東京湾で釣れ盛っている初夏のマゴチ釣りにチャレンジしてみた

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マゴチといえば、照りゴチという呼び名がある通りに真夏が旬といわれていますね。

スズキ同様、東京湾を代表する白身の魚ですが、活魚や活き締めしたものは、漁獲量の少なさもあって、マゴチのほうが断然高いわけです。

まずスーパーにマゴチは売られていないですからね。料理屋に直行するという噂で。

まれに、魚屋系列のブースで丸ごとのマゴチが売られているのをみるぐらい。

この江戸前の高級魚マゴチ、ORETSURIにも何度かマゴチ釣りについての記事をUPしていたものの、わたしがやったことがあるのは手漕ぎボートなんですよね。

過去記事を読み込んだことがある方はご存知だと思うのですが、シロギスやメゴチをエサにしたやつでして、江戸前の釣り船の釣り(夏まではサイマキ、それ以降はハゼ・メゴチ)は未経験だったのです。

今年は、やったことがない釣りをいろいろやってみようというのがテーマでして、先日、金沢八景の一之瀬丸さんにいってきました。

目次

予習しすぎで眠れない件

釣りも勉強や仕事と同様で予習が大切だと思うんですよね。

ということでネットやら、マゴチ釣りの達人である魔鯒太郎先生やらにいろいろ聞きつつしていたら、起床1時間前になっていたというよくあるパターン。

  • 餌であるサイマキ(クルマエビの子供)のつけ方
  • 誘いの方法
  • アタリのとり方
  • ねらい目の釣り座(潮先有利)
  • 裏技はないのか???スーパー跳ね上げ&落とし

などなど

なんだか、釣りの前日は毎回睡眠時間30分~1時間になってしまう今日この頃ですよ。

ということで、いつも通り、よくわからない興奮状態で出陣。

余裕をこいて始発から数本目の電車でいったら、

ぐー。

なんということだ。

個人的にねらい目だとおもっていたトモがとられているぞ。

この日は、南&南西風&前半下げ潮、後半上げ潮だったので、東京湾でいうと、前半トモ有利→後半ミヨシ有利というイメージだったわけです。

このあと、片舷9人ぐらいずつでほぼ満席になりという。

マゴチ釣り人気だな。

しかも平日だぞ。

みんな有給なのかな。

トモで名人と呼ばれていた常連のじいさん氏が、昨日も来たけど雨が大量に流れ込んで○○とかいってたぞ。馬路か、毎日来てるなんて。

ということで、右舷のトモから三番目にスタンバイです。

トモだったら、置き竿二刀流で火をふいてやろうかなとおもっていたのですが、熱心な船長なのでタモ入れの邪魔になるだろうということで1本のライトゲームBB7:3は、船室においておくことに。

仕掛けは、こちら。

サイマキを利用する場合はでマゴチ針、スズキ針であれば、糸オモリはなくても姿勢が安定するらしいのですが、まずはこのまま使うことに。

潮が緩んでいるときなどは、糸オモリがないバージョンもためしてみようかなと。

スズキ針17号船ハリス4~6号+糸オモリ+スナップサルカンというシンプルな作りなので、糸ヨレを避けたいなどのニーズがある場合は現場でつくったり、大型のダンボールにまいてくるのもよいかなと

ハヤブサ(Hayabusa) プロバリュー スズキ フック 白 B21419-17 釣り針とか、17号であればなんと送料込みで480円で37本入ってますし、かなりお得です。

ハリスをシーガーフロロマイスター5号にすればかなり安価につくれるかなと。

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ちなみに、夏以降でハゼ餌が使われるようになってくると、ハゼに負担がすくないように、チヌ針5~7号ぐらいが使われます。

がまかつ(Gamakatsu) カン付チヌ フック(NSB) 5号 釣り針だったら釣り場でもクリンチノットなどで速攻で結べるしよいと思いますよ。

ガン玉や夜光玉をつけるかは個人の嗜好かと思うのですが、一之瀬丸の船長さんは、隣のじいさん氏2名に、「ガン玉つけないいほうがいいよー、潮受けするし、ろくなことないしー」といってました。

たしかに、隣のおっさん氏のガン玉付きサイマキが、潮下にあるわたしのサイマキに襲来してきてまつったことがあったのですよね。

その時、右舷でマゴチが3連発して・・・〇△※★!ぐわーっと発狂しそうになったのは内緒です。

こちらは船賃に入っているサイマキくんたち5尾。

江戸前天ぷら屋で食べたら、まー結構いい値段がとれそうですね。

さわってみると幼体ということもあり、殻が柔らかいんですよね。ふむふむ。

この5尾の爆弾でマゴチを撃墜するのですが、弾切れ時は1尾100円を船長に支払って追加購入し、ミヨシ側の発泡スチロール容器から補給するながれです。

だいたい、みんな5尾ずつ購入して、最後のほうは、2尾、3尾など、残り時間に配慮して買うひとが多いなと。

最初のマゴチ戦場は大貫沖

常連氏が、船長に、

「今日はこっちやるの?」

と聞くと、

「いや、今日は渡っちゃう」

という会話。

なにこのツーと言えばカーみたいなやつ。

すげーな、

たぶん、八景側やるの?

というような質問に対して、いいや、湾を渡って一気に大貫いっちゃうよ。ということなんだろうなと。

ということで、一気に大貫沖です。水深は10mないくらいの砂地。

サイマキくんをそっともって、角をめんたまあたりで折る。

口をさがして、

こんな感じでセッテングOK。

生きてるかなーと確認して、脚やらひれやらが動いているのを確認して、

サミングしながらゆっくりフォール。

海面まで竿先をもっていって、そこから水平まで竿をあげる。

これで海底から1mバランスシンカー15号があがっている状態で、エサのサイマキが海底付近を漂っているというイメージ。

サイマキはタナを取り直すときに動き、その時にマゴチに食われるというわけで、人によって、タナとりをするタイミングがかわる模様。

まわりをみていると、30秒の人もいれば、15秒の人もいて、ずっとそのままの人もいてという。

個人的には誘いまくりでいこうとおもっていたので、7秒から10秒でタナとりを行っていましたが不発。

どうやら潮が流れていないようで、すぐに船長がポイントを見切り、「ちょっと走るよー」という具合に、大貫沖から富津沖あたりに異動。

たしかにこの辺りは潮が流れている模様。

誘い続ける。

と、

アタリではないのだけど、PEラインが震えるような感覚が。

巻き上げてみると・・・

見るも無残なサイマキ兵。

グーフー工作員のようですね。ジョトダコラ!カットウ針つけてやんぞこら。

その後、さらに誘っていると、

今度は竿先にややもたれるような感覚。

これはフグじゃないな。

でも、マゴチでもないし、

イカ?

・・・

はい、イカでした。。。

背中のところだけかじってるんですよね。

船長からダメ出しをうける

このあたりで、サイマキをつけていると、船長がよく見ていたのでしょう、船室からバーっと飛び出てきて、

「口からつけちゃだめなんだよ!そんなにやったらもう弱ってるから使えないし。口からつけると弱っちゃうからこのね、(角の接合部分にある箇所)場所に刺すとスッと、ほら入るからさ。これでやってみて!」

と。

おー、口だとダメだったのか。

なるほど、これだったらサイマキ兵の活きがいい気がする。有難し。

ということで仕切り直し。

そんでもって、潮やや速いなーと底から1メートルあげているつもりで釣っていると、さらに船長が、バーっと出てきて、

「オモリついちゃってるからさ!まず、着底したら竿先を海面までもっていって、そこからさらに巻いてから、ぐいーっと竿先をあげるの。これでやってみて!」

と。

にゃるほど。

海面が波で揺れていることを考えると、海面でさらに巻いた後でぐいーっと竿先をあげたほうが、しっかり海底をきれて、海老の姿勢も安定するんだなと。

こういう実践的なレクチャーはありがたいなーと。

船長からはみんなに釣らせたいという気持ちが、かなり伝わってきます。

そうこうするうちに、ポツポツまわりで釣れ始め、そのたびに、バーっと操舵室から出てきてタモ入れする船長氏。

笑顔なんですよね。

釣らせる喜びっていうのがあるんだよなーわかるなーと思いながら、吾輩も釣ったるぞーと、誘いを大きめにして、

サイマキ兵を海底から跳ね上げ、落下傘部隊として、マゴチにしっかりみせているようなアクションをしていると、

その時マゴチが動いた

・・・

クンクン。

あ。これマゴチだわ。というのもボート釣りでは何度も経験していたアタリなわけなのです。

クンクン。

まだ我慢。

テンションをなくさないようなぎりぎり状態でごくゆっくり竿先を送り込む。

グーングーン。

南無八幡!

電撃大アワセ!

どりゃーっと、

ハンドルを巻きながら、

一気に、ダイワマゴチXの胴部分を意識しながら針先を貫通させるイメージでアッパーカット!

ドーン!

うおーのったー、

といっても、浅場の釣りなのでファイト時間は15秒もないぐらいだったのでしょう。

船長が駆けつけてくれてタモ入れ。

しゃー!

53㎝でした。

いやー、一本釣ると一気に気が楽になるこのマゴチ釣り。

さーもう一本やってみようかしらん。

マゴチのアワセは自分のタイミングでやらないと後悔する件

その後、何度か流し替えがあり、ポツポツマゴチがあがっている状態。

当初トモが優勢かとおもったら、トモの釣り座は全く釣れず、右ミヨシ側に集中する釣果。

そのあたりの釣り方をみていても30秒ごとに丁寧にタナをとりなおしているぐらいで、特段必殺技をつかっているというわけでもなさそう。

と、

再度アタリが。

クンクン。

クンクン。

もうすこし送り込もう

「お、今だ!」(隣りの釣り座の方)

わ!(合わせるわたし)

スカ。

・・・

うわーん。

わたし:「あー、もうすこし待ったほうがよかったですかねー」

となりの方:「うーん、逆に遅かったんだとおもうよ」

というやりとり。

神とマゴチのみぞ知るアワセのタイミング。

この瞬間気づいたのは、マゴチのアタリは、自分がこれと決めたタイミングで合わせないと、後悔するということ。

今度から、船長をふくめてまわりになんといわれても自分のタイミングでやろうと思った出来事でした。

自分の人生もそうですが、誰がなんと言おうと、俺はこの道を行くぜといって失敗したらそれは後悔しないと思うんですよね。

なんとも奥深い釣り。奥深いマゴチ釣りの世界。

シリヤケイカも釣りたい

その後も、船長が熱心に流しかえてくれるもののイカやフグのアタリがあるぐらいで、マゴチのアタリはないという状況。

とはいえ9時台に1本良型マゴチを釣ったことにより、心にだいぶ余裕があり、どうせならシリヤケイカ(orコウイカ)も釣りたいなと。

そんなこんなを考えていると・・・

む。

もわ。

これは、イカじゃないかな。

ゆっくり聞き上げてみると・・・

やや重い状況。

さらに巻き上げる。

海面にバランスシンカーがみえて、その下には、褐色の尻分泌液で染まったシリヤケイカ氏が・・・

イカの場合、セルフタモ入れをするという方針なので、背後の網を右手でつかみつつ、

ネットイン!

やったよシリヤケイカだよ。わーい。

墨とケツ分泌液を海水で洗い流しつつ、頭部の付け根を押して締めてビニールにいれてクーラーボックスへ。

もう3本ぐらいマゴチを釣りたくなる状況

ここで、右舷ミヨシ2番の女性がマゴチを釣りまくり、またうらやましくなり、マゴチを執念深く狙うことに。

この女性は、今まで6回ぐらいマゴチ釣りにチャレンジして今回はじめて釣ったらしいのですが、マゴチ神の祝福をうけたのか、よくわからないもの、ボンボン釣るんですよね。

むー。

うらやましいぞ。

お、

俺だって・・・

あの手、

この手(一歩引いて、船べりのラインを流して狙ったり)

すると、

クンクン。

クンクン。

まだ我慢。

テンションをかけつつ、ごくゆっくり竿先を送り込む。

グーングーン!

よっしゃー!

ガツーン!

うおやったー、あ、でも巻けるし、それほどデカくないなー

・・・

案の定、大型ではなかったが、マゴチでした。

もう1本とりたい。65UP釣りたい!

・・・

ギー。

貴殿(フグ)の仕業かよ。

三浦半島側で最終決戦

あーここは横須賀うみかぜ公園じゃん。

航路から駆け上がりあたりをやってみたり(他の人が2尾つってましたがアタリは多くなさそう)

八景南側の港湾施設脇で釣ったり・・・

ここはシリヤケイカの巣だったようで、

むにゅ。

ぬわーん。

と、シリヤケイカゲットです。

船釣りをやる人のなかには、シリヤケイカはあんまり好まない人もいてリリースしている方もいたのですが、個人的には喜んでお持ち帰りですよ。

刺身とか天ぷらとかフライとか炒め物とか、いろいろ使えるし。

そんなこんなで最後の一流しが終わり、沈黙のまま終了。

全体では20数尾という釣果でした。ボウズの方もいたようですね。こればっかりは、腕だけでなく釣り座とか関わってくるんだろうなー。

一之瀬丸では、沖上がり後に船長が神経締めしてくれます。

これは有難い。

今回の釣果は、マゴチ2尾。シリヤケイカ2杯。名誉の負傷&死をむかえたサイマキともども持ち帰って調理してみます。

マゴチの釣りは、これから梅雨の産卵時期に一気に釣れなくなり、そこから夏を迎えて照りゴチとして釣れ盛りというスケジュールのようです。

手漕ぎボートで、キス・メゴチ・ルアーのマゴチ釣りもいいけども、エビ餌で狙う釣り船のマゴチ釣りも駆け引きがたまらんなーと思った次第です。

今度は5本釣りたい。と思いながら、弁天屋の前を通りかかったら65UPのマゴチの魚拓があり、目標は65UPのモンスターマゴチと相成りました。

ではでは。

お世話になった船宿:一之瀬丸

利用したタックル

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