集魚力絶大!イワイソメ(マムシ、イワムシ、アカムシ)を使ってみよう

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イワイソメ
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イワイソメはアオイソメと並び、海釣りで実績の高い餌です。

カレイやアイナメ狙いでは、特に集魚効果が高いと言われ「特餌」として認識されています。

今回は集魚力が高く、人気のイワイソメについて解説します。

目次

イワイソメとは

イワシイソメは別名、マムシ、イワムシ、アカムシ、ホンムシと呼ばれる虫エサです。

イワイソメあまり活発ではなく、動きという点では、アオイソメやジャリメには劣ります。一方、釣り針に刺すと褐色の体液を出し「土のような独特のニオイ」があります。

このイワイソメのニオイがアオイソメやジャリメなどと比較して、より集魚力が高いという点で釣り人に人気です。

身は柔らかいものの、表皮部分にゴムのような一定の硬さがあり、カレイ狙いでの投げ釣りでも餌が飛び散ることも少ないと言えます。

産地

アオイソメ同様、中国・朝鮮半島で養殖したものを輸入しているものが増えてきました。国内でも地域的に天然ものを手掘りしたものが販売されています。

餌屋での購入(価格)

イワイソメを手に入れるためには、釣り餌屋で購入するのが一般的です。大手の釣具店や活餌をメインで扱う釣具釣り餌店では、アオイソメやジャリメに続いて手に入れやすい餌です。

価格はアオイソメより割高で、約2倍の価格で販売されていることが一般的。

たとえば、アオイソメが60gで400~500円で販売されている場合、イワイソメは30gで400~500円では販売されています。そのため、購入を躊躇したことがある人もいるのではないでしょうか。

<虫エサの価格順>

  1.  イワイソメ(高い)
  2.  ジャリメ
  3. アオイソメ (安い)

イワイソメを採取する場合は漁業権に注意

イワイソメは養殖個体の他、国内で自然環境に生息しているものが手掘りで採取されて販売されています。

自然環境では、海岸の砂礫地帯や岩場(岩と堆積物の間に生息)に棲息していますが、採取可能な場所には共同漁業権が設定されていることもあり、無断で採取することは禁じられています。

採取する際は、都道府県別の共同漁業権を確認してから行いましょう。

ゴロタ浜の岩をどけたところ、崩れやすい岩の集まっている場所をハンマーで崩したり、スコップ等で捕獲します。

山芋堀とよく似ているのですが、イワシイソメは砂利や岩の狭い隙間に入り込んでいるので、採取時は丁寧に取り出さないと身切れしてしまいます。

イワイソメを購入するときの注意点

カレイ釣りではイワイソメを大人買いするとよいことがあるかも

量・鮮度(活きのよさ)

どの虫エサでも同じですが、イワイソメも活きが良いほど魚の食いも良くなります。

プラスチックのパッケージにバーミキュライトや砂とともにあらかじめ取り分けられているものは、取り分けてから数日経過している場合もあります。

イワイソメを購入する際は、なるべくパック詰めされる前のものを選ぶとよいでしょう。

<釣行での使用量目安>

  • 1日(カレイ):50~100g カレイ狙いでイソメと併用した場合
  • 1日(ちょい投げ):100g
  • 1日(ハゼ):50g
  • 半日(ちょい投げ):50g
  • 2、3時間(ちょい投げ):30g

※上記量は目安です。使用方法やエサ取りなどの数によってはさらに多く必要になる場合があります。

イワイソメのつけ方

イワイソメは一本そのままよりもアオイソメとの合わせ技が一般的

カレイ狙いのイワイソメ×アオイソメ

イワイソメは単体で針につけて使用することもありますが、コストが高いのであまり多く使えないという声もあります。

また、比較的動きが鈍いため、アオイソメと合わせて使われることが多いと言えます。

カレイやアイナメやカサゴなどを狙う際に、イワイソメを針のチモトまでこきあげ、アオイソメを房掛けにします。

このようにアワセ付けで、イワイソメの強力な臭いで魚を寄せ、アオイソメの動きで食わせを誘発できると言われています。

カワハギ狙いの場合は一口サイズに

カワハギ

カワハギもイワイソメに反応がよい魚。釣り船に持ち込むとアタリが連発することも。ハリ持ちも抜群

実は人気のカワハギもイワイソメでよく釣れます。

ハゲ針につけるときは、小指の先ほどにカットしたイワイソメでハリを隠すようにU字状にハリがけします。

保存する場合は塩漬けにして予備餌に

釣り 塩イソメ

こちらは塩イソメ

余ったイワイソメは捨てるに惜しいもの。

保存する場合は、塩漬けにしておき冷蔵庫で長期保存可能です。ただし集魚力は生きているものに劣ります。

<イワイソメの塩漬けの作り方>

  1. 持ち帰ったイワイソメに大量の塩をかけてまぶす
  2. 冷蔵庫のなかで数日放置。染み出てきた水分をすべて捨てる
  3. さらに塩をまぶして出来上がり。
  4. ジップロックスクリューロックにいれて冷蔵保管すると体液が漏れなくて便利
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イワイソメの弱点とは?

イワイソメは強力な臭いを持つため、アオイソメに反応がでなかった魚のアタリでも誘発できます。

一方、その臭いが弱点にもなります。

それは、本命以外のゲストも遠くから寄せてしまうという点です。

特に投げ釣りの場合、ショウサイフグ・アカメフグ・クサフグなどを寄せてしまいがちです。

イワイソメが好物のアカメフグ

イワイソメが好物なのか、砂礫地帯でマコガレイを狙うとほぼ必ず釣れるアカメフグ。アカメフグのカットウ釣りはもしかしてイワイソメも有効かも。

フグによるハリスカットが頻発する場合はビニールパイプを装着するのがオススメ

イワイソメとアオイソメをあわせて使う場合で、イワイソメを針のちもとにこき上げると、結果的に針ごとフグに飲まれ、アタリがでないで切断されてしまっていることもしばしばです。

色付きのラインはライン自体がフグに噛まれる印象

投げ釣りは待ちの釣りですが、アタリがなくても15分に1回など餌を打ち返さないと、写真のようにそもそものエサがなくなっている場合もあるので注意です。

イワイソメをつかっていて、明らかにフグなどのゲストが寄りがちな場合は、一旦使用を控えるのも一つの手です。

カレイ狙いなどでできるだけ長く餌をもたせたい場合は、塩締めしたイソメを使うのも一つの手です。

イワイソメで釣れる魚

基本的にアオイソメで釣れる魚と同様です。

過去の実績からアイナメ、カサゴ、マコガレイ、クロダイ、カワハギ、シロギスには特に有効という印象です。

投げ釣りでは産卵期に浅場によるマダイにも効果的な餌です。

カワハギはアサリ餌のハリ持ちが悪い場合や潮の濁りが強めのときにつかってみましょう。シロギスも同様です。

イワイソメは弱点もありながらも集魚力の高い万能エサ

イワイソメはコスト的に「割り高」という事情がありながらも、圧倒的な集魚力を持っている釣り餌です。

潮によっては、フグ類の襲撃などが頻発することもありますが、カレイ釣りやアイナメ狙いのここ一番で、奮発して使用してみるのも一つの手ですね。

横須賀うみかぜ公園でマコガレイを釣った

カレイの投げ釣りをするなら「イワイソメ」も買っておきたい!

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イワイソメ関連商品

▼イワイソメは通販でも購入可能。近くの釣り具屋で手に入らない場合はチェックしてみよう。

▼虫エサ全般は石粉が便利

▼虫エサは餌箱に移して使うと弱りにくく扱いやすいですよ。

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