どうも平田です。
東京湾の人気釣り物マダコ。川崎・横浜あたりの解禁は6月1日なのですが、ちらほら聞こえてくる声では昨年同様、わっしょいわっしょいと釣れている様子。そんなことを聞いたら釣りに行かないわけにはいきません。
ということで、週末を待たずして、人が少なそうな平日に急遽釣りに行ってきました。
20杯ぐらいは釣れちゃうんでしょうかね。
〇〇さん一家にあげようかなとタコ算用もばっちり。
さて。
マダコ船めちゃ混んでいる件
始発は逃したけれども、そこそこ早い5時半すぎに金沢八景の一之瀬丸に到着しました。
さて、どの席にするか・・・。
川崎とか本牧の岸壁際だったら左舷側から入るからそっちがよいかな。
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左舷の胴の間を取った
あ、残り三席しかない件。
人気ですね。
さすがに、よく釣れている釣り物とあると、一気に席が埋まっていきます。
残っている席は左舷左舷の胴の間3席のみ。
まーどこでも釣れるでしょ。
それより小突きが大事だよ。
それが一番大事。
ってことで、左舷胴の間を取りました。
乗船したら、となりのおじさんが、「いやー新聞ですごい釣れてるっていってるから来ちゃったよ」と言ってました。
ほーん。
ネット世代だと、ウェブで情報を得るものの、中高年のみなさんにとっては新聞というのはやっぱり強いチャネルなんですね。
テンヤオンリーで、タックルは糸巻きと竿
受付をすませ、糸巻きを無料レンタル。
タコの場合、テンヤでもエギでも竿釣りがやりやすいんですが、やっぱりあの船タコ独特の糸巻きの小突いて探る釣りっていうのは一度はやっておこうかなと思ったんですね。
小突いて小突いて、岩にテンヤがはまるのを避けつつ、粘りのある重みを察知する。それで、重くなったら餅を引き延ばすかのように糸をなんどか手繰ってから、一気に合わせて引き上げる。
糸巻きとテンヤの釣りはそれはそれで面白いなと。地味だけど。
竿タックルはアブのワールドモンスターとアンバサダー10000CL。PE8号とナイロン40号をリーダーに。
ビッグワン。
サンラインのバルクナイロンラインです。これの40号。
タコエギタックルでは、一般的にPE2~3号にフロロカーボン8号~10号程度をつけるのが一般的。それと比べると、糸巻きに匹敵するようなパワータックルです。
竿もすごい固いし。
スミイカテンヤ用の海人スミイカと迷ったんですが、川崎あたりは根がかり地獄なので、できるだけ回収できるようにしようと思ったわけです。
海人スミイカはタコ用のテンヤにもつかいやすいんですけどね。
餌は冷凍タイワンガザミの雌。
老若男女、みんな餌を選ぶときは真剣です。
それにしてもオスが一匹もいないところをみると、メスのほうが釣れるんでしょうか。
これをテンヤに縛っていく。
初号機の完成。
フック側に、タカミヤのコロラドブレード。これ、便利です。
根がかりやすいところで少し浮かしておいても、ブレードが回転してマダコにしっかりアピール。
あとは、去年の市販仕掛けのあまりのビニールテープをフロント側のスナップにセット。
湾奥マダコ最前線!根がかり地獄の川崎沖へ
金沢八景が出船して、約30分。
川崎新堤付近に到着。
湾奥の船宿はみんなこの川崎新堤周りをやっているようですね。
そうなると、ポジショニング的には横浜とか羽田の船宿のほうが良いのかもしれません。
到着時には10隻ほどのタコ船が狙ってましたね。
到着後、川崎新堤から50mぐらい離れたところからスタート。
そんなに反応は良くないにしろ、ぽつぽつ釣れてはいます。
んが、わたしには本アタリこず。
正確には、小型のタコがちょっかいを出しているのはわかるんですね。が、これは乗らない。300gないぐらいのやつです。たぶん。
これはやっぱりエギのほうが有利なのでしょう。
まあ、わたしが狙っているのは去年から居残っている3キロぐらいの個体。
そこはどしんと構えて小突きます。
コツコツコツ。
・・・
オモリが金属的な感触を伝えてきたら、すかさずテンヤをすこしあげて・・・。
んががが。
根がかり。
ふぅ。
次いきましょ。最強テンヤとの呼び声も高い「ササメのタコシャトル」にカニをつけかえて・・・。
ふぅ。
あれ、テンヤが変わっているぞ。
・・・
・・・
・・・
ふぅ。
あれ、またテンヤが変わっているぞ。
一体なにが起きているのか。
川崎新堤のまわりはこんな感じ。
堤防上ではクロダイを落とし込みで釣っているひとがいましたね。見ていて、クロダイとシーバスが釣れてました。
この時期であれば、沖堤防に渡船して、堤防からタコを狙うのも一つかなと。
こんな感じに、コツコツ。
コツコツ。
コツコツ。
コツコツ。
どうやら朝方のプチフィーバタイムを逃したのが悪かったようで、アタリが全くない。
左隣の綾小路きみまろ似のおじさんとは、ボウズ同盟をひそかに組んでいたものの、突如同氏が1キロ越えをゲットして離反。
もしかして、もしかしてだけど左舷で0杯なのはわたしだけなのかも。
こうなると追い込まれるわけです。
ちらつく、坊主の怨念。
川崎新堤防に吹き寄せられた湾奥釣り師の怨念みたいなものがなにやら憑依したかのように、焦る。
やばいぞ、マダコ坊主か?いや、まだ終わらんよ。
時刻は12時。
考えてみてください。
8時から釣り始めたとして、4時間左舷は自分だけ釣れていないこの状況。。
しかも特段難しい釣りではないはずの今期のマダコ。
これ、坊主だったらシャレにならんな。
だだだだだだだだだだ(駆けつけてきた音)。
殿、ご安心ください。
近衛兵のわたしがおります。
だれおま。
まーいつものパターンだと思うんですが、釣れるんでしょうね。
そのいきやよし。
いってらっゃい。
近衛兵シンプルテンヤ
なかば諦めかけながら、テンヤをキャスト。
いいや、あきらめてなんかいない。
水深10m。すぐに着底。
コツコツ。
コツ、ぐにゅ。
む!
ふは!
やったよー。
300gぐらいのマダコ。
左舷のみなさんから寄せられる声。
「よかったー」
「よかった!」
「やったねー」
「これでボウズいなくなったんじゃないか!」
(背後に感じる西村船長の笑み)
・・・。
俺、そんなに心配されていたのかと。ぐすん。
ふしぎなもので、一匹釣ると魚もタコも、なんとなく釣れる気がしてくるもんですね。
ほどなくして2杯目ゲット。
よし、この調子で10杯まで追い上げたい。
が、左舷勢に停滞がやってきたわけです。
潮が堤防から離れるように流れていて、潮下側の右舷ともの方が連発。にゃるほど、そこで釣られると対角線上のわたしが釣れないと。
ううむ。
ラストテンヤ、ふしぎ発見!
そして、ラストテンヤふしぎ発見!状態に。
ここまででロストしたテンヤが持参したもので、3つ。
船上で購入したテンヤが3つ。そのうち2個ロスト。
気づいたら5個のテンヤを海神様に奉納してしまったわけです。罪深い。なんとも申し訳ない。
コスト的にも4,5000円を海に投棄したということになるので、なんとも滅入る。
それに、財布の中にはもう800円もないから、次はテンヤが買えないんです。ペイペイで支払いしてるから現金は3000円しかもってこなかったんですよ。
そして、時刻は13時50分ぐらい。
ブランコタイプのオモリと比較して固定タイプは不人気でだいたい売れ残る
ラストテンヤふしぎ発見!
残り、30分程度。
起死回生!一投一杯の状況はあるのか!?
CMのあとで、驚愕の結果がガチンコファイトクラブ一期生を待ち受ける!
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船長「はい、それじゃあ、しまっていきます」
結果、小型2杯。。。
このあと保育園から呼び出しがあり、息子を迎えにいった次第です。
南無。
未来のわたしへの伝言
え?
あー当然リベンジっすよ。
これだけ好き勝手やられて黙っているわけにはいきませんよ。
これから東京湾へタコ釣りにいくわたしや貴方への伝言は以下の通りです。
- ちゃんと席を取ろう!
- 6月中なら、根がかりが多い川崎横浜ポイントなので、それ相応の物量(現金)を
- 小型が多いからタコエギで積極的にかけていく(となりのとなりのおじさんの助言)
- 固い竿はタコの触りと根がかりの差がわかりにくいので海人スミイカを持参
- 7月なら富岡沖がスタートするから根がかりなくいけるぞ
- PE8号に40号リーダーを結ぶとワールドモンスターのガイドに詰まる!!!!(途中でつかうのやめました)
今回、一番悔しかったのは、釣れないということよりも、テンヤが捨て石にはまるのを未然に察知して離脱させられなかったことなんですよね。
自粛が過ぎて、釣力が落ちたのか。
はたまたこれが実力なのか。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)
お世話になった船宿
▼2022年解禁初日のエギタコ動画
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▼東京湾の船タコ釣りのテンヤは50号が標準です。軽すぎるとテンヤが浮いたり流されます。川崎~横浜沖あたりは極めて根がかりやすいので、一人5個ほどテンヤがあるとよいかと。電子マネーが隆盛ですが、船上で購入する用の現金もしっかりもっておきましょう。わたしのように精神的にも追い詰められます。