10月大原沖ヒラメ解禁!実釣・タックル・仕掛けの話@あままさ丸

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大原_ヒラメ4
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こんにちは上月です。

最近、仕事がベリベリビジーでして、心の余裕も少なく寄稿ができていませんでした。

というか、釣行記主体の僕としては、あまり釣りにいけてなかったという理由もあるんです。

そんな状況ではあるんですが、10月後半に隙を見つけてなんとか釣りをしてきたんですよ。

みなさんは10月といえば何の釣りを思い浮かべますか?

東京湾だとスミイカ、相模湾だとアマダイの出船がはじまったりしますねー。

これ、僕にとっては千葉県大原のヒラメ(ほぼ)全面解禁の季節なんです。

昨シーズンは、確か6回挑戦していますが、今年も懲りずにちょこちょこ通おうかと。

思えば1年前、ORETSURIへの初寄稿も大原ヒラメだったりと、ちょっと感慨深くもなったり。

▼2020年10月の

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そんなわけで、今回は2021年解禁後初の大原ヒラメに挑戦してきたので、その模様です!

目次

久々の大原ヒラメ、仕掛けは自作で

最後にヒラメへ挑戦したのが2021年4月なので、実に半年ぶりのヒラメ。

仕掛けのストックがないので、仕掛けを作るところからスタートです。

今回使った針はこの方々。

親針はダイワ ヒラメライトSS 7号、孫針はダイワ ヒラメトリプルSS 8号

なお、ハリスは6号です。

シーズン初期のヒラメはサイズが小さいので、親針はもう一つサイズダウンした6号にしようか悩んだんです。

が、万が一そこそこのサイズがきたら不安だなーと思い、7号にしました。

なお、7号もそこそこ小さいサイズではあるんですが、昨シーズンは6kgオーバーのヒラメをしっかりキャッチできた安心の実績があります。

大原沖ドリーム!超大型ヒラメ4枚の総重量21.13kg!シーズンラスト泳がせ釣行@あままさ丸

というわけで仕事の合間をぬって、捨て糸とセットの仕掛けを2組と交換用のハリスを4組作成。

ちょっと少ないんですが、疲れが溜まっててしんどくなっちゃったので仕方ないですね。

途中で無くなったら船で買えばいいし、準備で無理をしないのが僕のポリシーです。

いざ、大原

さてさて、10月後半の某日、待ちに待ったヒラメDAYがやってきましたよ。

僕の記事によく登場する某シェフと二人での釣行です。

シェフを拾って、釣具屋とコンビニへ寄り道し、4時20分に大原港着。

船は昨シーズンもお世話になった、あままさ丸です。

ちょっと色々あってしばらく休業していましたが、9月末から営業再開。

再開初日はテンヤマダイだったんですが、しっかりと遊びにいきました、はい。

受付をすませて早速乗船&準備。

席は右ミヨシから僕・シェフの並びです。

この日の乗船者は10人で、片舷5人の広々布陣。

タックルは・・・

昨シーズンは、最初から最後まで極鋭 コンセプトゲームL MH-235AGSを使っていたんですね。

で、今シーズンもそれをメインにしようとは思ってるんです。

とはいえ、今回はシーズン初期につきヒラメのサイズが小さいことが想定されるので、竿先柔らかめで食い込みのよさそうなメガトップのリーディングを選択。

グローのオモリですが、ヒラメにおいてオモリの色はあんまり関係ないです。多分きっと。

移動中に仕掛けが暴れないよう、事前にオモリをセット。

ヒラメは仕掛けがそんなに長くないので、移動中に絡みまくるってことはあまりないのですが、念のためということで。

捨て糸は30cmとしました。

通常販売されている仕掛けは大体50cmなので、低めに狙っていこうと。

また、シェフは市販仕掛けで50cmなので、二人で棚を探るって意味もあります。

なお、どうでもいいことですが、シェフはライトヒラメに使えそうなリールを持っていないのでレンタルしたんですが、完全初心者扱いをされており若干不満げな顔をしていました。

準備を終えて、4時50分に出港!

出船

船は太東沖を目指します。

良い空すぎて100回くらい「良い空ですねー」と呟いてました

日の出前はそこそこ寒かったものの、空模様は抜群+横流しに十分な風が吹いていたので、絶好のヒラメ日和でしたねー。

40分ほど移動して、船のスピードが緩まり、ポイント到着です。

イワシが生簀に配られーの。

船長から「オモリは右60、左50で。準備できた人からはじめてください。水深16メートルです」とアナウンス。

すぐにイワシを取り付けて投入。

昨年何度も試行錯誤した結果、割と基本の「親バリ:上顎、孫張:腹掛」に落ち着いたので、今回もそれで。

釣れる気がする

僕は右舷なので、風上からスタート。

道糸が少し船下に入り込んでいく感じ。

浅場+風上でポイントを探ることも考慮して、5分に1回程度水面まで巻き上げてイワシチェックをして、落としなおすと。

水深もちょこちょこ変わるので、棚を1分に1回程度取り直して、オモリが海底から2-30cmくらいとなるようにキープします。

落とし直しを3回繰り返すと・・・

グイグイ。

お?

なんか、ちょっかいだしてきてるな・・・これは早速きたかな??

グイ・・・グイ・・・・・・グイ・・・・

むむむむ、中々食い込まない。

「据え膳食わぬはヒラメの恥だよ?」と意味不明なことを考えながら、竿先を送り込んで、なんとか食い込ませようと粘ってみる。

・・・グイ・・・・・・グイ・・・

・・・

おい、諦めるな。

反応が無くなってしまったので、イワシをあげてみるとどうだ。

あー、これはヒラメっすね。間違いない。

くぅぅぅううううううう!!!!

おそらく、かわいいサイズのヒラメ子ちゃんの仕業かなと。

まあ、こういうのが病みつきになる釣りなんですけどね。

ポイントにヒラメがいることは分かったので、テンションが上がってきましたねー。

そして、今季初のヒラメを・・・!

よき日の出ですね。

外房の午前船は、天気の良い日であれば水平線から登る太陽がみられるので、テンションがあがります。

だんだんと太陽が姿をあらわし・・・

水平線から完全に姿を見せてくる太陽

おまえ、釣りをしろと。

まぁまぁ、いいじゃないですか。

せっかくいい天気だし、目を三角形にせず心に余裕を持ってゆっくりと釣りをする。

そう、上月は贅沢な時間を味わってるわけです。

・・・ちゃんと置き竿はするけどね!

そこから、1時間。

何度か流し変え、船中ではソゲサイズが2枚あがるのみで、あの後のアタリは1回だけ。

どうしたもんかなーと思っていると・・・

グイ・・・グイ・・・・

よしきた!

次こそは・・・次こそは・・・!!

竿先を少し送り込み、引き込まれるのをじっくり待ちます。

グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・

中々食い込まず、ここだというタイミングが来こない。

なので、道糸を少しずつ送り出して、さらに様子見。

グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・

グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・

グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・グイ・・・・・

・・・いい加減にしろよ?

1分経っても状況変わらずで、もう一度アワセを入れちゃうかなーと考えていたところ・・・

グイ・・・・・グイ・・・・・グウ

上月の研ぎ澄まされた感覚と視線は、この一瞬の「グウ」を見逃しませんでした。

「こいつ、弱々しく少しだけ咥え込んだな」と。

勝負はここしかないと判断し、ゆっくりと合わせると・・・

のった!

しかし、全然引かない・・・!

するすると巻き上げられたきたヒラメ君がこちら。

タモ不要で抜き上げがでてきしまう、フィッシュグリップと同じサイズのちゃいちーなヒラメ君。

顔つきも、まだなんだかかわいいっすね。

船長に「リリースですかねー?」と確認すると「うーん、保留!」ということで、一旦生簀に突っ込みました。

ふぅ・・・サイズは置いといて、なんとか今季初ヒラメをゲット!

目指せキロアップ

さてさて、本命も釣れて一安心ということで、少し一服して再投入。

すると、すぐにあたりが。

一瞬で食い込んで、縦にも横にも走るので「これは、ワンチャンサワラちゃう?」と期待して上がってきたのは・・・

あ、貴殿でしたか。(イナダ君)

ヒラメのサイズはあまり期待できないシーズン初期に、ドラグ音で脳汁を味わわせてくれる頼もしいやつです。

釣れすぎると辛いんだけどねー。

イナダはちゃっちゃと血抜きしたいので、イワシをつけて再投入&置き竿に。

で、イナダのエラを切ってバケツに突っ込んだところで竿をみると、なんかビクビクしてるではないか・・・!

が、のらず・・・

巻き上げるとこの通り。

この後、しっかり穴に落ちていきました・・・

くぅぅぅううう。もどかしいぜ。

シェフもアタリがあったようです。

が、のらず、巻き上げてみると・・・

船長「あー、これはフグっすね。」とな。

若干の根がある場所だからか、魚種多様ですねー。

・・・

さて。

流し変えを挟み、時刻は8時になろうとしているとき、そいつはきました。

ちょっと置き竿にして休憩しようと、ロッドホルダーに竿を装着し、棚を取り直した直後・・・

グイ・・グイ・・

お?

グイグイしてんなー、それも間隔がさっきまでより短いなーと思いながら、すぐに竿を手に取る。

グイ・・グイ・・グイ・・・グイ・・・

お、お、お。

引きが大きいぞ、これはヒラメっぽいヒラメなんじゃないの?

グイ・・・グイ・・・クイイイイイン・・・

と、竿先が少し押さえ込まれたところで、ぐいーんとききあわせると・・・

ガンガンガン!

のった!

カリカリカリ・・・カリカリカリ

うっひょー、ドラグもいい具合にでるぞーーーー脳汁不可避!

まあ、若干ドラグ緩めだったのはここだけの秘密ですけどね。

ドラグを少し閉めると、カリ・・・カリ・・・と、暴れ具合が少し押さえ込まれした。

そこから竿を少し持ち上げて、ゆっくり巻くと素直にあがってくるヒラメ容疑者。

もうちょっと暴れてくれてもいいんだけどなー。

水面に姿を現したのは・・・

This is HI・RA・ME.

フィッシュグリップを見ればわかると思いますが、最初のやつより二回り程度サイズアップ。

後ほど軽量したら、1.2kgでした。

まぁ、一般的に考えると小さい方なんですが、この日の船中ではかなりいいサイズ。

そして、我ながら完璧な親針上顎フッキング。よくやった上月!

・・・・ふぅ、満足だZE。

足下の生簀に突っ込むと、1枚目の小ささが際立ちますねー。

2枚釣れたところで、シェフには「ステイトは短めが良さげですね、30cmにしましょう」と提案。

おそらく、少し低めのタナがいいんだろうなーと。

さて、妙な満足感を得てしまったので、そこから小1時間程置き竿混じりでダラダラと釣りをし、「そろそろ、もう1枚欲しいとこだなー」と考えていたところ、船長から衝撃のアナウンスが・・・!

一旦帰港して、再出港の巻

船長「イワシが弱っていて、餌がなくなりそうなので、一旦港に戻ってイワシを補充します」

マジか。

いや、確かにイワシがすぐ弱るんですよね。

なんなら生簀の中で何匹が昇天されてるし。

今回は中乗りを担当していた、しあき船長に「なんか今日のイワシ、弱ってないですか?」と聞くと、「うん、ダメっすねー」と答えてたし。

というわけで、9時前に一旦帰港!

20分ほどで港につき、イワシを補充し、すぐに再出港です。

なんでイワシが弱っていたのかは聞かなかったですが、まぁ色々あるんでしょう。

再出船後、再度20分かけてポイントに到着。

ヒラメ船からはわからないが、船が集まってますねー。

さてさて、釣りを再開すると・・・

頻繁にアタリはある。

が、やっぱり中々食い込まない。

どいつもこいつも、こんなんになって僕の手元に帰ってくるわけです。

撮影時に船長が横を通ったので「結構小さいサイズのヒラメが固まってるんですかねー、アタリは多くて楽しいですけど」と話しかけると、「うーん、まだ小さいのが主体みたいですねー」とな。

やっぱそうだよねー。

なんてことを話ながら、また次のアタリがやってきます。

グイ・・グイ・・クイィィィンン・・・

お、アタリは小さいけど、すぐに竿先が押さえ込まれたな。少しだけだけど。

うーん、合わせちゃうか・・・?うん、あわせよう。

と、ききあわせると、若干の重みが。

なんの抵抗もなく、素直に上がってきたのはこちら。

本日3枚目のヒラメ氏。

1枚目より、ひとまわり大きいくらいですかねー。

計量してませんが、感覚で900gくらい。

なお、アワセのタイミングが少し遅かったようで、孫針を飲まれていました。

親針は掛かっていなかったので、もっと大きいサイズだとハリス切れだったかもですね。

さてさて、同行していたシェフはどんな様子かというと・・・

どよ~ん。

覇気がない。

というのも、イナダを1匹だけ釣って、その後何も釣れてないんですね。

船中はフィーバーなくとも、ポツポツと誰かしらにはヒラメが釣れており、スペシャル貴殿にでっかいサワラやマゴチが釣れてるんですが・・・

で、頻発していたアタリも少なくなってきたところで、中乗りのしあき船長が「息子さんもヒラメやりたがってるんじゃないですかー?」と話かけてくれたので、しばし談笑。

確かに息子は、ヒラメ好きなんですよねー。

多分、竿頭とったりといい思いをした経験があるからだと思うんですが。

なお、この時大原のシーズンを通したヒラメポイントの移り変わり教えてもらったり。

  • 9月:一部解禁で、あままさ丸では出船していない
  • 10月:ほぼ全面解禁、太東沖(水深15-20m程度)を中心に狙う
  • 11月:太東沖の浅場(水深10m前後)が解禁され全面解禁、浅場を狙う
  • 12月〜2月:イワシが回遊してくるので、それにつくヒラメを狙ったり、状況で判断
  • 3月〜5月上旬:砂泥エリアで、根がまったくないところだがヒラメが集まるので、そこを狙う

ざっくりこんな具合らしいです。

まぁ、船によって狙うエリアが違ったり、そのときの状況で変わったりはするでしょうが。

シーズンラストの砂泥エリアにヒラメが集まる理由は、産卵のためだとは思うけど、実際のところはよくわからないとのこと。

ほえー、海の方々の経験でポイントが開拓されてきたってわけですねー。

・・・

というわけで、釣りも終盤になってきました。

アタリがほとんどでなくなるも、僕は「天気いいし、最高だわー」という気持ちに浸りつつ、釣果ブログ用の写真を撮ってもらったり。

そろそろ髪を切ろう

え、シェフはどうなったかって?

察してください。そういうことですよ。

・・・

・・・

11時半を迎え、今季初のヒラメ終了!

納竿

まとめ

大原_ヒラメ_釣果

結果はヒラメ3枚、イナダ1匹。

船中は0-5枚で、唯一の0枚がシェフでした。

まあ正直、ヒラメを釣る構成要素の5割は運だと思ってるんで、こればっかりは仕方ないですねー。

シーズン限定の釣りものは、長い期間ご無沙汰してしまうので感覚鈍ってるかなーと思いましたが、そんなこともなく、無事に終えられて一安心。

さて、釣りを少し振り返ってみますかね。

竿の選択は正解だったかも

まずタックルについて。

先述の通り、今回はあえて竿先柔らかめのリーディングで挑戦したのですが、それが功を奏したのかなと。

以前、僕がハリ強めの竿(極鋭 コンセプトゲームL MH-235AGS)、息子が柔らかめの竿(アナリスターライトゲーム 73 MH-190)で挑戦したことがあるんですね。(息子に苦戦!外房・大原の「LTヒラメ」釣行記@あままさ丸)

その時、息子ばかりヒラメが釣れて、その理由が竿の柔らかさによる食い込みの違いなんじゃないかと考察したわけです。

小さいヒラメや、活性低くやる気ないヒラメには、グイグイと引きに追従するしなやかな竿の方がいいと。

まあ、当たり前っちゃ当たり前のことなんですが。

ただ、かっ飛び潮で竿先しなやかだと、仕掛けの位置が安定させづらくなるので、そこは諸刃の刃ですねー。

とはいえ、浅場であれば多少潮がかっ飛んでいても、なんとかなりそうなので、今後浅場のうちは柔らかめで続けてみようかなと。

小さいヒラメ対策

釣りをしてる最中はどうしたもんかなーと考えていたんですが、これはもう無理に釣ろうとせず、諦めた方がいいですね。

釣れてもリリースですし、仕掛けのサイズとかそういうことは考えず、一定以上のサイズが当たってくれるまで手返しよくやるのが吉かと。

釣れてない同行者にどこまでアドバイスするか

これ、悩ましいんですよねー。

シェフを横で見ていて思ったことはいくつかあったんですが、経験者にあれこれ言うのも野暮ですし、実際嫌がる人もいるし。

僕は、そこそこ経験してる釣りだろうと、有益なアドバイスは全然ウェルカムなんですが。

結局、今回のシェフは基本的なことはできていたので、「特に何も言わない」というカードを選択し、帰る道中にちょっとだけ「こうした方が良かったかもですねー」と話したくらい。

ただ0釣果で終わってしまい、「うーん、やっぱりあれをこーした方がよかったんじゃないかなー」とちょっと反省したり。

知った仲なので、そこまで気を使う必要もないですしね。

・・・

はい、というわけで、今シーズンもぽつぽつと大原のヒラメに通う所存です。

連日そこそこよい結果を残しているようなので、皆さんも是非挑戦してみてください。

11月は10m前後の激浅場もポイントになるので、子供でも巻き上げに苦労せず楽しめるシーズンじゃないかと思いますよー。

しばらくはアタリ多めで、飽きずに釣りできそうですしね!

ではでは。

上月@sakana10bike

お世話になった船宿

千葉県外房大原港釣り船「あままさ丸」

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