ただの釣り好きを超えて「釣りバカ」を自認している人は、雨が降っても釣りにいくはず。
今回は、これから雨の日の釣りにチャレンジしたい方向けに、雨の釣りを快適にする装備や便利アイテムを紹介していきます!
①「レインウェア」はスタンダードクラスでも十分
快適な釣りには、ゴアテックスのように防水性・透湿性が高い素材が一番です。
一方、コスト・汚れ・傷の発生などを考えると、エントリーモデルのウェアを短期的に買い換えるのがオススメです。
袖口やジッパー部分から浸水しにくい工夫がある釣り具メーカーのアイテムをチェックしてみましょう。
フードは必須ですが、特に額の上のつば部分が広いものは雨が顔に吹き込むのを防ぎます。
また、ゴム等でしっかりフードを絞れるものを選びましょう。
100均のカッパの場合は耐久性が極めて低いので、豪雨の場合数分で浸水することもあります。また強風にあおられると接着面が切れてしまい使い物になりません。
釣りを想定していないレインコートの場合も、袖口やフードの部分から浸水しやすいので控えたほうが賢明です。
<釣りに適したレインウェアの基本条件>
- 耐水圧10,000mm以上
- 透湿度5,000g/㎡/24h
- フードのつばが長めでしっかりしている
- ゴムなどでフードの口をしめられる
▼シマノはベーシック フィッシングレインスーツ(よりしっかりした作り)もしくはDSベーシックスーツ(より安価)がおすすめ。ダイワはレインマックス レインスーツで必要十分。
②「ウェーダー」で下半身は無敵
もともとウェーダーは着衣のまま水中にはいっても大丈夫なように完全防水でできています。
そのため、生地に傷さえなければ、下半身はフェルト底のウェーダーを履くと強力です。フェルト底の場合、苔などでスリップすることも少なくなります。
一方、ナイロン製ウェーダーの場合、透湿機能がないため湿気がこもります。
その点もクリアしたい場合はゴアテックス製が必要です。
③急な雨は「ゴアテックスハット」で防げる
ノース・フェイスのゴアテックスハットは防水性がすごい。
斜めから打ちつけるような雨でない場合、ゴアテックス素材のハットもオススメです。
つばが広いものであれば、ある程度の雨であれば視界の良さをキープできます。
眼鏡の方は、雨がふると水滴が気になりますが、より快適に過ごすことができますよ。
雨が降っていないときには熱中症や日焼け対策にもなりますし、
④「チタン(チタニウム)グローブ」で濡れても手指を保温
チタン(チタニウム)グローブは、ネオプレーン素材内側にチタン素材の内張がしてあるグローブです。
保温性に優れているため、雨に濡れて手指が冷えることを防ぐことができます。
手の平部分には一定の滑り止め効果もあるため、雨で手指が滑って竿を落としてしまうリスクを減らせます。
ほかにも、雨で手がふやけていると魚の棘や歯・フック・ラインなどで怪我をしやすいのですが、グローブによって保護効果が期待できます。
⑤「リストガード」で袖口をガード
ストレッチタイプのリストガードやカフスをつかえば、袖口からの雨水の侵水を防ぐことができます。
レインウェアと合わせて使用しましょう。
⑥「ヒップガード」は磯釣りや船釣りで有効
ヒップガードは、主に磯釣りや船釣りで効果的なアイテム。
その名の通り、レインウェアなどの上に履いてお尻をガードする装備で、防水性があります。
また、磯などレインウェアに傷がつきやすい場所でもヒップガードをつけておけば安心して座れます。
船釣りの場合、釣り座に座るだけでレインウェアに圧力が加わり、浸水しやすくなるのですが、ヒップガードがあるとさらに安心です。
⑦「ニーブーツ」や「高性能トレッキングシューズ」で足元をガード
ニーブーツ等、足元の浸水を防げるアイテムは必須ですね。
筆者は状況によって、ニーブーツとノース・フェイスのゴアテックス素材のトレッキングシューズと使い分けています。
ニーブーツの場合
- 雨がひどい場合
- 船釣り
- 足元がぬかるんでいる場所
- やや立ち込む釣り
ゴアテックス素材のトレッキングシューズの場合
- 雨がひどくない場合
- 岸釣り
⑧「防水バッグ」は2つの便利
防水バッグには、2つの使い方があります。
一つ目は、モノを濡れさせないようにする使い方。もう一つは濡れた服や道具などをまとめておくような使い方です。
釣行後は、濡れたウェアや釣り具類を防水バッグに全部詰め込んでしまうと楽です。
⑨防水スプレーでレインウェアの性能をフォロー
どんなレインウェアも使い続けていくと防水力が低下していきます。
性能が低下したウェアやシューズには、防水スプレーをつかうとよいでしょう。
応急処置にはなります。
⑩「セームタオル」は水を何度でも吸い取るので快適!
雨でぬれた体を拭くために、乾いたタオルが数枚あるとよいのですが、一度濡れると水分が残って重くなりかさばりますね。
セームタオルであれば、吸水性も高く、絞って何度でも使えます。絞ったあとは軽くなるので、持ち運びも便利。
また連続釣行をする際も、速乾性が高いのでおすすめ!
身体を拭く以外にも、濡れた釣り具の水滴を拭うのにも活用可能です。
⑪「ボートバッグ」があれば、釣り具が濡れにくい
ボートバッグは吸水性がなく、収納性も高いので岸釣りにも便利
ボートバッグは船釣りをする人には常識でもありますが、釣り具が濡れるのを最小限にできます。
岸釣りでも、クーラーボックスとあわせてボートバッグをもっていくのも一つです。
⑫「ジップロックスクリューロック」は餌が濡れにくい
釣り餌は雨にぬれると弱ったり、ハリ持ちが悪くなることも。
蓋ができる容器にいれて濡れないようにつかいたいですね。ジップロック・スクリューロックが便利です。
投稿が見つかりません。⑬防水スマフォと防水ケース
スマフォは防水が安心なのですが、さらに防水・防塵・耐衝撃設計のスマフォケースがあるとグッド。
滑りにくい素材で、ストラップ付のものであれば、ふとした瞬間に手をすべらせて水中に落としてしまうということも少なくなります。
⑭メガネの撥水スプレー
メガネ派におすすめなのが、ソフト99コーポレーションのレインホッパーです。
スプレータイプで出かける前にメガネやサングラスに吹きかけて乾かしておくだけで、驚きの撥水効果があります。
雨がふっているとメガネに水滴がついて、視界が悪くなりかなりストレスですよね。
あれがほぼゼロになります。すごく快適!
まとめ
今回は、雨の釣りを快適にする装備や便利アイテムを紹介してきました。
雨だからこそ釣れる魚もいれば、雨だからこそ生じるリスクもあります。
安全に気をつけて、楽しい釣りにしてください。
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