東京湾「夏タチウオ」釣行。友達を釣りに誘うときの5つのコツ

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タチウオ
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~この記事は約 7 分で読めます~

こんにちは、木田です。

梅雨だから仕方ないんですが、すっきりしない天気が続いてますね。

そんな梅雨のど真ん中、奇跡的に終日薄曇りで雨の降らなかった7月某日、釣りにいってきました。

目次

エサでのタチウオ釣り@東京湾

今回はエサでのタチウオ釣りです。釣宿としては初めて羽田のかみやさんを利用しました。

メンバーは総勢10名。いつものアラフィフを中心とした釣り仲間4名と、イケてるベンチャー企業さんの「釣り部」のメンバー6名が一緒。右舷をまるまる10名で独占です。

少人数の釣りも楽しいですが、大人数も楽しいですね。

ベンチャー企業釣り部の方は2名ほどは釣り経験者だったのですが、その他の方は初めてとのこと。自然と我々アラフィフの面々が緩やかにサポートをしていくという体制です。

さてタチウオは釣れたのかな?

釣果は10匹と、ギリギリで「ツ抜け」しました。

と、Facebookに書き込んだところ、ORETSURIのイベントなどでよく顔を合わせるベテラン釣り師荒井さんからも褒めてもらいました。う、嬉しい。

全体としてはこちらが釣座別の釣果です。

こういった釣果レポートははじめて見たので感動しました。これ、かみやさんがWebサイトに掲載してくいるデータです。わかりやすいですね。赤枠がアラフィフメンバー、右舷大トモの10匹が私です。

赤枠のちょいベテランアラフィフ勢の平均釣果が8.3匹、ベンチャー企業釣り部の方が4.7匹。

ですので、なんとかサポートする側の我々の面目がたった形となりました。

その後、釣り部の方から、右舷船首から5番目の「10」は、きっと船宿さんの誤記であって、実際には3だったと思います。と、ご指摘いただきました。ま、間違えはありますよね。が、本旨とはそれほど関係ないので、計算は上記のままにしておきます。

今回の「夏タチウオ」で工夫した点は3つ

コノシロの身餌は白いところを多く利用した

ジギングのタチウオは数回経験があり、エサのタチウオは2回目。落ちついて釣りをすることができました。

自分自身が初心者を抜けるか、抜けないかという位置にいます。それほど皆さんに気の利いた情報は差し上げられないのですが、気をつけたのは以下の3点です。

1.いろんな誘いパターンを試した

「シャクリゾンビ」にならないように、いろいろな誘いのパターンを試してみました。

  • ワンピッチジャーク
  • ハーフピッチジャーク
  •  1/4ピッチジャーク
  •  1/8ピッチジャーク

※それぞれリールの回転幅と竿をどの幅で動かすかという話です。

上記のパターンを竿のアオリ幅を変えながら試したり、時々、ジャーク&ストップを混ぜたりしました。

また、指示ダナの下限で一旦エサを潮になじませるのがタチウオt釣りのセオリーだと思うのですが、「タチウオがエサを見ている」可能性を考えて、タナの下限に到達したらすぐに誘いはじめる工夫もしました。

今回のアタリパターンは少しゆっくり目のハーフピッチジャークだったと思います。それが分かってからは、そのパターンを多めにしたので、釣果が伸びやすかったかと思います。

2.釣り針を身側から刺してみた

餌でのタチウオ釣りは、サバやコノシロの切り身が使われることがほとんどです。

基本的に縫い刺しにして、チモトまでこき上げ、「ケン」といわれるチモト付近のトゲトゲを利用してずり落ちないようにする。というのがセオリーと思います。

この縫い刺しでは、最初の一刺しを皮から刺すか、身から刺すかの議論になることがあります。

私、これまでは「どちらでも構わないが、どちらかというと皮から刺すのが一般的」と思っていたので、ずっと皮から刺していました。が、今回の釣行で途中釣れない時間帯があり、「もしや?」と思って身から刺して見ました。

すると、釣果が良かったような気がします。時合などの条件変化もあるので一概にはいえないんですけどね。

多分、今回のエサとして配られたコノシロは皮側にはまあまあ強い鱗があるため、身からの方が狙ったところに針を刺しやすく、結果的に最初の一刺しも、縫い刺しの二刺し目も餌の中央に刺すということが精度高くできたからではないかと思います。

このことから、少なくともコノシロエサの場合は「身から刺す」派に転向しました。

3.皮目に白いところが多いエサを使う

もう一つの工夫は、「エサの白いところが多いところを使う」です。

前述の荒井さんのコメントで膝を打ったのですが、たしかに当日の潮色は少し茶色っぽく、終日薄曇りだったので、海中は相当見通しが悪かったと思います。

釣っている最中はそこまで認知していなかったのですが、コノシロの切り身の「白いところが多いもの」を多用しました。

これできっとタチウオに見つけてもらいやすかったのだと思います。

コノシロ自体は背側に黒い斑点が多い

仮に一般化するとすると、もしかするとこんなセオリーがあるのかもしれません。ロジックは成立していると思うので、そうかも・・・と思ったらお試しいただければと思います。

  • 潮が澄んで晴天のとき
    →シルエットで見つけてもらえるよう黒っぽいエサに、見切られないような早めの誘い
  • 潮が濁って曇天のとき
    →色で見つけてもらえるよう白っぽいエサに、見逃されないようにゆっくりめの誘い

はじめての友達を船釣りに誘うときの5つのコツ

青山さんによる船上レクチャー。赤のシャツ、竿、尻パッドが下町の赤い彗星こと下衆大将

という訳で釣り自体はそんな感じだったのですが、この記事で書きたいと思ったのは、はじめての釣りに友達を誘うときのコツです。

今回のベンチャー企業釣り部の皆さんは、皆さんとても礼儀正しく、賢く、魅力ある人たちで、とても楽しく、一緒に釣りができました。

幸いボウズも出なかったので、創部イベントとしての釣りを楽しんでいただけたのではないかと思います。

イベントとして成功したなーと思います。ただ、そこには参加者の方の賢さの他にも、幹事役の青山さんの心細やかな配慮があったように思いました。

そこに読者の皆さんにも参考になる「コツ」があると思いましたので、整理してみたいと思います。

1.ボウズが少ない釣り物を選ぶ(群れを釣る魚、個体数が多い魚)

初心者でなくてもボウズは嫌なもの。ましてや初めての釣りでのボウズはシンドイですね。なので、「ボウズ上等」の魚種でなく、なるべくボウズのでない釣り物を選ぶのは大事だと思います。アジか、キスか、タチウオ。そのあたりが良いかなと。

2.事前に予習用の情報を共有しておく

釣り動画やORETSURIのように、先達が教えてくれる「釣り方」の情報を事前にお渡ししておくのは不安を減らし、当日のワクワク感を増やすと思います。青山さんはORETSURIのこちらの記事を「事前に読んでおくと良いですよ」とお知らせ済だったとのことです。やるなぁ。

3.当日の船上でのレクチャー

釣りでは顕著なのですが、事前にどんなに予習しても、当日船に乗ると「あれ?記事や動画と違う(汗)」というのはよくあることですね。そこで有効なのが、実際の釣座でタックルを手に取りながらの船上レクチャーです。やっぱりレンタルタックルの方も多いと思うので、当日まで実物にふれる機会って事実上、皆無だと思います。

4.頭をいっぱいにしてしまわない

上記の2、3と矛盾することをいうようですが、自分もふくめ釣り初心者のうちは「頭の中に整理して格納できる情報」は少ないもんです。そんな中で、仕掛けの付け方、餌の付け方、誘い方、棚、リールの扱い(サミングとか)など、全部のことは頭に入らないのが普通です。

なので、船上でのアドバイスは「その方法だと明らかに釣れない」とか、「それは危ない」いう場合以外は少なめにした方が良いかと思います。

また、釣りには「自分で工夫して釣る」楽しさって絶対にあると思います。ただ、釣れれば良いというものではないですし、漁師さんではないので、仮に釣れなかったからといって大きな実害はありません。

そこで、「ある程度、自由に楽しんでもらう」のも大事だと思います。

5.気の利く一品の支給

今回の釣行で青山さんの一番すごいと思ったところは、「100均の雑巾」を一人一枚、皆さんに支給していたことです。

消耗品ですし、金額が高いものではもちろんないのですが、あるとないとでは快適さってかなり違います。

特に女性の「部員」の方もいらっしゃいましたので、コノシロを針に付けたあと、手を軽く拭きたくなりますね。船の揺れや、天気や、釣れるかどうかといった制御不能なことは仕方がないとして、制御できる中ではできるだけ快適に釣ってもらう心配りって、改めて大事だと思いました。

私も「釣れなかったら、飴を配ろう」と思って飴を持っていたのですが、お隣の釣座の方が、途中でビールをプシュっとされたので「あ、辛党なのね(^^)」と思い、実際に配りはしませんでした。

あと、今回の釣行で、お隣の方から質問いただいたのは「釣れたらどうするのか?」です。

これはすごく良くわかります。釣り動画には「釣るまで」はあるのですが、「釣ったあと」はあまりありません。血抜きはどうするのか?どんなタイミングでクーラーボックスに入れるのか、クーラーの中はどうしておけば魚が痛みづらいのか?結構切実な「不安の種」だと思います。

次回、同様な機会があれば、それも事前に教えて差し上げたら良いなと思いました。

釣れるとやっぱり、嬉しいですよね!

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タチウオの料理は・・・

タチウオは、以下のように調理して食べました。

  • お刺身
  • ユッケ風なめろう
  • 蒲焼き
  • さつま揚げ

どれもとても美味しかったです。タチウオの皮が苦手なのですが、柳刃包丁で皮を上手に漉けるようになったので、お刺身系が充実しました。ミンチにしてさつま揚げにしてしまえば、皮は全く気になりません。

皮をそいでお刺身。ちょっと身割れして見かけ悪いですが・・・

さつま揚げ

見かけはいまいちですが、美味しかったです。次やるときは野菜(ごぼう、玉ねぎ、人参)をもう少し細かく切るようにします。

蒲焼直前の焼き付け

この後、フライパンの油を拭って、酒、砂糖、みりん、醤油を入れて火を入れれば感性です。なのですが、肝心の蒲焼の写真は取り忘れました。

それでは、皆さん、ハッピーフィッシング!!

タックル等

寄稿者

木田 和廣

オフでは水泳と釣り。オンではGoogle アナリティクスによるWeb解析コンサルタント、Tableauによるビジュアルデータ分析コンサルタントをしています。Web解析に関する本も書いてますよ。

お世話になった船宿

羽田・かみや

blogの釣果実績が釣り座ごとに公開されていてわかりやすい船宿。

ORETSURIフィールドレポーターについて

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