士気100で「マゴチ釣り大会」に殴りこんでみた結果こうなりました@三浦半島走水沖

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マゴチ
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どうも、平田(@tsuyoshi_hirata)です。

釣りという趣味は、一人でも成立するんですよね。さらに脳内に釣り場をもっておけば、どんなときにでも遊べるという凄さがある。

それに、釣りは大人数でやっても楽しい。古来より釣りは「釣り大会」のようにイベント化されて多くの勝負が行われてきたのです。

  • ガチンコ勝負
  • ゆるめの勝負
  • おっさんだけが参加する加齢臭マシマシの勝負
  • 男子禁制、女性だけの大会
  • 江戸庶民と武家が身分を超えて戦った勝負(ハゼ釣りなどなど)

などなど。

レギュレーションや参加者のテンションの高低はいろいろ。これらで競われるのは、だいたい魚の数や重量。それにむけて、ガチンコでもゆるめの勝負でもみんな準備をして参加するのです。

今回は、三浦半島走水・伊勢町海岸で行われたマゴチ釣り大会に殴りこんできたので参加してきたのでその様子です。

じゃ、いってみましょう。

目次

三浦半島走水・伊勢町海岸は実は潮速すぎながらも、ボート釣りが盛ん

今回は、走水の伊勢町から出船です。

このあたり、ボート釣りをやる人でも玄人向けなのかもしれません。っていうのも、電車釣行だとバスの乗車時間があるため、金沢漁港、京急大津、金田湾にいってしまうはずなんですね。

それと、釣り人にはよく知られていますが、観音崎・走水海域っていうのは東京湾のボトルネックなわけですよ。

え?なんのことかって?

すこし、落ち着いてください。発言をするときはちゃんと挙手してください。わかりました。ちゃんと、説明しますね。

こちらをご覧ください。

ほらね、東京湾って、三浦半島側の観音崎・走水と富津岬が狭くなるんです。なので、潮が行き来するときにこの海域の流れが川のようになるんです。

どれぐらい速いのか。

これは走水あたりから出船して、数百メートル沖にいって、80号ぐらいのオモリを落とすでしょ。するとね、着底しないで、どんどん流れていくんだなー。

大潮に日に軽いオモリで釣りにいったら、もう釣りにならないぐらいです。

アジ釣りなども、コマセがいっきにどっかに流されて行ってしまうので、キツイ。潮とともに去りぬってやつです。どちらかというと小潮まわりで釣りをしたほうがよかったりする。

それがこの海域の特徴なのです。

今回は、金沢漁港は相川ボートさんに縁がある釣り人やそのお仲間がメインで開かれた大会です。

大会名はTBO’s(釣りバカおやじ達の集い)というそうで、今年で3回目とのこと。

このあたりは黒崎さんのブログに詳しいのでよかったらチェックを。まあ要は、加齢臭マシマシのおっさんが集ってマゴチを釣る大会ということです。

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相川ボート常連陣営、泳がせマイスター坂本さん&ルアーマゴチでバンバン釣る荒井さんや、相川ボートで週末ヘルプしつつ船頭修行中の黒崎さんとかとかとかが参戦。

ちょ、よく見たらミリオタっていうか旧日本軍系の人がいるぞおい。

そう、おもいましたね。わかります。相川ボートのマスター相川さんです。ちなみにミリオタではないとのことです。

いよいよ出船。ヨーソロー!

とにかく、みんな伊勢町の「海勇丸」さんに集合して、ルールなど説明して船外機付きボート2隻に分乗してスタンバイOK。

このあたり、幹事の黒崎さんや荒井さんがかなり用意をしてくれていたので、とてもスムーズに出船。

海勇丸さんは手漕ぎボートではなく船外機付きボートが規模ごとに複数あり、人数規模に応じてボートの大きさを選ぶことができて、こういったイベントには好都合なようなんです。

わたしは黒崎船長の船に。

右舷ミヨシから2番目。といっても片舷3名ずつの乗船。

出船して2分ぐらいでポイントに到着。

今回のエサはマハゼ。

あらかじめ前日に江戸川放水路にてエサ調達部隊が捕獲してくれたそうで、有難や。

ボリューム的にも大き目のを使いたいながらも、小型のハゼがまだ多いようで、選別しながら使います。

こちら、ガダルカナル島守備部隊の相川マスター。

どうやらが上半身裸が好きらしく、日焼け止めを塗らないで飲酒をしつつご機嫌。しきりに日焼けやばくなるんじゃないですかと周囲に心配されながらも、「昨日、江戸川で下地つくったんで、だいじょうぶですよ」とか、よくわからないことをいってます。

って、相川さん。

なんか超デカハゼを餌にしているぞ。

と、おもってみたら、ウロハゼを餌にしていたようです。

こちら、針がけされたウロハゼ。

周りのデキハゼ系と比べてかなりの貫禄。例えるなら、武力40ぐらいのもやし武将のなかに武力90後半の許褚が混じっているかのような。これを泳がせて何が釣れるのか気になるところ。

シルエット的に大きいし目に留まりやすいので、でっかいのが釣れるかもと。黒崎さん曰く、どうやら大きいハゼは弱りやすいとのこと。これは上げ下げするときに潮受けしやすいということなのかもですね。

ということで、和竿で釣る相川軍曹。

「この帽子、通販で買ったんですけど、なんだかフェルトで釣りには向いてないですね・・・」

とかいってました。

個人的にはなぜそれを買ったのかと、いろいろお聞きしたいとは思うのですが、そこは聞けず。でも、すごく似合っているのは間違いありません。

わたしも、大き目のマハゼをつけて早速落とし込んでみることに。

仕掛けはフロロ5号1.5mにSASAMEの管付きセイゴ針16号。ガマカツの管付きチヌ8号も持ってきたんですが、ハゼの大きさ的に、より線形が細いセイゴ針のほうがエサの餅がいいかもなーと思っての判断です。

水深はたしか7、8mの浅場・・・

着底。

・・・

「おお、きた!」

っていうのは、わたしではなく、左隣りの坂本さん。

しかもでかいぞ、竿が弓なりに。

こ、これは、まさかの将門!?

・・・

・・・

・・・

どーん。

なんと、一投目から62cmのランカーマゴチ。

あー、オワタ―。

という、ファーストヒット。

これや、大物賞はこれしかあるまいてという試合開始5分ぐらいでの一幕。

東京湾のマゴチって、60cm超えるとランカーで、もう50cm台とは風格が違うんですよね。なんというか、全体的にギガンテス感があるっていうか。

しかもこの坂本さんのギガンテス・マゴチがヒットした瞬間、わたしのハゼも至近距離にいたようで、ギガンテスの尾っぽにわたしのセイゴ針がひっかかって上がってきたんです。

うぬぬぬ。もうすこし落とすのが速ければ。

「・・・れば」

これは古来より敗軍の将が言い訳をするときに口にする語尾です。

「もっと関ヶ原が続いていれば」黒田如水

「猿が到着するのがもっと遅ければ」明智光秀

「おのれ、金吾さえ裏切らなければ。末代まで呪ってくれるわ!」大谷吉継。

などなど。

「先んずれば人を制す、後るれば則ち人の制する所と為る」

by「史記」

古代から、遅れた人間がチャンスをつかまえることはできないのです。

ぐー、相川さんのウロハゼどうのこうのじゃなくて、速く仕掛けをぶっこんでおけばよかったなー。

その後、川のような潮で流されては、船長黒崎さんがいい感じの筋を流してくれて、わたしもヒット。

デカいのか?

デカいのかね?

・・・

えー、めっちゃ、軽い件につきましてご報告です。

・・・

一応ボウズじゃなくなったけど。

ぐぅー。

36cmのマゴチちゃんでした。小さい個体は頭部もスリムでワニゴチやイネゴチっぽいんですよね。ううむ。

どんどん釣れる船内。

船頭がいいんだなーこれは。

相川軍曹もゆで卵を兵糧にしながら、ナイスマゴチを釣る!

速潮に不利なルアーで投げ続けていたYOU☆BOW氏も無事マゴチゲット。

その後、真堀海岸沖の浅場をへて、大津沖へ。

釣れず。

ポツポツあたりはあるも・・・。

大津沖。

ここはアジっぽい魚影があったと。

横須賀海辺つり公園の沖目。

沖側では、大津港から出船した、まるまつ丸・石田丸さんあたりのボートが主にタチウオを狙ってました。このあたりはボートでタチウオが狙える貴重な場所なのです。

さて、そろそろ本題に入ろうか。大型ハゼを泳がせる!

まああれですよ、一応、釣りメディアORETSURI編集長とかいう肩書で参戦しているということもあって、ここは一矢報いたいわけですよ。

見せ場がほしい。

いでよ、神龍じゃなくて、ギガンテス。

すんごい真剣に釣ってみたんです。

心中は、

南無魔鯒大明神。

南無魔鯒大明神。

南無魔鯒大明神。

南無魔鯒大明神。

南無魔鯒大明神。

南無魔鯒大明神。

コピペかよ。

それでも、本人は真面目なのです。この一心です。

常人なおもてマゴチを釣る、いわんや「俺釣」をや。

一般の参加者でさえマゴチを釣るんだから、ORETSURIの中の人だってすごいマゴチを釣って幸せになれるはずだ。というぐらいの意味合いです。

むぅー、

南無魔鯒大明神。

願わくば、我に、ギガンテスを釣らせたまえ。

・・・

うーむ、いやね、どうにもこうにもハゼが小さい。

ハゼが小さいということは、水中での振動も少なく、デカマゴチにする―されているのではなかろうか。

が、ハゼ餌が入ったポリタンクには、人差し指サイズの個体しかいない状態。

策もつきたか・・・

ううむ。

南無。

「大佐、我が軍には、負傷兵ながらも『奴』がおりまする。ここは特攻あるのみです!」

え、だれおま?

・・・

フハッ!

そういえば、生け簀に坂本さんがギガンテスを釣ったときに口が切れたハゼが泳いでいるではないか。

しかもよくみると、入れた瞬間に食って、ダメージも口切れぐらいだし、元気っぽいな。負傷兵だけど。ここは往生させてやるのが仏の心なのではなかろうか。というのが釣り人の勝手な心です。

鬼手仏心。

それも見せかけの。

だがしかし、わたしは目的達成のためには手段は選ばない主義でな。

ふはははは。

この一戦もらったな。さ、頼むぞ。

・・・

投下。

・・・

着底。

っ!!!

いきなりアタリがでてるぞ。

デカハゼおそるべし。

まさか、ランカーか。

・・・

あれ、アタリが増幅しない件。

・・・

もしかして、

もしか。メイビー。かもしれない。

これ、ハゼがデカいからそれでハゼが海底でデフォルトで暴れてアタリがでるんじゃないか。

なんどか流してみたんですが、毎回竿先にでるアタリ。

あーこれは小マゴチが食い込めないとかじゃなくて、ただハゼが暴れているんだなーと。

フゥ。

釣れず。

操船に奮闘していた潮上側の黒崎船長。

ロングキャストで電撃アワセで良型マゴチゲット。

やっぱうまいなー。これでこちらの船は全員型をみてボウズなし。船長様様。

僚船は走水海域にずっといたようで、パラシュートアンカーで流しながら勝負をしていた模様。

ルアーと泳がせでみなさん勝負してました。

そんなこんなで14時頃納竿。

沖で落ちあい、結果発表。

人間いろいろ、マゴチも色々。

他に、根周りで良型カサゴが数尾釣れてました。ハゼを食うだけあってデカイのが釣れるようですね。

1日釣ってると、なかなかつかれますねー。

岸が恋しくなる。

上陸。

この反対側は潮干狩りができるそうで。

そんでもって表彰式。

いやはや、みなみなさん、いい笑顔なおっさんですね。

なによりです。

恥ずかしながら、わたしも船長賞をいただくことに。

なんでかというと、特段釣果がすぐれていたとかトークがおもしろいとかではなく、ゲストっぽい取り扱いをしていただいたからです。

堂々と大物賞がほしかったぞ。ちなみに、賞品は食品詰め合わせでありまして、レトルトのS&Bディナーカレーがとても美味しかったことをご報告いたします。

カサゴも2尾いただき、南インド風に唐揚げにしてみました

振り返るに、この日はあたりはそこそこあったのに、乗せられないことが続いたなーと。これはハゼの大きさとフックサイズの関係性もあったのかなーと。あとは小型の個体やカサゴのあたりもあったのかなと。

改めてマゴチの泳がせ釣りの奥深さを味わい、また秋にでも平潟湾あたりでマハゼをつって相川ボートさんから泳がせ釣りに参りたいと思います。

ではでは。

平田(@tsuyoshi_hirata

お世話になったボート店

東京湾・伊勢町海勇丸

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