【1番詳しい】ライトアジに適したリールの選び方とおすすめ3選!

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東京湾奥で人気のライトアジ。

LTアジとも呼ばれますが、その釣果を上げるためにはリールも大切な要素です。

今回はライトアジに適したリールの条件とおすすめアイテムについて詳しく解説します!

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目次

ライトアジで使うリールを選ぶための8つのポイント

ライトアジはしっかりまければどんな両軸リールでもストレスはすくない釣り(大前提)

自分のスタイルにあったリールを選ぶための各要素を見ていきましょう。

①両軸リールを使おう

まずリールのタイプですが、スピニングリールは頻繁なタナ取りがしづらく、巻き上げ力も弱いため利用されません。

大多数の釣り客が両軸リールを選んでいます。

両軸リールはタナ取りがしやすく巻き上げ力が高く、ライトアジ釣りに適しているからです。

尚、船宿によっては船長の方針でスピニングリールの使用ができない場合もあります。

②重さ

ライトアジと名がつく通り、この釣りは軽量なタックルでアジを釣るものです。

リールが重くなるほど手持ちで誘うときに操作性が悪くなってしまいます。

竿とのバランスが合う範囲で、できるだけ軽量なリールを使用しましょう。

目安は自重200g前後です。

③ライン巻量(キャパシティ)

ライトアジは深くても水深30m程度までの浅場が主要な釣り場です。

そのためPEラインの高切れをふまえても最小限ラインが巻いてあれば問題ありません。

PE2号が150m~200m巻けるリールが他の釣りにも広くつかえて汎用的です。

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④ギア比(ハイギア・パワーギア・ノーマルギア)

リールのギア比は巻き上げ速度や巻き上げ力に関わってきます。

ハイギアのメリットは「手返し速度の向上」です。

魚がヒットした際の巻き上げや、再投入までの時間が削減できます。

パワーギアやノーマルギアの場合、手返しはさがりますが、ビシの巻き抵抗が減ります。

特に子供はハイギアモデルは適していません。

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⑤ハンドル

ハンドルはリールの操作性に直結する要素です。

ライトアジでは、よりテクニカルな操作を望むならダブルハンドルがおすすめです。

一方、腕力に自信がない方や子供にはシングルのパワーハンドルがストレスなく巻けるのでおすすめです。

巻き手については、ポンピングなしに巻きやすい利き腕巻きがおすすめです(特に子供)。

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⑥ドラグ

ライトアジではほとんどの場面でドラグは使用しません。

一方、1.5号以下のハリスや、30㎝を超えるアジが多くかかる場面ではドラグ使用が大切です。

滑り出しがスムーズに作動するドラグが、ハリス切れを防ぎ、大型のアジを確実にキャッチするために重要です。

⑦手巻きと電動について

ライトアジでは多くの釣り客が手巻きリールを使っています。

これは水深が浅く、より軽量な道具を使用したい人が多いからです。

電動リールは楽にアジをキャッチでき手返しも圧倒的に速いのですが、船の設備面からバッテリーの持参が必要なことがあるために注意が必要です。

自分の釣りスタイルと体力に合わせて選びましょう。

⑧ICカウンターについて

ICカウンターはライトアジ釣りにおいて重要な機能ではありません。

ほとんどの場合、アジが釣れるタナは底から3m以内でタナ取りもしやすいからです。

一方、アタリがよく出る水深をデジタルで細かく把握したい場合は、ICカウンターがあると便利です。

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腕力と手返しで考えるライトアジにおすすめのリールとは?

ここまでお話したことをまとめると、ライトアジにおすすめのリールは以下の3パターンに分けられます。

  1. 手返し&テクニカル重視の場合:ハイギア・ダブルハンドルの小型軽量両軸リール
  2. 巻き上げ負荷軽減の場合:パワーギアorノーマルギア・シングルパワーハンドルの小型軽量両軸リール
  3. 手返し&巻き上げ負荷軽減重視の場合:小型電動リール

ライトアジに適したリール紹介(シマノ・ダイワ・アブ)

次に実際にライトアジに適した両軸リールを紹介していきます。

シマノ・ゲンプウ200PG

ゲンプウ200PG

ゲンプウ200PGは現在販売されている小型両軸リールのなかでも、低価格な割には信頼性が高く、根強い人気があるアイテムです。

ダイワでいえばフネX、アブであればブル―マックス船が競合商品にあたります。

現行シリーズはパワーギアモデルなので、手返し面ではハイギアに劣るのですが、ライトアジで女性や子供が使用しても巻き重りしないのが良い点です。

樹脂製ボディですが、内部機構は頑丈で、数年つかっても故障しにくいところもおすすめです。

その頑丈さから、旧作もふくめて船宿のレンタルによく使用されています。

筆者もこれまで3台使用してきましたが、壊れがちなクラッチ面の故障は0でした。

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シマノ・ゲンプウXT150・200PG

ゲンプウXT

ゲンプウXT150

ゲンプウXTはゲンプウの強化版です。

ダイワでいえばフネXT、アブであればKUROFUNE PHが競合商品にあたります。

ボールベアリング数が3つとノーマルゲンプウより2つ多く、パワーハンドル(150はダブル・200PGはシングル)でより快適に巻き上げできます。

ギアや筐体の剛性など基本性能はゲンプウと同じですが、ノブ大き目&ハンドル長めのダブルハンドルにより、ライトアジのビシ巻き上げもよりスムーズ。

ゲンプウXT

ゲンプウXT200PG

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シマノ・スティーレSS150PG/150HG

スティーレSS

スティーレSSは自重160gと大変軽量な両軸リールです。

後述のベイゲームとよく比較されるのですが、剛性や巻上げのなめらかさではベイゲームが格上です。

自重の軽さとハイギアがある点はスティーレSSの利点であり、より軽量タックルで手返しよくライトアジを楽しむことができます。

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シマノ・ベイゲーム150/150DH

ベイゲーム150DH

ベイゲーム150・150DHはシマノの船用小型両軸リールでは中上位機種にあたります。

実売価格は22,000円以上とやや高価。

ゲンプウと比べると筐体に金属が使われているため重量は増すものの、マイクロモジュールギアと筐体の剛性により巻き上げが圧倒的にスムーズ。

ドラグの滑り出しも滑らかなため、細糸で大アジがヒットした場合も、より安心して釣りあげることができます。

アジでは使用しませんが、SVS(遠心力ブレーキ)が搭載され、キャストが必要な釣り物にも使いやすいのもメリットです。

手返しと軽量さでは前述のスティーレSS150HGが優れていますが、全体的なバランスはベイゲームが上と考えておきましょう。

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シマノ・フォースマスター200/200DH

出典:シマノ

フォースマスター200はシマノが誇るフォースマスターシリーズのなかでは最小サイズの型番です。

自重395gと電動リールとしては驚きの軽さ。持ち重りを最低限に抑えて、テクニカルなライトアジ釣りが可能です。

200番は繊細な釣りや電動タイラバ以外では糸巻量・巻き上げ量の点で汎用性が高くないため、汎用性をもとめるのであれば600番800番がおすすめです。

またタッチドライブの操作性には難があり、電動リールにおいてはより直感的に操作できるジョグパワーレバーを搭載したダイワを推す人が多い印象です。

ダイワ・フネX

出典:ダイワ

フネXはダイワの船両軸リールのなかでは入門機種に相当するアイテム。シマノでいえばゲンプウ、アブでいえばKUROFUNE LTが競合商品にあたります。

フネXは汎用性重視で最大巻取量68㎝のハイギアモデルのみの展開。

ライトアジとは関係ありませんが、マグフォースブレーキ(マグネットブレーキ)により、キャストトラブルも軽減できます。

ダイワ・フネXT

フネXT150Hとメタリアスミイカ

フネXTはフネXの強化版です。

シマノでいえばゲンプウXT、アブであればKUROFUNE PHが競合商品にあたります。

シングルパワーハンドルモデルにハイギア・パワーギア・タコ用(パワーギア)の3種の展開です。

ライトアジとは関係ありませんが、マグフォースブレーキ(マグネットブレーキ)により、キャスト時のトラブルも軽減できます。

ゲンプウXTと比較するとハイギア&シングルパワーハンドルモデルがあり、マグフォースブレーキもついていることから汎用性で勝っています。

タコ用モデルの150P-OPモデルは子供でもスイスイと潮受けしたビシを巻き上げられるメリットも。

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ダイワ・アドミラ(20アドミラ A100XH/XHL)

出典:ダイワ

20アドミラ A100XHはダイワの船両軸リールのなかでは中高位機種です。

実売価格は22,000円程度で、シマノであればベイゲームが競合商品にあたります。

フルメタルハウジング(アルミ)に自重160gというのが特徴で、メカニカルブレーキ単体。

最大巻き取り量が76㎝のXH(エクストラハイギア)にメリットがあり、ライトアジでは手返し重視の場合におすすめです。

個人的な印象ですが、巻き上げのスムーズさについては競合機種ベイゲームが勝っていると感じます。

これはベイゲームが搭載するマイクロモジュールギアの存在とギア比の違いと考えています。

シーボーグ200J,200J-DH

シーボーグ200Jはダイワの電動リールでは一番小型のアイテム。

ダブルハンドルモデルで自重485g。

ライトな釣りでの重量面ではシマノに劣りますが、ジョグパワーレバーの操作性がよく、電動リールにおいてはダイワを推す人が多い印象です。

ライトアジにおすすめのリール(アブ・ガルシア)

アブ・ガルシアBLUE MAX船/RED MAX船

釣り道具 アブの『BLUEMAX船3(ブルーマックスフネ)』

ブル―マックス船

ブル―マックス船レッドマックス船はアブ・ガルシアの入門クラスの両軸リール。

両者ともに、ライトアジにも適しています。

レッドマックスはハイギアモデルで女性や子供はブル―マックスがおすすめです。

Magtraxブレーキシステムにより、ライトアジ以外ではキャストの釣りにも向いています。

これは筆者が9台保有しているなかでの印象ですが、ギアユニットに入った水分が抜けづらく、耐用年数ではゲンプウに劣ると感じます。

2023年春の値上げにより価格メリットが薄れてきていることもあり、サブブレーキ付きというこだわりがなければゲンプウ200PGをおすすめします。

レッドマックスとバルケッタプレミアム

レッドマックス船(ハンドルカスタマイズ)

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アブ・ガルシア KUROFUNE LT

出典:ピュア・フィッシング・ジャパン

KUROFUNE LTはアブガルシアの船用汎用リールです。

ブル―マックス船とレッドマックス船よりやや高価で、実売価格は11,000円程度。

最大巻き取り量66㎝でダブルハンドルの長さ95mmモデルのみリリース。

サブブレーキがない点ならびに価格帯を考えると、競合商品のダイワ・フネXのほうがおすすめです。

デザイン面では黒主体のリールが少ないので、竿に合わせる際にフィット感がでるというメリットはあります。

アブ・ガルシア KUROFUNE PH

出典:ピュア・フィッシング・ジャパン

KUROFUNE PHはKUROFUNE LTの強化モデルと考えておきましょう。

シマノのゲンプウXTや、ダイワ・フネXTが競合機種にあたります。

ライトアジではパワーハンドルの巻き上げが快適で、ドラグクリッカーにより置き竿や岸釣でのぶっこみ釣りや泳がせ釣りでのアタリ検知にも適しています。

最大ドラグ力が7kgと高めで、エギタコにも適していますが、メカニカルブレーキ単体なのはネックです。

価格帯ごとのライトアジおすすめリール3選!

今回紹介した両軸リールの中から、価格帯ごとにライトアジにおすすめのリールを3種紹介していきます。

1万円以下のライトアジおすすめリール

低価格帯でのおすすめは、シマノのゲンプウXT150です。

ダブルハンドルでギア比もちょうどよく全くストレスなくライトアジが楽しめます。

ノーマルのゲンプウでもよいのですが、ハンドルの差から、ダブルハンドルでもより巻き上げやすいと覚えておきましょう。

またゲンプウ・ゲンプウXTともに競合機種より長持ちするのもおすすめしたいポイントです。

女性や子供はゲンプウXT200PGを選べば潮受けしたビシの巻き上げも快適。

1万円以上、2万円以下のライトアジおすすめリール

中価格帯では、ダイワ・フネXT150Hがおすすめです。

ハイギアモデルなのですが、シングルのパワーハンドルにより巻き重りしづらく、潮受けしたビシや良型アジの一荷もスイスイ巻けます。

ライトアジ以外のキャストする釣りにも活用できるのも魅力です。

2万円以上、3万円以下のライトアジおすすめリール

中高位価格帯では、シマノ・ベイゲーム150DHが圧倒的におすすめです。

多少自重はありますが、高剛性で巻き心地が大変よく、ダブルハンドルモデルでも巻き重りが少ないのが特長です。

ドラグ性能も高いため、ライトアジにありがちなヒラメのウバ食いなど不意の大物にも対応可能。

まとめ

ライトアジで釣れた黄アジとサバ

ライトアジで釣れる黄アジは食味も最高!

今回は東京湾奥で人気のライトアジに適したリールの条件とおすすめアイテムについて詳しく解説しました。

ただ釣るという観点では難易度は高くない釣りですが、やりこむとその奥深さに気づくはずです。

釣り方のスタイルや腕力によって最適なリールは変わってきますが、本記事が自分にあったリールを探すきっかけなれば幸いです。

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