国土交通省港湾局は13港を「釣り文化振興促進モデル港」として指定しました。
目次
釣り文化振興促進モデル港とは
地方創生を目的とした取り組みの一つ。国土交通省港湾局が港湾を観光資源として考え、釣りを中心とした文化振興を図るためのモデル港としているもの。
本年2月4日に報道発表され、募集されていました。
昨今、防波堤などの港湾施設は様々な理由で立ち入り禁止や釣り禁止措置も増えてきています。そのような禁止措置は、釣り人をはじめとした事故を原因として発動されることもしばしば。
今回の試みは、旧来の港を閉ざすような考え方とは視点を変え、適切なルールを定めや安全対策に配慮して港湾施設を利用することが事故の防止や減少につながるという想定から行われるものです。
釣り文化の促進を促進する13のモデル港
- 青森港
- 秋田港
- 小名浜港
- 相馬港
- 新潟港
- 直江津港
- 熱海港
- 清水港
- 高知港
- 下関港
- 北九州港
- 芦屋港
- 別府港
港湾施設の釣りの未来と今後の釣り人に求められること
今回選定された13のモデル港では、釣り人が地域振興に密着した形で存在しています。
モデルケースで経済的メリットがより明確になり、釣りのルールやマナーが向上することにより、他の地域の港湾施設にも影響していく可能性も十分あるはずです。
釣りという趣味には移動がつきものです。
釣り人が頻繁に釣り場である港湾に移動することにより、地域経済は一定の潤いを得ます。
これまで釣り人と地域というテーマでは、釣り人と漁業者や地域住民との軋轢などの他に地域への貢献はあまり議論されてきませんでした。
今後は国策である地方創生の一施策としても、釣りや釣り人の価値が取り上げられる機会がより多くなってくるのかもしれません。
自分たちの行いにより釣り場の未来が決まるかもしれない。
良識ある釣り人は改めて意識をもって行動していきたいものです。
参照:国土交通省報道発表 平成31年3月29日「釣り文化振興促進モデル港」を指定
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