毎年5月のゴールデンウィークあたりになると、川崎の東扇島西公園や、横浜の大黒海釣り公園やふれーゆ裏あたりにシリヤイカというコウイカの仲間が回遊してきて釣れます。
とかいっても、まだわたしはこのシリヤケイカを釣ったことがないんですよね。釣れていたのを見たことはあるんですけどね。ということで、ふれ―ゆ裏にむかってみました。
シリヤケイカについて
シリヤケイカは、コウイカと形状が似ているものの外套膜後部から粘液をだしていてそれが尻が焼けたようだからシリヤケイカというようです。地方によっては、『尻が焼けた』という表現ではなく『尻が腐った』という表現でシリクサリと呼ばれることもあるようです。随分な呼ばれようですね。
このイカはコウイカと同じで、日中は海底部分にいて、甲殻類や魚類を好んで食べているようです。釣れる時間帯は朝まずめや夕まずめがベストのようで、シーズンになると餌スッテやエギンガーがポイントには多数集結します。
食味はコウイカには劣るようで、市場に流通する際も価格としてはコウイカより安価なイカです。
夜のふれーゆ裏へ
一般的に、イカは夜行性ということで夜釣れるのかなと思い、ネットで調べてみると、ふむふむ、夜もいけるが、底より中層ということで、時間が空いていた夜にウキ釣りで試してみることにしました。

ふれーゆ裏は街灯もあるので、夜釣りをしている方も多いですね。駐車場はふれーゆの営業時間21時に閉まるので注意です。では、みなさん車で来ている方はどうしているのかというと、邪魔にならない路上に自己責任で駐車しているというのが現状のようです。鶴見駅からバスも出ていて、平日は23時土日祝日は21時54分まで鶴見駅東口ゆきの便があります。

さて、シリヤケイカは釣れているのかなとアスファルトをチェックすると、このように墨跡が目立ちます。日中にけっこう釣られているようですね。

シリヤケイカのウキ釣り
まず電気ウキの下に、餌巻きテーラや餌巻エギをつけて、塩サバやキビナゴや鳥のささ身を巻いておきます。今回、わたし餌巻きテーラ+塩サバで。これは伊豆大島の岡田港でヤリイカが釣れているという情報に翻弄され購入したものです。
もう少し全体的に餌をまいて、身がはみ出ないようにしたほうがイカのノリはよさそうではあります。電気ウキといいましたが、実は電池が自宅で行方不明ということが判明して、しょうがないのでケミホタル25をウキのトップに透明テープで張り付けるという代替案でチャレンジしてみました。

この餌巻きテーラーを投入して、中層を漂わせるという手法。もう1本の竿ではエギで底をズルびいてみます。
釣れず
そんでもって、釣れたのか。うーんと、ゼロです。あたりもゼロ。まわりで夜イカ釣りをしている人はいなかったので、ちゃんと朝まずめに場所を押さえてねらったほうがよいかもしれませんね。
エギングをする際は、えぎにナス型おもりをつけて重くして底をズル引きしたり跳ねさせて狙うようです。コウイカ同様シリヤケイカもアオリイカやその他のイカとことなり遊泳力が高くないので、きびきびロッドアクションをさせるよりは、鈍めにおこなったほうがよさそうです。ただし、ふれーゆの海底はところによりイガイや牡蠣殻やそこに根がかった仕掛け類やエギがぐちゃぐちゃになっており、底を狙いすぎるとエギロストを頻発することでしょう。このあたりは対策を考えてからでないと哀しい思いをするはずです。
そうそう以前、内房館山でコウイカを釣った際は、ヨーヅリ タコやん 3.5号をへチ沿いに沈めてテクトロしたら釣れました。蛸やんは海底での姿勢も根がかりしづらくておすすめではあります。が、効果なエギでなくてもコウイカやシリヤケイカは十分釣れるようです。
※テクトロ=テクテクトローリングの略。ルアー等を岸沿いに沈め、岸沿いにあるくことでアクションをつけ、へチについた魚を狙う技。ブラックバスやシーバス釣りで効果的。
あまりにも釣れないの風が強くなってきたので、魚肉ソーセージでカロリーをもぐもぐ摂取し、帰宅した次第です。

お近くの方は、それぞれのポイント情報事前しらべて向かうとよいですね。
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