【春の陽ざしに誘われて】都市河川のウナギ釣りin神奈川

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暗くなって川辺で待つ
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今年のうなぎ釣りは4月末からやるとTwitterで宣言したものの、古今東西釣り人の考えなんてのは、ほんとアテにできないもんでございます。気になり、ネットでしらべるかぎり神奈川界隈でも3月末あたりからちらほら良型の鰻が釣れているようです。そんな動向をウォッチしていたらいてもいられなくなり夕闇前に河原に向かいました。

目次

神奈川の某河川へ

神奈川某河川の様子

都市河川っていうのは、まーどこにいってもくさいのですが、潮の干満に関わるエリアの場合、満潮にむけて海から川沿いに風がのぼってきて、むわんとしています。

このニオイが最初は気になるものの、だんだん釣りに集中していると川と同化してきて臭さもまったく気にならなくなるから魔訶不思議です。

ウナギ釣りの仕掛け

ミミズの房掛け

容赦なくミミズの房掛け、というかメデューサリグをUPしてみました。食事中の方ごめんないね。

ウナギ針についてはOWNERのハリス付きのものがお得です。ハリスは5号。5号あれば比較的大きめのウナギでもどんとこいです。今年一発目の鰻釣りにしては、針の大きさも比較的大きくして、もうこれは小物は相手にしないという心づもりです。

アオイソメの房掛け

竿は2本。もう一つにはアオイソメをエサとしてつけます。ここは淡水エリアなのですが、冷蔵庫にアオイソくんがいたので消費しなくてはと考えての行動です。

両方のしかけともに、先日ご紹介した鯉のブッコミ仕掛けを利用しています。

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鰻釣りの場合は、置き竿での放置が基本なので、他の人の迷惑にならない程度に多くの竿を出すか、ペットボトル釣りが本命ヒットの可能性を向上します。が、今回は手始めなので2本で状況確認をしてみようかと思います。

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ウナギ釣りの餌について

ウナギ釣りを趣味にしている人が決まって特餌としているのが、ドバミミズです。

腐葉土の下などにいるぶっといミミズですね。ウナギ釣りはミミズとりからはじまるといっても過言でないかもしれません。ドバミミズの出す体液がウナギに強力にアピールする模様で、心得た釣り師であれば、だいたいエサはドバミミズというはずです。なかには、自宅でドバミミズを養殖している猛者もいるとかいないとか・・・

このドバミミズが手に入らない場合でも市販のミミズでも十分釣ることができます。

とはいっても市販のミミズの場合でもできるかぎり太目のものを選ぶと耐久力もよいですよ。細いものはぶっこみ釣りでは餌がキャストに耐えられませんので、注意です。

他に使われるウナギ釣りの餌をあげておきます。

  • 魚の切り身
  • イカの切り身
  • ドジョウ

それぞれ釣りをするエリアが川のどの水域なのかによって変わるのだと思います。たとえば、下流域であればアオイソメが強いですし、中流域は、ミミズが強い等、自分の好みが見つかるはずです。

ウナギを釣るのは、主に夕方から夜または増水後の濁り水ですので、彼らは視覚より嗅覚で餌をさがしているはずです。そのため、どの餌でもオイニーが強めのものがよいのではないかと思います。イカの塩辛なんかもいい気がします。

たまにルアーマンと話していると、シーバスを狙っていたら、鰻がミノーにかかったんですよというようなことを聞くこともあり、ウナギの捕食は下手そうなものの、たまにうごいている物体にもヒットすることがあるようです。

釣り開始

竿先には鈴をセット

ウナギ釣りをする際は、夜釣りがメインになるのでアタリをとりやすいよう、ケミホタル類や鈴を利用するとよいでしょう。Amazonで釣具をみていたら、LED付きの鈴もあるようです。便利な時代ですね。

ひたすら待つ

暗くなって川辺で待つ

この日はサーフスタンド(竿置き)を忘れたのでこんな感じで、竿に少し角度をつけて待ってみます。ぶっこみ釣り全般でいえるのですが、竿置きを利用してもう少し竿に角度をつけたほうが、アタリがわかりやすいです。

また、場所に寄ってはリールのドラグ調整をしっかりやっておかないと川に竿ごと引きこまれて哀しい思いをしますよ。以前、通っていた釣り場でウナギ釣り師の方が、「大物はいきなり竿をもっていくからほんと注意だよ。ほんとぽーんって竿飛んでっちゃうんだからサ」といってました。

基本待ちですが、ウナギには通り道があると言われていて、20分~30分に1度くらい底をさぐって仕掛けの位置を動かしてみるのも手です。場に通いなれてくると、水中の目に見えないウナギの通り道が目に浮かんでみえるようです。もはや超能力の世界ですね。減水期は、流れの筋がわかりやすく、ポイント絞りやすいかもしれません。

ミミズをエサにすると、小物のあたりも多いです。が、針を大きくしておけば、針がかりすることはめったにありません。むかし、たけしの万物創成期の釣り特集で、小魚のついばみ音に大魚は反応してよってくると説明していたことを思い出します。エサに耐久力があれば、小物に自由に餌をつつかせ、大ウナギを釣る。とか、まーそういう妄想をしながらまってもおもしろいかと思います。

小物のあたりは、ついばむようなアタリで、鈴もリリン、と、短めに鳴ります。これはウナギがショートバイトをしているということももちろんあると思うのですが、良型のウナギが当たった場合は、竿がお辞儀をして、鈴は、リリリリリン♪リリン♪リリリリリン♪というように長くなることがほとんどです。

まー待つ間はほんと暇なので、日ごろ仕事で考えていることなどを整理したり、ランタンのように広範囲を照らすアイテがあれば、読書をしながら待ってもいいですね。佐藤 垢石の随筆なんぞよんでいると乙です。夏場は、夢枕獏さんの名著大江戸釣客伝で決まりです。昔の江戸はもうすこし水路であったり湿地も多かったはずなので、鰻がたくさん釣れたんではないかなと。

ミミズがとられとる。

それにしてもショートバイトが続きます。小物が突っついているのでしょうね。まーこれも自然との勝負でたのしいもんです。気楽に構えず待つだけです。

暗くなって川辺で待つ

リリリリリン♪リリン♪と、明らかに竿が傾き、アタリがありました。

その後、音沙汰がなくなったので念のため聞き合わせをしてみるも乗らず。ウナギかわかりませんが、まーこれはこれで楽しいですね。水は外気よりぬるんでいたので、もうすこし増水したら釣れそうな気がしています。

さて、余ったミミズは冷蔵庫で保管しておこうか・・・

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