船釣りの仕掛けは地域や釣り方によって異なりますね。東京湾・相模湾の浅場~中深場、小物~大物のオモリ号数・ハリス号数について一覧表にしました。釣り物や内容は随時更新していきます。オススメアイテムについてはネガティブ情報も含めて紹介します。
東京湾・相模湾の釣り物と仕掛け(オモリ号数・ハリス号数)一覧
釣り物は50音順に並べています。一覧で見やすいように省略しているところもあります。中深場の釣り物、キハダマグロ、ヤリイカ、スルメイカについては今後まとめていきます。
乗合船では、天秤とオモリorコマセカゴを必要とするものは大体デポジットによる無料レンタルができます。(根がかりや高切れでロストすると返金なし)
最初は無理にすべての仕掛けを購入するよりは、船宿のレンタルをつかってなれていくとよいでしょう。消耗品のハリスやオモリはほとんどの場合購入が必要です。
<各釣り物の解説記事>
船釣りの仕掛け(PE・オモリ・ハリス)号数は都度変わる
乗合船で楽しむ船釣りの場合、地域、船宿、潮流の速さ、乗員の人数等によってPEラインの指定、オモリの指定、ハリス長の指定が変わってきます。
実際に釣行する際は、必ず船宿・船長に確認して釣ることが重要です。トラブルを少なくして、釣り客同士がお互い楽しく過ごせるようにしたいですね。
一例をあげます。
アマダイの釣りで「オモリ50号指定」と船宿のHPに記載があっても、実際は潮流が速かったり釣り客が多く、仕掛けがより真下に落とせるように60号~80号をつかっていたりします。
また、対応するオモリ号数はPEラインの太さと比例します。PE2号未満のライトタックルと、PE3号以上のノーマルタックルでは潮受けする程度が異なります。
船宿にもよりますが、アマダイの場合、PE2号未満はオモリ60号、PE3号以上は80号などとして船上でのオマツリをすこしでも回避しようと船長が努力しています。
自己判断せず、かならず船長・船宿に確認する。これが重要です。
潮流の速さや乗客人数によっては特定の形状のオモリや天秤の種類、大き目の水中ライトなども利用できないことがあるので、これも釣行前に確認したほうがお互い気持ちよく釣りができるはずです。
オモリ・ハリス・PEラインの予備は十分に
釣り物によってはオマツリ等による高切れや根がかりが多発し、仕掛けをロストすることも増えてきます。オモリやハリスの予備は十分に用意しましょう。
<根がかりしやすい釣り>
- カサゴ
- メバル
- カワハギ(根周り)
- ヒラメ(根周り)
<PEラインの高切れが発生しやすい釣り>
- タチウオ(ほかの釣り客のタチウオの歯に切られる)
- アマダイ(オマツリ)
- マゴチ(アワセ切れ)
- スミイカ(キャストミスによる高切れ)
- カワハギ(キャストミスによる高切れ)
PEラインの高切れが発生しやすい釣り物のうち、タチウオやアマダイは数十mごとに高切れすると、水深や糸巻き量によっては釣りの継続が難しくなることもしばしばです。予備のリール、替え用PEラインを準備するか、トラブルに備えて船長に予備のレンタルタックルの有無を確認しておきましょう。
まとめ
東京湾と相模湾で多くのファンがいる釣り物の仕掛け(ハリス・オモリ号数)をまとめました。
船竿を購入するときに重要なのがオモリ号数です。
これからどんな釣りにチャレンジしたいかによって、竿に必要なオモリ号数が変わってくるので、船竿を購入する際はこの表をチェックしておくとよいでしょう。
▼基本的に7:3調子のオモリ負荷80号程度まで対応できる船竿であれば多くの釣り物に対応できます。詳しくは船竿の選び方の記事をチェックしてみてください。
船釣りでオススメの天秤・ビシ(コマセカゴ)・ハリス一覧
東京湾や相模湾でよく用いられている天秤・ビシ・コマセカゴや、オススメのハリスをネガティブ面をふくめて紹介します。
▼船ハリスは6号以上はシーガーの100m巻が高品質かつ最も安価です。さらなる高強度耐摩耗性を追求したいというこだわりがない限りこのアイテムを選んでおけば間違いありません。3号、4号、5号~7号程度が東京湾や相模湾の釣り物でよく使うものなので、複数用意しておくと安心です。5号以下の場合、同じくシーガーのフロロマイスターがお得。小型のボビン巻ですが240mあるので、釣行頻度によっては数年使えます。5号といえば、マゴチ釣りでよく使われるのですが、フロロマイスターの5号でハリス切れをしたことはほとんどありません。
▼天秤やアンドンビシ(アジ用)やプラカゴは無料レンタルが可能なので購入する必要はありません。ビシは船宿によってカスタマイズがされていることもあるのですが、天秤やプラカゴは釣り物にあったものを用意していってもよいでしょう。天秤はダイワ、ヤマシタのアイテムが人気で、プラカゴはサニー商事のものが人気です。
ダイワ・快適天秤シリーズ
マルチは腕部分が固定。スピードは腕部分が可動します。よくわからないうちはマルチを買っておけば大丈夫です。後述のヤマシタ・Y型天秤と比較すると「快適天秤マルチ」がやや安価で、機能的には大差(ダイワのほうが線材が細めで潮切れはいい感触)がないので、ダイワがオススメです。
ダイワ・リーディングアームⅡ
形状記憶合金製の天秤。持ち運び方、機能的には形状記憶合金により食い込みがよく、アタリをはじかないため、繊細な魚を狙うのに適しています。魚の大きさや取り扱いの仕方によってはステンレス部分と形状記憶合金の付け根から破断しやすいというマイナス面もあります。ステンレス天秤の2~3倍の価格。
サニー商事 ハイブリッド天秤 弓
形状記憶合金製の天秤ではサニー商事のハイブリッド天秤がオススメです。ステンレス部分との接続強度が高い印象。値段も、ダイワのリーディングアームⅡよりは安価。
ヤマシタ・ライト天秤
小物の釣りで船宿のレンタル天秤として最も使われているシンプルな弓型天秤。市販ではもっとも安価な船テンビンなので最初はこのライト天秤を選びましょう。ライトだけあって、サルカン部分の剛性が高くはないので、大物釣りには適していません。
ヤマシタ・K型天秤
ライト天秤と比較してやや剛性の高い天秤。線材の太さによってはワラサ・ブリ・真鯛などの大物狙いにも使えます。
ヤマシタ・Y型天秤
腕部分がストレートタイプ。弓型と比較して感度が1.5倍(メーカー比)。餌をよく動かすアマダイやタチウオに向いてます。
▼コマセカゴ類はサニー商事のアイテムが人気です。オモリを取り外せるアイテムが便利ではあるのですが、仕掛け投入時などに手前マツリしてトラブルが増えるので、オモリと一体成型のモデルがよく選ばれています。
サニービシFL60・80号
コマセマダイやイサキ釣りなどでよく使わているアイテム。
サニー・イサキビシ40号
イサキに限らずアジやライト五目系の釣りでも使える便利アイテム
サニービシFL40号
ライト五目系の釣りに最適なアイテム
サニーちびライト40号
カゴのサイズが小さいためシャクリ抵抗が小さくて疲れにくいアイテム。
ヤマシタ・ライトビシ ミンチ 40号
LTアジ船で出船している船宿でよく用いられているサイズのアンドンビシ。剛性が高い。やや高価かつ、汚れを落としたりするのが面倒なので乗合ではレンタルする人がほとんど。船宿のビシもよくみると、ビシ下部の針金がカットされていいたりして、コマセをよく出す・出さない等のカスタマイズが行われています。
▼オモリは鉛の基本オモリでほとんど問題ないのですが、集魚効果が重要な釣り物では夜光タイプやメッキ・ホログラム等を選ぶとよいでしょう。たとえばカワハギ釣りは色・発光・反射等が顕著に釣果に影響します。
景山 六角 1kg詰パック
影山の六角オモリ1キロパックは安価なものの釣り具店でまとめて購入すると数キロ単位になり持ち帰るのが大変。通販がオススメ。15号・25号・40号・50号・60号・80号などがよく用いられるサイズです。
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