【最強】釣魚の下処理で血合いが落ちまくる!ポリプロピレン製「ササラ トーカロン」(魚の内臓取り)が凄い!

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アカカマスの干物
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釣った魚を持ち帰ってきてやることといえば、下処理ですね。

鮮度を維持するためには、できれば釣行したその日にやりたいところ。

特に「内臓と血合いの除去」は、魚の臭みを減らして保存性を上げるためにも重要なポイントです。

今回は、手軽に使えて衛生面もバッチリな「PP魚の内臓取り ササラ」をつかってみた感想を紹介します。

目次

アカカマスをいただいた

今回の食材はアカカマスです。

漫画家の佐藤秀峰さんがルアーでたくさん釣ったそうでお裾分けでいただいたもの。

良型ですね。

初夏の産卵シーズンになると三浦半島沿岸部にもアカカマスが集まる場所があり、釣り船や手漕ぎボートだけでなく、岸からも狙えたりします。

岸釣りの場合は、根周りにある漁港で、カタクチイワシの接岸があるところによってきます。

漁港まわりだと、大体夕まずめに寄せてくる印象。

釣りたてなので鮮度抜群。

カマスはうろこが細かくてはがれやすく、漁獲して流通したものって、ほとんどうろこが取れちゃっているんですね。

あと釣れたばかりのカマスは独特の青っぽい香りがします。

魚臭いと言ってしまえばそれまでなんですがね。

青っぽい。わかる人にはわかると思います。

アカカマスを干物に加工していく

今回のアカカマスは開いて干物にすることにしました。

まず、うろこをとる。

皮目が弱いので、あまりごしごしやると皮がさけるので注意。

8尾でうろこがこれだけ。油断すると排水溝がつまるので注意。

こちらうろこを取り除いて、水気をきったもの。

抱卵しているせいか太目ですね。

真冬に深場で釣れるのも太いですが、それとは違った太さです。

カマスの開きは、片袖開きがよく知られていて、慣れているのでやっていきます。

エラの付け根に刃をいれて、中骨を落とさないところで止める。

背中を開いていく。

すぱすぱ。

腹骨を刃先で切って、開く。

卵を食べる場合は、刃を深く入れすぎないように注意。

開けましたね。

真子とも呼ばれる卵がしっかり。

これは辛子明太子風に仕上げたのですが、それはまた別の記事で。

そろそろ本題に入るんですが、内臓と血合い落としですよ。

こちらが内臓。

カマスの場合、胃袋はだいたいカタクチイワシが入っていてドロンドロンになっています。

未消化物が身につかないように注意しながら捨てましょう。

血合いが落ちまくる!ポリプロピレン製ササラの登場

はい、今回購入したのは、「ササラ トーカロン」というアイテムです。

和歌山の会社が作っているんですね。

つくりはすごくシンプルです。PP(ポリプロピレン)のひも状素材を針金で束ねたもの。

このとおり。

適度な強度とハリがあります。

何本束ねてあるのかは不明。100本ぐらいかな。

ステンレスの針金で束ねて、尖った部分が埋め込まれてけがをしないようになっています。

タコ糸の紐でキッチンにさげられる仕様。

衛生面では、ササラ本体の汚れは、竹より吸着がなさそう。

このタコ糸はそれなりに汚れるので適宜、漂白処理しましょう。

こちらカマスの血合い。

この個体は血抜き処理はされていないものかなと。サバ折り?されているものもあって、そのほうが血合いは目立ちせんでした。

はい。こんな感じで速攻で血合いが落ちます。

実際は流水をかけながらシャカシャカやりました。

すごいぞ「ササラ  トーカロン」!

片袖開きにすると血合いの部分が細くなり、身の部分までゴシゴシしがち。

でも、写真の通りこのササラは変形させることが簡単なんですね。

なので、血合いの面積に応じて細く使うこともできるんです。

そうすると、身に傷がつきにくくなる。

横浜沖の大型の黄アジもこの通りですよ。

血合いがきれいに取れてますね。

浴室干物仕上げ

今年の梅雨はなかなかの長雨で、外に魚を干せないので、バスルームで干すことに。

この場合、塩水をつかった立て塩でつくるよりは振り塩製法のほうが乾きやすいと言えます。

カマスの身に、ヒマラヤピンクソルトを多めにふりふり。

30㎝上から振り塩にします。

ドリップと一緒に流れてしまうので、あるていど多めのほうが上手な塩加減になります。

冷蔵庫に30分ぐらいおいておくと、この通りカマスドリップが。

余分な水分を拭きとってしまいましょう。

この通り、干物の準備は完了です。

っと、干物の話を進める前に、血合いを落とした「ササラ トーカロン」を清掃しておきましょう。

ササラは100均のブラシでも歯ブラシでも十分なのですが、気になるのが肉片などが挟まると取れないという点です。

洗っても取れなくて、それが臭くなる。そうなると衛生面が気になって使わなくってします。

では、「ササラ トーカロン」の清掃をお見せしましょう。

こんな感じで肉片などがつきます。

が、ご安心ください。

ブラシの目が粗く、変形するので、指でしごいてすべての肉片が簡単に落とせます。

黄アジの脂がねっとりついていたものの、食器用洗剤+スポンジで簡単に落ちました。

この通り、清潔。

あとは干しておくだけです。

竹ササラの場合、洗剤をつかうと竹が界面活性剤の成分を吸いそうで、なんとなくいやなんですよね。

魚の血合い処理では、歯ブラシもよく使われますね。

でもあれは、そもそも肉片が洗っても落ちない。

その点、ポリプロピレン製の「ササラ トーカロン」は優秀だなと。

あと、竹ササラは割れた竹が手指に刺さったり、身に残ったりするんです。

学生時代にバイトで中華鍋でチャーハンをつくっては、竹ササラで洗っていたんですが、指に刺さるんですよあれは。

が、ポリプロピレン製ならば、そういう心配もなさそうです。いいね。

ということで出来上がった干物がこちら。

黄アジ。

アカカマス。

炙るとこのとおり。

息子はアジの干物が大好物なんですが、カマスの干物もバクバク食べて「サカナー」と、お替り要求していました。

なによりなにより。

まとめ

今回は、魚の下処理にうってつけの「ササラ トーカロン(PP魚の内臓取り ササラ)」を紹介しました。

  • 竹ササラや歯ブラシ類と比較して清掃性が高くて清潔
  • 適度な硬さとハリがあって血合いがしっかりとれる
  • 変形するため細かいところの血合いもバッチリ
  • 竹のように素材の割れがないので安心

メリットばかりですね!

素材で考えると、100均で元素材がそろえば束ねるだけのような気もするのですが、適度な素材がまだ見つかっていません。

夏場は食中毒シーズンでもあるので、清潔なササラを使いたい人には手っ取り早く手に入って使いやすいアイテムです。

既存のササラに不満な方は、ぜひつかってみてください。

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