金沢八景、米元釣船店さんでLTアジ釣り
この日は、金沢八景で小室杯LTアジ釣り選手権が開かれるときいて、金沢八景の米元釣船店さんに早朝集合でした。
前日からわかっていたものの、ドンピシャリでふつーに梅雨の雨空という笑える出だしです。
米元さんは、以前にも数回お邪魔したことがあり、マーケティング面で苦戦している気配がするものの、船長や女将さんのみなさんの対応がとても親切で味のある遊漁船でおススメです。
釣り船は、釣れる云々より、ちゃんとコミュニケーションがとれる船長がいると安心できますね。
そんなこんなで、気づいたら、2016年の年末に行ったきりだった模様。
<過去の釣行>
今回の装備
船竿は2本しかもっていないものの、こちらです。
シマノライトゲームBB H190+廃版の97スコーピオン(ブラックバス釣り用のリール。軽い)+PE2号(東レのF4 が安くて好き)
※その他わたしの装備品はこちらのページの最下部で随時更新しています。そろそろ電動リールと離島大物用のルアータックルを買うかなという状況。ご興味がある方はぜひチェックしてみてください。高級タックルではなく、ドラクエでいう鉄のシリーズを装備していることが多いです。鉄の剣で各ステージのボスを倒せたら、なんだかかっこいい気がします。(高いタックルを否定しているわけではないですよ)
米元釣船店さん到着
金沢八景から歩いて5分。米元さんに到着です(隣接して弁天屋さんがあります)
手前にローソンあり。食料はだいたいそこで調達するとよいですよ。
受付をして、氷をもらって乗船。釣り竿だけでなく、ライフジャケットや長靴等やクーラーボックスもおかりできるので手ぶらでもOKです。
LTアジ釣りについてのレクチャーを受ける(親切丁寧!)
今回は船釣り初心者&釣りはじめてのメンバーがいるので、船長からレクチャーをうけることに。
丁寧に教えてくれます。
また、「わからないときはなんでもきいてくださいね!」というアナウンスがあり、
初心者にとっては利用しやすい船宿だと思いますよ。ほんと。
<米元さんでのレクチャーのポイント>
- コマセのイワシミンチは半分ぐらいいれればOK
- 着底後2メートル巻き上げて(貸し竿の場合は一回転50センチのため4回巻く)放置する、コマセをふらないでOK
- 餌のアカタン(イカの切り身)は1粒、アオイソメは1センチ弱ちょんがけすればOK。へたにぬいざしすると、仕掛けがよれる模様
この米元さんのレクチャーで他の釣り船と違うのは、指示だなにアンドンビシをもっていってからロッドをあおらないというところです。たしかに、毎回あおらなくても釣れるので、特に釣り初心者は言われた通りにまずは釣ってみましょう。
あと、濁った潮の際は、アカタンよりイソメに分があります。
米元さんの場合、追加の1イソメは1カップ200円。
釣り船によっては、アカタンのみ込みで、イソメは別料金のこともあるので
事前に確認しておくとよいですよ。
なぜロッドをあおらないのか理由は聞いてないので今度聞いてみますが、おそらく推測するに、ポイントの八景沖(野島防波堤や猿島付近)は、毎日アジ狙いで各遊漁船が集まっていてコマセを巻いているので、群れがまず停滞しているのではと考えています。
また、ビシをうごかすことで、コマセがでるものの、アジはそのビシの動きを警戒するのではないかなーと。
とはいえ、一応船釣りになれてきたわたしとコムコムは動かさない釣りだけでなく、あおる釣りも試していました。
あいにく雨がふってしまったときの装備
釣り船の場合、移動中など雨がぶちあたるので、しっかりした雨具があるとよいですが、コンビニ等で買える簡易雨具でもまーよいかもしれません(ただ、風がつよいと接着面がすぐはがれて壊れます。まさに使い捨て)
雨具なのですが、どうせコマセやイソメ汁やアジのぬめりにやられることもあるので、ワークマンでそろえるといいですよ。
大体、上下で2000円~5000円くらいでかなり優秀な装備が手に入ります。
他に気温が温暖な季節は、裏技として、ギョサンや今流行りのベンサン(便所サンダル)やウォータシューズで足元をかため、下半身は水着を着てノーパンという攻め方も自己責任でありかと思います。
ただし、風にふかれると6月の梅雨時でも結構寒いです。
あと、沖上がりしたとき愛情あふれる米元のおばあちゃんに、
「あら、サンダル。さむかったでしょー足もふやけちゃってねーかわいそうに」と、
憐れまれるというおまけが付帯してきます。
サンダル履きでも釣り船側はOKですが、釣り針等がささると危険ではあるのでくれぐれも自己責任で。また晴れた日にこれをやると、ももから下がかなり日焼けして、かえってお風呂にはいるときに泣くので日焼け止め必須です。
野島の沖堤防近くのポイントで釣り開始
ということで、出船。
はじめのポイントは野島沖堤の猿島側のポイントです。沖堤できょうもレベル30以上の戦士のみなさんが鋭意釣りをされています。
野島の沖堤防はレベル30以下でいくと色々と衝撃をうけるので、チャレンジする方は、ご自身のレベルの確認と上下の雨具(晴れてても)の持参と潮の状況をみて渡ることをおすすめします。
大潮の満潮で波があらいときなどおしっこをちびること請け合いです。
水深15メーター。
開始してすぐあたりがでます。
こんなかんじで、釣り船はじめての人でも余裕で釣れます。
わたしも、開始してすぐに小あじを釣りました。
ちょうど、泳がせ釣りに適したサイズだなと…
釣り自体がはじめてのメンバーも、
「あ、キタかも」と、余裕で数を重ねてきます。
最初はぎこちないもんですが、1時間もすれば、自分で一連の動作ができるように。
ロマンあふれる泳がせ釣りへ
と、小あじ釣りにあき、ヒラメでも狙おうかしらと、泳がせ釣りへ。
以前、同じ米元さん仕立て船で挑戦したときに、ヒラメを釣ったことがあるので鼻息が荒くなっています。
片側はすべて我々のグループとはいえ、お祭りをさけるために重めのオモリをセットして投下。
このアイテム。
米元さんお手製の竿置きです。これはかんたんにつくれそうですね。
便利。
が、ヒラメ来ず。
アタリも一切ありません。。。
船虫をエサにしてみる
その後場所移動。同じく野島沖堤防の近くですが、多少赤灯から沖にいったあたりで水深25メートル程度。
ここでは20センチ程度にアジがサイズアップ。
ふと、釣り座の横を走るフナムシが目に入り、素早くかつソフトに手ではたくと失神。
これをエサにしてみます。
さて、釣れるのでしょうか。
お、キタ!
ダブルヒットです。
ということで、フナムシもアジ釣りにはよい餌になるので、酔狂な人は、堤防でフナムシトラップでもつかい確保してからアジをねらってみてはどうでしょうか。
活きフナムシでなくても塩漬けとか冷凍でも十分勝負できる気がします。
もしかして、珍餌なので竿頭になれるかも。。。
LTアジ釣りは、飽きる!?
LTアジ釣りでいつも思うのは釣れるのがアジばかりなので(その群れを船長が追ってくれているため)飽きるという点です。
特に小型の群れのポイントではかなり飽きます。
最初は、よっしゃーとか言っていたメンバーが、いつのまにやらうんざり顔になっていく姿。
ということもあるので、初心者のみなさんのモチベーションをあげるための裏技として、
「イソメを長めにつけて、底ぎりぎりを攻めるとカレイやキスがうんぬん」
「釣れたイワシをそのままにしておくと、ヒラメとか青物とかがうんぬん」
ということを情報屋のように吹き込んだりしてみます。
ということで、今回が釣りはじめてのゾエちゃんはカタクチイワシをつけっぱにしています。
わたしもアジの泳がせ釣りをしながら、ゾエちゃんが置き竿にしている竿先をみていると、イワシが暴れている形跡が!
「うお、ぞえちゃん、それ付近に捕食者がいるぞ!」
「え?マジですか?」
と、その後、本アタリがこないのでゾエちゃんが仕掛けをあげてみると、
カタクチイワシ真っ二つ事件です。
うーむ。大き目のアジがかじったのか、青物か、ヒラメか、マゴチか、まーわかりませんが、
アジ釣りに飽きはじめたメンバーとしてはちょっとテンションがあがった出来事でした。
沖上がり
このあと、猿島沖の大アジポイントにいくのかと思いきや、野島沖堤防付近を移動するのみで終了。
最後の1時間はアタリもほぼでず。1尾しかつれませんでした。
こうなると釣り人というのは不思議なもんで、もっとアジを釣りたいとなるわけです。
どうやらこのところ大アジポイントはクラゲ地獄のようで船長の判断でさけてくれたそうです。
たしかにクラゲがかかると刺されてやっかいですからね。
米元釣船さんのように親切な船長がいるところは、その日のだいたいのポイントの流れなどを
はじめにきいておくと1日の釣りのイメージができてよいかもですね。
例:ここで小あじを釣って、ここで中アジと石持、ここで大アジでしめる等
途中雨がやんだときもあったものの、初心者にはきつめのコンディションでしたが釣れたのでみんな満足なようでした。
まとめ
金沢八景からねらうLTアジ釣りは、都心からも1時間程度で到着できアクセスも最高です。
また、初心者でもかんたんに釣れるので、釣りをはじめたい方の一発目にちょうどよいかもしれません。
その際は、酔い止めを余分にもっていき、釣り初心者のメンバーにくばるのも先輩の余裕ですね。
ではでは。