いとか他のお客さんに迷惑になることがなければ問題ない」とうかがいました。

このようにネットで調べるだけでなく、不安な方は釣行前に必ず船宿に確認することをオススメします。

ビシを落とした状態でかなりしなります。

まとめ

朝から釣りにいき、130号ビシを振り続け、帰宅後に即調理。

船釣りって本当にハードスケジュールな遊びですね。

夕食を完成させすべてのタスクを終了したときの達成感は格別です!

ビシアジで釣れる走水・観音崎界隈のアジはサイズが大きく、アジのひきも楽しめ、何よりおいしい。

単純に見えて、タナを探るゲーム性があり、やみつきになりそうです!

今後もシーバスウェーディングにいき過ぎて、家族から白い目で見られそうになったら、ビシアジでおいしいアジを調達してこようと思います!

タクミ@TSURiTAKU62

当日のタックル

ロッド:アナリスター64 50-215・Q
リール:スーパータナコンZ500WP
ライン:道糸PE4号
仕掛け:ハリス2号 針10号 2本仕掛け

お世話になった船宿

新安浦港こうゆう丸

ORETSURIフィールドレポーターについて

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