「そろそろメバリングに本気出す!」三浦半島西岸のメバル開拓

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~この記事は約 5 分で読めます~

「そろそろ本気出す」ってセリフがありますよね。

あたかもいままで本気じゃなかったんだぜ俺氏。わはは。ほんとはできるんだけどね。俺はシャアだよ。能ある鷹は爪を隠すってやつだね。おほほほほ。本気を出せば連邦のモビルスーツなんて一撃だ。当たらなければどうということはない!ってね。

みたいなアレです。

それにしても、そういったセリフを言う人って、いつ本気出すんでしょうか。

「え?貴殿、いつ本気出すんだよ」

そう小一時間は問い詰めたいと思います。

だいたい、「そろそろ本気出す」とかいっているやつって、そうやって人生を積み重ねていくわけですよ。

試験で満足できない結果になって・・・

進学で希望する学校にいけず・・・

就職で希望する企業にいけず・・・

理想の結婚ができず・・・

そうやって

「夕刊フジをよみながら老いぼれてく」んですよ。

そしてよぼよぼになったときに、ああ、俺のわたしの人生ってなんだったんだろう。って思う。

これまで、なんにも本気にならなかったし、なれなかった。今はこの病院のベットから一歩も動くことなんてできやしない。

最後のチャンスはいつだったんだろう。

そういえばチャンスって、思い返すとドラクエの序盤でスライムにエンカウントするぐらい頻繁にその辺に転がっていたなー。

・・・

そうだ、あのときだ。

メバリングを本気でやればよかった。

・・・

・・・

・・・

というように、人生後悔先に立たぬってやつです。もし後悔が先にたっていたら「後悔」じゃないんですよね。「先侮」ってやつだ。

そうだ、「先侮」すればいいんじゃね。

【先悔】
《名・ス自他》意識してしまいそうな事について、先に悔やんでみること。 「先侮すれば後悔なし!」(先にくやんでおいて、行動すれば後悔なんてありやしない)

我ながら名言だと思います。

ってことで、三浦半島西岸にメバリングに行ってきました。

写真は三浦半島小河川のクロダイ50UP。分厚い

目次

逗子から葉山まで下る

一身上の都合により、逗子から葉山まで歩いていくことにしました。

ヤフーのアプリで北風風速1m。これなら問題なさそうと思いきや同アプリに神奈川県東部は夜間強風注意ほうが云々とあります。どっちが正しいんだろう。

そんでもってよちよち、葉山某所につきました。

今回のタックルはこちらです。

たも網をなぜもってきたか。

それは小磯や河口の釣りで、尺のアカメバルやらフッコクラスのシーバスが来ちゃったらなーヤバイなー、備えあれば患いなしっていうしなという備えです。

ラインはPE0.4号+フロロ2号(8ポンド)・・・

これならば小磯の尺メバルだっていける。念野為五郎。

ルアーは定番のグラスミノー。大型狙いとまずはアピール重視のため、Sサイズにメバル弾丸1.7gを装着。

メバル弾丸のフックはヤワメなので、リーダーが2号あると根がかり時フック部分が折れて、鉛を海中に残さないですみます。

改修したアイ付きの鉛は、ヒイカとかヤリイカ用のライトエギングの錘調整用に便利。

気合い十分。

ここまで職質されずに到着できました。

ここは釣れるだろうなと以前からおもっていた堤防はっと・・・

あ、人がいる。午前3時なのに。。。

ということでさらに移動して某河口にある導流堤へ。

釣れず。

というか、レブロスのリールの巻きが硬く、ベアリングの錆なのかギアのグリス切れなのかはよくわからんのですが、等速巻きとかできない状態でして。そうです。いいわけです。

というか、風が強くなってきました。

ということでさらに移動して某漁港へ。

・・・

生命反応がない!?

これはあれだな、あのパターンだな。

釣り人も経験を積むと、その日釣れる釣れないのパターンがすぐにわかってしまいます。もちろん、釣行前に見切れることもあるものの、行ってから気づくこともあるわけです。

それにしても、三浦半島西岸はサーフ、磯、漁港といろいろあるんですが、

基本的に浅い。

漁港は釣り禁止ばかりですし、そうなってくると必然的にメインが磯+サーフの絡みあたりになってきます。

そうこうして一色海岸へ。

灯りが煌々としているので、蛾のように見えない明日、いや今日の釣果をさまよいながら、歩いていくと・・・

あ、葉山御用邸裏まで来てしまった。

葉山御用邸ってのは皇室の別荘なわけなんですが、警察の警備がすごいんですよね。ご苦労様です。

海岸側にも警備する警察官の待機BOXが数か所あります。

あー見られてるなー。

ここは堂々と行こう。

わたしは、工作員じゃないから。左翼の突撃兵じゃないんだからね!

と、

某磯に到着したところで、煌々としたあかりの下から、警察官がこっちにきます。

そりゃそうだな。やっぱりそこは俺でも話しかける。

警察官氏「こんばんはー。釣りですかー」

俺氏「こんばんはー。釣りでーす」

警察官氏「堤防ですか?何時ぐらいまでやりますかねー?」

俺氏「あ、このあたりよくわからんのですが、その辺でー」

警察官氏「何時ぐらいまでやりますかねー?一応、落ちていなくなったりすると困るんでー」

俺氏「ですよねー。うーむ。5時ぐらいまでかなと」

警察官氏「わかりましたー。気をつけてくださいねー」

俺氏「はーい、ありがとうございます」

こんなクソ寒い誰も来ない海岸で日本の治安を守っている警察官に敬意を感じながらの釣りです。

・・・

闇。

こういう夜磯はほんと、死ぬと思うのでしっかりした装備でないとだめですね。

磯の脇のサーフで竿を出すものの、うーんと風強い。

釣れず。

警察官に5時までいるかもといったものの、20分ぐらいで撤退です。

兵は神速を貴ぶ。

釣りも同じです。

釣れなそうなところ、時間や潮の変化でもあかんところは早急に見切って移動する。

それが後悔しない釣り師の行動パターンですよ。ふはははは。

その後さらに三浦半島西岸を南下。

ここまで数キロ海岸線のサーフをあるいて、股関節が痛くなってきているのと、激しい渇きをおぼえて長者ヶ崎の駐車場の自販機でカルピスソーダ400mlを購入して一気飲みです。

思わずだれもいない展望駐車場で、一人叫んでしまいました。

うっめー

カルピスソーダ、馬路うめー。

これは、ちょっと傍からするとヤバイやつかもしれない。

・・・

さらに南下。

左股関節の痛みが強くなってきました・・・

某漁港へ。

よさげながらも大体、釣り禁止。

竿を出せそうなところをチェックしてみても、

生・体・反・応・が・な・い

なんにもねー。

イワシもいねー。

プランクトンもそれほどおよいでねー。

俺らこんな釣りいやだ

俺らこんな釣りいやだ

5時30分ぐらいには戦略的撤退を決め、5時56分の逗子駅行きの始発バスをまつことに。

全行程7キロ弱重装備で歩き、大半夜の砂浜や磯だったものでかなり疲労していたのでしょう。

誰もいないとおもって、バス停脇の自販機で買った午後の紅茶ミルクティーホットをがぶ飲みして、

「あー馬路で釣れねー。なんでなんだろ」

と、ひとりガードレールにもたれながら、白い吐息をはく。

後ろに気配。

どうやら、同じく始発待ちの女の子がいたようで、

「うわ!」

とかいってしまいました。

重ね重ね恥ずかしい思いをした釣りでした。

次回も本気出します。

今後ともよろしくお願いいたします。

平田(@tsuyoshi_hirata

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