【万能船竿】FUNETATSU フネタツ ライトゲームのインプレ。安価で必要十分!

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フネタツライトゲームのグリップ
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どうも平田(@tsuyoshi_hirata)です。

船釣りをはじめるとき、比較的手に取りやすいのが「ライトゲームロッド」と呼ばれる汎用竿。

市場シェアからいうと、ダイワとシマノが8割以上締めているんじゃないかなと。

船上でみるライトゲームロッドは大体、ダイワの「ライトゲームX」か、シマノの「ライトゲームBB(SS)」です。

ついで認知度やユーザー数が下がるのが、アブ・ガルシアの「黒船」シリーズと、アルファタックル(エイテック)の「FUNETATSU ( フネタツ )」シリーズ。

「フネタツ」シリーズは、ライトゲームロッドに限らず、専用竿も多く展開しています。

今回はフネタツシリーズのスペックや、他のライトゲームロッドとの比較や違いについて解説していきます。

はじめに結論をいっておくと、「フネタツ ライトゲーム」シリーズは安心して使えるリーズナブルな軽量高感度の竿です。

できるかぎりコストを下げつつ、一定品質以上の竿を選びたい人にはおすすめ。

価格面で一番手に入れやすい「プロマリン・バトルスティック船」より、軽量かつ仕舞寸法が短いところが特徴です。

>>>新型のライトゲームFTのインプレ記事はこちら!

目次

フネタツライトゲームのスペック

今回購入したのは「フネタツ ライトゲーム82-190MH」。

「フネタツ ライトゲーム」は2015年末に販売されたようなのですが、5年近くたっても特に古さを感じないシンプルなスタイル。

その前年にシマノのライトゲームBBシリーズ(旧型)が販売されたようで、ややカラーリングは寄せてきている気配はします。

グリップ部分で露出しているブランクと穂先のカラーリングが白なのが、フネタツライトゲームの特徴です。

フネタツライトゲームのスペック面は以下の通り。

出典:アルファタックル(エイテック)

フネタツライトゲームなのですが、スペック面でのポイントは以下の通り。

  • 全長2m以内のラインナップ
  • 仕舞寸法103㎝以内(64調子だけ2mなのでやや長い)
  • カーボン使用率が高く比較的軽量
  • 先径が細目(0.9mmから1.05mm)

メーカー希望小売価格は全品同一14,000円ですが、Amazonの実勢価格では9,700円~10,800円程度(送料込み)で購入できます。

軽さについてもう少し深堀していくと、「フネタツ ライトゲーム82-190MH」に対応する、ダイワとシマノのライトゲームロッドは以下の通り。

  • シマノ:ライトゲームBB TYPE82 H190(30~100号):115g、カーボン78.6%
  • ダイワ:ライトゲームX 82 MH-190(30~100号):115g、カーボン61%
  • アルファタックル:フネタツ ライトゲーム82-190MH:105g、カーボン98%

シマノライトゲームBBは、旧型はかなりシンプルでカーボン使用率高めだったのですが、カーボンX状テープ系の装飾などでダイワのライトゲームXと並んでいます。

カーボンテープ系はブランクのねじれを防止したりする意味合い以外に、装飾の意味合いもあります。

なんとなく筋肉質でかっこよく見えるんですね。

とはいえ、なんでも、カーボン使用量が多くて軽ければいい竿というわけではないですし、初心者が使うのであれば、グラス使用量が多くなるほど粘り強く、丈夫になります。

その点、「フネタツ ライトゲーム82-190MH」は、105gと軽量。

これは以下の3点からかなと。

  • カーボン含有率がかなり高い(98%)
  • ブランク外装をカーボンX状テープ系で装飾していない
  • ガイドが小口径(マイクロガイドと呼ばれます)

いずれにせよ、ダイワとシマノのライトゲームロッドよりは「つくりがシンプルで軽いんだなー」と覚えておいてもらえればと思います。

グリップのトリガーがショートタイプ

それとフネタツ ライトゲームで特徴的なのがグリップ部分のトリガーです。

ハイエンドカワハギ竿のように、トリガーがショートタイプなのです。

トリガーが小さい

こちら。

好みだと思うのですが、テクニカルな釣りなど、竿の持ち方を変則的に行う際など、グリップが小さいほうが使いやすいのかもしれません。

力学的に重心にあたる両軸リール中心部をパーミングするには、小指と薬指にトリガーをかけるのが一番安定します。

が、中には、釣り物・釣り方に関わらず、人差し指をかけてグリップする人もいると思います。

この人差し指グリップは、物理的に重心にあたるリールをしっかりパーミングできないので、LTビシアジ釣りやタチウオなど、しゃくりの負担が大きい釣りだと手首が疲労しやすくなります。

人によっては腱鞘炎のような感覚になったことがあるのではないでしょうか。

フネタツライトゲームの場合、トリガーがショートタイプなので、人差し指がけだとやや持ちにくい印象があります。

一般的に正しくない持ち方です

この通り。

トリガーが浅いので、手指が濡れていたり、ぬめりやコマセ汚れがついていると、滑って落としてしまいそうです。

わたしは、小指と薬指にトリガーをあてはめてパーミングするようにしているので、あまりストレスを感じないんですが、人差し指派は不安を感じるかもしれません。

グリップ・持ち手部分が比較的長め

次にフネタツ ライトゲームで印象的なのが、グリップ全体がやや長めであるという点です。

この通り。

他のライトゲーム系ロッドと比べてみました。

一番上がフネタツライトゲームです。

グリップ形状的には上から3番目の旧型ライトゲームBB H190と、一番したのマゴチX230(ライトゲームXも同様)と似ていますが、ややグリップが長いですね。

手が長い人からすると違和感はないのですが、女性や子供は、ややグリップ長めだなーという印象をうけるんじゃないかなとおもいます。

長めのグリップは脇にはさみやすく、竿を安定させて釣りをしやすいメリットもあります。

小口径ガイドでのセッティング

フネタツライトゲームはガイドセッティングも特徴的です。

一番上がフネタツライトゲーム。

ガイドが小口径ですね。

ほら。

穂先に至ってはカワハギ竿並みです。モデルによって異なるんですが、先径が0.9mmから1.05mmなんですね。

細さはまず感度向上につながっています。

あとは、ガイドフレーム自体が軽くなるのと、道糸の絡みも少なくなるんじゃないでしょうか。

デメリットは、リーダーの結びが太めの場合、TOPガイドを通りづらいという点です。

繊細な穂先なので、無理して巻き込むと穂先破断につながるので注意しましょう。

特に電動リール使用時は、巻き込み折れをしないような対策が必要です。

TOPガイドをふくめてハード系

サイト上に「Fuji」以外の言及がないので、たぶんTOPガイドはハード系なんだろうなとおもったらそうでした。

サーフゲームや、ルアーロッドと違って、PEラインに砂が絡んで摩耗したり、キャスト時の摩擦などはあまり関係ないが船釣りです。

なので、船の小物釣りであればハード系ガイドで十分なんだと思います。

一方、船釣りでもトップガイドだけは、サルカン巻き込みや、何かとぶつけやすいところであって、ガイドリングが破損しやすいところでもあります。

その点、SiCリングではないところはすこし不安が残ります。そこはお値段とのトレードなんですけどね。

個人的にはTOPガイドが割れた(割れていた)ことが一回だけあって、中学1年生の頃に買ったシマノのバスロッドでした。これがハード系ガイドだったんですね。

気になる人はサルカン上にシモリ玉をいれるのも一つです。

逆並み継ぎ

2ピースロッドには継ぎ目があります。

一番下がフネタツライトゲームなんですが、逆並継ぎ。

上のシマノ・ライトゲームBBとダイワ・マゴチXは並継ぎです。

このあたりは実際の使用には大差ないんですが、好みがあればチェックしておきましょう。

デメリットは継ぎ目が大きめになるぐらいです。

生産コスト削減につながるのかもしれませんがよくわかりません。

「フネタツ ライトゲーム82 190MH」と「ライトゲームBB 82M200」との比較

今回購入した「フネタツ ライトゲーム82 190MH」と、もともとあった「ライトゲームBB 82M200(旧型)」との比較です。

上がフネタツ。やや細身ですね。

バット部分。

スレッドのシルバーも含めて、かなりシマノに寄せてきてる感はありますね。

こちらがロゴ部分なんですが、シールを貼ってその上をクリアコーティングしているので、やや段差があり、ライトゲームBBと比べると、すこしチープさはあります。

まーそういうのは細かい人しか気にしないと思います。スペックには全く関係ないですからねー。

穂先手前のセクション。

逆並み継ぎということもあり、ややフネタツが太めですね。

ガイドセッティングの差が顕著。

こちら穂先部分。

上がフネタツライトゲームです。

全長で下のライトゲームBBが10㎝長いのですが、穂先のセクションのガイド数は8つと変わりません。

フネタツのガイドがより密に設置されているということです。

感度・力の伝達がよりよくなっているのでしょう。

両者の曲がりや持ったときの感覚の違いですが、フネタツライトゲームのほうがシャキッとしています。

ライトゲームBBは比較的82調子といっても、重さがかかったときに73調子に変化する感覚がありました。

このあたりは、より操作性がよいという点ではフネタツライトゲームの82なのでしょう。

バレにくさだったりはライトゲームBBのほうがよさそうです。

フネタツライトゲームとほかのライトゲームロッドとの違い

冒頭でも言及しましたが、「フネタツ ライトゲーム」シリーズは「シンプルでリーズナブル、かつ軽くて高感度の良い竿」です。

  • 価格面(安い順):フネタツライトゲーム  > ライトゲームX(ダイワ)>ライトゲームBB(シマノ)
  • カーボン含有量(≒軽さ):フネタツライトゲーム  >ライトゲームBB(シマノ)> ライトゲームX(ダイワ)

だいたいこの通りかなと。

全体的にシャキッとした竿で、X状のカーボンテープの装飾はないシンプルな作り。

カーボンテープ装飾は竿の剛性を上げ、ねじれに強くなるのですが、あまり深いことを考えないで釣る分には不要です。

それと、TOPガイドがハード系であることは押さえておいたほうがよいでしょう。

船のライトゲームロッドを買いたいとき、できるかぎりコストを下げたい。

そんなときに、価格面で一番手に入れやすいのは「プロマリン・バトルスティック船」なんです。これは3,000円台から買えるので。

が、バトルスティック船は以下の特徴があります。

  • 6:4調子のみ(しゃくりなど、操作性が重要な釣りは苦手)
  • カーボン10%で200g程度の重量
  • バットジョイントで仕舞寸法が132㎝~146㎝

このあたりを考えて、以下のニーズがある場合は、「フネタツライトゲーム」は、現時点でベストの選択なのだと思います。

  • ダイワ、シマノに対してさらに値段も手ごろで
  • 操作性がよい
  • 軽くい
  • 仕舞寸法が短い

これまでフネタツシリーズを手に取ったことがなかったり、検討したことがなかった人も、違う調子の竿が欲しいというときなど、ぜひ検討してみるとよいと思います。

フネタツシリーズは、ライトゲーム以外にも魚種別に多くの専用竿が販売されています。

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