こんにちは、ツッチーです。
5月下旬の平日ど真ん中の前日。
最近釣りを始めた友人W君から連絡があったんですね。
「明日何釣りに行ったらいいかな?ライトウィリーどうかな?難しいかな?初心者四人で行くし、子供もいるんだよなー、なんだかやだなぁ、怖いなぁ」
そんな遠回しのラブコールに耐えかねて、急遽有休消化でライトウィリー教室を開催する流れに。
相模湾の「ライトタックル五目」という釣りについて
相模湾の「ライトタックル五目」では、ウィリー仕掛け(空針1個が主流)を使います。
ウィリーとは相模湾発祥のウィリー糸を巻いた毛ばりのような疑似餌のこと。
船宿や地域によって「ウィリー五目」「ライト五目」「ライトタックル五目」「LT五目」というように表現されます。
どれも同じ釣りで、コマセとしてアミエビを撒きつつ、オキアミとウィリー針でいろいろ釣ろうというもの。
アジやサバなどの大衆魚をメインに、ハタ、真鯛、イシダイなどの高級魚までも狙うことができるお得な釣りなのです。
いろんな魚が釣れるから「五目」なんですね。
▼詳しくはこちらを参考に。
ライト五目(ウィリー)の釣り方・タックル解説@相模湾・東京湾
「ライトタックル五目」で押さえておきたい3つの要点
この日は平塚庄治郎丸さんから出船。
初心者の方にも親切で、やさしい船宿だと思います。
レンタルタックルはもちろん、雨具や長靴もレンタルできるので、クーラーボックスでだけでも釣りに行けます。
釣り開始前に両軸リールの使い方、仕掛けの使い方、アタリの出方などをワイワイがやがやレクチャーしました。
ちなみに、「ライトウィリー五目」で大切にしてほしいポイントは以下の3点です。
- しっかりとしゃくる →仕掛けをアピール。ポイント以外に、シャクリスピードによって釣れる魚が変わる(例:石鯛は速めのシャクリ)
- 竿をむやみに動かさない →しゃくった後は、魚に食べる間を与える
- サニーかごの下の窓は全部閉める → コマセを撒きすぎるとお腹いっぱいになる?ウィリー針が埋もれてしまう?
他にも細かなところはいっぱいありますが、まずはこの3つの要点をおさえておけばそこそこ釣れます。
アジ・サバは順調に釣れ出す
この日は朝イチのスタートダッシュはならず、魚の反応を探す釣りにみんな苦戦。
とはいえ、基本を繰り返すうちに魚が寄ってきて、すぐにアジ、サバラッシュがスタート。
仕掛けを入れればすぐに食いついてくる状況になり、初めての皆さんもいっぱい釣ってくれました。
「ライトウィリー五目」名物、まさかの大物登場
一通り皆さんが釣れるようになったので、ようやく仕掛けを下した一投目。
イシダイ狙いで早めにシャクリ誘いあげると「ぐんぐんぐんぐんぐん」と小気味よい当たりが。
上がってきたのは、まさかの泣弱29センチのカワハギでした。
友人の子供に持ってもらいパシャリ!
五歳の子の顔より大きいですね。
ウィリー五目は手軽な釣りなのですが、同じポイントでも誘い方で次第で釣れる魚が変わるんですよね。
こんなところもウィリーの魅力の一つです。
泥底の深場でデカアマダイを狙う!
しばらく浅場で釣りをした後、船はデカアジを狙うために80mの深場に移動。
底質が泥であることを感じ取ったので、これはアマダイ狙いでいこうと、船長に相談して仕掛けをチェンジ。
(※乗合で違う釣りする場合は船長の許可を取りましょう。許可をとっても周りに迷惑がかかる行為はやめましょう)
嫁が「アマダイ食べたい」と言ってたしなー。
そんなことを思い出しながら、底から1mをねちねち誘ってます。
ぴょん、ぴょん、すー。
グン、グングングングン!!
キタぁ!!!!
吸い込むような小さな当たりから、ひったくるような大きな当たり。
これは狙い通りのアマダイだと思い、ゆっくり丁寧に巻き上げることに。
40mラインで、再度大きな抵抗。
これでアマダイであることを確信。
上がってきたのは46センチの良型アマダイでした。
本当に有給消化して良かった。
ここで雨脚が強くなり、同船者全員が帰りたいとなったため、早目の納竿。
寒かったけど楽しかったと言ってもらい、釣り教室としては大成功でした。
書き手
東京湾をメインに毎週末釣りをしている釣りリーマン。
カワハギ、ヒラメ、コマセ釣りが得意。
インストラクターとしても活動中。
当日のタックル
ロッド:ダイワ・アナリスター ライトゲーム73 190MH
リール:シマノ・ベイゲーム300
ライン/リーダー:PE1.5号/フロロカーボン5号
仕掛け:錘50号(統一)、ウィリー仕掛け2~3号3m
アマダイ仕掛けは千鳥天秤40センチ、錘50号、ハリス3号2m・チヌバリ4号
※オモリ号数はポイントによって異なります。船宿レンタルはオモリ交換式なので、借りてしまうのも一つ。