三浦半島のガサガサ遊びの記事で持ち帰った魚とエビ類。
一部は水槽で飼うことにしましたが、大き目の個体は食べてみることに。
オイカワとアブラハヤの竜田揚げ

水を頻繁に入れ替えて、温度上昇に配慮しつつ寄り道をしないで帰ったからかみなさん生存確認OK。

持ち帰った川魚が生きていた場合の話ですが、まず氷水を作り、そこにオイカワとアブラハヤをいれ締めます。

しばらくすると、動きがなくなるのでそこから調理するとよいでしょう。

婚姻色の出たオイカワのオスは特別ですが、基本的にはこのアブラハヤのように地味な日本の淡水魚ってなんだか親近感が持てるなと。いぶし銀といいますか、シブいといいますか。

今回の調理は甥っ子氏に依頼。

塩をまぶした後にかるくもんで洗い流して、ぬめりをとる(鮮度がいい場合などやらなくてもいいです)

内蔵をぬいて血合いともども洗い流す。

こちら下処理済み。
鱗もそれほど気にならないのでそのままにしておきます。

水分をキッチンペーパーでぬぐったあと、片栗粉をまぶす。

飾り付けのスダチをきっておく。

甥っ子氏は料理を学んでいる高校二年生なんですが、こんなアレンジをしてくれました。いいね。

でもって、カラリと、揚げる。
揚げ油はノーマルサラダ油+かどやのごま油銀印です。ごま油は香りが強いため、川魚の繊細な味や香りを楽しみたい(とくに鮎など)という場合は使わないほうがよいかなと。

盛り付けもきれいですね。
今回、ターコイズブルーのIKEAの皿をあわせたものの、実際この色でよかったのかはわかりません。
ノーマル食卓塩をかるく振って、食べることに。

アブラハヤ。
クセなく、外はカラリ、中はふわっとしていて実に美味。塩とスダチがいい仕事をしてくれているなと。

オイカワ。
頭部側を食べるべたんですが、アブラハヤ比較するとやや骨が気になるという。
アジはアブラハヤとの差がよくわからないというレベルで実に美味。
イシガニの味噌汁
汁物は冷凍庫に入れておいたイシガニを利用。

味噌汁には小型がよいかなと思い、奥地にいたやや小型のイシガニを3杯チョイス。

時間があれば常温解凍。今回は、水につけて解凍しました。

甲羅を外して、エラ部分と胃袋周りを取り除く。
冷凍前に甲羅の汚れをブラシでとっていますが、とりたての場合、両鋏の付け根下側に水垢のようなものがついているのできれいにしておいたほうがよいかなと。

出汁がよくでるように、調理ばさみなどでハサミに割れ目をつくっておきます。
胴体も2つに割っておくとよいでしょう。

出汁+みりん少々(これがポイント!)に下処理したイシガニを投入。
あとは中火で炊くだけです。
しばらく炊きだして湯が白濁したら、火をとめて味噌を溶き入れます。
今回は神州一の白味噌。
むかし東京の野方に住んでいた(生家)時がありましてね。たまに中野駅までバスでいくんですが、その途中に神州一味噌の看板があったんです。たしか工場があったのかなと。
家でもたしか神州一味噌をつかっていて、久しぶりになつかしくなってかってみました。

この通り、白めの味噌汁が出来上がり。イシガニの真っ赤な差し色との相性もよさそうですね。
今回は野菜をいれませんでしたが、シンプルに大根や長ネギなどを入れるのもよいと思います。
最後に
白飯と味噌&調味料以外の食材は三浦半島でとったものだった今回の記事。
たまにはこうして素朴な味を楽しんでみるのもよいですね。
今回、鮎は2尾ぐらいしかとれなかった(動きが速い&上流にいったらとれなくなった)ので、再度鮎獲りにいって、鮎料理でも楽しんでみたいなと。
ではでは。
関連アイテム
かどやの銀印ごま油=激推し
神州一味噌=素朴なみ子ちゃん印
関連記事






