突然ですが、あなたは釣り上級者ですか?それとも中級者?それとも初心者ですか?
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あんまり意識したことはないと思うのですが、いざ考えてみると自分はどこにいるんだろうなと考えてしまいますね。
ORETSURIは釣りメディアとして、メインの読者として釣り初心者から中級者あたりを想像しながらコンテンツを考えています。ざっくりなんですけどね。
定義は人それぞれですが、以下のような定義をしています。
釣りメディアORETSURIの想定読者
- 釣り上級者:釣りスタイルが確立され、安定的に高い釣果も出せる釣り人
- 釣り中級者:釣りスタイルが確立されつつあり、釣果もそこそこの釣り人
- 釣り初心者:釣りスタイルが確立されてはない状態で、釣果は安定しない釣り人
- 釣り未経験者:釣りを全くやったことがない状態。誰かが誘わないと釣りはしない人
という具合です。ジャンルによっても変わるとは思うんですけどね。
- バス釣りは上級者だけど、海の釣りは初心者
- エサ釣りは初心者だけど、ルアー釣りなら上級者
- おかっぱりは上級者だけど、船釣りは初心者
などなど。
自分で上級者と言う人もいないとは思いますが^^
このようにピラミッド図になっていると、一見上位の人がえらそうに見えますがそんなことはなく、ただ単に釣り人口全体の母集団に対して人数が少ないからです。
釣り上級者といっても、ルールやマナーを守れないアレな御仁もいらっしゃるのであくまでも技術や熟練度という点で考えてみたのがこちらです。
マーケティングでいうと釣り関連メーカーはこの上位ユーザーが狂ったように(いい意味ですよ)購入するハイエンド・高付加価値商品の利益率に支えられているところもあります。
10万、20万する釣り竿やリールを熱狂的に買う釣り人世界というのがあります。
どんな世界でもそうですが、2割のコア層が8割の売り上げを作っていたりするのは釣り具などの世界でも一緒だと思います(という想像です)
実はこの層はジャンルにもよりますが、年齢層が高めです。そのため、今後10年20年すると物理的に釣りから引退するだろう層でもあります。
- 鮎
- へら
- 船釣り
たとえばこの3つの釣りのジャンルは明らかに中高年ユーザーが多いわけです。これはフィッシングショーで各メーカーのブースをぼーっとみていてもわかります。
船釣りでも、船宿によって差はあるにしろ、やっぱり中高年の釣り人が経営を支えているんだなーと毎度感じています。
特に平日船釣りいくと、8~9割は60歳以上の釣り人です。
たまに、80歳前後で釣り船に乗っている方もみますが、やはり、足腰が弱ったり、気力が失せる人も多いと思われ、70歳以上になっていくとだんだんと船宿から遠ざかっていくような印象です。
「○○さん最近見なくなったなー」
「○○さんあれからこないけど死んだんじゃないの(冗談)」
というような会話もしばしば耳にしたり。
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さて、ORETSURIはなぜ釣り初心者から中級者をメインとして情報を発信しているか。です。
これは、確信としてではなく、なんとなくなのですが、この釣り初心者から中級車の層がこれからの釣り業界を作っていき、流れなどを変えていくような気がするからです。
釣り人のだれもが感じているとは思いますが、釣り業界は様々な課題を抱えています。
- 釣り禁止、立ち入り禁止の釣り場が増えていく問題をどうするか
- 遊漁と漁業との軋轢の問題をどうするか
- ゴミの問題をどうするか
などなど。
釣りは一人でも楽しめ、大自然のなかに身を置くと、何物にもとらわれない自由を感じられるような素晴らしい趣味でもあります。
一方、そうした自由を謳歌するあまり、他人や社会・環境に必要以上に負荷をかけてしまうようなこともあると思います。
こうした状況に対して、ORETSURIはメディアとして、単に釣りに関する情報をまとめて発信するだけではなく、釣り人ひとり一人が釣りをもっと楽しみ、自分の趣味を堂々と誇れるような世界を作る一助になれればよいなと考えています。
いろいろと試行錯誤しながらの活動ですが、約2年半たち、ORETSURIは今では年間100万以上のユーザーに訪問いただけるようになりました。
これからも、あれこれ考えながら、釣りの魅力、魚の魅力について発信していければと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。
平田 剛士