茨城県「磯崎港」の春カレイ釣りでさまよう

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茨城県磯崎港で春カレイ釣った
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皆様どうも。ミズチです。

大変ご無沙汰してしまっておりました。

前回の寄稿から1年ちかくたってしまいました。

目次

寄稿どころか釣りにいけなかった

決して「俺釣り=ORETSURI」への寄稿熱意が下がっていたわけでもありませんでしたが、私事で恐縮ながら昨年後半は家の売却 → 新しい家さがし → 仮住まいうを探す → 引っ越し(2か所) → 新しい家の仕様打ち合わせ・・・と続き、釣りに行くことが困難な状況に陥っておりました。

特に家の仕様打ち合わせについては妻の負担も大きく、余裕がなかったようで、

「なぁお前・・・そろそろどうだ?今夜あたりさ・・・」

「無理!」

という日々が続いておりました。

あ、夜釣りの事ですよ?

そして何よりも、新しい家が完成するまで、母と妻は母の別宅に、私はその別宅と会社の中間地点にそれぞれ仮住まいをすることになったのですが、

母&妻  栃木県日光市

私    埼玉県川口市

あ、そういえば海が無ぇ!

ますます、釣りに行くことが困難な状況になっておりました。

さて、ようやく年も改まり、家の仕様もある程度決まり、若干妻の心にも余裕が生まれたころを見計らって、再度アタックです。

「なぁ・・・どうだそろそろ。随分ご無沙汰だしさ・・・」

「んー。まぁそろそろいいかな」

・・・

しつこいようですが釣りの話ですよ?

そんなこんなで、栃木からはるばる茨城県は磯崎港まで出撃してまいりました。

妻のいる栃木から行くので、どうしても茨城が最短距離なのです。

ただ、私は知っています。

茨城は魚が釣れると。

ヒラメも釣れるし、カレイも釣れる。なんとブリやワラサですら、陸っぱりで釣れるという、完全に都市伝説クラスの噂話があることを。

この時期で茨城と言えば、カレイ・アイナメか・・・。カレイは昨年の1月ごろ船で数匹釣ったのですが、調理に失敗したのか滑り取りが甘かったのか、あまりおいしくなかったため、妻はカレイという魚に後ろ向きです。(我が家では妻が捌き・私が料理担当)

そこで、磯崎港に関する情報を探して釣り雑誌をぺらぺらめくっていると・・・

お、舌平目が釣れるのか。

一昨年。我ら夫婦が未だ見ぬ幻の魚「キス」を追い求めて各地をさまよっていた際、富浦新港のサーフ向きでたまたま釣り上げた正体不明の魚(正直旨そうに見えない)こそ舌平目であり、ムニエルにして食ってみたところ誠に美味!さすがフレンチの高級食材!みたいな印象をもったのです。

それ以来、妻は事あるごとに「舌平目釣りたいなぁ、釣って欲しいなぁ」と言いますが、なぜかとんと理由はわかりませぬが、釣り業界で舌平目はやや外道扱い。あまり情報がなかったのですが、なんと磯崎港で3月頃実績アリと書いてあるじゃありませんか。

と、言うわけで舌平目&カレイを狙いに出撃です。

「カレイ・アイナメダービー開催中」

水戸大洗ICを4時半に降り、この辺では有名な釣具屋さんへ。

アオイソメを買い込みつつ、釣果情報を見ると「磯崎港:カレイ実績あれどムラあり」・・・

ふむ・・・

HPや釣り雑誌では「この冬は例年にないほど厳しい。ほとんど釣れない」と書いてあったので、ムラがあるってことはチャンスも出てきたという事・・・

・・・お?

その釣具屋さんのレジ横に1枚のポスターが貼ってあるのを見て、足が止まります。

「カレイ・アイナメダービー開催中」

ごくりっ・・・。

このダービー(?)、釣具屋さんのHPでも大々的に告知しています。

そんなダービーに持ち込んで、もし入賞でもできれば・・・私は・・・私は・・・。

ヒトデ以外の魚が釣れるだけでも僥倖クラスの私が、大それた夢を抱いてしまった瞬間です。

まぁそんなこんなで、4時半ごろ磯崎港に到着します。

茨城県磯崎港へ到着

(※別途、明るい時間に撮影しています)

この磯崎港、台数はさほど多くないですが、トイレも併設された綺麗な駐車場があり、そこから漁協施設に入ると、大きく港全体を覆うくらい長大な右堤防、そして短めの左堤防が伸びています。

(右堤防より。正面に見えるのはサーフにつきだしたヘッドランドです)

右も左も外側はサーフになっていて、特に左堤防外側にはヘッドランドもあり夏場はキス狙いによさそうです。

左堤防は短く、船が係留されていることもあり、あまり投げには向かなそうなので、右堤防へ。

(強烈な高さでテトラが積んであります。くれぐれも安全装備でどうぞ)

湾の外向けにはうず高くテトラが積み上げてあり、投げはほぼ不可能。穴釣りとかいいんでしょうね。落とし込んでいる人もチラホラ。

逆に内向きにうついては湾が広いのと、先端部分は湾を超えてサーフまで達しているため、投げ放題です。

釣りはじめると、強烈なアタリが・・・

堤防の中ほどに陣取り、妻と2本ずつ投げます。

片方は舌平目狙いで、キス針に細めのイソメ。もう片方はカレイ狙いでカレイ仕掛けに太めのイソメを房掛け。

よく、「カレイは足元にいる!」というコメントを目にすることがありますが、私の場合そうは言われても竿を手にすると本能的に力いっぱい投げてしまうので、どちらかというと、同じく力いっぱい投げても20m飛ばない妻の方が本命です。

投げてしまうと暇になる(いやサビけ)ので、ルアータックルを1本用意します。つけるのはヒラメ用のルアーです。種類とかよくわかりません。パッケージにヒラメと書いてあったやつです。なのでヒラメが釣れるんだと思います。

ぶん投げては巻いてくるを繰り返します。

正直ルアーで何かを釣ったことが1回しかないので、ヒラメがかかると、どんな感触かが分かりません。登ってきた朝日をボンヤリ背中に感じながら機械的に巻いていると

ガッ!

根掛かりかな?・・・と思った瞬間に強烈に暴れる気配が伝わってきます。

ま・・・マジか!?

相当に強烈な反応です。

これは・・・糸がもつのか!?
面倒くさがって(正確にはFGノットができないので)フロロの糸を付けていません。0.6号のPEのみです。

「嫁!来た!タモ!タモだ!!!!」

「え!?え?え?」

嫁が竿ケースに駆け寄るが、どうしたらいいかわからずオロオロしています。

『し、しまった・・・買ってから1年1、度も使った事が無いから使い方がわからないんだ・・・。あ、俺もそういや知らねぇ!』

「もういいっ!大丈夫だ!なんとか・・・なんとかあげてみせる!」

ばれないように・・・逃げられないように、慎重に慎重に・・・

ガバァっ

ちいさっ!

しかも喰ってない。端っこに引っかかっただけ。

しばし妻と無言で見つめあい、無言で会話します。

『ハツヒラメ オメデトウゴザイマス。タモ ノ アミメカラ ニゲダセソウナ サイズデスネ』

『アリガトウ。ソシテ ウルセェ ボケ』

幸いというか、クリティカルな場所に針はついていなかったので、無言のままリリース。

投げ釣りに集中することに・・・

何となく気がそがれたので、ルアーは撤収し、投げに集中します。

その投げですが、まぁダメダメです。フグがよく釣れますが、カレイも含めてそれ以外のあたりが全くありません。

「反応だけはおもしろいのにねぇ・・・フグ」

妻のぼやきも聞こえてきます。

釣り始めて3時間。

マズメ時はとうに過ぎ、フグの活動がますます活発になってきます。
ぼんやりと「カレイ・アイナメダービー」のチラシを思い浮かべる私に、天使と悪魔がささやいてきます。

悪魔:「なぁに。周りで釣れているやつがいたら、それを奪っちまえばいいじゃないか。釣れた場所を聞かれたら、『間抜けのバケツ』とでも答えちまいな!」

天使:「ダメだよそんなの犯罪だよ!ちゃんと魚屋さんで大きいカレイを買って、釣れたって言い張って持ち込むべきだよ!」

・・・

どっちも稀代のクズでした。

あほな天使と悪魔に絶縁状をたたきつけ、イソメも少なくなってきたので2本のうち1本を撤収しようと手に取ると・・・
あれ?やたら重い。根がかってはいない。ヒトデか?巻いてみる。・・・グンッ!

お? おぁ? ああぁ?重いしなんか動いてる!?

つ・・・釣れた・・・カレイだ・・・!

結局この日はこの1枚のみ。素早く撤収し、行きに寄った釣具屋さんに駆け込みます。

「か・・・k・・・か・・・カレ・・・カレイ・・・カレイを釣ったんですけども・・・」

「あーはい。お持込ですね。おめでとうございます」

「は・・・はかっ・・・測ってっ・・・グェフッ!・・・測ってもらえませんか・・・」

「はい。少々お待ちください。・・・34センチですね」

なに。6mとかないのか?

「ありがたくエントリーさせていただきますので、連絡をおまちください」

意気揚々と持ち込んだものの、帰り道にそのお店のHPを見ていると、40オーバーのカレイ釣果も多数。到底太刀打ちできそうもありませんが、まぁ釣れたので。

ちなみに、今回は下処理(滑り取り)をしっかりやったためか、あるいは時期の問題か、料理したカレイは非常に美味で、妻がカレイ釣りに対して前向きになってくれたのは、最大の成果と言えば成果です。

では、またいずれ。

ミズチ

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茨城県磯崎港で春カレイ釣った

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