こんにちは。大磯に住んで、主に大磯で釣りをしているナベと申します。
いくら間に冬を挟んだとはいえ、狙った魚が釣れないのは、なかなかキツイもんです。それでも、釣れるまでやるわけなんですがね。
釣りキチ三平の鮎川魚紳さんがいう通り、
「 千変万化する自然を相手としたほんものの釣りはそんなあまいもんじゃねえ」
ってやつを痛感します。
それでも、釣れるまでやるしかない。
ということで、釣れるまでいく相模湾の「イワシ泳がせヒラメ」です。
ヒラメを釣るために、導き出した答えは「平日釣行」
もう、釣れるためにどうするかを考えたんです。
少しでも、少しでもヒラメを釣る確率上げるために。
やっぱり、平日に行くことですね。
土日に船乗るとだいたい20人。その中でヒラメが釣れているのは、今年はだいたい4、5人。
これが平日で、仮に半分で10人になったとしても、釣れるのが2人とかになるわけでなく、やはり同じくらいの4、5人。
とくに、平日に来るような人達なら、海のコンディションが変わらなければ同じくらいは釣れる。
要は、もし平日いって人数が少なければ、全員釣れちゃうかも、という話です。
なので、なんとか平日にいけるように努力しました。なんとか空く日ができるよう、ヒラメを釣るために仕事を頑張ったんだ。
そして、その日は来た。よし、釣行決行だ!
平塚庄三郎丸へ出発。平日は空いてて最高!
平塚港の「庄三郎丸」まではスクーターでいきます。
車でいってもいいのだけど、何となくいきやすいので。
船釣りにスクーターでいく人ってほぼいないですね。
でも、近いし道具もそんなに無いし、スクーターで十分なんだから、これでいく。
湯河原あたりだってスクーターでいくんだから、大磯から平塚なんて楽勝だよ。
スクーターで大磯ナンバーだと、船宿の人に覚えてもらいやすいですね。釣りに直接関係ないことではあるけど、なんとなく気持ち的に有利になる気がします。たいしたことでないけど、こうゆう心持ちも、釣果に影響するかもしれない。
さて、船に乗ります。はじめての平日船釣り。
まず、人の少なさに驚いた!なんて静かな船宿なんだ!
土日の賑やかさって、すごいんだなー。土日はまさに、かきいれどきなんですね。
この時点で、今日はいける!と思った。
船宿から船に送ってもらう車も、いつもギュウギュウなのに、今日はハイエースに3人だけ。
一緒に車に乗った、60歳くらいの先生にお話をしてみました。
「平日は空いていて最高ですね」
「今年、ヒラメ3回ボウズで、1度も釣れてないから、仕事を休んで平日に来ちゃったよ」
せ、先生・・・
同じ方がいた。
やっぱり釣れないときは釣れないんだなー。
釣れるときは、土日に来ても1発なのにな。
船についても、やっぱり空いている!こりゃ最高!
これから増えるとはいえ、5:30受付のギリギリ5:30に来て、この空き具合は最高すぎる!
庄三郎丸をはじめ、平塚港の釣り船は船宿から船まで車で送迎してもらう
まわりの乗客の雰囲気を見る。
常連率高めだなー。顔見知りが多い感じの会話。この会話にも耳を傾けつつ、情報収集。
昨日も来た人がいるみたいだから、貴重な情報な気がする。
自分も質問させてもらった。シコイワシではなく、小サバも餌として有効というのは分かるけど、いったいどのくらいの大きさまでならヒラメは食ってくるのか。
船に、昨日釣ってそのまま活かしておいた小サバがいたので聞いてみた。
大きめの小サバを見てもらって、このくらいの大きさのサバでもヒラメって食ってくるんですか?と聞いてみたら、「食ってくるよ」と快く教えてくれました。
釣りって、わずかでも「迷い」があると、釣れなくなるような気がする。そういう「迷い」を前もって潰していくのも、釣果につながると思うんだ。
例えば。
エサが弱っているのに、なんとなく付け替えるのがめんどうで、まあいいや、と投入。
「もしかして、もうイワシ死んてるんじゃないのか?でも、まだ平気か?付け替えるか?でも、今食いに狙ってるヒラメがいたら?」
なーんて考えるてるくらいなら、多少の手間と時間なんだから、付け替えるのが良いですね。こういうのもその都度「迷う」んじゃなくて、ある程度方針を決めておくとよいのかもしれない。
相模湾のヒラメポイント(平塚~大磯・二宮沖)へ
さて、出港。
結果的には、人数は8人くらいはなったのかな。前日釣れていたし、ヒラメ釣りは人気の釣りだから、そこまでガラガラにはならないけど、右舷で4人だけとか、もうそれでも最高ですね。
さあ!まずは、エサのイワシ釣りタイム!
今回もサビキでイワシ確保です。
その名の通りたくさんつれるサビキ
6本針なのでタナをアワセやすい
手前マツリしないように慎重にあつかう
これはこれで、なかなか楽しいんだよな。
イワシや小鯖が一荷(イッカ)でかかると結構重いし、ブルブルくるアタリも楽しい。ちょうどいいウォーミングアップですね。
「イワシの1人のノルマは2本針でやる人なら60匹、1本針なら30匹ね」
と、船長から説明が入る。
よーし、60匹ね!ジャンジャン釣って、早めにヒラメ釣りをはじめないと!
ということで、とにかくイワシを釣る。
この日は餌にするカタクチイワシではなくて、ウルメイワシが多い。ウルメイワシのほうが弱りやすいからエサはカタクチイワシのほうがいいらしい。小サバも多い。
今日は釣ったら自分のバケツにイワシを活かしておくのでなく、船にあるイケスに活かしておくスタイルでした。なので、釣ってはイケスにどんどん移していきました。
今日は平日で8人と、人数少ない中で、どうやらあまり慣れてない人もいたようです。
支給されるサビキは仕掛けが長いので絡む人も
反対側の左舷にいたので、あまりわからなかったけど、1、2投で仕掛けを絡ませて、新しいサビキを支給してもらっている人もいたようで。
ということは、他の人の分までイワシ釣らないと、ヒラメ釣りを開始できないのかな?
と、思ったので、ますますイワシ釣りに気合を入れる。このイワシ釣りも、タナさえ合えば余裕に釣れるけど、釣る人はやはり多く釣る。
自分がやっているのは、イワシはある程度の速さでサビキが動いてるほうが活発に喰ってくるので、いろいろなタナで、竿をヒュっと上げて落とすを繰り返す。
だいたい、ヒュっと素早く上げて、落としているときに鈴鳴りに掛かってきます。
どんどん釣れるカタクチイワシ
もう60匹なんか、とっくに越えてるぜ!と思って釣っていると・・・
あれ。
他の人に、この日1匹目のヒラメがヒットしたって!?
え!サビキに食ったイワシにそのままヒラメ食ってきたの??
見事にこのヒラメは釣りあがった。釣ったのは左舷のミヨシにいた中乗りさんでした。けっこう若い方で、一見中乗りさんに見えない方でした。
のちのち、この中乗りさんにはいろいろお世話になったわけだけど、気になったのですぐ聞いてみたわけです。
「サビキにヒラメ食ってきたんですか?」
すると、すでに60匹確保したから泳がせに変えた。と
えー!60匹確保したら、はじめてもよかったのー?!
すかさず船長のとこにいって、
「自分もとっくに60匹確保してますが、ヒラメ始めていいですか?」
「あー、何匹釣ったか見えないから、60匹釣ったならはじめてもいいよ」
と。
そうだったのか!知らなかった。
そうかたら、すぐヒラメ釣りに変更だ。
相模湾のライトヒラメはカタクチイワシ餌を前提に2本針でハリスも細め(3~5号)
仕掛けをヒラメ用に変えて、2本針の上に小サバ、下にカタクチイワシでやってみる。
カタクチイワシは、しっかり下顎から真っ直ぐに針を通す。カタクチイワシは下あごが大きくて、上あごだけ針を刺すと、この下あごが潮の抵抗をうけてすぐに弱ってしまう。
針に餌をかけたら、イワシが弱らないように、それでいてモタつかないように、素早く優しく海に入れる。
そして、しっかり泳いでいることを確認してから、オモリを海底まで落とす。
満を持してのヒラメ釣り開始
さあ、ヒラメ釣り開始だ。
早めにヒラメ確保して、後半はサバ餌でのんびりカサゴもやりたいものだなー。
まあ、それでも簡単にはいかないもの。
前日はたくさんヒラメが釣れてた様子だけど、どうやら今日はそんな様子でない模様。
なんか、嫌な予感がしてしまうな・・・
ここから、集中と試行錯誤の繰り返し。
10センチ単位でタナを変えたり、誘いを入れてみたり。
餌をカタクチイワシだけにしてみたり。
海底の根が荒いポイントでは、ホントにこまめに底取りと誘いを繰り返し、凸凹した海底に対して、そこから10センチをキープし続けてるイメージで、仕掛けを通してみたり。
しかし、なかなかアタリがない。
たまーに、他の人にヒラメかかってるようで、気持ちも焦り、時間も10時ころに。
ここで、ようやくガンッとヒット!
よーし!来たよ!すかさず船長と中乗りさんに目でアピールする。
これは魚食ったよ!という合図で、確実にタモ網で取ってもらうため。これは、まあまあ強い引きだったのに、上がってきたのはカサゴ。
タモ網を構えてくれてた中乗りさんに、恥ずかしくて、 「大丈夫です。抜きます。」といって、タモ網なしでそのままカサゴを船に引き抜く。でも、中乗りさんは恥ずかしそうにしてた自分に「大丈夫っすよー笑」と声をかけてくれた。
おーい。ヒラメはどこにいるのかなー
うーん、なかなか食ってこない。とにかくアタリがない。時間は10時半。
場所は大磯沖。プリンスホテル~二宮の間くらい。海底はかなりゴツゴツした根の荒いポイント。水深50mくらい。
根が荒いポイントでは、油断してるとホントにすぐ根がかる。だからといって、根がかり恐れて仕掛けを上に上げすぎたら、ヒラメが食ってくる確率も減る。
だから、なるべく仕掛けは海底近くに落とす。けど、オモリや針が引っかかった感じに、グーっと糸が引き込まれる違和感があったら、なるべく早く仕掛けを上げる。
グーっと引き込まれる違和感が、ヒラメかも!ということもある。けど、やっぱり根がかりっぽい時は根がかりっぽいよ。
ヒラメが食ってきても、仕掛けを上げることが聞き合わせみたいになるはずだし、攻めすぎると毎回根がかりする。
だから、そのギリギリを攻める。そのギリギリに仕掛けを通す人が上手いんだろうし、釣るんだろうなー。最悪、根がかってもいいよ。
で、また、グーと糸が入る。
竿を上げて、仕掛けを上げる。
そのまま落としたら、また根がかるだけだから、いったんリール巻いてやや根の上をキープして、もう1回仕掛けを落とす
・・・つもりが、
あれ?
オモリを根より上に上げたのに、まだ重いぞ???
もう少し上に上げてみるか。と、リール巻いて仕掛けを上げる。
???
まだ重い!
ここからはもう体が勝手に動いてた。魚と判断して、ガンッと合わせた!
ググググン!!と強烈な引き。
やっぱり魚だ!「なんか食ったー!」と船長と中乗りさんにアピール。強い引きだったので、ドラグ調整しながら上げてくる。
ちょっとヒラメと引きが違う感じがしたんだな。グングン首振る感じか?
イナダかなにかか?と思った。
最初から最後までずっとグイグイ強く暴れる感じ。
「残り10mです」といったところで、中乗りさんが網を用意。
スズキ。陸でとった写真でーす
ん?なんか黒いぞ。しかも平べったくない。上がってきたのはスズキだった~。
普通なら十分嬉しいのに、今日はスズキか~と思わずいってしまった。
とりあえず無事ゲット。まあまあデカい。60cmあれば十分なサイズだろう。
隣の人も「おめでとうございます^^」と声をかけてくれた。
最初に挨拶したとき、ここんとこ釣れてないって話もしてたしな。声をかけてくれるのは、嬉しいけど。
それでも、ヒラメじゃなかったか・・・という気持ちがどうしても残る
まあ、なんにしても、しっかり釣れて気持ちがあがってきたぞ。よーし、次こそヒラメだ!
ワカシ(ブリの幼魚)の群れが入ってくる
それから数投後!底付近でクククン!というアタリ。
あ、これは小さい。ヒラメじゃない。カサゴでもない。ワカシかな、と思ったら、やっぱりワカシ。
二本針に2匹かかってきてしまった。
ワカシはむれていて、エサにすぐ反応するからヒラメが食べる前にやられてしまうのだ。これは厳しいなー、と思っていたら、すぐに船長が「ワカシの群れ来ちゃったから移動するね」と移動。
ワカシを食べるのは好きだから、1匹だけキープ。もう1匹はリリース。
ラストでついにヒラメが釣れるか!?
その後も試行錯誤を繰り返しながら集中力を保ちつつ、やり続けるも、ヒラメはこない。
途中、カサゴを1匹追加したり、ん!というアタリはあったけど、本命のアタリはなかなか来ない。
時間は12時を過ぎる頃合い。
こうなると気持ちはかなり焦る。
頭によぎるのは、まさか・・また・釣れないのか?
わざわざ平日に来て。しかも何度目かで。
このままヒラメシーズン終わってしまったら、こんな気分のままカツオ・マグロいくなんて嫌だろ。
釣れないまま、ほかの釣り。これは本当に気が済まない。というか、ほかの釣りにいっても釣れないが続くよ。などと考えてしまう時間もあったけど、目前の釣りに集中だ。やることは同じなんだから。
12時半くらい。
残り1時間あるのだろうか。水深60m。今日のポイントでは深めの水深。
やや根が荒いポイント。やはり、根がかりに注意しながらも、底ギリギリをキープ。
最後まで雑なやり方はしないようにしよう。
ググン!
今日で1番強いハッキリしたアタリ!
ここでは合わせない。
5~10秒待つ・・・
もう1回、ググン!
ググン!
ググググ!
竿が入りこんだ!
即合わせ禁物?ヒラメ40?
それがどうした。
俺が待っていたのは、このアタリだよ!!
うおりゃ!
しっかり合わせる。
「食ったー!」
やっと食ったよ!さっきのスズキと違う引き。
これは間違いなくヒラメだよ!
いちおうドラグを気にしながら、グイグイ引き上げる。ここでも、船長と中乗りさんにしっかりアピールはしておく。
水深40-30mを引いてるあたりでは、引きがやや弱まる。中乗りさんも「あー、これはヒラメっぽいですね」と。
横に中乗りさんいると、話しながら落ち着けていいね。残り30とか、20とかいって落ち着けるし。
さあ、残り10mを切って、上がってきたのは~
ヒラメだ!
中乗りさんがしっかり網ですくってくれ、これまでの苦労の分、「おめでとうございます!」といってくれた。
いや~、思わずいってしまったね。
「やったー!やっと、これでほかの釣りに行けるよ~」
ホントに肩の力が抜けた。
帰宅後のウイニング写真がこちらです
このあとは、怪しいアタリも少しあったけど、釣果はここまででした。
贅沢ではあるけど、1匹釣ってからの、安心した釣りをもっと早い時間から味わいたかった。
自分が釣ったすぐ横に、ランディング(網ですくってゲットすること)に使用した、使用済みのタモ網が竿立ての穴にさしてある。これぞ勝利の旗。
1日5匹とか釣った人からしたら、大袈裟でしょうが、ここまでの道のりを考えると、そうとも思えてしまいます(笑)
自分なりに今回ヒラメが釣れた理由をまとめてみると以下の通り。
<今日ヒラメが釣れた理由>
- 前日から条件が良かった。水温も上がってきてるのかも
- 平日で人が少ないから一人当たりの割り当てが多い
- とにかく、集中力を最後まで切らさないでタナをとり続けた
- 活きのいいイワシをつけ続けることを怠らなかった
- 1回のアタリのチャンスでしっかり仕留めた
です。
いやー、本命が釣れた帰り路も気分いいな~。スクーターが爽快だ。いい風だぜ。
クーラーにしっかりヒラメ、スズキが入った状態の平塚~大磯間の道のりは、まさにウイニングロードだね。
家に着いて、魚を家族に見せるのが楽しみだ。
まだ「釣れた」の連絡もしてないし。
ってか、釣れてないのが続いてたし、全然期待されてないだろうな。
釣った魚をおいしく食べる
お土産もたっぷり
ヒラメは刺身。エンガワも取れました。
スズキは洗い。ワカシも一緒に。
薄造りでなく、厚切りのブツ切りで、ガツガツ食べてしまいます。
ヒラメの肝。大きくキレイに取れました。醤油に混ぜたり、そのまま食べたり
カサゴは煮付け。本当に美味かった。ヒラメの頭や骨周りと煮付けにしました。
こちらは火を通したスズキ。
深いところにいたやつだからか、透き通った白身の味は最高でした。
エサのイワシも、南蛮漬けで。
これもうまかった~!御飯に乗せて食べるとピッタリ!
さあ、次はカツオ、マグロだ!
▼次に釣りについての余談が続きます。
余談①魚がヒットしたら、誰かか気づくまでアピールしよう
釣り船での船釣りについて、もうすこし。
タモ網が必要になるような釣りのときは、ヒットしたらわかりやすく、船長や周りにアピールしたほうがいいと思ってます。
今回、右舷に4人。ミヨシこと船首側は、最初にお話した先生。
自分が前から2番目。その右にいらした方も最初に挨拶したときから、柔らかい感じでとてもいい人で、最初にスズキを釣った時も声をかけてくれた人でした。
右の方はタックルや身につけているものもほとんどダイワで、見た目は釣り慣れている人でしたが、ちょっとおとなしめな感じの方でした。
その方が、11時ころの時間帯だと思います、隣でなんかガタガタ音がしていたので見たら、自分でタモ網を用意して、魚をすくおうとしていました。
あれ!かかってたの?
と、驚いてしまいました。竿も結構曲がってるし!取り込みのところまで魚を上げてきてるのに、静かだったので全然気づかなかったんです。
船長の位置からも見づらい位置で、左舷ミヨシにいる中乗りさんからも完全に死角でした。
片手に竿、片手にタモ網でなんとかすくおうとしてるところで、船長が降りてきてランディングしようとしましたが、
魚はバレてしまいました。自分からは魚の姿も見ることはできませんでした。
なにがかかってたんですか?
と、聞くと、「ヒラメだった」ということなんです。
そうでしたか。
としか答えられませんでした。
取り込めなかった方には、すごく残念でしたが、タモ網がひつようになるような釣りで、魚がかかったら、船長や中乗りさん達へ向ける意味でも、「食った!」とか「かかった!」などの合図は必要だと思います。
自分の場合は、勝手に「よし!食った~!」とかいってしまっている気もしますが(笑)
やっぱりなにかしら口にしている人は、少し離れた場所でも、「あ、釣れてる」とか状況に気付きますしね。
あんまりうるさいと・・・というのもありますが、少しくらいはそう思われても、確実に取り込んだり、周りとのオマツリを避けるためにも自分からのアナウンスは必要ですね。
大物がかかったら、船長や中乗りさんや釣り客の誰かがタモ網を用意してくれるまでは、アピールしたほうがいいです。
だれかか気づいたら、そこまでうるさくしなければいいだけだと思います。
余談②船釣りと野球・サッカー観戦は似ている
ここのところ、釣れないことが続いていたこともあり、自分を慰めるために考えたことをお話したいと思います。
地元の湘南ベルマーレと埼玉の浦和レッズでのJリーグの試合がありました。
ベルマーレがどう見ても得点しているはずなのに、審判の誤審で得点にならなかった試合です。
しかも前半終了間際で、ここで得点になっていれば、後半のスタートが全然違ってくるのに。
この試合。ベルマーレは後半怒涛の3得点で大逆転し、3-2で勝利したんですね。
この試合を見に行ったベルマーレのファンは最高だったと思う。
こんな勝ち方を現地で見ていた人は、なんて興奮しただろう。
でも、こんな最高な試合も、
- たまたまいったら、こんな劇的なシーンに出会えた。また行きたい!
- 毎試合見にいっていると、負ける時も多いけど、こういう時もあるからやめられない
たまたまは初めての人は本当に幸運ですよね。
こんな場合もあるけど、逆に
- たまたま見にいったら、0-3で応援するチームが負けた
- 何度も見にいっているけど、いつも負ける。(かつての横浜ベイスターズ)
でも、たまに勝つからうれしい。さらに、勝っても負けても、スタジアムにスポーツ観戦自体楽しいからいくということもあります。
※ちなみに最近自分は湘南ベルマーレの試合を久しぶりに見にいったら、負けました。5連敗だったそうです。こんなもんだよね。
これって、船釣りも通じることが多いと思いました。
いついっても釣れる、なんてことは絶対無い。相手は自然、しかも広くて深い海
。見えない海の中で何が起きているかなんて、わからない。
でも、たまたまいって、または初めていって爆釣の人もいる。
はじめていった釣りでマグロ釣ってしまう人も見たことがある。
逆に、しょっちゅういっている常連みたいな人でも、キハダマグロとかだと、何度いっても釣れないこともある。
釣りをしない人にだけど、この話の一部をしたら、
「結局、釣れなかったからそういってるだけでしょ。釣れてればそんなこと考えもしない」なんていわれてしまったけど・・・
ある著名人がいっていた言葉で好きな言葉が、
「昨日と明日はよく釣れる」です。
本当によくありますよね。
昨日は爆釣していたのに、自分がいった翌日はそんなに釣れない。自分だけじゃなく全体が釣れない。
「昨日は釣れていたのに、今日は魚どこいっちゃったんだよ~」という状態。
今日は釣れていなかったけど、翌日の釣果情報見たら、爆釣!船中ボウズなし!
「うわ~!昨日じゃなくて、今日いけばよかったよ~!」という状態。
もちろん、天気、気温、風、潮周りとかを見て、少しでも釣れる日を選んだり、釣りにいったらいったで、仕掛け、タナ、エサの付け方、ルアーならルアーの選択、アクションなど、釣れるための工夫はいくらでもする。
それでも思い通りにいかない。
何事も思う通りにならないなかで、いろいろと工夫をする。
それでいつか結果につながったら最高にうれしい。
それが釣りの魅力なのかもですね。
こうやって釣行記を書きながら振り返って思考している時間も楽しい。
これも釣り。
また釣りにいきます。
■寄稿者
大磯のナベ
大磯在住で主にロングボードでの釣りをしています。釣果やノウハウなどを今後ご紹介していきます!
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