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旨いに決まってんだろ!ラ王つけ麺に横浜産アサリ出汁を流し込んでみた

つけ麺が世にひろまってかなりの年月がたった。

といっても、いつから広まったのかはわからない。気づいたら日本全国津々浦々に広まっていて、「つけ麺」といえばアレだよね老若男女問わずイメージできるようになった。

つけ麺にもいろいろな呼び名がある。

「もりそば」「つけそば」などなど。

つけ麺大王系のあっさりスープもあれば、東池袋大勝軒系の甘辛いスープもあるし、家系ラーメンなどでは、豚骨しょうゆスープを半ば力業でつけ麺化しているものもある。麺だけは専用のものを用意しなされや。いつもそう思っている。博多ラーメンの細麺でつけ麺といわれても納得できない。

ほかに、麺を一旦水で締めたあとに再度温かくして提供する「あつもり」などもある。

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つけ麺をなめているやつに伝えたいこと

以前、スターバックスでこんな会話をきいたことがある。

女子高生A:「てか、つけ麺って馬路あり得無くない?」

女子高生B:「え、なんで」

女子高生A:「だって、麺冷たいし、スープ自体もしょっぱいしさ。なしでしょ!」

女子高生B:「たしかに~」

わたしは内心、ふざけんなこのやろいいますわ。うちの社員だったら殴ってますわ。そう思っていた。だけども、いい大人がそんなことをいってはいけないと、終始ニコニコ顔に努め、耳に入る会話を受け流そうとした。

が、あふれんばかりのつけ麺愛がそうはさせてくれない。

おいこら。つけ麺ってやつは冷たくても麺がしまっていて、ちゅるんとしてるんがよいんだろうが。スープがしょっぱいのはノーマルラーメンとちがって、麺にちゃんとスープが絡んで絶妙な一体感がでるためだ。

たしかに駄麺と駄汁の場合、このあたりがまるっきし分離していて、悲しいことはある。あれは泣ける。それはおいておいて、むしろ最後に残ったあのしょっぱいスープにあっさりめの割りスープを投入し、好みの濃さに薄めつつ、しみじみすするor白飯を投入してかきこむ。

あの至福さ。いや、しょっぱいまま飲んでしまっているときもあるなー。あれはあれでいい。以前割りスープとおもって濃い目のスープを卓上のボトルで割ってみたら、ふつーの湯だったこともあるなー。

つまりだ。つけ麺ってやつは一回戦だけでなく、二回戦、三回戦の魅力を帯びたできるやつなんだよ。ノーマルラーメンとほぼ同じ値段なのにね。すごいだろ。その凄さ、それを貴殿たちはわかってない。さらにいうなら、つけ麺はだいたい麺量が多い。だから、ラーメンより腹が膨れやすいし、麺だって無駄に伸びにくいのだ。まいったか。ジーク・つけ麺。

本気でそう思っていた。

が、その女子高生らは、会話の流れを<つけ麺=いけてない>で終わらせたあとに、どこかにいってしまった。ディスられっぱなしのつけ麺の名誉はどうするんだ。こういうのを世間はやり捨てというんじゃないか。

・・・

月日はたった。

あれからいろいろなつけ麺を食べた。まずいものもあったし、旨いものもあった。家でもたくさんつくってみた。昨今は即席麺でもつけ麺が登場し乾麺なのに、生麺と同等だったりするものもある。

こんなことを考えていたら、人間はつけ麺が食べたくなるに決まっている。

ということで作ってみた。冷蔵庫には海の公園でとったアサリがあるし、野菜室には三浦半島西岸でつんできた明日葉もあるぞ。あれとこれでできないか。ふむ、できるな。

こうして、また一つのあたらしいつけ麺の物語がはじまる。

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新作の日清ラ王でアサリつけ麺をつくる

今回のアサリは横浜・海の公園産。海水を持ち帰ってしっかり砂抜きをする。海水があっているとアサリも元気で水管をもやしのように伸ばす。ずっとみていると愛着がわいてくる。

麺は新発売の日清ラ王つけ麺の濃厚魚介醤油を選ぶ。

新発売とはいっても、以前からラ王のつけ麺はあった。今回は全粒粉麺に変わったとのこと。

アサリは水から炊く。安日本酒を少量入れてある。

このように白い出汁が出る。アサリの旨み成分、コハク酸が全力でわっしょいしているのが見える。

ラ王の液体スープに合わせるためには蒸発分も考えて二人分であれば200ml程度の水分で炊き上げることにより、濃厚なアサリ汁がとれる。

割りスープ分も考えると300~400mlでつくってもよいと思う。

これが新しいラ王の麺だ。

つぶつぶの全粒粉が見える。麺はやや平たい。

つけ麺は不思議なことにラーメンでは到底食べられない麺量を食べることができたりする。なんらかの胃の錯覚みたいなものが起きるのか、ちゅるちゅる食べやすいからなのかはわからない。

言うなればつけ麺七不思議の一つなのかもしれないが、いつの間にか3玉ぐらい食べてしまったりする。

このラ王つけ麺の一玉分はそれほど多くない。

成人男性であれば、3玉ぐらいは余裕で食べられるはず。

規定時間茹でる。

麺は雑にほぐさず、1分片面を茹でたらひっくりかえして、のこりの時間を茹でつつ、軽く箸でほぐすぐらいがよいと思う。

茹で上がった麺は、つやがあってしこしこしている。

麺がだれる前にすぐに流水でぬめりをとろう。ざるなどをつかう場合、水分がぬけるとすぐに乾いてしまうので、適度に水っ気を残すとよいと思う。

これが液体スープ。前バージョン同様鰹節などの節系の風味が前線に立っている印象。

2. たれ
魚介の風味豊かな濃厚魚介醤油だれ。豚骨のうまみがしっかりときいたまろやかなスープに、5種類 (鰹節、さば節、いわし煮干し、宗田節、むろあじ節) の魚介だしを加えました。

今回のリニューアルで液体スープを再調整してきているのかもしれないが、素人目にはあまり差は感じられない。

どの即席めんでもそうなのだが、脂肪分が固まっている場合、きちんと最後まで絞り出すと本来の実力を発揮する。

寒い季節は動物油脂が固まるのでかるく湯煎してもよい。

ここに薄くスライスし、手のひらで叩いて香りをだした柚子皮をいれ、濃厚横浜アサリスープを惜しげもなくそそぐ。

といっても、液体スープにそそぐ分量はちゃんと守るようにしよう。あまり薄すぎると麺との絡みが弱くなり、パンチガ足らなくなる。

トッピング類は平皿の麺まわりに盛り付けるともろもろ映える。

今回は、以下のトッピングをした通り。

  • アサリ(これは出汁の残りだが、うまみは残っている)
  • もやし(レンチンしてごま油と黒コショウをあえた)
  • 明日葉
  • 水菜
  • 万能ねぎ
  • レモン

スープには一味か七味唐辛子と黒コショウをいれておくといい。

もう一度見てほしい。

これがラ王アサリつけ麺である!

贅沢すぎる。

明日葉の緑があざやかで実にいい。

まず、この麺を見よ。

わたしはつけ麺の麺については、はじめにスープをつけないで食べる派に所属している。

こうすると麺の味がよくわかるし、店だとスタッフに「こいつ何者」的なプレッシャーをかけることができるし、一緒に食事をする人には、つけ麺については並々ならぬこだわりがあると錯覚させる効果がある。誰得なのか。

この麺、つるりと吸い込まれて、もっちりうまい。全粒粉の実力なのか小麦の味がしっかりある。

ラ王つけ麺おそるべし。これは、店で食べるレベル。しかも大半の駄麺屋のつけ麺をはるかに凌駕してしまっている。

ラーメン屋殺し、「ラーメン屋スレイヤー」という称号がふさわしい。

続いてスープに麺をしっかりくぐらせて、周囲の空気やつけ汁をふくめて一気にすする。

これは!

口の中に広がるラ王つけ麺のもともとの風味にメチャクチャうまい麺。

おい、今回の主たるテーマの横浜産アサリはどこにいったのか。

「落ち着いてほしい。俺はここにいるぞ」

そのとき、出汁となったアサリの魂の叫びが聞こえた。ただの旨みだろといわれたらそれまでかもしれない。

最初に舌で感じるラ王の節系の攻めの味わい。

これに対して、アサリにふくまれるコハク酸の旨みは舌の付け根というか全域というか、そのあたりに遅延設定で鶴翼の陣で一斉攻撃をしてくるような印象だ。このコクの余韻。これは明らかにアサリの実力だ。

麺をすする。

麺がちゅるちゅるもっちり最高!

節の香ばしさと甘じょっぱさがいいね

やや時間差で、アサリの尋常ではない旨みが発動する。

口の中に広がる横浜。

ごめんちょっといいすぎた。でも、そういった過剰表現をしたくなるほどのコクである。

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割りスープに飯を投入、「ラ王深川めし」という〆

気づいていたら、あっという間に2玉食べ終わり、残りの1玉もすぐに速度を落とさず胃袋に消えていった。

おい、これ、腹ペコのときに本気だしたら、5玉いけるな。

そういった無理を考えてしまうぐらい、うまいのだ。

続いて、割りアサリ出汁をいれて、白飯をイン。

これだけでも旨いのだろうが、ここに、「かどやごま油のラー油」をひと回し入れる。鮮やかな赤い油が散る。小憎らしい演出である。我ながら、じつにやる。

アサリは殻をとってからトッピングしたのでこの通り、なにも気にせず、かきこむことができる。

・・・

ああ旨い。辛い。旨い。旨いぞ。

それにしても、これって何かに似ている気がするな。

あ、

これは深川めしに近いのかも。

長葱とあさりを味噌出汁で炊いて熱いご飯にぶっかけて食べる漁師のやっつけ料理。あれだ。

味噌はつかっていないものの、もともと濃厚なラ王つけ麺のスープとアサリ出汁がハイブリッドし、そこにかどやの純正ごま油ラー油が援軍をおくって全軍士気100でフィニッシュという状況。

むしろこのラ王深川めしだけで、ラーメン屋の料理として550円ぐらいで出せる気もする。

駄目なラーメン屋の場合、あれこれ能書きを垂れるよりは、ラ王つけめんをちゃんとつくってお客さんに提供したほうが喜ばれるのではないか。

実に満腹になった。

この世にはたくさんの幸福があるが、満腹ってやつもその一つだな。

そう思った。

書き忘れたが、明日葉は生で飾っていたが、新芽でクセが少なかったということもあるのか、意外と甘辛いつけ汁にあっていて、あっという間に消えた。また採りにいこうと思う

平田(@tsuyoshi_hirata

メーカーサイト:日清

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ABOUTこの記事をかいた人

平田 剛士

ORETSURI編集長。釣り歴30年ぐらい。いつの間にか釣りメディアをはじめていたもので人生不思議だなーと思っている今日この頃。 口癖は「釣りはいいよねー」