方々で好釣の声が聞こえる東京湾のマダコ釣り。
特に湾奥の川崎~横浜エリア(福浦エリアまで)で多くの釣果があがっていて、このエリアは共同漁業権もないので岸釣り派の人にも喜ばれていますね。
こちらは先日船釣りで釣ってきたマダコ19杯。
数が多かったので眉間締めは行わず氷締めで持ち帰りました。最大サイズは1.5キロクラス。その他は300~500g級かなと。
今回はマダコの道具汁醤油仕立てをお送りします。前回味噌仕立てで作ったのですが、子供が寝静まった深夜の料理ということもあり、シンプルに醤油でスッキリに仕上げようと思ったのです。
マダコの内臓を抜く
こちらは内臓をぬいたマダコ。
で、こちらが内臓たち。
マダコの内臓は捨てる人と食べる人の比率は9:1ぐらいで捨てる人が多いんじゃないかと。でもですね、下茹でして汁にしたりアヒージョにすると旨いんですよ。滋味深い。
小型主体とはいえ、19杯もいると、ラーメンどんぶり一杯分ぐらいのボリュームになりますね。
これをザルに入れて、流水でよく洗う。
墨袋を取り除くと手間なので、つけたままで。
このまま料理してもよいのですが、安日本酒につけこんで翌日の深夜に料理することに。
タコの身は冷凍。ジップロックに入れて、水をはった深めの鍋やバットにつけると空気がぬけてスペースも削減できますよ。
これでマダコ19杯分。だいぶコンパクトになりましたね。
小型は3杯ずつMサイズのジップロックにいれて、冷凍。解凍後1日、2日で食べきるボリュームなわけです。
マダコの道具汁(醤油仕立て)を作ろう
前回の味噌仕立てとほぼ変わらんのですが、念のため工程を紹介します。やや入れている具材も変わっていますんでね。
- にんじん
- ごぼう
- だいこん
- しいたけ
- こんにゃく
- まいたけ
ゴボウをいれると、基本的にゴボウの風味になるのと、まいたけはクセもつよいので、お好みで。油揚げを刻んでいれても美味しいです。
昆布×かつお出汁で野菜を炊く。
出し汁は、気張らないで、市販品のほんだしやら昆布だし系でもよいですよ。
こちら漬け込んでおいたタコ肝。
これを熱湯で数分湯がく。
その後、ざるにあけて、流水で洗い流す。肝臓部分はどうしても崩れてしまいますね。
野菜に火が通ったら、タコの内臓を投入。
味付けは、酒、みりん、醤油(今回は濃い口×うすくち)で。
クセのすくない四万十せり(水耕)。鍋によく合います。
こいつを刻んでおく。
タコの内臓も汁になじんだことでしょう。
仕上げに、セリを入れて出来上がり。
小葱をちらして、七味唐辛子や「かんずり」あたりがよく合います。
UPで見せたろか?
しょうゆだからこそのスッキリさ。
今回油揚げを入れなかったので、油分がなく、夜中にすすっても胃もたれせず、おっさん界隈にもちょうどいい料理ができました。
お好みで、すいとんorきりたんぽをぶち込むとまた乙ですな。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)
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