どうもこんにちは。木田です。
前回は、はじめて一人船釣りをするまでのタックル購入について寄稿しました。
今回は、サイマキを使ったマゴチ釣りの話をしたいと思います。
思います、、、
でもこれができないんだなー。
なぜか?
深川吉野家さんでおもわぬ落とし穴にはまる
サイマキ(クルマエビの幼エビ)でマゴチを釣るぞ!
と、5月20日、いつもの魔改造自転車ででかけました。
単独釣行2回目です。
お世話になる船宿は、深川の吉野屋さんです。はい、初めての利用です。
仕掛けには主に、FUJIWARAのバランスシンカー15号とマゴチ専用の糸オモリがついたスズキ針・マゴチ針仕掛け1.5mをつかい、サイマキことクルマエビの幼体の釣り針への付け方、アタリがあってもちゃんと食いつくまで合わせないこと、かつ、合わせる場合には大きくしっかり合わせることなど、予習も含め準備万端。
前日には眠れないというお約束の儀式をへて、早朝お守り的な酔い止めのアネロンも完了しています。
吉野家さんに到着し、受付で料金を払うと、「船で回収します」として札をもらいました。
おっ、オペレーションしっかりしてるなーと好感度もアップ。
複数の船が出るのは知っていましたので、氷を配ってくれているオニイサンに「マゴチはどの船ですか?」と聞くと、「川べりの右側です。」とのこと。
この船ですね。
この日の釣り客は、片側8人、総勢16人ほど。
出船。そして、やらかす。。。
この日は風が強く、うねりもあり、波もかぶるため大貫沖への移動中はデッキにいられず、全員船室に。
東京湾奥の船宿の場合、ポイントまでの移動時間が1時間を超えることがほとんどなようなのですが、そうですね、1時間20分ほども経過したでしょうか、船長から「はい、釣り始めてください。✕●▲は120※■▲◎を使ってくださいね」とのアドバイス。
あれ、なんて言ったのかな?
釣座につくと、他の人たちが一斉に準備を始めます。
あれ?サイマキが配られないけど、変だな?
ここで、中乗りさんに質問です。中乗り(上乗り)さんは船長以外の船宿側のスタッフで、釣り人のサポートをしてくれるおじさんやおにいさんです。船長一人のときもありますが、困ったらなんでも仲乗りさんに質問ですね。
私「あのー、餌のサイマキください」
中乗りさん「え、サイマキ?????この船、ルアーですよ。」
私「あれ、ホームページにはサイマキ5匹まで含まれてるって見たんですけど」
中乗りさん「あ、マゴチ?」
私「はい」
中乗りさん「この船、タチウオですよ、ジギングで。」
私「(・・;)」
なんと、船を乗り間違えました。。。
船長のアナウンスの120某とはルアーの重さの推奨だったんですね。
どうりでエサ釣りでは聞かないはずです。
という訳で、サイマキのマゴチ船にのるべきところ、タチウオのジギング船に乗ってしまいました。同じ釣りは釣りでもまるで、パリに行こうとしてニューヨークに来てしまったようなものです。
しかも、私、ジギングは未体験、ルアーも一つも持っていません。
中乗りさん、ありがとう。吉野家さんありがとう。釣りができた
この痛恨のミスは、かなり焦りました。このうねりの強い海でこれから数時間、魚を釣ることもできず、船室で無為に一人で過ごすのかー。と。
すると、呆然とする私を残して、中乗りさんは「ちょっと待ってて」と言い残して船室に消えてゆきます。
あれ、船長と相談して私を大貫あたりの港に降ろしてくれるのかな?ま、そんなことはあり得ないな・・・などと思案していると、3分ほどで、なんと!ルアーを持って来てくれたのです。
「これ使って釣りしてください。」
おー男前、有り難うございます。
これはメタルジグってやつですね。
その後、PEラインの先にルアーを直接着けて良いのか質問する私に2mくらいの長さのリーダーという別の糸を結んでくれたりしました。いい人だ。
という訳で、数時間を釣りもせず船室で過ごすという最悪の自体は回避できました。
釣果は・・・
ジギングは全くしたことなかったので、仕掛けは整っても釣り方がわからないわけです。
そこで2つ情報源から最低限の知識をゲットします。
一つは周りの人を真似する。
もう一つは、Google先生に聞く。です。
なるほど、メタルジグは、ダダ巻き、ショートジャーク、ロングジャークとあるわけか。
そっか、この隣のお父さんがやっているのはショートジャークだな。。。と速習。
ということで初のタチウオジギングです。
うねりが強かったせいか、タチウオは厳しいと船長が途中で判断。サバを狙いましょうとのこと。
タチウオは釣ったことないので釣りたかったですが、釣り自体さえできない可能性があったことを考えれば、タチウオでもサバでも問題ありません。
という訳で、DAIWA ライトゲームX 73 M-190という、マゴチ釣りのために購入したエサ釣り丸出しのロッドと、借り物のルアー1種類でしたが、なんとか3匹ゲットしました。
吉野家さんのホームページにその日の釣果が掲載されています(こちらのページの5月20日欄のジギング五目船に乗船)が、船中タチウオはゼロ、竿頭の方はサバ20匹とのこと。
出典:http://www.team-yoshinoya.com/diarypro/
また、かなりなうねりだったので、確かに船酔いでダウンされている方が数名いらっしゃいました。
そんな中の釣果3匹は、転んでもただでは起きない的な観点からは良かったです。
今回の釣りの反省は・・・
完全に結果論ですが、今回のミスには「避けどころ」がいくつありました。が、それを見過ごして自分で全力でミスに突っ込んでいってしまった感じです。以下、反省点。
船釣り初心者のみなさんの参考になれば幸いです。
●勇まない
どう考えても勇みすぎで、テンションが上がってます。舞い上がってます。結果、思考力、注意力、判断力が落ちてます。落ち着け、自分。
●前兆を見逃さない
実は吉野家さんへの到着が集合時間ギリギリになってしまって、乗船前少しだけ焦ってました。というのは例の魔改造自転車でGoogleマップで示された場所に着くと、そこは事務所(=本社)でして、船着き場ではなかったんですね。みなさんも注意です。
そこから再びGoogleマップを検索し直しても見つからず、吉野家さんのホームページで場所を確認して、なんとか到達。これは、今考えれば「何かと何かを取り違えてミスる」前兆だったのではないかと思えます。それを完全に見逃しました。
どうやら船宿にはこうした事務所と船着き場が離れているところがあるようなので、予約時にきちんと確認しておいたほうがよいかもしれません。
●ちっちゃな「違和感」を大事にする
(間違った)船に乗船して仕掛けを組み立てているときに、ちっちゃな違和感がありました。どんなことかというと、
- 隣の人の仕掛け(まだルアーはついていなかったので、針だけ見えた)が、3本針りで巨大
- サイマキを入れる(はずの)バケツが置いてあっても良いのだが置いてない
- なんか、餌釣りの船の雰囲気と少し違う(=雰囲気が少し硬いような気がした)
確認呪文は積極的に唱えよう
このような違和感は「コレマゴチセンデスカ」のわずか10文字の呪文を、隣の釣り人、仲乗りさん、船長、だれかに発すれば簡単に払拭されますし、その呪文を出港前に唱えればミスを避けられたはずなんですが、舞い上がっていたせいで無視してしまい、呪文はついぞ自分の口からは発せられることはなかったです。
次回からは落ち着いて、要所要所で確認呪文を唱えようと思います。
良かったこと
良かったことはあまりないのですが、簡単に。
- サバだけど3匹釣れた
- 初ジギング体験できた
- 仲乗りさん、親切
- 勇みすぎるとミスる。が分かった。
- 違和感あったらちゃんと呪文を唱えよう。が分かった。
の5点です。
今度は無事にマゴチ船に乗船してレビューを寄稿したいなと思います。
寄稿者
木田 和廣
オフでは水泳と釣り。オンではGoogle アナリティクスによるWeb解析コンサルタント、Tableauによるビジュアルデータ分析コンサルタントをしています。Web解析に関する本も書いてますよ。
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■当日のタックル
ロッド:DAIWA ライトゲームX 73 M-190
リール:DAIWA PREED 150SH-DH
ライン:東レ スーパーストロング PE 船 F4 2号
ルアー:お借りしたメタルジグ赤金カラー