毎年1月~3月に深場にいたヤリイカが浅場にやってきて産卵シーズンをむかえます。
今年はどうなのかとおもったら『釣侍』界隈をはじめ各方面から釣れたという声があったり。それでも、このヤリイカのおかっぱり釣りってのは夜釣りなので、主にクソ寒いという理由で気が引けていました。
でも、
それってどうなんだ。
コタツかよ。コタツ記事かよというわけで、ユニクロ重装備でこの日は某所にヤリイカを釣りにいってみましたよ。
気温差が激しいながらも近くの川には魚ものぼりはじめて
ヤリイカに行こうとした前日なんですが、春のような陽気だったんですね。
近くの川をみたら、
40cmぐらいのクロダイが数尾むれていたり(みえるかな)
50cmぐらいのボラ数尾むれていたり(みえるかな)
60cmぐらいのスズキ(シーバス)が2尾いたり。
この川は水深50cmぐらいなのですが、浅場でも魚っ気がでてきていますね。
この陽気はヤリイカの接岸にどう関係するのか・・・
おかっぱりヤリイカ釣りへ
この日は、よく釣りにいく泉水さんとの釣行です。
スタバでマルキューの製品総合カタログを読んでから合流。
某港へ。
潮の上げ止まりでヤリイカは・・・
到着時間はたしか22時頃。釣りの話をしながらだと、車移動だとすぐに時間がたってしまいますね。これも釣りマジックです。
先行者の若手男性がいい人っぽかったので話していると、実際いい人でした。
どうやらがヤリイカが5杯ほど釣れている模様。クーラーボックスをみせていただくと、おーたしかにヤリイカだー。
ええやんけ。
はっきりいうけどうらやましい。
時合は20時ごろだったようです。上げ5分ってところでしょうかね。
去年ヤリイカ釣りで爆釣した、ヤマシタのナオリーの夜光ですよ。
これね、すんごい釣れます。
サイズ的には1.5号なのかな。
これをエギングロッドでキャストするのはやや難しいので、メバリングロッドを使用します。
メバリングロッドしかもってないんですけどね。
ラインは0.4号+フロロ1号~2号ぐらいあればよいかと。
ここでちょっと日和って、イソメちょい投げもやろうと思ったのですが、やはりエギングに集中することに。
で、キャストする。
ヒュン。
ひさしぶりのおかっぱりルアーなのですが、この竿をふりぬく音が好きです。
風は微風で30~40mぐらいは飛んでいる模様。
・・・
ヤリイカは群れが入っていないと全く釣れない釣りなのです。なのでサーチしていると、
泉水さんが、あ、なんかキタ。来ましたよ。
と言っています。
馬路か。
これが引かなかったながら重い模様。
バレる
どうやらこれはタコだったやもということです。
その後も隣でキャストをしていると、泉水さんが、あ、なんかキタ。来ましたよ。
と言っています。
馬路か。
どうせまたゴミ袋とかだろうよ。
あ、
あんか、水面でピューっていってるぞ、
あ、
イカだ。ヤリイカやんけ。
なんということだ。
ご覧ください。このうれしそうな顔を。
うらやましい。
こちらもナオリーですね。
カラーは金オレンジか。
わ、ワイにも釣らせろて
とかいっておきながら、このときのわたしの体たらくといえば、潮どまりということもあり、ヤリイカをあきらめタコ狙いに移っていたんですね。
日和かと。
小早川まったなし。
が、泉水さんのヤリイカ水揚げを契機に士気が80まで急回復し、再度ヤリイカを狙い始めることに。
・・・
キャスト。
フォール10秒。
・・・
エギが移動しすぎないようにちょんちょん。
フォール10秒。
うーむ。
ヤリイカ求。賃金応相談。前職給与考慮。
うーむ。
アタリゼロ。
と、
エンドレスにしゃくってはフォールさせつつ、足元をみると、岸壁真下の明暗部分の明るいところを沖側から水平移動してくる全長40cmぐらいのスカイフィッシュみたいなものが見えます。
正確にいうと、見えた気がしたというやつです。
確かに目で追えて、視界の右から左へ移動していくんです。
が、
古今東西、夜釣りに幻覚はつきものです。
たしかにみたはずのものが、
泉水さんに語るときには、ほんとうに見たのだろうかということになり、自分でも自信がなくなる。
実存とはなんなのか。
この世にあるものはすべて存在しているようで存在してないのでは。
あれは、貴殿がヤリイカを切望するあまり、闇の海に投影した幻なのでは?
と、無駄に無い知恵をひねって哲学をしてみます。
それぐらい釣れません。
ってのも、もうヤリイカが港から抜けきっているのでしょう。
あとからきた、パンチパーマ系筋金入りの三崎水軍のおじさん曰く、「ヤリイカはあの港内の入り口の常夜灯部分に群れてるんだ」とのことです。
潮が引くと、沖目の防波堤前の常夜灯までヤリイカたちが撤退し、再度潮が満ちるとまた岸壁まで進出してきて、港にむれているウルメイワシなどを捕食するのでしょう。
そういうことなんだろうなー。
さて、新品のタコやんの錘部分をヒラメシャフトでカスタマイズして、さらに根がかりしづらくしたこちらの一品。
延々港のヘチを釣ったり。
でもタコって、夜は住処をはなれて広く展開しているんだろうなーと再度思うにいたり、キャストして広くさぐったところ、オモリががっつりハマった気配がしたわけです。
あーハマったな。
・・・
反対側からひっぱってみたものの、外れず。
やむを得ず、ロッドとラインを一直線にしてひっぱったところ、
す。
っとテンションがぬけるアレです。
なんどこれを味わったのか。
また夏目先生がいなくなったな。
海底にごみを増やしてしまった。申し訳ない。その分、岸壁のゴミでも拾おう。
ピックアップしたらタコやんのアイ部分の針金がひきぬけて帰ってきました。タコエギってどれもやわなので、強いタックルだとこういうことがおきます。
タコやん自体はマダコ釣りで信頼できるルアーなのですが、やっぱりどうしてもだめな時は駄目なんですよねー。
と、
話をおかっぱりヤリイカからマダコ釣り、そして、根がかりに展開しているのではないか。
そうですそうですソースです。
そんな日もありますよ。
この日はこのポイントともう一つの港を探ってみましたがゼロでした。
途中よった釣具店のスタッフによると、
「ヤリイカは日によっては20杯ぐらい釣れますよ。エギでもスッテでもOKっす」
とのことでした。
どうやら、気温が前日にあがって、そこからまた下がったので浅場は温度変化が起きやすいのでヤリイカも引いちゃったかもとのこと。
もともと、沖目でもヤリイカの個体数が少ないものの、岸によってきた個体も、ここ数か月の水温だったりがあまりよろしくないのかもしれないですね。
とりあえず、お茶を濁すために船に乗り込んでいたニャン太郎の画像をご査収ください。
このうらみはらさでおくべきか。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)
今回のヤリイカ釣行の気づき
- 時合は夕方から数時間の間に1回あるのでは(先行者の方が釣っていたので)攻めるなら夕方から数時間が吉かも
- 潮にかかわらず、ヤリイカが入っていれば釣れるし、入ってなければ釣れない
- この時期の夜のちょい投げはほぼ何も釣れない。フグのハリスカットのみ(泉水さんがやってました)
- 大規模な漁港の場合はイワシがついていて、シーバスのボイルもあった
- ナオリーはメバリングロッドでもやや軽めに感じるときがあり、潮や風によって1~数グラムのナス型オモリで調整するとよい
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