湘南・茅ヶ崎で100人地引網を企画したらものすごく楽しかった話@カネサ網

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地引網 茅ケ崎
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オラ、地引網をやりたいぞ。

生後5か月のころ、ふとそうおもって35年の月日がたちました。

思えば遠くへ来たもんだ。

今年の6月頃にいろいろと調べてみたら、この地引網ってやつは50人規模でないと貸しきることが物理的にもマネー的にも難しいということを知り、であれば50人集めちゃえばいいじゃんということで企画をしたら100名を超えるエントリーがあったのです。

わたしのような人間の呼びかけで100人を超える知人・友人・しらない人が集まったという事実。

俺氏、35年生きてきてよかった。

ということで、今回は100人をこえる地引網を企画したいもの好きなあなたのために企画から実施までの流れをまとめておきます。メモの用意はよろしいかな?

内容は、地引網基礎知識から実際の実施風景とすすんでいきますぞ。

※実施風景までの話は、イベントを企画する方以外は読んでもつまらないので、飛ばしてください。

その場合はこちらからワープ。

目次

地引網基礎知識:種類

地引網には遊漁船でいう乗り合いと仕立てのようなものがあります。

人数を集めなくてもあらかじめ実施が予定されている地引網に混ざることができるところもあります。この場合利用料は自治体等がバックアップをして無料の場合と有料の場合があるようです。

このような貸し切りでない地引網の場合、早朝にいくと出荷前の魚を買うこともできることもあるようです。

貸し切りの場合は、最低50人ほどの集客が必要です。

これはまー網を引っ張るのにそれだけ人力が必要なのと料金的に割高だからなのです。

地引網基礎知識:どこで実施されているか

関東の場合、東京都以外の地域で開催されています。

遊漁船業界同様、網元とよばれる運営元が高齢化していて、ネット時代に追いついてはいないのでウェブサイトがない場合や、あっても情報が古い場合が多く電話をして確認する必要があります。

茨城県

大洗

大洗サンビーチ付近で開催されています。

千葉県(外房)

主に九十九里浜付近で開催されています。

一宮海岸

九十九里町

長生村

千葉県(内房・南房総)

岩井

神奈川県(三浦半島東岸・三浦海岸)

上宮田漁協

魚敬グループ

神奈川県(藤沢・辻堂)

殿網

五郎引網

神奈川県(茅ヶ崎)

仁井網

カネサ網

西網

神奈川県(大磯・二宮)

台船

秋山丸

※と、Google先生にきいてみるだけでもこれだけの地引網の網元があるのですが、まーサイトがなかったり、いろいろアレな状態のところばかりです。が、我々は地引網をやりたいだけなので、ウェブサイト云々についてケチをつけてはいけません。でも、ほんとわかりづらいなー。

地引網基礎知識:季節

だいたい観光向けに開放されているのは4月から11月ぐらいまでが一般的なようです。

これは網を設置するエリアが比較的岸近のため、水温と魚の獲れる季節との関係性があるのかもしれません。

海水浴場が併設されている場所の場合、海水浴シーズンは開催しない網元もあるので事前に確認しておきましょう。

また、週末に予約が集中するので候補の日がある場合は早めに問い合わせしておくことをおすすめですよ。

地引網基礎知識:網を引く時間

網を引く時間は、これも網元により違いますが、だいたい午前中に実施されているようです。

・完全オーダーメイド

・時間帯がいくつかわかれている

完全オーダーメイドの場合は網元に相談しながらですが、時間帯がいくつか分かれている場合、地引網業界の常識として朝早いほうが魚は獲れるというのがある模様。

どうやら、いくつか網を引く場合、先に魚をとられてしまうらしいのです。これは本当なのだろうか。よくわかりませんが、わたしはその常識を信じて朝一の予約をしました。

なんてったって、参加者のみんなに大漁で喜んでほしかったからね。いろんな魚がただ見たかったってのもあるんだけどね。

地引網基礎知識:お値段

地引網の料金は1網単位でまず払います。だいたい一網5万から10万円程度が相場のようです。

その他網元のサービスによってお値段が加わります。

  • BBQをするか食事をするか(食材や飲み物や食事を用意してもらうか)
  • 獲れなかった場合に魚を用意してもらうか
  • ゴミをどうするか
  • テントをどうするか
  • 焼き台をどうするか
  • 椅子と机をどうするか

だいたいこんな選択肢があり、どう選ぶかによってお値段が変わります。

料金イメージとして100人規模で企画したとき、BBQや飲み物等が持ち込み不可の場合、単純計算で40万円から50万円が相場のようです。

BBQや飲み物等の持ち込みがOKの場合は、トータルで25~30万円程度が相場かなと思います。

ここまでが地引網基礎です。次からは実施までの段取り編です。

集客

今回は、Facebookを通じて行いました。ここでオープンに集客をして、あとは知人・友人に個別に声掛けして、そのつながりで集めたわけです。

どうやら地引網というのはやったことがない人がほとんどのようで、実施時期が夏休み期間中ということもあり、親子連れで多くの方がエントリーしてくれました。

まず、人が集まらないと実施自体ができないもので、いったん8月某日と日取りを決めて、仮エントリーとして集客をしたら40家族60人ほどの応募があったので、これはいけると思い、網元に連絡し予約しました。

今回は、茅ヶ崎のカネサ網さんへ依頼したのですが、ウェブサイトがぎりぎりあったのと、電話対応がやさしかったからです。

他の網元にも数件確認電話をしたのですが、不親切なところもあったり投げやりなところもあったり。釣りのときに船宿を選ぶときも同様、まーそういうところは大事ですよね。電話対応が悪いところは大体なにもかもダメなわけですよ。

最終的には50家族111人(子供ちゃん30人!)のエントリーがありました。わお。

天気と食材と飲み物購入のタイミング

なにしろ100人分の食材と飲み物なので、まー、キャンセルになるとこれは痛い&置き場所がないので、いろいろこれは悩みました。

予約と決済の仕組も、ウェブサービスを使うと、だいたいこの規模だとキャンセル時に1~2万円ぐらいかかるということで、結局現地で支払ってもらうことに。

何しろ、週間予報でずっと雨の降水確率70%で、それが数日前になると、やっと曇りのち雨、降水確率50%になってきて、前日になってやっと曇りのち雨、降水確率30%という状態に。

ここにきて、もうちょっとの雨であればやりますよ宣言をして、最終開催案内は当日6時前にすることにしました。カネサ網の場合、当日5時30分におやっさんに電話をする必要があります。ということもあり、その後に開催判断をすることにしました。

食材は、ヘルプをしてくれる仲間に相談して、分担して購入しました。運ぶとなるとやはり車が必要ですね。わたしは車持ちではないので仲間にだいぶヘルプしてもらいました。こういうときに友人っていいなと思うわけです。

食材

つーか、100人前の食材ってどんだけなのか。アルコールを飲む人と飲まない人、肉ってどんだけ用意すればよいのか、野菜はどんだけ、魚がたくさんとれたら肉多すぎるしなとかいろいろ考えました。

やってみてわかったのは、夏だからかビールとサワー系は追加が必要だったなと。ノンアルコールビールも1ケース用意したのですが、これは車で来る方も多いので必須だなと思いました。

当日は雨?

数人から「明後日雨っぽいですけど・・・」「明日天気あやしくないっすか?」的なメッセージをもらいつつ、「ま、だいじょうぶですよ」とか返しつつ、もう食材も飲み物も買ってしまったので、もし雨ザーザーだったら、土日で食料品店をできるレベルだなと軽く開き直りつつ、前日には天気が持ち直してきて、雲の動きをみても、なんとか天気が持ちそうで、よかったよかったと思いながら、大量の野菜の下ごしらえをしました。

で、朝。

よーし。いくとするか。

あれ、ポツポツ雨ふってるぞ。ま、大丈夫でしょ。

と、いう具合にORETSURIにもたまに登場する早川さんに送ってもらいながら現地入りです。

ここからは写真メインで参ります。

合計3玉の特大スイカを助手席に

カネサ網の入り口はわかりにくい。一旦通り過ぎて、平塚側から再度アクセス。

テントが準備されています。ゴザとビールケース&板の机は自由に配置してOKとのこと。BBQ台は夏場は南西から風が吹くので置き場所を考慮したほうよいでしょう。着火時に煙がでることを考えて結構離しました。

一番乗りで到着後かけつけビールを2缶飲み干す人

ここが網を引く会場。網元の人たちはみんな親切だった

主催者としてあいさつしてから、注意事項(目の前の浜はアカエイたくさんいるから泳いだらダメ等)を説明してレッツ地引!

このようにまず網に対して水平にならびます。親子一緒にひけるのでいいですね。

海岸と水平に。

なんだかたのしそうなやつがいるぞ(友人のきのっしーです)。おもわずこうなっちゃうのが地引網マジックですね。

そんでもって、一人ずつ網を引っ張って岸側にあるいていく

こーんな感じに引っ張ります。今回は手前までもってきてもらったあとは動力なしなので、かなり重い。

端まで引いたら、もどって列にならぶ

どんどん引く。大体、網元のおっさんから「平塚側もっとがんばれ」と激がとびます。がんばれ!

親子連れはこんな風に一緒にたのしく引けますよ。って、子供ちゃんが網に乗っかっているだけの気が。まーこういうのも地引網マジックです。

幹事特権で、網を引かずみんなを撮影です。人たくさんいるなー

段々、両サイドの間隔がせばまってきました。

上島竜兵似の以前パスコで働いていたという人のいいおっさんから、激が飛びます。

おーもうすぐだ。あれ、右端にさぼってみてるDQNがいるな

もうすぐもうすぐ。というか、右端のDQNは何をしているのだろうか

ラストもすこし

シラスもとれる細かい網の先端部分がみえてきました

うおー魚がいるぞ

なんだかDQNが網の先端をみてるぞ

なんだこの細かい魚は、まさかシラスか!?

目のこまかい網はチャックで開閉できる模様。便利だ。

アカエイやクラゲなどなど危険な魚もいるので、いったん仕分けしてもらう。

ものすごい料のウルメイワシとマイワシ。大体98%がウルメイワシでした。

目の細かい網の先端には何がいるのだろうか

みんな見守る。

こんな風に種類ごとに仕分けてくれます

ほぼウルメイワシ

大量なイワシの鱗にうもれてカマスの幼魚

ごくわずか混ざるシラス

すこし大き目のマイワシとイトヒキアジは別に仕分けられる

ハガツオの幼魚かな

3樽分だけ引き取ることに。残りは網元が出荷するようです。

つづいてBBQ

焼けるような魚がいないけどBBQは楽しい

テントの下はこのとおり。小さい子供ちゃんも日陰で休むことができます

くまさんがイワシでペペロンチーノをつくってくれました。みんなうまいうまいと絶賛。

網元のおばはんからおすそ分け。カマスの煮干しのようで、これがうまい

平田特製ウルメイワシの丸干し。つくっておいて自分で持ち帰るのを忘れました。焼いてレモンを絞って食べたかった

さすらいの干物女子も登場。その正体はたまに一緒に釣りにいくかなちゃんです。

子供ちゃんがイワシの手さばきを実践してみせてくれました。自分でさばいて食べるというのはいい経験だぞ

スイカ割り。大人も盛り上げるもんで

女の子もスイカ割り。砂田パパも娘の成果に真剣です。

かしこいカモメたちもたくさん。イワシを投げると空中キャッチします。

小室食堂。イワシの竜田揚げと鶏の唐揚げとのこと。片栗粉かっておいてよかった

この西上DQN氏のデカクーラーは飲み物どぶ漬け&スイカ大玉3つを冷やすのにだいぶ役に立ちました。それにしてもこのおっさん、わたしとほぼ年齢が変わらないのにこの貫禄です。

まとめ

といういわけで、こんな感じに地引網はものすごく楽しくて盛り上がるので仲間内で企画してみてはどうでしょうか。

子供ちゃんの教育のためにもいいと思いますよ。

今度はORETSURI地引網も企画してみたいところです。

ではでは。

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