BBQ用に魚介のアヒージョをに20人前つくったぞ!!!!!!!!!

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塩レモンをつかった魚介のアヒージョ
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~この記事は約 6 分で読めます~

かつて、アダムが耕しイブが紡いだとき、塩レモンというのが流行ったことがあるらしいです。

わたしは世情に疎いのでそうしたムーブメントはしらなかったのですが、まー流行っていたことがあるようですね。

レシピはよくわからないのですが、こういうものだろうなーといつもながら想像しながら作ってみようかなと。

今回は一般的なレモンではなく、マイヤーレモンという品種をつかいます。

目次

マイヤー(メイヤー)レモンという優れもの

これがマイヤーレモン。

メイヤーレモンとも呼ばれるようですね。

一般的に売られているレモンとの違いは以下の通り。

  • 丸みのある風貌
  • 酸味が弱くて甘みがあって香りが強め
  • 熟した果皮はオレンジ色
  • 病害虫に強いので農薬使用が少なくて済む

最近買っているものはニュージーランド産なのですが、防かび剤を利用していないようなので、皮ごと利用するにももってこいですね。

この通り。オレンジに近いですね。

マイヤー(メイヤー)レモンで塩レモンをつくる

これを輪切りにします。

スパスパスパスパ。

ああ、こういう単純作業というのはなんと心が安らぐことでしょう。

ボールにこの輪切りのマイヤーレモンをいれて、塩と砂糖を入れます。

塩加減が薄いとおそらく青カビがばんばん繁殖する予感がするので、惜しみなく、これでもかというぐらいにいれましょう。

するとだんだんと、オレンジジュースのような水分がでてきますよ。

保存性を優先するときは、おそらくこの水分は捨てたほうがよいかと思うのですが、今回はこのまま漬け込むことに。

次に、少々高めのオリーブオイルでマリネしておきましょう。

非加熱の料理には、このように香りが強めのフレッシュなオリーブオイルを使うことで仕上がりが抜群によくなります。

オリーブオイルの分量は・・・

もこみち。

まー、速水もこみち氏なみに、どぼどぼいれておくと間違いありません。

このようにオリーブレモン汁がたまります。

清潔なタッパーにマイヤーレモンをしきつめる。

さらに上から砂かけ婆なみに塩をふりかけておきましょう。

ちなみに砂かけ婆は奈良県出身の妖怪です。いきたくない忘年会で嫌いな人に話しかけられたときに「ちなみに砂かけ婆って奈良県出身の妖怪だったんですよね」と、この話題を無気力かつ乱暴にふると、ものの2秒で会話が途切れるのでオススメです。

魚介のアヒージョに塩レモンを活用する

塩レモンを漬け込んでから、かれこれ数週間たったのでしょうか。

よくわかりませんが、仕込んでから1週間以上たった気がします。

ふむふむ、青カビは発生していないよですな。なにより。

このレモンを取り出し、水道水で軽く塩分を洗い流して刻みましょう。

一口、味見をしてみると、

しょっぱ爽やか。

うむ。これはいい。

次に、先日福浦で釣ったカサゴを下ごしらえします。

これはメス。卵もあるのかな?

ヒレは、日本酒につけて干してヒレ酒に。

カサゴは尖ったヒレを調理バサミで落としてから調理すると安心です。

ノーマルカサゴは毒がないといわれていますが、数度棘にさされた結果、微毒はあるんじゃないかと思っています。

部位ごとに分ける。やはり抱卵個体だったですね。

せっかくの命なので美味しくいただこう。

肝臓と卵もアヒージョの具に。

ハーブ類をたたいておきましょう。

塩レモン+タイム+イタリアンパセリの軸+フェンネル+ニンニク。

アヒージョ(20人前)の具材はこのように、ジップロックLを2重にして持ち込みます。

カサゴをいれると袋に穴があいて悲惨な目にあうので、キッチンペーパーで包んで別途持参するとよいですよ。

  • プチトマト1パック=今回は一般的なものですが、加熱すると旨味がでるイタリアの小型品種がベストです
  • たまねぎ1個
  • カラーピーマン3つ
  • ピーマン1つ
  • アンチョビ4枚ほど
  • ナンプラー
  • 胡椒
  • 白ワイン
  • オリーブオイル(分量は、もこみち)

基本的に味付けの調整は、アンチョビ+ナンプラー+白ワイン+仕上げのマジックソルトで行います。

BBQで20人分のアヒージョを作ったぞ

そうこうして、先日のBBQにアヒージョセットを持ち込んだわけです。

20人前ということで、カサゴ1尾だと心もとないので、江之浦で三兄が釣ったカサゴとオハグロベラと、タチウオでかさましすることに。

アヒージョというよりもアクアパッツァのように思えてきましたが、まーどれもあんまり変わらんということで。

ここで、この男がまた登場しました。

泳がせの西上。

泳がせの西上師がよちよちしながら現れこんなことをいうのです。

「ひらっさん、アヒージョは、ニンニクペーストいれたほうが旨いんすよ。こないだのリストランテのときも、僕がこっそりニンニクペーストいれたらめっちゃうまくて、すぐになくなったんですから!」

・・・

・・・

・・・

てめー、前回のリストランテのアヒージョに細工しやがったな。

ったく、しようがねーなーと、まかせていたら、

・・・

・・・

・・・

ま、馬路か。

こ、こいつにんにくおろしチューブ1本入れやがった!

「ひらっさんのアヒージョがうまいんじゃないんですよ。ニンニクがうまいんです」

西上師がわけのわからないことをいっています。

が、味見してみたらたしかに旨かったので、これはこれでいいでしょう。

野外×ニンニク=正義。ともいいますからね。

仕上げにタイムやらフェンネルを飾ると鮮やか。

そうこうして出来上がったのがこちらの魚介のアヒージョ20人分です。

豪快だな。

これが、旨かった。

バケットが速攻で1本なくなりました。

・・・

あれ、この記事、塩レモンの話だったよね、という声が聞こえてきますが、

塩レモンが入ると魚介の臭みが軽減されるということで勘弁してもらえればと思います。

うんちくにも使えるし、みなさんも試してみてね。

おまけ。鶏肉料理にもいいよ

おまけなのですが、同じくBBQで披露した霧島鶏のレモンハーブ焼きにも、この塩レモンを利用してみました。

一晩漬けこむ。

カサゴと違って鶏モモの1枚肉はジップロックに漬け込んで現地まで持ち込みます。

そんでもって、炭火でじっくり焼く。

中はジューシー外はパリパリにやくためには、専属の焼き番人が必要です。

今回はアウトドア好きな参加者の川上さんがバーニンググッズならびに焼きの番人を担当してくれました。

奥がレモンハーブ焼き。手前は塩コショウのシンプル炙り。

そんでもって、切り分けて写真を撮る。なにこのインスタ映え。

カッティングボードとオピネルのナイフがあるとサマになりますな。

このように、瞬く間になくなっていきます。

約500g×2枚だったのですが、20秒ぐらいで売れるという。

次回は4枚ぐらい用意したいなと。いいお値段なのですが、ノーマル鶏よりは旨味が強い気がします。

ということで、塩レモンは便利なので、みなさんもたくさん仕込んでBBQやご家庭の料理に使ってみてください。

他に魚介料理だと、ムニエル、南蛮漬け、フライ、パスタあたりによさそうな気がします。

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