東京湾のアカメフグカットウ釣りにチャレンジしてみた@金沢八景・野毛屋

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ORETSURIにたまに登場する、なかけんから「フグ釣りにいきますぞ」と連絡がきたので、馴染みのない釣り物だったものの、いっちょいってきました。

結論からいうと、アレコレ釣れました。

アレコレが。

では、その様子をお送りします。

※ちなみに湾フグとは、ショウサイフグやアカメフグなどのことをまとめて呼んでいるようです。

目次

早朝5時30分、金沢八景野毛屋さん到着

はじめての船宿というのは緊張するんですよね。

やはり船宿ごとにルールとか流れがあるわけで。

と思いながら、金沢八景駅から野毛屋さんに歩いていったところ、店の前に車がずらっと並んでいるんですね。

にゃるほど。

これは、開店にあわせて釣り座をキープするための待ちの儀式なのですね。

ふむふむ。

と、店の前で待っていると、

シャッタが―、

ガラガラー。

と、開きました。

よーし開店!

すると、店の男性が現れ、車で到着した方々に、番号札を渡していくという。

ほうほう、そういうことね。

その後、車勢の方々がぞろぞろと店にあつまり、釣り座の番号札をとるという仕組み。

フグ釣りは初めてだったので、やさしそうな常連感のある男性に、

「どーもー、どの席がいいですかねー?」

と、聞いてみたところ、

「うーん、そうだねー、どこでも釣れるんだけど、今日は左舷側が太陽があたるらしいから左がいいんじゃないのかなー」

とのこと。ということで左舷ミヨシ(船首)から4番目をキープしました。

心配していた女将さんもやさしい方で、わーよかったなーとおもって、あ、カットウ仕掛け買わないと思って再度女将さんに話しかけたところ、「ここでも売ってるし、船でも色付きのがうってるよ」とのこと。

わ、これは、選択肢がわかれたパターンだ。

こまったぞ、と、おもったら、別の貫禄ある常連男性が目に入ったので、

「仕掛けってがいいですかねー?」

と聞いてみたところ、

「お、はじめて?そうだねー、ここで買えるのは鉛のまんまで、船で買うのはちょっと高いんだけど色付きなのね。でも、まー色で喰ってくるわけでもないから、鉛のやつを1個買っておいて、必要に応じて船で一個買えばいいんじゃない」

とのこと。

おお、ありがたい。そうしよう。

と、思い、女将さんから鉛むき出しバージョンのカットウ仕掛けを購入です。たしか250円ぐらい。

こちらが野毛屋のカットウ仕掛け。

錘は10号。

シンプルなので、自作もできそうですね。

このカットウ針ですが、実は針先が曲がっていたり鋭くなかったりするので、この仕掛けを使う方はヤスリをもっていき、研いだほうがよいと思います。

このときは、なかけん勢(なかけん+3名)の方に、やすりをお借りしてギコギコ研ぎました。

それにしても、常連もいい人だし、船宿の女将さんもいい人でよかったなと。

船着き場へ

その後、時間がきて、船着き場(徒歩2分)へ

気になったので、船長からもう一つのカットウ針を購入することに。700円。

船長が健さんなので、健魂の模様。気合が入っていていいですねー。

いい値段ながらも、こちらはカットウ針がシャープ。

とりあえず、チーカマを食べて平常心を保つ儀式がこちらです。

手袋がボロボロですが、出がけにいつもつかっているタイタニウムの指だし手袋が洗濯前ということに気づいてグランジ系の手袋できました。

こちらが今回のエサ、アルゼンチン赤海老(追加のエサは500円)

スーパーで安く売られているあの御仁でフグが釣れるとのこと。

常連ともなると、事前に味付けしたエビを持参するようですね(このあたりカワハギ釣りと似てるなと)

健魂仕掛けのアピール力を増すため、カワハギ釣りのときにつくった寄せ寄せぼうきをつけました。

よっしゃ、ばっちこい(エビのつけ方はネットで事前にチェックしておいた)

エビのつけ方は、

  1. 尾羽と腹のひらひらを切る(尾羽はちょっと残すと餌持ちがよくなる)
  2. 尾から背側に針をぬいて背側から腹側にぬく
  3. 頭側の殻をむく(関節何枚むくかは好みの模様。4枚ぐらいむくとアピール力大)

アカメフグカットウ釣りのレクチャーを聞く

ポイントに入る前に、この釣り物が初めての人向けに船長からレクチャーがあります。

こういうのは有難いですね。

着底後、竿は斜め上に構えて、ゼロテンション。

3秒に1回、15㎝ほど、竿先をあげて、アタリがなければ再度着底。

底から聞き上げるときに異変があったら合わせるとのこと。

餌のアルゼンチン赤海老のつけ方もレクチャーを受ける。

まっすぐになるように。尾羽部分をすこし残すのがよいようです。

この通り。

福浦岸壁沖

福浦岸壁沖がこの日の最初のポイント。

着底後は、ゼロテンション。

すっと、15~30㎝ほど上げます。

あんまり勢いよくあげると、フグがよっている場合散ってしまうとのこと。ほうほう。

うーむ。

アタリゼロ。

船の直下をやったりキャスティングしたりなどやってみましたが、これがゼロ。

ここで野島沖堤防側へ移動

とりあえずフグの気持ちになるために、魚肉でも食べましょう。もぐもぐ。

沖堤付近に到着。

あの沖堤防なつかしいな。かなり近くで釣りますねー。

それにしても引き続き、アタリが全くない。

というか、アタリがどういうものかわからない。

これはあとで知ったのですが、湾フグとよばれるアカメフグも、2月3月は一番活性が低いようなのですよ。

まわりでは3尾ほど釣れているものの、、、圧倒的釣れなさ。

が、あきらめず、

シュルシュル。

・・・

着底。

すー(15センチ聞き上げる)

もう一回着底。

すー(15センチ聞き上げ、、)

わ!

なんか重い

思わず合わせる!

お!のったくさいな。やや重い。

🐡?

・・・

・・・

・・・

どーん。

釣りました、アカメフグです。

やったよー。

ギョロ🐡

ぷかぷかー。

泳いでいるとかわいいんですけどね、

眼が赤いんでやや怖めですね。

  

このあと釣れてくるのは、貝殻。

この釣りはひたすら底釣りで、カットウ針というひっかけ針がついているので、結構な確率で貝殻や石・海藻などが釣れるのです。

針先は根がかるとすぐにだめになってしますので、替えのカットウ針を複数持っていったり、やすりを持参したほうがいいですよ。ほんとに。

この日も何度か、アタリっぽいものを逃したような気がしましたが、これは針先が鈍っていたからな気がします。

こんなポイント。

水深10メートル~15メートルちょっと。

胴付きの枝針にチーカマをつけてやりました→一投でとれました。。。

まさかの大物を釣る!?

さて、もうこのままアタリがなくて終わりなんじゃないかと思いながらも、

ひたすら、着底&聞き上げ。

これを繰り返していたところ・・・

ガツン!

ん、重いぞ。

🐡フグなのか?

いや、ちょっとこれは引きが強すぎるからアカエイかサメのような気が・・・

と、船長が横に飛んできてくれます。

この船長はかなり熱心で、ポイント移動も頻繁で、タモ入れなども積極的につとめてくれるのです。たのもしや。

わたし「これたぶん、アカエイじゃないですかね?」

船長「うーん、デカフグだったらいんだけどね」

・・・

あがってきたのは、

デカマゴチでした。大物54センチです。

フグを狙っていると、かなり大きくみえます。

それにしてもスレがかりだったのか、カワハギ竿だからなんなのかわかりませんが、かなり引いたなと。

なかけんとその仲間たちも熱心に釣っています。

底をなめてくると、ナマコがすぐ釣れるという。

その後、2匹目のアカメフグをゲット。ちょっと小型ですね。

カットウ針はこんな風に下あごや顔周辺に刺さって上がってきます。

返しがないので、テンションをかけ続けて一気に船に釣りあげるのがポイントとのこと。船べりにぶつけると落っこちやすいようですね。

その後、ナマコ2匹。

さらに大物が!

いやーそれにしても、アタリがない釣りだなー(カワハギ竿で穂先がまだ固いのかもしれません)

と思いながらも、熱心に誘っていると。

根がかった。

ぬにゅ。

あ、とれた。

重い。

なんだか、水がはいったビニール袋みたいだな・・・

と、いうことは。

🐙?

・・・

・・・

・・・

ふははははは。

やったぞ。おい。

しかもそこそこデカい。

マダコを釣ると釣り人はこのように笑顔になると言われています。

アセロラドリンク好きなマダコちゃん。

速攻で締めてクーラーボックスに入れておきます。

ほくほく。

その後、おかわりした赤海老が再度切れて、残り30分程度だったので、海老の頭でタコ釣りに専念することに。

タコ釣り仕掛けw

オマツリでカットウ針が死亡したため、トレブルフックをスナップでつけて再度タコ釣り。

くるか?

えー来ませんでしたー。

八景沖ということで、船宿までは近いのですが、この間にマゴチの眉間に調理ばさみを差し込み締め。

ドヤ写真。

桟橋到着。餌箱にアカメ(事前にエラを切って血抜きしておく)をいれて、船首の船長のところにもっていきます。

これはわたしが釣ったものではないです(このぐらいのサイズが釣りたかった)

速攻で棒身にしてくれます。

手際よすぎる!

帰宅して下処理

フグの棒身は、尾びれをハサミで切り落とし水洗いして内臓や血合いの残りを落として、水気をぬぐって寝かせます。

こちらマゴチとマダコ。

マゴチは内臓を抜かないでエラだけとってミイラ状態にして保存

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マダコは内臓と眼をとってから冷凍。冷凍してから解凍するとぬめりがすぐ取れます。

こちらは胃腸以外のマダコの内臓。煮つけにでもしようかなと。

以上料理編はまた改めて。

それにしても、フグの釣りは奥が深そうなので、今度はカットウ仕掛けも自作で狙ってみようかなと。

ではでは。

<船宿>
野毛屋

ポイント移動を早めに繰り返したりするところだったり、積極的に網入れに船長がでてきたりと、なんとか釣らせよう実という気持ちが伝わってくる船宿でした。女将さんも丁寧で、常連のみなさんも気さくでよい方々でした。

<気づいた点>

  • カットウ針の替えは用意しておいたほうがいい(ダイワのサクサスフックすごい!)
  • 針先を研磨するためのシャープナーがあるとよい
  • カットウ仕掛けは自作もできそう
  • 冬場はアタリがほんとに小さい模様、3秒に1回空アワセするのが吉

<タックル>
カワハギタックルを使ったが、穂先はもっと柔らかいほうが眼感度的によさそう。船宿レンタルは1000円。

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