【高知遠征】土佐湾シロアマ狙い、ゴーマル白甘鯛が釣れた話

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白甘鯛
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ORETSURIのみなさん、こんにちは。サラリーマン・アングラー釣人割烹です。

2年前の春に東京を離れて大阪へ。昨年春には徳島へ居を移し、単身赴任まもなく丸2年。

あいも変わらず元気に釣りをしています。

さて、昨年12月に土佐湾へ遠征し、これが人生の記憶に残る釣行となりました。

最もよかった釣行を過去10年分集めた中でもベスト・オブ・ザ・ベスト、おそらくナンバーワンでしょう。

ゴーマルクラスのシロアマダイはアマダイを狙う釣り人の夢ですが、これをなんと3本もとったのです。

あたしゃ多分、あの世に行く間際にもこの釣行を楽しく反すうしながら三途の川を渡るのでは?

それほど素晴らしい釣行でした。

今回はいかにしてシロアマダイを攻略したかについてせっかくなので、そのすべてをこのリポートで公開しようと思います。

目次

ところ変わればアマダイ釣りの仕掛けや餌も変わる

2022年12月20日。乗ったのは高知市横浜港の海人(かいと)丸でした。

釣り物は土佐湾でアマダイやマハタを狙う根魚五目。

もともと土佐湾にシロアマが多いことは知っていました。

船宿の釣果写真から分かるし、わたしも夏に40cm弱を1匹釣っていました。ちなみにこれが人生初シロアマでした。

高知市横浜漁港の海人丸

関東のアマダイ釣りと言えばわたしもよくやっていましたが、天秤吹き流し仕掛けです。

しかし、ところ変われば仕掛けも変わる。

土佐湾では胴突き仕掛けです。

アマダイ狙いの自作仕掛け

事前に電話で海人丸の山本船長から「胴突き2本針」と聞いていたので、いろいろ考えて自作しました(図)。オモリは船長の指示で80号です。

エサも東西で違います。

関東ではアマダイといえばオキアミほぼ一択ですが、土佐湾ではサバの切り身を使います。

スーパーで買って自分で刻んだサバの切り身を縫い刺しにして、さらにホタルイカをつけました。

ちなみにこれ、千葉外房でアカムツを狙うときの一般的なエサですね。

海人丸はいろんな釣り客が乗る船

今回お世話になった海人丸は不思議な船です。

この日10人ほどの釣り客を乗せていましたが、根魚を狙ってジギングをやる人、死んだイワシで泳がせをやる人、奇妙なサビキ仕掛けを使う人と、てんでんばらばら。

船長の方針か、高知のおらかなお国柄なのか、このユルさは素敵です。

ただし、関東の吹き流し仕掛けをやるのは、オマツリの可能性も高まるので事前に船宿に相談が必要でしょう。

アマダイを狙うか、マハタを狙うかは、海の状況により当日の出港時に船長が決めるようです。

この日はアマダイ狙いということで、船は日の出前の午前6時に浦戸湾を出ました。

わたしは左舷のミヨシから2番目です。

白アマといえども釣り方はシンプル

船は40分くらい走り、水深60~70mのポイントへ。

日の出を拝みながら第1投、底にぶつかるオモリの感触から下は砂地とわかります。

土佐湾の日の出。大漁祈願!

すると、すぐに強烈なアタリが。

竿を曲げて走る、走る。

こりゃ青物だな。

オマツリを避けるためにリールをゴリ巻きします。

わたしはこの日、手巻き兵でした(てか、ふだんからほとんど電動は使わない)。船中は電動と手巻き半々くらいか。

上がってきたのは60cmに少し足りないハマチサイズでした。

土佐湾の青物は初めてなので持ち帰ります(冬なのに脂は少なめだった)。

わたし青物にあまり執着がないので、これ以上は勘弁して、と念じつつ仕掛けを投入。

頻繁にアタリがあり、アヤメやウッカリなどのカサゴ類、常連のレンコダイが次々上がります。

型は良く、これはこれで楽しい。

マハタも釣れる、カサゴも釣れる、ダブルで釣れる

攻め方はシンプルです。

仕掛けが着底したらラインをピンと張って、アタリを待つ。

5~10秒待ってアタリがなければ、大きくしゃくって、別の場所にオモリを落とす。これだけです。

船は潮と風でゆっくり流れており、それも計算に入れつつオモリで底をこづき、砂を舞い上がらせながら、新しい場所へ仕掛けをどんどん落としていくようにします。

必要に応じてラインを出し、テンションを緩めずアタリを待ちます。

アマダイの場合、鼻先にフワフワとエサを漂わせる必要があり、オモリを落としたあと下針がフワッと海底に落ちるよう、捨て糸と下針のエダスの長さを調整しています。

アタリで即合わせはせず、少し間を置いてグッと重みが乗ったときにゆっくり大きく合わせます。

本命のシロアマ1発目をバラす?

少しずつ日が高くなり、40cm前後のマハタも2枚とりました。

カサゴ、レンコは釣れ続け、クーラーボックスがどんどんにぎやかになっていきます。

何が来るか分からない五目釣りは、すごくワクワクします。


おいしい魚がクーラーにたまっていく

何度か流し変えたあと、いきなり強い引きがありました。

シマノの優秀な汎用竿「ライトゲームci4」がグイと曲げられ、強く引き込まれます。

「また青物か?」と思い、強烈にゴリ巻きすると、すぐに「ブチッ」と針が抜ける感触がありました。

案の定、下の針にエサがありません。

すると、船長が操舵室の窓から首を出して言いました。

「今のは本命だったなあ!」

えっ、マジか……。

「ガン、ガン」と叩く荒々しい引きで、とてもアマダイとは思えませんでした。

よほどの大物か、胴突き仕掛けによるものなのか。

ここらへん、胴突きアマダイの経験がほとんどないため、よく分かりません。

少なくとも、関東の吹き流し仕掛けでは、魚が針に掛かってもロッドとの間に天秤とオモリがぶら下がるため、手応えはぼんやりしてしまいます。

船長の言う通りだとすれば、1発目の本命をバラしたことになります。

釣行全体に影を落としかねず、大いに悔やみました。

ついに本命の白アマダイが来た!

本命ばらし(?)から約1時間。午前10時を回ったころ、水深70mほどで押さえ込むような前アタリがありました。

「乗れ!乗れ!」と念じ、竿先を軽く聞き上げ掛かりを確かめながら、少し待つ。

グッと重くなったところで、すかさず力いっぱい竿をあおります。

と、強烈な引き込み。

それまでのマハタやカサゴ、レンコダイとはまったく違うパワーで、竿がバットから曲がります。

ついに来たのか?

緊張し、さきほどの反省からゆっくりとリールを巻きます。

関東でのアマダイ釣りの経験だと、最初に強く引き込んだあとしばらく素直にスルスルと上がってきますが、途中で1度か2度、強い突っ込みを見せます。

ゆっくり巻き上げていくと、40mくらいのところで猛烈な引き込み。

驚いたことに竿先が海面へ刺さり込んでいき、持ち上げられません。

硬く締めたはずのオシアコンクエストのドラグが鳴りました。

アマダイに違いない。それにしても、こんなに引くものか。

胴突き仕掛けで魚とダイレクトにやり取りしているせいかもしれません。

「これは期待だな~」

おっと、知らぬ間に船長がタモを持って横に来ていました。

「200%本命ですよ!さあ白くなれ、白くなれ!」

わたしは祈りを声に出しながらリールを巻きます。

残り20mで、再び暴力的な引き込み。

針よ、外れるな!と祈りながら、巻き上げを止めて耐えます。

・・・

・・・

・・・

そして……。

白っぽい影が上がってきて、ブカッと海面に浮かぶ。

おおっ、でかい。

「やったーっ!」

船長からタモを渡されたとき、そう叫んだかもしれませんが、よく覚えていません。

この日船中で初めての本命は見事な白で、サイズは51cm。

これまで赤でもゴーマルを釣ったことはありませんでした。


これが釣り人のドヤ顔だ

「すごいですね」

「おめでとうございます」

周囲の釣り人から祝福を受け、もう感無量です。

小さなアマダイはかわいらしい顔をしていますが、釣りあげたシロアマダイはふてぶてしく、体に傷もあって迫力満点でした。

シロアマ3兄弟の奇跡

ゴーマルのシロアマ……夢なら醒めるな。

いや、これは夢ではない、目の前にいる!

血抜き処理をしながら、もう納竿してもいいと思いました。

しばらく強い陶酔感と興奮に身をゆだね、落ち着いたあと釣りを再開します。

だが、これで終わらなかった。30分もたたないうちに強烈なアタリがあり、ほぼ同サイズのシロアマが上がってきました。

なんという日だ……。こうなると「もっと釣るぞ」と欲が出ます。

本命のシロアマダイ2本が圧倒的な存在感

トモの方でもシロアマが上がっているようで、山本船長は流し変えの頻度を上げます。

仕掛けを入れて4、5回誘うと「上げてくださ~い」とアナウンス。

ほんの少し移動して、また「どうぞ~」

これを水深70m前後でやられると、手巻き兵はツラい。

しかし、同時に山本船長の技量に感動を覚えました。

とても狭いアマダイのポイントを、すき間なく塗りつぶすように攻めているのでしょう。

この日3本目となるシロアマを上げたのは午後1時ごろ。

そろそろ沖上がりという時間帯でした。

一日で51cm、50cm、47cmの3本。クーラーは満タン。

つきにつきまくり、少し怖くなりました。


シロアマ3兄弟。興奮のあまりか、ピントがあってませんね

この日は船中で6本の本命アマダイが上がり、すべてシロアマでした。

海人丸の過去釣果を調べると、日によってシロアマ、アカアマダイのいずれかに偏り、混ざって釣れることは少ない印象です。

おそらくシロとアカは食性が微妙に異なり、水深など釣れる場所が異なるのでしょう。

いずれにせよ、土佐湾はシロアマダイの宝庫のようです。

釣れる、釣れないの分かれ目

遠征を終えて高知から徳島へ車で戻る途中、「釣り」というものをつくづく考えました。

ボウズの日があれば、ほどほどに釣れる日、爆釣の日もある。

この違い、いったいどこから来るのでしょうか。

冒頭でも言及しましたが、海人丸の客の釣り方は各人各様。

その中で、わたしの釣り方がその日の海況にいちばんよく合致したのだと思います。

しかし一方で、船全体で釣れない日もあるし、周囲は釣れているのに自分だけ釣れない日もあるわけです。

釣果を左右する要素というものは、操船を除けば大きく分けて「海況(海の状況)」と「釣り方」に分かれると思います。

海況は自分ではどうにもならない所与の条件で、運まかせの面が強い。

一方、釣り方はその日の条件のもとで釣り人が工夫する部分。運の要素はゼロです。

それぞれの要素や条件を列挙してみます。

 

【海況】
潮、風、海水温、濁りの有無、魚の有無や活性……

【釣り方】
タックル、仕掛け、エサ、誘い、合わせ……

 

この中で、例えば仕掛けに注目しても、針の種類や大きさ、ハリスの太さや長さ、オモリの重さ……と、釣果を左右する要素は細分化されていき、数えきれません。

このうち釣果に大きく影響する要素もあれば、ほとんど影響しないものもあるわけです。

たとえば東京湾の船釣りで人気のLTアジ。

市販のアジ仕掛けの針には緑色の小さな夜光玉が付いています。

全体にアジの活性が高いときには夜光玉の有無に関係なく釣れるし、活性ゼロの日は夜光玉に関係なく釣れない。

しかし、中程度の活性のとき、蛍光玉つきの仕掛けが「なし」の仕掛けより有利で、釣果に影響するかもしれません。

もちろん、振り出すコマセに仕掛けを同調させる誘い方の巧拙のほうが、夜光玉の有無より釣果に大きく影響するでしょう。

かくして、「海況」に合う最も正しい「釣り方」をする人が竿頭となります。

釣果が振るわなかった人は何かが間違っており、その間違いが分からず、実釣時間中に修正できなかった、ということでしょう。

釣りの「引き出し」について

「海況」に合致した正しい「釣り方」を導き出し、釣果を伸ばしていく力は、知識とセンス、経験(試行錯誤)のたまものだと思います。

この海況ではこんな釣り方がいい、という「引き出し」をベテランほどたくさん持っており、引き出しの少ないビギナーはかないません。

例えば、カワハギ釣りでは、技量の差が残酷なまでに釣果に出ます。

30~40枚と釣る名人に対してビギナーは5~6枚という具合。

こういうテクニカルな釣りほど、たくさんの引き出しが必要になります。

ベテランは多数の引き出しから釣り方の間違いを修正し、どんどん正解に近づいていく。

引き出しの少ないビギナーは手も足も出ないという状況になります。

わたしのようにセンスに欠け、勤め人で釣行回数も限られる永遠の素人アングラーは、残念なことに、いつまでたっても引き出しが増えず、正解を見つけることが難しいわけです。

土佐湾遠征での爆釣は、本当にたまたま自分の釣り方がその日の海況に対する最適解だったのだと思います。

おそらく名人には、わたしたち素人アングラーには分からない引き出しがたくさんあって、試行錯誤しながら海況に合った釣り方を導き出すのでしょう。

というわけで、今後も自分の釣行の成否を「見える化」し、みなさんの引き出しを少しでも増やすことに貢献できればうれしく思います。

それでは、また!

釣人割烹(@chojinkappou

>>>釣人割烹さんの過去記事

お世話になった船宿

海人丸(高知)公式サイト

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