11月の或る日のこと、仕事をお休みして、深川吉野家からタチウオジギングに単独釣行してきました。
吉野家さんへは自転車で行けるので、とても気楽。
思い立ったら行ける感じです。
タチウオジギングは2回めですが、単独釣行は初めてです。初回の釣行記はこちら
で、肝心の釣果は?
肝心の釣果ですが、12匹とまずまずな結果です。
うち、ギリギリ指4本が2匹混じっています。後日船宿のホームページを覗いてみると竿頭が14匹とのことでしたので、ま、全体の中でもそう悪くないと思います。
今日は、この釣行を通じて「あれ、もしかして、初級者は脱したのかも?」と思えることがあったのでそれを書いてみます。
脱・タチウオジギング初級者の兆し-その1
単独釣行は、初めての人にはちょっと緊張するものです。みなさんもそんな体験があったはず。
以前マゴチ船とタチウオ船を乗り間違えたことがあるんです・・・
今回の釣行は、単独釣行としては5回目でしたので、かなり落ち着いていけました。正しい船にも乗れましたしね。
また、船で初めてFGノットを組んでみました。
自宅でのFGノット修行成果
器具を使わず、ラインだけで。自宅の机の上で行うほどには上手には行きませんでしたが、終日トラブルなく釣ることができたので、ま、合格と言えるかと思います。
船上でちゃんと落ち着いて準備ができる
このあたりも、脱初級者の兆しといってよいのかもしれません。
脱・タチウオジギング初心者の兆し-その2
その2は、「いろいろ試すことができた」ということです。
釣れない時間帯、一種の軽いパニックなのか、パニックからくる思考停止に陥り、「同じ釣り方」を継続してしまい、工夫をする余裕がない。ということがよくあります。
が、この日は、
- ジグの色、重さを変えてみる
- 巻き方を変えてみる(ただまき、ハーフピッチジャーク、ワンピッチジャーク、それぞれスピードを変えて)
- チョイ投げでキャストしてみる
など、いくつかの試行錯誤ができました。
このあたりも、初心者のときはできなかったことかと思います。
この日の水深は20m程度の浅いところ。
しかも、船長のアナウンスでは「底5mのところにタチウオの群れが固まっている」とのことでしたが、そうしたアナウンスの意図もちゃんと聞けた。ということもあります。「落ち着いており、思考停止に陥らず、いろいろ試せる」このあたりも脱初級者の兆しと言って良いかもしれません。
脱・タチウオジギング初心者の兆し-その3
その3は、「釣った魚と釣り方を覚えている」ということです。
狙って釣った魚はとってもうれしい。
このタチウオなのですが、どんな釣り方で釣ったかを鮮明に覚えています。
このタチウオを釣る2投前のこと。
ルアー(メタルジグ)が海底に着いたとき、着底の衝撃以外に、ちょっと横に持っていかれるような感触があったんですね。
100gのジグで、水深20m程度なので、着底の衝撃はまあまあ大きく、明確にはわかりませんでしたが、「あれ?今、食った?」と思いました。
そこで、タイラバの釣り方を思い出しました。
タイラバは(まだ、真鯛を釣り上げたことはないのですが)釣り方としては、オモリが着底後、すぐに巻き上げを開始するのが大事なんだそうです。
そうでないと、真鯛に見切られる。。。という理由だそうです。
とすると、タチウオもジグを見ていて、着底時に襲いかかっているのかな?と想像しました。
であれば、なんらか違和感があると見切られないように、次の一投では、ジグの着底後すぐに巻き上げを開始しました。
が、このときは掛からず。
で、次の一投も同じように、着底後すぐ巻き上げを開始しようとジグを沈める。
すると、着底した瞬間、「ガツン」という衝撃とともに、このタチウオが掛かったのです。
証明する手段を持ちませんが、二投前の着底後の違和感の主もこの個体ではないかと思っています。
タチウオは普通は上を向いて泳いでいて、下から上に餌となる魚を襲うと言われています。
が、この一投は間違いなく着底と同時に掛かったので、時にそうしたことも起きるのだと思います。なので、着底後、すぐにジグを巻き上げるということは、一つのセオリーになるのではないかとも思いました。
指四本級のタチウオ。うれしい。
このように、「この魚はこうして釣った」と覚えていられるのも、自分なりの工夫があったせいだと思います。そして、このあたりも、もしかすると脱初心者の兆しとして良いのかもしれません。
これは意図せず「釣れた」ではなく狙って「釣った」といっても過言ではない気がします。
釣りの「初心者」「中級者」は魚種✕釣り方別なのかも
という訳で、満足行く釣行だった今回。
ですが、釣りの「初級者」「中級者」というのは「魚種 ✕ 釣り方」で考えたほうが良いんだろうなと思いました。
つまり、もし仮に、私がタチウオジギングの脱初級者であっても、タチウオのエサ釣りや、ましてや他の魚種についてはまだまだ初心者ど真ん中ということです。これはその後の釣行での釣果が如実にそれを物語っています。
今後も釣りの経験値を増やし、なんとか、今回のように「あれ、初級者を抜けたかも」と思える「魚種✕釣り方」を増やしたいものです。
タチウオのパエリア
タチウオの蒲焼
ちなみに釣ったタチウオは、蒲焼や塩焼き後のパエリアの具となり、美味しくいただきました。
それでは皆様、釣りライフを楽しみましょう。
陰干しされている我軍の、活躍したり、活躍しなかったりするジグ兵はこちらです。
この日は、12匹すべて、100gの紫かピンクでかかりました。
釣れない時間帯、赤金、緑も使いましたが、反応なし。
中でもピンク兵は、海中でかなりタチウオに愛されたようです。ヒットカラーは自信になるんですよね!
釣行データ
船宿:深川吉野屋
日:2018年11月1日
竿:Abu Garcia(アブガルシア) オーシャンフィールド タチウオジギング OFSC-632M/150
リール:DAIWA ライトゲームX ICV
ライン:PEライン1.5号
ショックリーダー: VARIVAS フロロカーボン 40Lb.
※タチウオジギングの場合、タナをとるのに、PEラインのマーカー以外にカウンター付きのリールがあると便利。
釣り人
木田 和廣
オフでは水泳と釣り。オンではGoogle アナリティクスによるWeb解析コンサルタント、Tableauによるビジュアルデータ分析コンサルタントをしています。Web解析に関する本も書いてますよ。
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