この記事は約14分で読めます。

令和マゴチ合戦!ORETSURIの興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ

マゴチ

どうも平田(@tsuyoshi_hirata)です。

今や年間100万以上の釣り好き、魚料理好きユーザーが閲覧するこのORETSURI。

検索すると、まとめサイトがブンブンと五月蠅くヒットする時代。検索結果のURLをみて、避けているサイトもあるんじゃないだろうか。え?ORETSURIとあったらみないって?恥ずかしがんなって。今見ているだろ。

それはおいておいて、この異質な釣りメディアをブックマークにいれて読み続けている人の多くはオッサンであるのはご存知だろうか。

こちらは2019年4月度のアクセスデータ。

4月は約16万ユーザーがアクセスしている。コアな読者層は35歳から44歳&その前後の世代。最近女性の読者層が増えてきて正直うれしい。おほほほほ。

さて、オッサン界隈に所属しているみなさん。

みなさんは、自分がオッサンではないとおもっても、明確なオッサンだ。1日お風呂に入らないと臭いし、鼻毛はもちろん、ひとによっては下の毛にも白いものがまじっているはず。わたしも釣行後、泥寝するときに、鼻の穴が外で飼っている雑種犬の背中のニオイであることに慣れてきた。

オッサン界隈。

この世代は昭和の高度経済成長期にオギャーと生まれ、幸か不幸か釣りを覚え、平成の閉塞をへて、この令和にいたる。

令和。

時代は変わったのだ。

令和の時代は混沌となるだろう。アメリカが世界の警察ではなくなり、専制的な政治体制の中国とロシアの力が高まり、日本は国際競争力を確実に落としていき、老人だらけの社会になる。

そんな混沌の海をORETSURIは生き残ることができるのか。

そんな最重要テーマを占うために、今回は東京湾にマゴチ釣りに行ってきた。

じゃ、いきますぞ。

スポンサーリンク

東京湾の春マゴチは爆釣だったんだって

まず、東京湾のマゴチについて話しておく。

もともと夏の釣り物であったマゴチは、最近では3月~10月ぐらいまでのロングランであるのが一般的になっている。しかも、釣り人がそれほど攻めていないせいか、3月、4月は遊漁船でもボート釣りでもマゴチがバンバン釣れる。

といっても、わたしはマゴチ釣りにいかなかったので船宿の釣果情報をみているだけだったのだが、すんごい釣れている。

一人5本。10本などなど。そんなに釣ってどうするのかレベルに釣れているのだ。うらやましい。

スポンサーリンク

令和初日に金沢八景・一之瀬丸のマゴチ釣りへ

ということで、しばらく時期をずらして釣行した日はゴールデンウィーク真っ只中の5月1日。

令和元年初日である。まさに決戦の日にふさわしい。

最近、金沢八景の一之瀬丸にお世話になることが多い。都度、マゴチの渡辺直人船長とすれ違いながらも、「あ、どうも」とか「今度マゴチ乗ります」とか言っておきながら月日は流れた。

この日は、なかけんとの釣行。なかけんは釣れないとすぐに機嫌が悪くなってしまうという特技の持ち主だが今回は大丈夫なのだろうか。

わたしの目標はマゴチ3本。いや、2本なんとか釣りたいといったところ。

仕掛けは一之瀬丸のオーナー船長に提供いただいた船宿仕掛け。俺たちのがまかつである。

がまかつ製のフックは釣り人であればだれもが信頼をおいているんではなかろうか。ガツンとマゴチの上あごを貫通したい。電撃フッキングしたい。

そうそう、サイマキ用のマゴチ仕掛けはシンプルなので、自作もいいと思う。

船釣りマゴチ仕掛け(サイマキ餌用)は簡単につくれる!

2018.06.05

このように移動中、サイマキを針がけしてないタイミングでは竿受けにフックをさしておくとハリスや針先も傷まない。

ちなみにメーカーによって差はあるが、市販仕掛けでも結び方が甘いものがある。

なので、フロロカーボンラインのヨレをとる目的もかねてハリスは引っ張って確認・調整しておこう。これは野球のイチローが毎朝カレーを食べるというルーティンと一緒で、わたしの船釣り戦闘開始のルーティンでもある。

釣り座はミヨシ1番。ちょっと早めにいってよかった。

用意したタックルは2本。手持ちがマゴチX+ゲンプウ+PE2号。置き竿がライトゲームSS Type73MH+ブルーマックス3+PE2号。それぞれフジワラのバランスシンカー15号(黒)をつけている。このバランスシンカーは黒・オレンジ・シルバーがあるが、どの色でもまんべんなく釣れているので、あまりオモリの色は関係ないのかもしれない。

2本竿の場合、置き竿側を長めの7:3or6:4調子の竿で構成すると、手持ち竿と合わせて攻めるエリアが広がっていいと思う。

が、ここで船釣り玄人を自任しているあなたは気づくかもしれない。

マゴチXが2.1m。ライトゲームSSが2.0mすると、あんまりレンジが変わらないんじゃないかと。こいつ口だけかよと。

いやはや、さすがですね。そんなに手持ちがないんですよ。手持ちのカードでベストな構成をとってみる。これが庶民の釣りです。竿の長さに差がない場合は、後述する技で錘の落下地点を離すようにする。

エサはサイマキこと沖縄県で養殖されたクルマエビ。一之瀬丸では最初5尾が配られる。追加サイマキは1尾100円。

このサイマキは写真のようにノーマル色と赤身を帯びたシャア専用個体がいる。あとは、サイズが小型と比較的大き目のものがいたり。

経験上、量産型サイマキでもシャア専用サイマキでもマゴチの食いは変わらない。ザクやゲルググとは違うのだ。

が、以下の2点は「マゴチのアタリの数と食い込みに関係ある」というデータを平田総研が発表しているので覚えておきたい。

  • サイマキのサイズとマゴチの食い込みの良さは関係がある
  • サイマキの活きの良さとアタリの数は関係がある

・・・

データをみせてみろ。

と、

おちついてほしい。

本記事では、一緒に釣行したなかけんとわたしの釣果の差で判断してほしい。

ちなみにサイマキの針がけはマゴチ釣りでもっとも重要な工程の一つ。シッタカせず、わからない場合は船長にきいてみよう。一之瀬丸では、渡辺船長推奨でサイマキ口部分よりさらにツノ側の窪みに針がけするのがベストとされている。この針がけをすると、サイマキが永久機関のように腹肢を動し続ける。

が、この「サイマキの腹肢が動きつづけている」というのはマゴチ釣りでの一種の罠であることは覚えておきたい。それもこの記事の後半のほうでわかる。

置き竿はキーパーの装着ミスで悲しい思いをしないように尻手ロープ必須

ということでポイントへ。

スポンサーリンク

横須賀界隈はアタリゼロ太郎なのか?

東京湾のマゴチ釣りではポイントがいくつか分かれてくる。

  • 横浜の湾岸エリア→主に東京・横浜(手前)エリアの船宿が攻めている
  • 第二海堡や横須賀エリア→八景界隈の船宿が攻めている
  • 千葉竹岡沖→全船宿が攻めている

今回の一之瀬丸では、まずは近場からということで横須賀の湾内のポイントから。

比較的湾内。追浜界隈。

このあたりは船釣りであまり攻められないポイント。が、岸釣りができないエリアでもありボート店もなくマゴチの魚影が濃いエリア。

さっそく2本竿で勝負。

ミヨシ側の置き竿の仕掛けを投入したらすぐ、手持ち竿の仕掛けを投入する。手持ち竿が着底するまえに置き竿の仕掛けが着底するので、手持ち竿の仕掛けを沈めながら置き竿の錘を底立ちさせ、リールを2回転弱まわし約1mタナをとる。でもって、手持ち竿の錘が着底したら正確に1mとって・・・

と、器用にやっているけれど、アタリが出ない。

どうやらこの潮どまりの時間帯は、トモ側(船尾)と胴の間(操舵室の脇)にアタリが集中している模様。いくらタナを取り直してもアタリはゼロ。

八景側に移動して野島沖堤防付近。ここでも胴の間やトモ側でポツポツとマゴチが釣れているが、二刀流蘊蓄派のわたしの竿は、二回だけアタリがあったものの、一回は小型のマゴチと思われる個体が頭部をかじって放してしまい、もう一回はイカはフグのかじり跡がサイマキの背にあった程度。

ふう。まだ序盤だし。

八景沖。サイマキ銭を惜しんではマゴチは釣れない!

ここで、一旦、金沢八景の湾入り口付近へ。

金沢漁港発の相川ボートからだと手漕ぎではギリ攻められないエリア。

ここで、置き竿にアタリ。

慎重にいきたい。

さほど大きくでないアタリに対して、テンションを張り気味で竿先をさげつつ、徐々に聞き上げる。

・・・

・・・

増幅するアタリ。

そろそろよいだろう。

南無魔鯒大明神!

と、

巻き合わせ。

ガツン!

決まった。

この瞬間。この瞬間の爽快さが餌のマゴチはいい。スミイカのテンヤ釣りにもよく似た重量感。が、スミイカは重いだけながらもマゴチはかなり引きが強い。

・・・

一之瀬丸では渡辺直人船長がかなりのスピードで走ってきてタモ入れをしてくれる。タモ入れにそなえて、錘上まで巻き取ってランディング。

滑り止め付きのグローブでつかんだらエラ蓋のグフ棘が貫通して痛かったのでむいてないなと

という具合に令和1号のマゴチをゲット。それほど大きくないものの、うれしい1尾。

「あれ、針が外れてますよ」と渡辺船長がいっていたが、よくみたら針が伸びていたという。マゴチの上あごは端部分でないと貫通できず、硬いところでフッキングが強いとこの通りスズキ針は簡単に曲がってしまう。

【知って納得】釣ったマゴチを観察して針がかりの様子を想像してみた

2018.06.19

船は引き続き八景の湾入り口の傾斜部分を流しつつ、まわりでも同時にアタリが出始めている状況。マゴチも底上で多少群れているため、1本釣れるとまわりもバタバタ釣れ始めることが多い。だれかにアタリがでたら、サイマキの動きを確認して集中モードに入ろう。

サイマキ銭を惜しんではマゴチは釣れない!

ということで2本目。こちらのマゴチも置き竿にヒット。2本釣ると気も楽になってくる。

この時点で潮が動いていないことをふまえて、糸オモリを外した状態。手持ち竿は仕掛けを130cmにカット。置き竿はハリス150cmのままで勝負。

竿の位置もありながらも、この20cmカットしたことが裏目にでたようで手持ち竿にはこのあともあたりが出にくい状況が続く。もしかして、頻繁(5~10秒)にタナをとりすぎてバランスシンカーでマゴチを散らしているんじゃという仮説をたてて、やや長いスパンでタナとりをはじめてもアタリが出ない状態。

たったハリスの長さ20cm。竿の位置1mだけでこれほどまでに差がでるとは。

・・・

そのころ、なかけんは・・・

そろそろ機嫌が悪くなってくる頃合い

見ての通りの有様で。潮流れずの気配濃厚。(以下略)。

ダブルドラゴンならぬ、ダブルプロマリンの呪いなのか、みていてもアタリが一向にでない状態。

ここで、サイマキ餌をスタート時点から交換していないところへ、エサを新しくしたほうがいいよとアドバイスをするも、俺はこのサイマキが元気だから信じるというような発言が返ってきてあたりにドツボのニオイが強まる。

が、この「サイマキの腹肢が動きつづけている」というのはマゴチ釣りでの一種の罠であることは覚えておきたい。それもこの記事の後半のほうでわかる。

前述したが、サイマキ餌はしっかり針がけすると、腹肢が動き続ける。

が、よくみると、使い古したサイマキは腹肢は動いているものの動くスピードは着実に遅くなっている。さらに、エビ独特の跳ねる動作が少なくなる。これはサイマキが弱ってなんらか諦めるからなのかもしれない。

ここまでのマゴチ2本は、エサを変えて投入してから2分以内にアタリが出ている。

このあたり。

想像するに、底上を這うサイマキが腹肢を動かしつつぴょんぴょん跳ねる波動。

この波動でマゴチはリアクションバイトするのではないかと。

○○は入社以来よく頑張っているからといって古参の社員を厚遇したくなるのはわかるが、問題はその社員が成果を出すかであって、営業現場(海底)でちゃんと跳ねているかが重要なのではないか。

その点、4月に入社したばかりの新入社員は右も左もわからないがとりあえず、跳ねる。跳ねるから、マゴチに見つかる。そんでもって食われる。

じゃあ、古参社員がその時間なにをしているかというと、ルノアールで油を売っているんじゃないか。リクナビNEXTでポチポチ転職先でも探しているんじゃないかと。

2本竿は置き竿の穂先に注視したい。手持ち竿は手でアタリを感じよう。

ドキドキ。

だいたいこのぐらいの間合い。

混んでいるときは2本竿は迷惑なので控えたい。

猿島・うみかぜ公園界隈は前週マゴチがガンガン釣れたそうで

続いて、船は猿島沖へ。

猿島沖といっても、うみかぜ公園隣接の港の航路から南側を流している。この航路は潮が停滞していて釣れなそうな雰囲気が漂っていた。ここでは1尾マゴチが上がっていた。

すこし沖目へ。このあたりは潮通しがよい模様。トモ側でヒラメが1枚あがって、なんとなくヒラメが釣りたくなる。おいしいしな。

さて、そろそろあたってくれていいんだよ。遠慮しなくていいよ。

とかいいながら全力で攻める。

この写真でみると同じようなレンジを攻めているようにみえるが、実は釣り座の一段上にすわって左手の手持ち竿は手前に引いているのでオモリは船べり下にある。

錘は船べりへ。

着底したら、海面に竿を先を突きさすようにしつつラインを巻き取ってタナを1メートルにキープ。潮が流れていないときは底上1.3~1.5mぐらいにオモリをキープしてもいい。

・・・

なんていっていたら、アタリが出るわけですよ。

マゴチのアタリの初動はだいたい3種類

  1. いきなり引き込むアタリ
  2. クンクンと竿先にでるアタリ
  3. モタレといってなんらか違和感がある居食い系のアタリ

置き竿や活性が高いときは1が多いながらも、一番多いのは2のアタリ。

クンクン(今マゴチ氏がさいまきをくわえているな)

クンクーン、クンクーン(今マゴチ氏がさいまきをくわえなおしているな)

ズーンズーン(サイマキを完全に飲み込んだマゴチ氏が反転しているな)

と、ここでラインスラッグを勢いよく巻き取りつつ、長いストロークで巻き合わせ。

ガツン!

決まった。この瞬間、バッティングセンターでクリーンヒットしたかのような快感。血中にアドレナリンが流れ出して動悸が高まりという。

すかさず渡辺船長が駆けてきて、ランディング。

3本目のマゴチ。

これにて本日の目標達成である。令和のORETSURIも成功間違いないという海神さまのお告げに違いない。

ちなみに釣り上げたマゴチは気が立っているため、背びれの棘を広げたりして喧嘩腰。

無理につかまないで足元で落ち着かせるのも一つ。一之瀬丸の場合、活かし水槽があるので、安全ピンなどを下顎につけて保管しておく。安全ピンのマーキングは各色借りられるので、マゴチが釣れたら渡辺船長に声掛けしてみよう。

相変わらずマゴチはいい顔してるなー

今回はよいところにフッキングしたようで貫通。

「完全にアテが外れちまったなー。先週はここすごい釣れたのに」と渡辺船長。船長はみんなに釣らせなくてはいけないというプレッシャーがあるので、真剣な船長ほどつらい。

最終ポイント八景の湾入り口。なかけん、ボウズ達成なるか!?

さて、気になるのは、同船のなかけんである。

ここまででアタリが1。これはいろいろと気まずいパターンである。だんだんと鬼気迫るものがあるので、不用意な声掛けは避けなければならない。そこは大人の思いやりである。無言のエールを送る。

船はトモ・胴の間側を中心に釣果がでて、胴の間界隈のおそらくマゴチ初チャレンジ組のみなさんも釣果がでている模様。そのうちの一人は、巻き上げていたらマゴチがついていたというミラクル。

な・か・け・ん。

さて、最後に一本釣っちゃうのか!

サヨナラ勝ちってやつかよ!

令和の釣りを占う一戦!

残り延長5分。

・・・

・・・

・・・

おーっと、あたりが出たぞ。

・・・

誰に?

・・・

・・・

・・・

そしてゲット!

なんと、わたしにラストマゴチ!

合計4本のマゴチ。

この日の竿頭は5本ということで健闘したんじゃないかな。

こちらは常連の方に撮影してもらったドヤ。

ということで、令和の新時代も引き続きORETSURIをよろしくお願いします!ブックマークにいれてチェックしてみてください。

ではでは。

平田(@tsuyoshi_hirata

今回のマゴチ釣行の気づき

  • 竿は7:3調子であればライトゲームロッドで問題なし
  • 確実な釣果を得たい場合は2本竿で確率アップ(船宿・混み具合による)
  • サイマキは常に活きがよいものを
  • ずっと生きているからといって古参サイマキを妄信しない
  • 釣れている人ほど毎回サイマキをつけかえるので釣れ続ける(今回は右舷胴の間の人がそうだった)
  • 周りにアタリが出始めたら新しいサイマキにつけかえるのも一つ
  • ハリスをつめるときは慎重に
  • 潮が走ってないときは糸オモリを外してサイマキを自由に動かそう

※今回のサイマキ追加購入は8尾=800円。

タックルセット

<手持ち竿>

<置き竿>

<その他アイテム>

※PEラインはともに2号。1号、1.5号は合わせ切れの可能性もあるので注意。オモリはFUJIWARAのバランスシンカー15号がオススメ。

関連記事

東京湾のマゴチ釣り!実釣経験をもとにタックル・仕掛け・釣り方・餌を解説

2018.04.11

東京湾でマゴチ釣りにいったあとはトムヤムクンですよ先輩。

2019.05.07
<お知らせ>
☀【ポイント最大44倍】楽天お買い物マラソン開催!~7/26・01:59まで
☀Amazonタイムセール開催中!釣り具やアウトドア商品がお得!

この記事を気に入ったら
いいね!

最新情報をお届けします

TwitterでORETSURIをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人

平田 剛士

ORETSURI編集長。釣り歴30年ぐらい。いつの間にか釣りメディアをはじめていたもので人生不思議だなーと思っている今日この頃。 口癖は「釣りはいいよねー」