どうも平田です。4月から神奈川県にある三浦半島金田湾のボート屋の営業がスタートして、ジャンボマコガレイやマゴチの釣果に興味深々だったので、下衆大将と早川さんと5月のゴールデンウィークにチャレンジしてきました。
道中
海のボートではボートの出船や浜上がりの際に足元がぬれるため、長靴の装備が必須です。が、気候も温暖になったので、サンダル類でチャレンジしてみてもよいでしょう。わたしは便所サンダル(通称ベンサン)で勝負です(`・ω・´)
ロッドケースにちゃんとしまったほうがよいですが、このようにリールをセットしている釣り師もたまに目にします。そんな人をみると、道糸のPEを穂先まで通してスナップサルカンをとめて釣り場に到着してすぐに勝負できるようにしていることもしばしば。
今回は金田湾にある釣りの浜浦さんを予約してありますが、やはり常連のおっさんたちのボート屋到着後の曳舟出発までの時間は本当に素早いんですよ。ということでみなさんも車内で針をつけては危険ですが、スナップサルカンぐらいまではつけておくと素早いかもしれません。くれぐれもロッドは縦持ちで他の乗客の邪魔にならないようにご注意を。
ここで川崎市某所で最近車を買ったという早川さんとゴルフ疲れをしている下衆大将と合流です。
カーナビを早川さんがつけると、第三京浜までのルートが登場しますが、これ、遠回りやんということで機械に勝った気分で最短ルートで第三京浜へ。
金田湾の釣りの浜浦さんへ到着
で、釣りの浜浦さんへ到着。
ここで、いかつめの男性に声をかけられ、お、おうと、よくみたら以前一緒に釣り&ゴミ拾いをした関さんでした。バイクで散歩をしていたもようで、昨今の三浦釣り事情等で小話に。
到着後、受けつけをしてボート釣りに必要な道具をお借りしましょう。
- バケツ(今回出払っていた模様)
- ライフジャケット
- たも網
- すかり(釣った魚を活かす網です)
- お尻のクッション(これがないとお尻が痛くなります)
道具をお借りできたら、竿を用意しておきましょう。
※ボート釣りに必要な道具は記事末尾に掲載してあります
この時は、ラインを通して、スナップサルカンをつけとくぐらいがよいと思います。だいたいこのとき、気のいいボート屋のお兄さん方が通りかかると、
「お兄さんさー、用意してるところ悪いんだけど仕掛けはつけないようにしてもらっていいかなー?ボート出し入れするとき引っかかったり竿が折れちゃうからさー。あと、戻ってくるときも仕掛けだけは外してボートの中に竿は入れておいてねー」
というフレンドリーな声掛けがあることでしょう。それもそうですね。素直に従っておきましょう。ここで仕掛けをつけると積み込みのときにハリスがこんがらがって釣りスタートが遅れることもしばしばです。
常連の場合、市販の仕掛けのパッケージからサルカン部分だけだして道糸を結んでおくという技を繰り出しているかたもいますが、それも好みです。この場合風が強いとパッケージがかぜにあおられロッド同士でこんがらがることもしばしば。
お店から歩いて1分程度の浜に向かいます。ここで、お兄さんが1~2名待機しているので指示に従いましょう。
朝の時間帯の場合、曳舟(ひきふね)サービスがあります。この場合、指定された岸際のブイで待機して指示通り手漕ぎボートをクリップで連結する、赤壁の戦いにおける連環の計状態で待機します。
そして、複数艘あつまったところで、ボート屋の主人が船外機付きのボートで沖のポイントまで引っ張ってくれます。ありがたや。
金田湾のポイント
これは、釣りの浜浦さんのポイントマップがわかりやすいかと思います。
※クリックすると浜浦さんのページに飛びます。
このマップはボートに乗りながらスマートフォンでもチェックできるので便利です。
常連各位になってくると山だてを利用してマイポイントをおさえているようです。この金田湾は、だだっ広い砂底の湾にみえますが、ところどころに根が点在しているとこがあったりするようです。通いなれてくるといつしかマイポイントができてくるんでしょうね。
ボート釣りをするまでに、ボート釣りのテンションを最高潮にするのには、石川 皓章さん著の『関東周辺海のボート釣り場完全ナビ―海と魚を愛するBoat釣りフリークへ贈る』がおすすめです。
が、この本は金田湾を含めたボート釣り場のポイント説明が詳しいので、前の晩に読むと興奮して眠れないという釣り人独特の病気が発動するので注意です。
沖合のポイント到着
曳舟でひっぱってもらったところから思い思いの場所へ漕いでいきます。
朝一ですと金田湾プロの方々もいますので、邪魔にならない程度に距離をたもって、ついていくのも一つの技かもしれません(やったことないけど)
今回、わたしの目的は泳がせ釣りでマゴチを釣るということですので、まずは活餌となるメゴチorシロギスを狙います。早川さんと下衆大将がまごまごしているのをしり目に、1人乗りのわたしは颯爽と準備して早速メゴチをゲット。
ボートでのキス釣りの仕掛けなのですが、仕掛けの全体が短く2本針になっているものを選べばなんでもよいと思います。針の大きさは、複数もっていたほうが、その日釣れるシロギスやメゴチのサイズに合わせられるので有利ですよ。
あと、個人的に導き出した答えなのですが、針の形状はこの左側の懐が狭いもののほうがアタリからのヒット率が高い気がします。シロギスが吸い込みやすいのかもしれませんね。ハリスはシロギスとメゴチを釣るぐらいであればハリス1号が取り扱いやすいです。
釣ったメゴチを泳がせ仕掛けにセットしました。錘はカワハギ用のキラキラシールが貼られた25号を使います。
このとき、メゴチのエラ蓋付近にある棘はハサミでカットしておいたほうが、マゴチやヒラメの呑み込みが早いとのこと。効果のほどは定かではないですが、すこしでも可能性は高めていきたいところです。
と、アンカリングして30分ほどメゴチを泳がせていたところ、キス仕掛けにあたりが…
カタクチイワシでした。
マゴチやヒラメへのアピール力を考えたときに脳内に
カタクチイワシ>メゴチ
という答えが導かれまして、メゴチを引き上げ、慎重にカタクチイワシをセット。さらに泳がせてみます。
が、あたりゼロ。これは移動だなーと下衆大将と早川さんにアナウンスして場所をより深場に。まだマゴチには早い時期かもしれず水深15メートル程度の深場をねらうことに。
釣れず。40分程度で再度移動です。
そういえば、一人乗りのボートの抵抗が少ないのと、ボートを漕ぐのに慣れてきたのもあって、下衆大将艇と大幅に差をつけております(`・ω・´)
その後アンカーをあげて流し釣りをしていたら、三浦海岸方面のボッケ根沖にきました。
ボッケ根沖
まーここは浜浦さんからもかなり遠いものの、あまり攻められていないポイントではあります。どちらかというともう一つのボート屋である浜千鳥さんから出た方がが近いです。浜千鳥さんはWebページのリンクをすみずみたどってみるといろいろとおもしろいですよ。浜浦さんから出た場合、夏のピークタイムの午後にボッケ根沖にいると午後過ぎから南西風が強くなり、ボートが一切進まなくなるので、午前中のポイントととらえておいたほうがよいでしょう。
ここで下衆大将、一発逆転の40㎝アップ1キロクラスのカレイ狙いに出た模様。風もまだ弱く波もないのでボートを連結してアンカリングはせず要塞化して勝負です。とはいえ、午後から『孔明の風』こと南西風が強まる予報なので、そのころを見計らって離脱する予定で。
あたりないなー。まだキスとかメゴチも早いのかもねーとか会話をしつつ、裏技として2本針の枝針にアオイソメ、下針にジャリメを繰り出してみたところ、そんな中、わたしのキスに強めのあたりが。
あ、この引きは30㎝アップのカレイかもしれない。とかいいながら巻いてくると、
デカギスでした。25センチ。ジャリメではなく枝針のけっこうボリュームがあるアオイソメを吸い込んでいたようです。この手法いいかも。
釣りの浜浦さんでの記録は34センチだったと思うので、それと比べるとまだまだですが、前回館山でおかっぱりで釣ったサイズ22センチを余裕で更新しました。手のひらにのっけてみても肉厚です。
せっかくなので、これは天ぷらではなく刺身にしようということで、血抜きしてからクーラーに詰め込みました。
そんなこんなで昼飯もたべて13時過ぎということで、そろそろ南西風が強まるかもしれないので、南側に移動ということで、すいすい漕いでいきます。
ふはははは。下衆大将と300メートルは差をつけたぞ。と思ったら、下衆大将艇は、ボート屋の大将に牽引されてこっちにくるという体たらく。
ボート屋の大将:「そろそろ南西風がふくので、南側に寄せてつってくださいねー」
おーす。と、思ったら、わたしは取り残され、笑顔で牽引されていく下衆大将艇…
じ、実にうらやましい。と、思いながらも、これは筋トレなんだと両腕に命じ、移動して、ボート屋正面イワシ畜養イケスエリアに来ました。
ボート屋正面イワシ畜養イケスエリア
ここでアンカリングせず、風下から風上へ漕ぎ、泳がせ仕掛けをトローリングして釣ってみます。この技は、一つのエリアではなく、ポイントを面で狙いつつ、マゴチの畑を探すという意図があります。
それにしても、泳がせのメゴチくんは弱ったら交換しているのですが、一向にあたりがありません。うーむ。
ちょっと漕ぎつかれたので、アンカリング。前述のジャリメ&イソメを投入。
すると、着底してしばらくして、
ぐんぐんぐーん
と、あたりが。巻いてくると、む。やや重い。カレイかもしれない。これはそうだな33センチ…とか思っていると、引きがあやしいなと。なんだかウナギ釣りのような感じで、時折球になっている何かような…
でました。ギンアナゴ。
金田湾ではマアナゴではなくギンアナゴが良く釣れるようですね。ボート屋の釣果写真をみてみても、釣れているのはギンアナゴのようです。
時刻は14:30分。浜浦さんは15時帰着なので、ここで終了。帰りも、途中まで漕いでいたところ、ボート屋の大将にピックアップいただきました。ありがたや。
浜上がり。みなさんの戦果確認
陸にあがり、ボート屋前でロッド&リールを洗浄し、女将さんと話したり、ほかの方々の釣果をみたりと。まーそれはそれでたのしい時間です。どうやら、34センチ程度のムシガレイを2匹釣った方もいたようです。うらやましいな。
ここで女将さんから、「朝どれのキャベツもってってー」
とのアナウンスがあり、有難くいただくことに。
帰るときに、ボート屋の大将が笑顔で、「これに懲りず、またきてくださいねー。6月になるともっとよくなるとおもいますよー」という言葉で見送ってくれました。いいボート屋だなー。
昼飯を食べにいく
ここでメゴチしか釣れなかったと噂の早川さんから、
「平田さん、腹減りました」という意見があがり、
一路早川カーにのって、宮川港にあるまるよし食堂へ。
宮川港、いいところですねー。釣りやBBQに来る場合は、駐車料金が1000円です。まるよし食堂さんで食事をする場合は無料とのこと。
のどかでいいところですねー。
特に意味はないですが、下衆大将を撮影してみました。もうすこしボートを漕ぐのを上手くなるように。
つりえさも売っているようです。
メニューはこちら。そばに昔ロッド&リールでよくみていた素敵なイラストを描くトキシンさんの取材した記事などが貼られていて、はばノリをつかったはば定食がおすすめの模様。
が、わたしは、アオリイカの定食にすることに。そういえばアオリイカって意識して食べた記憶があまりないんです。
みてください。新鮮なアオリイカですね。
お店の妙齢なお姉さんに、きいてみたところ、
「このアオリはこの沖でとれたものなんですよ」とのこと。
下衆大将曰く、ものすごくドヤ顔していたよ。とのこと。いやー地元の自慢のものをポジティブにドヤするのはいいもんです。好印象です。
地タコの刺身500円。うーんうまい。冷酒が飲みたい。
食後は宮川港散策
食後は、ちょっとだけ散策してくるとお店のお姉さん方にお伝えして、車をおかせていただきジャイアントコーンをかじりながら、散歩です。
ほのかにDQN臭がただよっている半ヘルがおいてあったり、ほんとうにのどかでいいところですねー。
帰宅して
ということで、引き続き、マゴチはわたしのなかでは伝説の魚でいてくれたものの、デカギスも釣れたし飯もうまかったし、自然たっぷりで楽しい1日でした。
グローブをしていたのですが、手に豆が。。。もしグローブがなかったらきつかっただろうなー。ボート釣り初心者の方はボート屋では借りられないのでグローブはしっかり用意しましょうね
ちょっと小汚い写真で恐縮なのですが、ジーパンをまくりあげて釣りをしていたらこのざまです。顔は真っ赤になってしまいました。まだ5月ですが、日焼け対策もしっかりしておくとよいですね。
ではでは。
<金田湾釣りの浜浦さんでの注意事項>
- ライフジャケットを必ず着る
- 携帯等持込品は防水しておく
- 金田港に入らない
- 漁船等船の通り道で釣らない(金田港から2列でブイが沖合にでています)
- 沖へ吹く風になったら浅場に戻る(夏のボート釣りシーズン真っ盛りのときは午後になると南風が吹くので自力で戻れなくなります)
- 15時までに釣りの浜浦さんの岸に帰る
- 定置網に近づかない
- イワシの畜養イケスやブイにロープを結ばない
- イケスから魚をとらない
- 漁の邪魔をしない
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