2,458 views

この記事は約13分で読めます。

【駆け引きの面白さ】エサで狙う船やボートのマゴチ釣りを解説!

神奈川 手漕ぎボート  マゴチ釣った

マゴチについて

神奈川 手漕ぎボート  マゴチ釣った

マゴチは、日本近海で釣れるコチ類としては最大級。釣りで釣れるものは50センチ前後から60センチ程度が一般的ですが、70センチを超える大型の個体も釣られています。(東京湾では、60センチを超えると大型と言われています)

主に湾内や沿岸部の砂底・砂泥底に生息していて、初夏から秋口まで水深5-15m程度の浅場で釣れるため、岸釣りのターゲットやボート釣りのターゲットとしても人気です。

秋が深くなるにつれ水温が下がると、深場に移動するため浅場では釣ることができません。

単体ではなく、群れで生息していることが多く、一度マゴチが釣れたエリアを集中して狙うと数を釣ることもできます。

水中のマゴチの様子。

釣ったマゴチをさばく

マゴチは、常に海底に生息して砂泥地等で隠れながら生活しているため、ヒラメのように平らな身体をしています。

骨格など、身体の作りが極めて堅牢で、捌いてみると骨の太さに驚かされます。歯は鋭く細かく、釣りあげたときはエラ蓋や背びれの棘に注意する必要があります。

スポンサーリンク

マゴチ釣りのシーズン

水温があがりマゴチが浅場によってくる、梅雨以降の夏がベストシーズンです。

とくに真夏に釣れたものは照りゴチと呼ばれ珍重されるため、釣って楽しく食べて楽しい時期でもあります。

一方、近年は梅雨前の4月・5月でもマゴチが数多く釣れている状況が続いています。

スポンサーリンク

マゴチ釣りはベテランが楽しむもの?

神奈川 手漕ぎボート マゴチ釣った

コマセを用いた釣りと比較して、生き餌を使ったマゴチ釣りは、ベテランが楽しむものと遠慮している方もいるかもしれません。

この釣りは、釣り方を覚えてしっかり実践すれば、初心者でもきちんと釣れる魚でもあります。

一方、釣果を上げるためには工夫もあり、仕掛けの製作から自分で行うベテラン釣り師も多い釣り物です。

スポンサーリンク

マゴチ釣りのタックル

ロッド

金田湾のボート釣り

専用竿でなくても釣ることはできますが、以下の条件の竿を選ぶとよいです。

  • やや長め、2メートル強(竿が長いことによりアワセがききやすい・仕掛けを安定して底上に配置できる)
  • 7:3調子などで穂先が繊細かつ胴が強い竿(アタリをとらえやく、胴で合わせをきかせる)
  • 手持ちで釣り続けることがほとんどなので持ち重りしないもの(リールとのバランスも重要)
  • 10~20号のオモリに対応している竿(固すぎるとオモリの着底などが捉えにくくなります)

マゴチ専用の竿以外では、キス竿やカレイ向けのものやライトゲーム用汎用竿なども十分対応可能ですが、穂先のやわらかさと胴の強さなどはやはり専用ロッドに分があります。

はじめは貸し竿(キス竿がほとんど)やLT汎用ロッドで対応しつつ、さらにこだわりたい場合は専用ロッドにチャレンジしてみるとよいでしょう。

マゴチをもっと釣りたいのでダイワのマゴチXを買ってみた(レビュー)

2017.09.19

リール

アマダイ釣りの誘い

スピニングリールでも対応可能ですが、頻繁なタナ調整などを考えると小型両軸リールに分があります。

  • PEライン1.5~2号が100メートル巻けるもの(実際は両軸であれば150~200m巻けるリールがほとんどです)
  • ロッドに装着した際にバランス的に持ち重りしないもの(一日手持ちで釣るので軽いほうが疲れません)
  • ドラグが滑らないもの、ドラグ耐力が高いもの(強いアワセを入れる釣りのため)
  • カウンターは不要(底上を釣るため)

道糸

PEラインの1.5~2号を選びましょう。市販仕掛けのハリスが5号を標準としていて、合わせを強く入れる釣りなので細すぎる場合は道糸から高切れします。

1号でもよいですが、劣化している場合は切れやすいので、安心して強いアワセを入れるためには2号を選んでおくとよいと思います。釣行前後のラインチェックも重要です。

潮の流れにもよりますが、3号以上の場合は潮受けしやすくオマツリが増えるため控えておいたほうがよいでしょう。

天秤・オモリ

マットブラックのバランスシンカー 10号・15号・20号

かつては鋳込み天秤を使うことが多かったマゴチ釣りですが、オマツリをさけるために、潮受けしにくい三日月オモリ(バランスシンカー)イカ用中オモリ(シャクリシンカー)などを利用することが一般的になってきています。

船宿を利用する際は鋳込み天秤の使用が禁じられていることもあるので事前に確認しておきましょう。

東京湾の場合は15号が標準ですが、手漕ぎボート等他の釣り客とのオマツリの懸念がなく水深が数メートル等の場合は10号でも全く問題ありません。

仕掛け(釣り鈎・ハリス)

船釣りでのマゴチ仕掛けは、シーズンによって、サイマキ餌(クルマエビの子供)用の仕掛けハゼ・メゴチ餌の2種類に分かれます。

エビ餌用

ハゼやメゴチ餌が使えない春から夏までのシーズンは、サイマキ餌が利用されます。

この場合、海老の頭部に針を固定するために大型のスズキ針(セイゴ針)が用いられ、エビが底から浮かないように、針自体に糸オモリがまかれているのが特徴です。この糸オモリは、潮がゆるい場合等に外すことでエビの動きをより自由にすることができ、マゴチのアタリを誘うことができます。

ハゼ・メゴチ餌用

一方、ハゼ・メゴチ餌用は丸セイゴ針や太軸のチヌ針が用いられています。

船宿を利用する場合はサイマキで釣るのが一般的で乗船料に5尾の料金(追加は1尾100円がほとんど)が含まれていることもしばしばです。夏以降になってくるとハゼ餌が登場したり、自分でハゼやメゴチを釣って持ち込むスタイルの釣り人もいます。

あらかじめ船宿に問い合わせておき、エサにあった仕掛けを選びましょう。

仕掛けの自作も面白い

シーガーのフロロマイスター

シンプルな構成なので自作もかんたんです。

必要なのは、サルカン+フロロカーボンライン5号+丸セイゴなどの釣り鈎。

フロロマイスターは大容量低価格(240m=1000円ちょっと)なのでオススメです。

シンプルな仕掛け

完成品。ビーズ類などは好みですが、濁り潮のときに効果があるといいます。船宿によっては、潮受けしてオマツリしやすいということでオモリなどの飾りは外すことをすすめられることも。

マゴチを狙うときのエサとつけ方

前述の通り、サイマキとハゼ・メゴチが用いられます。イワシやアジでも釣れますが、エサの耐久力や遊泳する層から、底上を狙いやすいサイマキとハゼ・メゴチが選ばれています。

サイマキ(クルマエビの幼体)

船宿でのマゴチ釣りの一般的な餌です。

まず角を折り、口から針先をさしこみ脳みそをさけて角の付け付近に針をぬきます。

海面かバケツにつけて生きて動くかどうかを確認してから投下しましょう。

ハゼ・メゴチ

小さなマハゼ釣り

口にチョンがけします。メゴチの場合、両エラブタに角がありますがこれをハサミでカットしておくと食い込みが良くなるといわれています。

マゴチのポイント

金田湾でボート釣り

釣り船と異なり、手漕ぎボートの釣りなどではポイントを探す必要があります。

砂泥底で海底が隆起しているところや、根がらみの部分から砂泥底に変化しているところなどで多く実績があります。

マゴチは海底で群れているものの、大きく移動する魚ではないため、ねばって釣るよりは、パラシュートアンカーを活用し流し釣りで広く探るとよいでしょう。

アタリが出たアタリ周辺は集中して釣ると連続ヒットも・・・

シーズン到来!手漕ぎボート装備を強化

2018.04.05
手漕ぎボート釣りの場合、風や波の状況などによって流し釣りができる環境がことなります。アンカーの指示などはボート屋のスタッフの指示に従いましょう

マゴチの釣り方

着底~誘い

まず、仕掛けはオモリ装着前に、手で伸ばしヨレをしっかりとっておきましょう。錘の着底を確認し、竿先を海面までもっていき、そこから水平までゆっくり上げます。

この動作でオモリが海底からおおよそ1メートルから1.5メートルの位置に移動し、エサが海底付近に漂うようになります。

海底は隆起していて、水深も変動します。底を狙っているつもりでも、いつの間にか浮いてしまっていることまるので、タナとりは5から10秒に行うようにしましょう。タナとり動作の際に餌も動くため、マゴチのアタリを誘うことになります。

※ポイントやその日の状況により、置き竿に分がある場合もあります。

<よくない釣り方>

  • オモリを着底させ続けて引きずっている
  • エビが底上で引きずられている
  • タナとりをしなおさない
  • 死んだり、弱ったエビを使い続ける

オモリを着底続けていたり、タナとりをし直さない場合、エサの動きが少なくなり実際のタナがぼけてしまったりします。

アタリからアワセ

アタリは、主に3つのパターンがあります。

  1. 竿先にクンクン、クンクンとでる
  2. いきなり重くなるもの
  3. そっと竿先がうごく持たれ系

2のように、竿先がいきなり引きこまれるものは基本的に丸呑みされていてヒットしやすいのですが、問題は1や3の場合です。

竿先にアタリがでたときに、テンションをゆるめないままゆっくり送り込み食い込みを誘います。やがて、あたりが大きくなり、竿先が強く引きこまれるのをまって強く大きく合わせます。

テンションをかけつつ送り込んだ際に、引きこみがなくなる場合もあります。この場合は、ゆっくり竿先をあげると再度食い込むことも。

マゴチの上あごはかなり硬いため、アワセが弱いと貫通しないこともあるので、重さを感じつつ、竿の胴をつかってかける意識をもつとよいでしょう。

ドラグがゆるんでいたり、竿の胴がやわらかいもの(真鯛コマセ用の竿などはアワセがむずかしい)だとアワセがうまくきかないためばれてしまうので注意しておきましょう。

以前は、ヒラメ40コチ20といわれ、アタリがあってから20秒はまったほうがいいとも言われていたマゴチ釣りでしたが、今では釣りの技術も進化して、秒数によらず、竿に乗ったかどうかを判断して行動することでさらに釣果を伸ばすことができるはずです。

ちなみに初心者にありがちなのですが、あまり本アタリを待ちすぎても、違和感を感じるのか、マゴチはエサを放してしまいます。

勘所がわからないときは、7~10秒数えたあとに聞きあげてみて竿先に重みがあるようであれば躊躇なく合わせてみるのもよいでしょう。

乗る乗らないは時の運でもあります。

ヒットから釣り上げるまで

竿を水平以上にたもったまま一定のスピードで巻き上げましょう。

ポンピングをするとバレることもあるので、ただ巻がベストです。

水面に出るとテンションがなくなりバレやすくなるので、速やかなにタモ入れします。

釣り船であれば、タモ入れをしてもらえることが一般的なので、クーラーやボートバックなどは邪魔にならないように、釣り座付近からおろしておくとよいです。

釣り上げた後の注意点

マゴチ 背びれ 鋭い

マゴチのえら蓋の棘と背びれにふれると手がすぱっと切れます。

素手で触らずフィッシュグリップや雑巾などをつかって扱いましょう。

船の釣りは揺れるということもあり、見た目は悪いですが、雑巾かタオルでつかむと楽です。

針がかりした場所にもよりますが、多くの場合、マゴチのやすりようのな歯によってハリスが傷ついています。はやる気持ちもあると思いますが、冷静にハリスの状態を確認し、針を結び直すか、仕掛け全体を交換しましょう。

マゴチ釣りのゲスト

ワニゴチ釣った

ワニゴチ

マゴチ以外に、エビやハゼメゴチを食べる魚として、ワニゴチ、スズキ、ヒラメなどが釣れます。ときにタコが釣れることも。

マゴチの持ち帰り方

金田湾 手こぎボート マゴチ

専用の釣り船の場合は、水槽で活かしておき、沖上がり時に締めて提供してくれるところがほとんです。

ボート釣りなどでもスカリで活かしておき、締めて血抜きをしてから持ち帰るとよいでしょう。

専用の締め具を使い、神経締めをすることでさらにおいしく食べることもできます。

マゴチの食べ方・料理法

マゴチの刺身

夏場のマゴチは食味の良さから高級料理屋に買われて行くと言われており、スーパー等でみるのはまれかもしれません。

白身で食味・触感がフグに似ている(フグのほうが弾力はあります)ということもあり、夏場フグの流通がなくなることの代替的に使われることもしばしば。

美味しい料理法は以下の通り。釣った初日よりは数日寝かせたほうが旨みがでます。

多くの釣り船では、神経締めした個体の内臓をとらないまま濡れ新聞紙でくるみ冷蔵庫で4日ほど熟成させる方法を推奨されます。

  • 刺身
  • カルパッチョ
  • フライ
  • マゴチしゃぶしゃぶ

見せてもらおうか!8日間熟成させたアカメフグとマゴチの実力とやらを

2018.02.20

船のマゴチ釣りがわかる動画

マゴチ釣りの面白さとは?

エサ釣りの場合、ルアーでの釣りと異なり、アタリがでてから食い込ませるまでの駆け引きというたのしみもあります。

釣って楽しく、食味も絶品なマゴチ。

まだ経験したことがない方も、釣り船やボート釣りで一度狙ってみてはいかがでしょうか。

ORETSURIのマゴチ釣り関連記事を読む

関連アイテム

穂先が繊細で、胴の強い専用竿を使うことで釣果もUP!

<お知らせ>
🎣あなたもORETSURIに寄稿してみませんか?
☕ORETSURI読者の集い『釣りトーク』をFacebookでチェック!
🐟らっしゃい!ORETSURI釣具店営業中!
☀Amazonプライムで、無料お急ぎ便+映画・TV番組が見放題、100万曲以上が聴き放題-PR

この記事を気に入ったら
いいね!

最新情報をお届けします

TwitterでORETSURIをフォローしよう!