2ピースで携帯性も抜群!「ライトゲームSS」の使用感

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ライトゲームSS
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~この記事は約 7 分で読めます~

すこし前にシマノのライトゲームSSを買いました。

船釣りの汎用ロッド界隈について検討している人の参考になればよいなと思ってこの記事を書きます。

※ライトゲームSSは2019年モデルが登場しています。新モデルについては記事末に追記したのでそちらを確認ください。

目次

ダイワのロッドはマゴチXだけ愛用している

船竿は一部ダイワのマゴチXを持っている以外は、シマノのライトゲームBBシリーズで揃えています。

マゴチXはマゴチ釣り専用ロッドのなかでも最も安くて、シマノでベイゲームX マゴチ210を買おうとしたら、やや割高だったんですね。

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ダイワは専用ロッドでも安価なラインナップがあってそのあたり有難いです。たぶんマゴチ釣りをちょっとでも本格的にやろうという人は最初の1本はマゴチXを買うんじゃないかなと。釣り船にのって、まわりをみていても装備している人が多いアイテムです。

人気だからなのかわからないのですが、AmazonでもマゴチXは品切れのようです。今年はマゴチフィーバーだったので購入した人が多いんじゃないかなと。

なぜ汎用ロッドでシマノを選んでいるのか

なぜ汎用ライトゲームロッドでシマノを選んでいるかというと、重量とカーボン含有率(%)と見た目です。

予算の限りはありながらも、できるだけいいものを買いたいと思ってライトゲームBBにいたりました。

見た目は好みなんですけどね。

ダイワのライトゲームXはグリップの頭のところメタル部分がどうも調和していないような気がするんですよね。マゴチXをつかっていても思います。じゃあライトゲームBBのグリップヘッド部分はかっこいいのかと問われれば、モデルによって違いながらもまだまだ改善の余地はありそうです。

ちなみに実勢価格はダイワのライトゲームXのほうが安いので値段重視であればダイワです。

すこしまとめてみます。

<シマノとダイワの汎用船竿比較>

例:ライトゲームロッドでも最も汎用性が高いラインナップを比較してみます。

シマノ ライトゲームBB M190(錘20~60号)=カーボン88.3%、自重87g、仕舞寸法98.5cm Amazon価格12,894円


ダイワ ライトゲームX 73 M-190=カーボン70%、自重95g、仕舞寸法100cm Amazon価格11,444円

価格差は1,400円と、街中のインドカレー屋でディナーセットを食べたときぐらいの費用感ですね。これぐらいの費用差であれば、感度や重量は重要なので、結果的にライトゲームBBになるというわけです。見た目は好みながら。

『カーボン至上主義者』ではないですが、釣り物的にライトゲームはほとんど大物釣りではないので、やはり細かいアタリはカーボン含有率が高いロッドのほうがとりやすいと思うんですよね。

対して、グラスのメリットは粘りと丈夫さ(だけど重い)。

ハイエンドのロッドはカーボンぎちぎちなので、初心者が使うと速攻でティップ部分を折ったりします。

シマノのライトゲームシリーズについて

シマノのライトゲームロッドはいろいろとモデルがありまして、上位機種からいくと以下の通り。

  1. ライトゲーム リミテッド モデラート[LIGHTGAME LIMITED Moderato]
  2. ライトゲーム リミテッド[LIGHTGAME LIMITED]
  3. ライトゲーム CI4+ モデラート[LIGHTGAME CI4+ Moderato]
  4. ライトゲーム CI4+[LIGHTGAME CI4+](2019モデルが登場)
  5. ライトゲームCI4+ アレグロ[LIGHTGAME CI4+ Allegro]
  6. ライトゲーム SS モデラート[LIGHTGAME SS Moderato]
  7. ライトゲーム SS[LIGHTGAME SS](2019モデルが登場)
  8. ライトゲームBB[LIGHT GAME BB](2019モデルが登場)

・・・

もうね、いろいろあってよくわからないです(笑)。

モデラートとアレグロとCI4+がつくと高くなります。最高峰のライトゲームリミテッドでAmazon価格が4諭吉ぐらいですね。

釣り物によっても違うとはおもうんですが、この中でライトゲームBBとライトゲームSS以外を使っている人はほとんどみたことがないです。CI4+はたまに見ます。わたしも新型のCI4+を1本買いました

まさに玄人向けということなんでしょう。

船釣り初心者はライトゲームBB1択だと思います。ほんと。

ライトゲームSSのTYPE73 MH200を買ってみた

今回、奮発して、ライトゲームSSのTYPE73 MH200(旧型)を買ってみましたので感想を紹介します。なんでライトゲームSSかというと、2ピースでお手頃感があり気軽に使えるというあたりです。

といっても新古品がいきつけの釣り具のポイントさんにあったので、衝動買いしたんですね。

リールシートはマルチパーミングCI4+とフィッティングサポート18CI4+とのことでカラーリングは白。

これ隣の釣り座の人をみたときに、ライトゲームBB仲間は多いんですが、たまに白だと、「お、この人上手そう」とか思っちゃうのが不思議です。

こちらがグリップの上部。差し色で青が入っているのがいいなと。この色はアブのブル―マックス船の青と調和します。

ライトゲームBBとはグリップヘッドの部分が異なっていますね。

こちらがティップ部分。

グラスソリッドで、シルバーに色わけされているところはライトゲームBBの特定モデルも一緒かもしれません。

柔軟。食い込みはよさそうですね。

ライトゲームBBとライトゲームSSとの見た目の比較

ここでライトゲームBBとライトゲームSSの見た目を比較してみます。

グリップは白。釣り座ではこの白がよく目立ちます。

グリップヘッド。

ライトゲームBBはもうすこしヘッド部分のデザイン性があがるとよいなと。モデルによっては違うグリップなんですけどね。

バット部分。

よくみると、パールホワイト部分のカラーリングが違うように思えるんですが、写真には写らない美しさもあるから。ということなんだと思います。

こちらがブランク。

スパイラルXといって、カーボンロッドの外側にX状にテープを巻く技術が各メーカーからいろんな名前で出されていて、こちらもそうです。細くても捻じれにつよいというアレです。

ガイドはライトゲームBBはトップガイドだけSiC(シリコンカーバイド)で、他はハードロイガイド(たぶん)なんですが、ライトゲームSSの場合はオールSiCです。

耐久性や重量の点でSiCが優れているんですが、船釣りの場合は特に気にならないかもしれません。PEラインが砂や塩を含んでガイドが傷つくのを防ぎます。

バス釣りとか、シーバスとかサーフで使うようなショアジギングロッドであればオールSiC推奨なんだと思います。一方、船釣りはサルカンを巻き込んで破損しがちなTOP部分だけSiCってのは賢い選択なのかもしれません。ダイワのライトゲームXもTOPガイドだけSiCです。

ライトゲームSSを実釣でつかってみた感想

いつもはライトゲームBBをつかっていたわけですが、ライトゲームSSを実釣でつかってみての感想は以下の通り。

まとめると、

  • まず軽いんで疲れにくい
  • スパイラルXのおかげで竿が捻じれにくいため感度はよい気がする
  • 同、剛性が高まって巻き上げが楽
  • 同、コマセをしゃくりやすくなった気がする

このような体感がありました。

2ピースだけど、当然いい曲がりしてますね。これは尺アジがかかったときの曲がり(ビシ40号)

手持ちで軽い。

もともと持っているライトゲームBB H190が95g、それとライトゲームBB TYPE73 H200が140gなのですが、ライトゲームSS TYPE73 MH200 は2メートルありながら96g。

ライトゲームBBの同クラスのモデルが110gなので、14g軽いわけです。

たかが14gなんですが、手持ちで1日釣りをしていると、竿やリールの重量はかなり負担になるんですよね。タチウオのエサ釣りとかほんとそう思います。

船釣り

しゃくりやすい。

ビシをシャクル際に、スパイラルXゆえだと思うんですが竿がぶれないような気がしないでもないです。しっかりしゃくれるような気が。それと感度も高くなった気がします。アジがビシ周りにぶつかってきている様子がよりわかったり。

釣れたタチウオ

2回竿頭になった

タチウオの食い込みが良くなった気がします。

もともと船のタチウオ釣りは、ライトゲームBB H190を使っていたんですが、ややアタリを乗せられない感がありながらも、ライトゲームSS TYPE73 MH200はオートメーションでタチウオが乗る感覚がありました。

これは素材云々というよりも竿の固さ(H→MH)が主に関係しているような気もするんですが、アタリが来るけど乗らないという人はやや柔らかめのクラスを選んでみるとよいかもしれないですね。

それとタチウオは、かかった当初かなり引きが強い魚だと思うんですが、これもなんなく巻き上げてこれる剛性も感じられました。

まとめ

ということでライトゲームSSマンセーといった形で終わりましたが、ちょっと奮発すれば購入できるいい竿で、必要十分+αといったロッドだなと思いました。

どう表現するかは迷いますが、アイスであれば「ちょっと贅沢」といったところで、

ドラゴンクエストであれば、ライトゲームBBが『てつのつるぎ』であれば、ライトゲームSSは『はがねのつるぎ』といった印象です。

もともとライトゲームBBがかなり良くできた竿ですし、ラインナップもよいので、玄人以外でマイロッドが欲しいなーという人は、基本的にライトゲームBBを購入したほうがよいでしょう。

その上で、ちょっと贅沢というか、はがねのつるぎを装備したいあなたや、釣り座で白くて目立ちたいという場合はライトゲームSSを購入するとよいと思います。

ダイワ派のひとは、ライトゲームXシリーズもすごくよい竿です。すごいいい竿が安く手に入るいい時代ですね。

ではでは。

追記:さらにライトゲームSSを買い足しました

この記事を書いた後にライトゲームSSが気にいったのと、2019年モデルの登場により価格が下落したので2本買い足しました。

人に貸していたら、2本ともティップを折られてしまったり。TYPE73 M200という15~60号のオモリに対応したモデルを使用しています。

胴がやや弱いので、マゴチとかタチウオあたりはMHのほうがよいかもしれません。

追記:ライトゲームSSは2019年モデルがリリース

19ライトゲームSS

ライトゲームSSとBBは2019年にモデルチェンジしました。

ライトゲームCI4+のエクストリームガングリップ

エクストリームガングリップ(写真はCi4+)

ライトゲームSSからエクストリームガングリップという持ち手が採用されていて、リールをもつ手が安定して疲れない仕様に進化しています。

旧モデルのライトゲームSSも比較的中古釣り具市場で流通が多くなっています。

シマノ・ライトゲームシリーズの特性

>>>ライトゲームSS・BB・CI4+の比較記事はこちら

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▼Amazonの場合、旧型全般はやや割高になるので購入の際は2019年モデルを選びましょう。中古店では旧型のライトゲームSSは7,000円から10,000円ちょっとで購入可能です。

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