どうも平田(@tsuyoshi_hirata)です。
さて、やってきましたリストランテORETSURI4。
改めて説明しておきますと、このイベントは、釣り×料理×食を楽しみたいという方向けに企画しています。
釣り関連メーカーやその他協力企業に協賛いただいているので、ときには釣果や運によって釣り関連アイテムが手に入ったり。毎回スポンサー大募集中です。
これまでの開催は以下の通り。
第2回(金沢八景・逗子)釣り編(ORETSURIカワハギ釣り初心者杯)・料理編(2日間で開催)
そして、今回は、
東京湾のシロギス&泳がせ釣り(金沢八景米元釣り船店=米元丸さん)を楽しんできました。
米元丸さんからシロギス五目に出船ですよ!
まずはじめに、米元釣り船店(米元丸)さんなのですが、わたしがはじめて釣り船デビューしたときにお世話になった船宿です。
金沢八景の駅から一番近いというロケーション。
規模感から、乗り合いは一日船での出船がメインですが、オーナーや若船長(イケメン&やさしい)や女将さんなどみなさんハートフルな船宿なので、オススメです。
船宿というと、ビジネスにおいての治外法権的な場所でもあるので、他者に対して挨拶をしたり丁寧語などが使えない人もいるのですが、米元さんにはそういった方が全くいないので、船釣り初心者にも違和感なく利用できると思います。
LTアジ釣りをはじめ、シロギス釣り、これからはイサキ釣り、8月からはタチウオの釣りもはじまるようです。
ということで、出船。ヨーソロー!
みなさん隣同士、ほぼほぼ初対面。
年齢も性別も、社会的な地位も異なりますが、釣りという共通の趣味があるので、話が盛り上がっていますね。なによりです。
出船前に仕掛けの説明。なんだかすげー楽しそうですねこのおっさんたち。
今回も片舷11人と満席です。
こちらは右舷。
今回は若船長(息子さん)が担当ということで、一路、東京湾の中の瀬へ。
中の瀬っていうのは、東京湾の中ほどあたりの浅場エリアで、そこはシロギスの好漁場なわけです。
中の瀬到着、多動の1投で試合開始!?
八景からですと、20分ぐらいで中の瀬に到着です。
船長が、船足を落とし、「すこし探りますね」みたいなことをいっているときに、なにか声が聞こえるので、うしろをふりかえってみたら、、、
おっさんがテンパっておりました。
どうやら、右ミヨシに配置した下衆大将氏が、まだ船が移動しているのに先走り一人で仕掛けを落とすという体たらくで、結果、仕掛けが波風にふかれ、船尾のほうの人に引っかかってしまったという状況を目撃。
まさに、多動。
下衆氏は、「あー、すんませーん。切っちゃってください。ごめんなさいね」とかいっています。乗り合いだと、お説教もんですが、今回は仕立て(貸し切り)、先駆けの勢いやよし!ということで、一同、ワロスワロスと、終始にこやかなムードでした。
やがて、
「はいどうぞー、水深○○メートルです」
という若船長のアナウンスでスタート。
みなさんの様子をみながら、わたしも下手投げでキャスト。
ウルトラライトのメバリングロッドにPE0.4号なので、かなり飛びます。
ビューン。
30メートルぐらい飛んでいるかなと。
ただし、竿が長いので船だとキャスト時に海面につかないようにするのが大変です。
シロギス竿以外では、6フィートぐらいまでのバスロッドが最適かもしれませんね。
錘は15号で全員統一しているのですが、さすがに15号だとウルトラライトクラスのロッドだときつめなので、6~8号の錘を利用。
丁寧に探る。
シロギスは、そこそこ釣れるという状況。
今回は船宿用意のイソメを使用せず、持参のジャリメを利用するという裏技です。
ずる引きよりは、キャストして、着底後、天秤を跳ねさせ、エサのフォールにより周囲のキスにアピールしたほうが釣れる気がしました。
アタマの中のイメージでは、
- キャスト&カーブフォール&着底(この時点で釣れるキスも)
- アタリがない場合、30cmから1メートル竿先を跳ねあげステイ(この時点で釣れるキスも)
- さらに10秒から30秒ほど待つと、周囲のキスがやってきてバイト
というような流れです。
今回は泳がせ釣り用にメゴチを釣りたいので、ずる引きもやってみましたが、メゴチを釣りたくないという人は、テンビンでも胴付きでもハリスが、海底にたれる前に比較的早めにさびいていくとキスがメインで釣れてくるはずです。
左舷ミヨシ(船首側)1番にいるので、全体の釣果がよく見えます。右舷のトモ(船尾)側をみるときも、デッキを横切り覗くのが楽だなと。仕立ての幹事はミヨシがやりやすいかもなーと思ったり。トモでもよいんですけどね。
みていると、みんな、イソメの装着に時間をつかっているように思えました。
シロギス釣りのリードタイムの一つなので、ここをスピーディにできれば釣果が伸びるのかも。滑らないような石粉や海岸の乾燥した砂をもってくるとよいかなと。
右舷もモクモク釣っています。
バス釣り記事をORETSURIに寄稿してくれていたほしけん氏は、やっぱりルアーマンだけあってバスロッドを利用して、姿勢がいいですよね。竿の角度、持ち方、姿勢などなどなれているなという。穂先をあげて、先端のアタリに集中する。バスのワームの釣りとよく似ていますね。
臭いやつがいるから注意(ヤリヌメリ野郎)
こちらがわたしの釣り座。
左手が、アングラーズリパブリックのメバリングロッド『ピンウィール』の旧型7.6フィートに安定のダイワレブロス2004H。PEラインは0.4号。
まるっきりメバリングタックルなんですが、これが感度がめちゃくちゃよいんですよね。餌の周りでキスだかメゴチが歓喜している水流が手元でわかったりします。
水流が手元でわかったりします。
とかいっておきながら、
こんなの釣ったり。
これ海鞘の仲間なんでしょうかね。いつも釣れるけど。
で、今回たぶんはじめて釣ったのが、
こちら。
メゴチ?
む。
臭。
夏場、腐った玉ねぎをゴミ袋に放置して、1日遊んで帰ってきたときに玄関の扉をあけたときのあの呪いのような臭気がただよいます。
「メゴチのようにみえて、臭い個体もいますからね。ノドクサリっていうんですが、それをクーラーにいれると一発でアウトですからね。メゴチはニオイを嗅いでからクーラー入れてくださいね」
と、若船長のアナウンス。
あ、
これだわ。
めっちゃ臭い。
と、隣の後藤さん(この日初対面)が、
「なんだかおなら臭いと思ったんで平田さんが屁こいたと思ったんですよね」
みたいなディスりをしてきます。こ、こいつ、初対面なのにw
いやちがうんだよ。
これだよこいつだよ。
泳ぐ生ごみヤリヌメリくん。
ノーマルメゴチは、エラ脇の棘がかぎ状になっているのですが、ヤリヌメリは、これが尖っているんですよね。
ということで、リリース。
ホウボウも釣れるが、泳がせは・・・
その後、メゴチ餌でマゴチ狙いの泳がせ釣りをしつつも一切あたりがなく、全体の釣果をみるに、後半の料理の部の素材確保が怪しくなるとおもわれ、このあたりからわたしも本気を出し始め、モクモクとキスを釣りはじめました。
扇谷さん(この日初対面)の竿がしなって、おお、これマゴチか!マコガレイ!?どっちの竿にかかったの?と思ったら、あがってきたのは、ホウボウ。
ホウボウって、けっこう引くんですよね。ヒレの大きさや骨の堅牢さもあるのかもですがね。
こちらは後藤さん。
わたしの左隣で、天秤でも胴付きでも一切、キスが釣れず、若船長も最後まで気にしていたのですが、さすがにおかしいだろと、よくみたら胴付きの仕掛けを反対につけていて、付け直してもらったら1投目でシロギス。その後も釣れてました。
カサゴ釣りの胴付きしかけでもそうですが、オモリから下側の枝針までの長さがかなり重要で、最初は反対につけていたので、そこから40cmぐらい離れていたようです。それは釣れないわ^^
そんなこんなで納竿。
全体で泳がせ釣りをやっていたのは5名ほどでしたが、全員沈黙でした。
沖上がりと表彰式
最後にがんばったので、いいサイズのキスもそろいました。13尾釣れました。最大23cm強。
扇谷さんのホウボウ。
見事、栄えある貴殿賞(貴殿とは釣りの『外道』をたのしく呼ぶ名称です)として、知る人ぞ知る名竿プロマリン極仙180Lを獲得です。安くて軽い伝説の竿こと極仙。まさにドラクエにおける鉄の剣ですね。
竿頭は、1位、2位がアレがコレでソレこれだったので、白石さんに。
賞品として、『オピネル炭素鋼ナイフを黒錆加工して暗黒剣に変えてみたよ』でおなじみのオピネルのカーボンスチールナイフ#8をゲットです。シロギス・ハゼ・メゴチをさばくのにも最適なナイフ。よかったですね。
おきあがり後、若船長と歓談していたところ、「白石さんは、昨日(本イベントの)も夫婦でいらっしゃってましたよ。昨日はアカクラゲももっとひどかったので今日のほうがやりやすかったかも」とのこと。なんと連日来ていたとは。いやはや備えあれば患いなしってやつですね。
こちらが全員の釣果(80%)
下処理事業スタート
このイベントでは、後半の昼過ぎからみんなで料理を行うので、魚の下処理を船宿で実施しておきます。
といっても、みなさん、積極的なので、わたしの出番はゼロです。
みんなでやれば下処理も高速。
ウロコがすごい。
水産加工会社感満載。
なんだか、麻薬の売人みたいなキャラもいるぞ(この日初対面の芦野さん)
そんなわけで、
あ。
という間に下処理が完了しました。
棒身のキスと、ホウボウ、そして大量のキスの卵(これも折角ですので有難くいただきたいわけです)
これにくわえて、平田家でチルド熟成させたマゴチやアカモク、冷凍庫に封印していたマルアジなどを食材して後半の料理の部が行われることに。
余ったアラは、桟橋にいる鵜とアカエイ氏に差し上げました。
<イベントスポンサー>
株式会社ブランデザイン