よっぽどの大家族ではない限り、お食い初めのお祝いだからといって、ビッグな真鯛をそのまま塩焼きにすると持て余すことになります。
こちらの真鯛氏。
この後、お食い初めの儀式を滞りなくすませて、全体の三分の一ぐらいを食べ進んだところで箸が止まります。
もう飽きた犬。
悲しいかな人間というのは飽きる動物です。
あれほど喜んでいた良型真鯛もいざ釣って塩焼きにしたところ、だいたいにおいて焼いている間に香ばしい香りでお腹がいっぱいになってしまう。
じゃあどうするか。
そうだ中華おこわでしょ。
こうくるわけです。
真鯛の中華おこわの具材を仕込む
中華おこわの便利なところは素材をいれて、中華風に味付けして炊きこんでしまえばなんとかなるというところです。
野菜は、しめじ・しいたけ・長ネギ・そこに漢方食材として、紅なつめ。
百合の花&百合根・蓮の実は水でもどしておきます。
それと乾燥海老も戻しておく。このもどし汁は後ほどつかいます。
フライパンにごま油をしき、生姜とニンニクをいれて焦がさないように炒める。
そこに野菜軍。
さらに、真鯛の塩焼きから荒くほぐしとったものを入れる。
干しエビの戻し汁&中華スープ(ウェイパー)をいれて、炒めて、紹興酒・胡椒・五香粉・砂糖・魚醤・オイスターソース。
真鯛の中華おこわを炊きこむ!
真鯛の頭も一緒に炊いてみよ、と、強引なドリブルで押し込んだらやりすぎました。
これちゃんと炊けるかなー。
とりあえず押し込んで炊飯!
あとは神頼みです。
・・・
約50分後。
なんだかすごいもんが仕上がりましたな。
一応炊けているっぽいな。
あまりにもボリューミーで天地返しできないので、一旦真鯛の頭をデータ移行して、から具材を混ぜる。
お、いいんじゃないかな。
御椀にもりつけて、千切り生姜をかざり、仕上げに追い五香粉をぱらぱらり。
室内が、もわわーんと、台湾の街角のあのニオイに。
・・・
味は・・・
そらうまいよねー。
全体的に統一感があって、真鯛は甘辛い台湾風のデンブのようなイメージ。
中華おこわ自体がもともとかきこみ系の味なわけで、あっと言う間に3杯程度たべて満腹でフィニッシュしました。
これまでこの中華おこわを何度か作っていろんな白身の魚を巻き込んできましたが、真鯛も勿論のことよく合うので試してみてください。
それと余ったらラップでつつんで冷凍しておけば1か月はもつはず。釣行時のお弁当にもよいんじゃないですかね。
ではでは。