思い起こせば、去年のこと。
アカメフグをかっとう針で釣っていたら、いいサイズのマダコが釣れたんですね。
アセロラドリンク好きのマダコ氏
で、内臓だけだして冷凍しておいたわけです。
投稿が見つかりません。これが2月後半の話。
そのマダコなのですが、冷凍庫の最奥の地に封印して、食べる日を楽しみにしていたら、なんと10か月たって年末になってしまいました。釣り七不思議の一つ『禁断の冷蔵庫エウレカ』とはこのことです。
毎年年末となると、我が家では釣魚の事業仕分けがはじまります。
このとき、心を鬼にして、蓮舫氏のように厳しく、
「このアジの干物つかうんですか?」
「なぜ魚のアラを矢鱈に冷凍するんですか?」
「2位じゃだめなんですか?」
「もう一度わかりやすく答弁ください!」
と、鬼の首をとったかのように自分を厳しく問い詰め、完全に悪くなってしまった魚はアナゴなどの釣り餌にすることもしばしば。
が、マダコはイカ同様、冷凍しても味が落ちにくいわけです。
あ。
よく考えたら、実家でおせち料理として、いつもモーリタニア産のタコとか北海道のヤナギダコで酢だこ作ってるんですね。
これはどや顔で、国産マダコやで、息子が高騰する国産マダコを釣って持ってきたぜと凱旋してみようということに相成りました。
国産マダコが酢だこになるまで
こちらは実家までもっていったときのマダコ。
こちらは年末の極寒江ノ島釣行でやっと釣れた獲物。
小型ながらも、うれしかったので持ち帰ってきたものです。
それぞれを冷蔵庫で1日解凍。塩をまぶして軽くこすると、ぬめりが簡単にとれます。
これが冷凍するメリットの一つですね。
タコの頑固なぬめりは冷凍して解凍することで簡単に洗い流せるんです。
これを知らないで、生のタコを大量に塩でごしごししすぎると、タコが塩っ辛くなってしまったり。
ヌメリはかるく洗い流しておきましょう。
湯を沸かし、脚からゆっくりいれていくと、くるりんぱ、と丸まっていきます。
くるりん。
ぱ。
デロリアン。
菜箸でひっくりかえすとこの通り。
目と目の間の脚の付け根をカットするともうすこしきれいに丸くなるとのこと。
そして茹で上がり。
湯気からオクトパス系のニオイがしますね。たまらん。
このまま脚をきってかじりたいところ。
が、今回は酢だこが目的なので、自省しておきます。
こちらは、1分ほどでゆで上げた小型のマダコ。
これは刺身で食べることにします。
ぶつ切りにしたタコを、合わせ酢につけて一晩おきます。
- 米酢か雑穀酢
- 砂糖
- お好みで切り昆布
元旦、国産マダコだからこその味わい
きゅうりと柚子皮と合わせて出来上がりです。
食紅で染めたタコと比べると地味ですが、あずき色、シャア専用カラー系の色味が食欲をそそります。
味は・・・
やわらかい&旨みが染み出てくる!
輸入だこももちろんうまいのですが、やはり旨みの量が違うのかもしれませんね。
この通り、我が酢だこが食卓に鎮座しています。
立派なエビはアルゼンチン赤海老で、このエビの登場により、手軽に贅沢っぽい雰囲気が演出できますね。
一尾100円ちょっととは思えない存在感。
南天の葉もよいですねー。
江ノ島産のマダコの味
続いて、江ノ島産のマダコの味。
小型のタコは、特にやわらかいわけですがね。
シンプルに醤油をつけて食べると。
ああ、うまいよね。
マダコも養殖ができるとよいですねー。つくづく思います。
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酢のものは、米酢をつかうと酸味がまろやかでオススメです。ヌメリの下処理などあれこれ使うので大容量で用意しておくとよいですよ。マダコって正月シーズンは1キロ滅茶高いんですね。びっくり。