大阪にいくとタコ焼きと、朝のうどんがうまいわけですよ。むかしサラリーマンとして大阪出張があったときは、ただ単に食べることが楽しみだったという不良社員でした。
そんなタコ焼きですが、関東で食べるといえば、築地銀だこが有名ですね。
食べたいときにある店舗の多さと、おまえら植物油投下しすぎじゃね?と思わずおもってしまう高カロリーなタコ焼き。
ふとアレが食べたくなったのでタコ釣りにいった前回。
小型ながら、タコもつれてほくほく帰ってきましたよ。ほくほく。
タコの下ごしらえをしよう
こちらが持ち帰ったマダコ。
持ち帰るときに眉間を押さえて軽く締めたつもりではあったのですが、細胞自体はいきているのですよね。
まずタコを簡単に水洗いしたあと、頭部(胴体)をひっくり返して内臓をとってしまいましょう。
この内臓は腸あたりを取り除き、ホウボウとオハグロベラのアクアパッツァの材料にしました。
次に器にタコをいれて、塩をケチらず入れてよく揉む。
するとこのように粘液と汚れが取れるのです。
吸盤あたりは、とくに汚れがついているので気になる人は念入りに落としておきましょう。
この塩もみの注意点としては、長くやりすぎるとタコが塩辛くなってしまうという点です。
何事も引き際が肝心。わたしは2、3分やめておきました。
湯を沸かしてゆでましょう。
一回沸かして、やや冷やしたものでさっとゆでると固くならない気がします。
もっとも小型のタコはやわらかいのですがね。
ゆであがったタコ。
地ダコとよばれる、日本全体の沿岸部でとれたタコはゆでるとこのようにシャア専用カラーになります。
小豆色というやつですね。
モロッコやらモーリタニア産のタコは赤いですね(食紅で色づけしたマダコは真っ赤)
よーし、タコ焼きを作るぞー
これをぶつ切りにしておきましょう。
そんなにタコの切り身は大きくなくてもいいと思います。
ちょっとここで昔話。
よく屋台で、「オオダコ入り!」とかいう看板を掲げている店がありますが、よくみるとディスプレイされているタコとは異なる冷凍イカの切り身を入れていたりするんですよね。白いんですよ塊が。
ほかにも、職人の技量がよろしくないのかわざとなのか、具を投下するときにタコがいないタコ焼きが出来上がったり。むかし栃木の佐野でジャンボタコ焼きというのを食べたら、でろんでろんの記事で、ダシはきいてないわ、タコはほぼいないわで世の中の厳しさを味わった気がします。
ユーチューバーのヒカルさんが、アタリのないクジで盛り上がっていた時期がありますが、もうあのあたりの縁日の混沌さって、ああいった詐欺行為もふくめた面白さなのかなとおもったりします。
他にも、絶対倒れないように後ろで補強されている射的とか・・・
そういったのも縁日のいい思い出ですね。
さて、話をもどしましょう。
今回は、タコ焼き粉をつかったのでダシはすでにブレンドされているもの、天かすが家になかったのですよ。
うーむ。
天かすのように脂っ気と旨味を生地に与えるもの・・・
あ。
ソーダガツオの唐揚げを冷凍しておったな。
これを刻んで記事に混ぜ込めば、旨みが増強されるわけです。勝ったなこれは。
他に生地にはキャベツ+葉ネギ+岩下の新生姜を刻んだものを投入。
惜しげもなく、地ダコを入れまずぞ。
そんでもってくるくるとボール状にしていく。
銀だこ風に外側をカリッと仕上げる方法ですが、ある程度玉ができた状態で、植物油を穴にそれぞれ注いで強火で揚げるように仕上げるようにします。
するとカリッとなるわけです。
ソースは、しばらく前にオリバーのタコ焼きソースを買っておいたのでこれを利用。
このソースがまーうまいのですよ。ソースって大量にかっておくと安いわけですが、カレーなりスープなりの隠し味にドバドバ使えるのでおすすめですよ。
仕上げに、
「青のりとマヨネーズはいかがいたしますか?マヨネーズはふつーのとカラシマヨネーズがあるのですが?」
とか銀だこのスタッフさんを気取りつつ、
ソース+マヨネーズ+青のりという王道をいき、
「おいしく召し上がれますように―」
という、銀だこさんのあいさつで締めつつ、食べてみます。
外はサク。中はとろーり。ああうまい。
もうちょっと、粉を水で薄めておいたほうがよかったなと。
あと、紅ショウガがなかったので岩下の新生姜を刻んだものをいれたわけですが、やはりタコ焼きたるもの紅ショウガのパンチがあったほうがよろしいなと。
揚げだまだって、やっぱりあったほうがいいわけです。
ということで、タコを釣ったらタコ焼きに。
いつか試してみてください。